戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
「そこに居るんだろノーブルレッド」
シェムハを撃破した翌日俺はエルザとミラアルクに付けた発信器でノーブルレッドの居場所を特定した
「何か用かしら?」
「米国からの通達だ」
俺はそう言って出て来たヴァネッサに一枚の紙を渡す
「どう言うつもりかしら?」
そこには米国で裁かれる筈だったヴァネッサ達の今後は俺に一任すると書かれてあった
「見たまんまだ」
「そう、皆移動するわよ」
ヴァネッサがそう言うと中からエルザとミラアルクが出て来る
「どうしたでありますかヴァネッサ?貴方は」
「どうしたんだぜ、テメエうちらに何の様だ!」
俺を見たエルザとミラアルクは警戒する
「私達の今後が決まったわ」
そう言ってヴァネッサはエルザとミラアルクにもその紙を見せる
「そう言う事か」
「わたくし達をどうするつもりでありますか?」
「それをこれから話す所だ。お前達特にヴァネッサには俺の実験に付き合ってもらう」
俺がそう言うとエルザとミラアルクは表情を曇らせ俯く
「その実験って何かしら?」
「怪物を人に戻すワクチンの調合だ」
俺がそう言うと2人は俯いていた顔を上げる
「怪物を人に戻すワクチンでありますか?」
「ああ、効力は薄いがお前達2人程度なら人に戻せるくらいのワクチンは完成している」
「うちらを人間に…でもそんな事をしてもお前に何のメリットも」
「メリットはある俺の願いの1つに繋がる」
ミラアルクの言葉に俺はそう返す
「貴方の願い?」
「ああ、こう言っちゃ何だが世界にはヴァネッサみたいに完全な怪物に変えられちまったやつがごまんと居る。俺はそう言った奴らを全員とは言わないだが1人でも多く救いたいんだ」
俺が知ってる中でも完全な怪物に変えられた奴は数え切れないほど居た。そしてそう言った奴に限って人に戻る事を元の暮らしに戻る事を願い望んでいた
「わかったわ、でも条件があるわ。エルザちゃんとミラアルクちゃんを先に人間に戻してあげて」
「わかった、早速行くぞ」
「ええ」
そう言って俺達はもう1人の俺とアランの奴を待った
「此処だ」
「あの…本当にマスター特にミラアルク様を人間に戻せるのですか?」
「ああ、今まで数人を人間に戻した事がある」
もう1人の俺の問いかけに俺はそう返す
「んでお前は何で名前になったんだ。俺が居るんだ湊って訳にもいかないだろ」
「はい、モアです。マスターの出身国フランスで月と言う意味を持つそうです」
「そうか、よろしくなモア」
「はい」
俺がそう言うとモアは笑ってそう返す
「これに入るでありますか?」
「ああ」
中には液体の入った人1人入れる装置がある
「あの液体がうちらを人間に」
「そうだ、早速始めるぞ」
俺がそう言うとエルザとミラアルクは衣類を脱ぎ中に入る
「不思議と悪くない感覚だぜ」
「それ所か何処か心地良いであります」
「そう、初めて頂戴」
俺はヴァネッサにそう言われて装置を起動する
〜エルザside〜
「うっ…うぁああ!」
「ミラアルク!うっ…」
隣で叫ぶミラアルクを見ようとすると本来尻尾のあった部分に違和感を感じる
『エルザちゃん!ミラアルクちゃん!』
『落ち着けヴァネッサ、怪物になりかけた奴を人の方に戻すんだ辛いのは当然だ』
叫ぶヴァネッサをアランがそう言って落ち着かせる
『終わったぞ』
彼のその言葉を聞いてわたくしとミラアルクは外に出て用意されたタオルで体を拭いていると
「ミラアルク…」
「どうしたんだぜ…エルザそれ…」
「はい、わたくしの尻尾であります。アタッチメントではなく本物の…」
「て事はうちも…」
ミラアルクはそう言って腕に力を入れるとまだ微妙にあの感覚があるらしい
「戻ったか」
「エルザちゃん!ミラアルクちゃん!」
「「ヴァネッサ!」」
部屋を出ると彼とヴァネッサが待っていた
「体に異常はないか?」
「ガンス」
「うちも異常はないぜ」
彼の質問にわたくしとミラアルクはそう返す
「良かった、2人とも人に戻れたのね」
「いえ、ミラアルクはまだ微妙にあの感覚が残っているらしいであります」
「ああ、でも気になる程じゃないんだぜ」
わたくしとミラアルクがそう言うとヴァネッサは彼を見る
「どう言う事かしら?」
「薬と同じで個人差がある。エルザとミラアルクの違いはそれだ」
「そう…ならもう一度今と同じ物を受ければ」
「ああ、ミラアルクも人間に戻れるだろうな」
ヴァネッサにそう言うと彼は何処かに向かって行った
〜エルザside out〜
感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです