戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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239話

「おっさんちょっと良いか?」

 

翌日の朝俺は早速おっさんに通信を繋げた

 

『何だ湊君?』

 

「ノーブルレッドの件だ」

 

『ああ、確か君の判断に一任されたんだったな?』

 

「そうだ、それで物は相談なんだがアランの奴をそっちで技術スタッフとして雇えないか?」

 

俺は直球でおっさんにそう聞く

 

『君の言うアランと言うのはノーブルレッドのバッグアップをして居たアラン・リヴィアスの事か?』

 

おっさんの言葉に俺は頷く

 

「生物兵器を作り出せるだけの技術と腕があるんだ。技術スタッフとしては申し分ないだろ、何よりエルフナインだけに負担をかける訳にはいかないからな」

 

『確かに君の言う通りエルフナイン君だけに負担をかける訳にはいかないからな、その事は俺と湊君を除く装者全員で話し合って決める。君は今ノーブルレッドと居るのか?』

 

「ああ、ある実験に付き合って貰ってる」

 

『そうか…結果は後日君から伝えて貰う』

 

「了解」

 

俺はそう言っておっさんとの通信を切る

 

「ん…おはようご主人…」

 

「起きたかルナ、もう直ぐ出来るから待ってろ」

 

俺がそう言うとルナは椅子に座って朝食を待つ

 

「出来たぞ」

 

「るる」ジュルリ

 

ルナは朝食のハムと目玉焼きを見て舌舐めずりをする

 

「パパ!おはよう!!」

 

俺とルナが朝食を食べていると葉月が起きて来る

 

「おはよう葉月朝食持ってくるから座って待ってろ」

 

「うん!」

 

俺はそう言って葉月が座ったのを確認してから葉月の朝食を取りに行った

 

「そういや葉月エルフナインと遊ぶ約束して無いのか?」

 

「エルフナインと一緒にお散歩に行こうって約束してるんだ」

 

どうやらエルフナインと葉月との散歩は未だに続いているらしい

 

「おはようございます」

 

「起きたかモア、ほら朝食だ」

 

「ありがとうございます」もぐもぐ

 

俺が起きて来たモアに朝食を渡すとお礼を言って食べ始める

 

「お前はどうするつもりだ?」

 

「ん…マスターとミラアルク様のお2人と遊ぼうと思ったのですがこの辺りの事はあまり知らず」

 

まあ、知らなくて当然か

 

「俺が案内してやろうか?ま、もっと適任者が居るがな」

 

「何方ですか?」

 

「立花響、あの橙色のギアの装者だ」

 

彼奴なら例え元敵であっても街の案内であれば喜んでしてくれるだろう

 

「そうですか「おはようであります」おはようございますマスター」

 

「おはようエルザ」

 

モアと話しているとエルザが起きて来た

 

「街の案内でありますか。わたくしめも同行しても宜しいでしょうか?」

 

「別に良いぞ、朝一の用事も済んでるしな」

 

俺がそう言うとルナに袖を引っ張られる

 

「ご主人ゲームセンターって言うのに行ってみたい」

 

「ゲーセンか、ならある程度案内出来たら行くか」

 

「るる♪」

 

俺がそう言うとルナは嬉しそうに頷いた




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