戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
「転移完了しました」
程なくして地球への転移が完了する
「此処が地球なの?」
「はい、ユグドラシルにより原型が多少失われてはいますが」
そう言って僕は歩き出す
「あそこに誰か居るデス!」
「あれは!!」
少し歩いた先に見覚えのある姿をした人が倒れていたので近寄る
「やはりルシフェル様…ルシフェル様!!ルシフェル様!!」
「ん…ああ…テメエは…そうか…アテネの奴の人形か」
「はい、何が起こったのですか?」
「シェムハの奴が呪われた力を持つ拳を使って来やがってな…この様だ」
呪われた力を持つ拳…
「でも響さんは此処に居るデスよ!」
「ああ、それに呪われた力を持つ拳は立花以外には…」
「…ある!あの時私のガングニールの拳を砕いて取り込んでいた!」
「まさかそん時のがまだ残ってたってのか!?」
どうやら装者の方は原因を知ってるみたいだけど
「今は傷の手当てが先です」
「悪い…神殺しの一撃を受けてこの体の維持も…難しいんだ…それよりもキャロルとか言う奴の方が気になる」
「キャロルちゃんとエルフナインちゃんも一緒だったの!?」
「エルフナインって方は知らねえがキャロルはこの先に居る…お前達の身に纏うそれは聖遺物か?」
ルシフェル様が装者達にそう聞く
「はい、シンフォギアです」
「お前の纏うそれも…」
「これはファウストローブです。シンフォギアと原理は少し違いますが聖遺物である事には変わりありません」
「そう…か…シンフォギアってのを纏う奴は…俺のそばに来てくれ…」
ルシフェル様がそう言うと装者達はルシフェル様な側に近寄る
「何をするつもりなの?」
「俺に残るエネルギーをお前達に託す…頼む…俺の代わりにシェムハを撃って…くれ…」
「はい、ルシフェル様」
「この星の未来…頼んだぞ…」
ルシフェル様が涙を流してそう言うと眩い光に包まれた後別の姿に変わる
「アラン!!」
「ん…ああ、ヴァネッサか…嬢ちゃん達も無事だったんだな」
アラン様が僕達を見てそう言う
「彼奴は…ルシフェルの奴はどうなった…」
「ルシフェル様は粒子となって消えました。恐らく神殺しの一撃を受けた時点で既に危険な状態だったのでしょう。もう少し早ければ助かったのかも知れませんが」
「そうか…」
アラン様は少し残念そうな声でそう言う
「湊君私達はアランと月遺跡から転移された施設に避難して居るわ」
「悔しいが今のうちらじゃシェムハに太刀打ちは出来ないぜ」
「ですが湊ならきっと出来るでありますよ。わたくし達はわたくし達に出来る精一杯の事をするであります」
「はい、マスター達もお気をつけて」
僕がそう言うとマスター達は転移された施設に向けて歩いて行った
「湊君…」
「貴方達と共に戦うなんて不本意です。ですがルシフェル様の犠牲を無駄にしない為にも、そして何より僕の事を信じて下さっているマスター達の為にも貴方達と共にシェムハを撃ちます」
「うん、行こう皆!」
橙色のギアを纏う装者達に続き僕はシェムハの元に向かった
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