戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
〜マリアside〜
「ノーブルレッドに新たな戦力しかもそれが湊君かも知れないか」
「はい、ノーブルレッドに居た錬金術師が確かにあの少年を湊と呼んで居ました」
私達は昨夜の少年がノーブルレッドの錬金術師に湊と呼ばれて居たと言う事を翼から話してもらって居る
「風鳴司令昨夜の映像データを見せて貰っても構いませんか?」
「ああ、構わない」
風鳴司令はそう言ってモニターに映像データを流す
「マリアどうかしたデスか?」
「昨日のあの少年何処かで見覚えがあったの。でも私が見たのはほんの数分でも映像であれば…あれは…止めてください!」
私はその少年がどうして見覚えがあるのかを理解した
「マリア思い出したの?」
「ええ、あれは間違いなく湊よ。今から8年も前の姿の」
私の言葉を聞いて全員が驚きを隠せない顔をする
「8年前の湊の姿、それは本当なのかマリア!」
「ええ…でもどうして…」
「翼よお主はこう言ったなシェムハの力を制御しようとしてあった施設には1つのオートスコアラーがあったと?」
琥珀は何かわかった事があるのか翼にそう聞く
「ああ、確かにお爺様が言うには湊の中にある異物を引き摺り出すための物だそうなのだが」
「間違いない様じゃのう」
「何かわかったのね琥珀」
「うむ、あれは確かに主人に似てはおるが主人では無い。あれはアステカの杖で操られた主人の人格をシェムハがそのオートスコアラーに移した物であろう」
あれがオートスコアラー…
「待って琥珀、だがあれはどう見ても人の身だったぞ」
「恐らくシェムハの力であろう。神とは言えその力は神々によって違う物じゃ、恐らくシェムハの力の中に不完全な物を完全な形に変える力でも持っておるのじゃろう」
「つまりシェムハはオートスコアラーのままでは不完全な為に完全な人に変えたと言う事か」
「あくまで予想じゃ」
琥珀はそう言うが1つ疑問に思う所がある
「でもそれなら湊の姿に似せたのは何故」
「ま、あやつの趣味かも知れんのう。そこ迄は分からん」
そこは1番大事なのだと思うのだけど
「じゃが、今は目の前の事を片付けるのが先であろう。のう風鳴司令よ」
「ああ、現在本部は鹿児島県の種子島に向かって航行中」
「種子島だ!?」
「ああ、目的地は種子島宇宙センターになる」
目的地を聞いて私達に1つの考えが浮かぶ
「先だって風鳴亭付近に出現した巨大構造物ユグドラシルと呼応するかの様に月遺跡からシグナルが発信されて居るのが確認できました」
「つまり私達に」
「月遺跡の調査に行けと言うのデスか!?」
「検討段階ではそう言った話もありました。ですが今回月に向かうのは特別に編成された米国特殊部隊となります」
切歌と調の質問に緒川さんがそう答える
「確かにあのユグドラシルを放っては置けないものね」
「だからってこうも簡単に都合をつけられる物なのか探査ロケットって」
(米国特殊部隊…まさかね)
私は今此処に居ない3人の顔が思い浮かんだ
『Mr. 八紘の置き土産だよ』
「お父様の?」
モニターに映し出された映像の人物に対して翼がそう聞く
「判断と対応には感謝に耐えませんオーグ・ツゥーヴェルクさん」
『先の反応兵器発射による国際社会からの非難を交わせたのはMr.八紘が提案した日米の協調姿勢による所が大きいからね。その象徴であった月ロケットを活用する事にどうもこうもあるものかと言うのが上の意見でね。此方としては娘がお世話になっているS.O.N.G.そして彼の役に立てればと言う所が大きいかな』
ツゥーヴェルクそして娘この2つのキーワードで私は確信した
「失礼します。もしや貴方はアリア・ツゥーヴェルクさんのお父上ですか?」
『ああそうだともマリア・カデンツァヴナ・イヴ君』
私の言葉にモニターの人物はそう答えた
「え!?アリアさんのお父さんだったデスか!?」
「それじゃあ、月に向かう特別編成された米国特殊部隊って」
『そうともウチの娘のClover'sそしてミミ君の所属するscarlet、この2つのグループの代表者4名さ』
調の言葉にオーグ・ツゥーヴェルクさんはそう返す
「んん!では警護の日時は手筈通りに」
『ああ、よろしく頼むよ』
そう言って通信は切れた
「諸君らの任務は3日後に発射が迫る月遺跡探査ロケットの警護である。敵の襲撃は十分に予想される。各員準備を怠るなよ」
風鳴司令の言葉でその場は解散となった
〜マリアside out〜
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