戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
〜エルフナインside〜
「今日も調のご飯は美味しいデ〜ス」
「ありがとう切ちゃん」
僕は切歌さん達とお泊まりする事になって今は一緒に夕食を食べている
「あの…良かったんですか?泊めて頂いて?」
「うん、エルフナインに聞きたいこともあったし」
調さんが僕に聞きたい事ってやっぱり
「湊さんの事…ですよね」
「うん、エルフナインはいつ頃から湊が好きだったの?」
調さんにそう聞かれて少し考える
「初めは憧れでした」
「憧れデスか?」
「はい、湊さんの様に強くて優しいそんな人になりたいと」
そう僕が湊さんに最初に抱いた感情は憧れだった。
「そっか…憧れか…」
「えへへ、私と同じデスね」
「切歌さんも何ですか?」
「そうデスよ、私も湊みたいに強くて優しい人になれたらなって最初は湊に憧れてたデス」
切歌さんはその時の事を思い出しながらそう言う
「湊さんの事を好きだって事に気づいたのは夏休みにクリスさんのお家にお泊まりに行った時のお祭りです。シンフォギアの軍事兵器化実験の時の話を聞いて泣きながら謝る僕の事を優しく撫でてくれて、それが不思議と安心させてくれて…心地良くて…お祭りの時も僕に合わせてくれて…」
それからはふと湊さんの事が気になったり、気づけば湊さんを目で追ったりしていた
「そっか…でも今日のキャロルの言い方から考えてエルフナインは湊にそれを言うつもりはなかったんだよね?どうして?」
「それは…湊さんは切歌さんと調さんのことが好きで…切歌さんと調さんも湊さんの事が好き、それなのに僕の気持ちを伝えてもきっと湊さんに迷惑になるんだけなんじゃ無いかと思うと中々伝えられなくて…」
多分キャロルはいつ迄も諦めきれずうじうじしてる僕が観て居られなくなって今回のような行動に出たんだ
「エルフナイン…多分湊は迷惑だなんて思ったりしないと思う」
「そうデスよ、それに湊も嬉しい筈デス!」
「そうでしょうか?」
確かに誰かから好意を向けられていると言う事はそれだけ自分の事を大切に思ってる人が居ると言う事に繋がる。
「それにエルフナインはこのままで良いんデスか?自分の気持ちを押し殺したままで後悔はしないデスか?」
「それは…」
その質問に僕は答えられなかった。それはきっと後悔してしまう事を僕自身が1番わかっていたから
「エルフナインはもう少し我儘になっても良いと思う」
「そうデスよ!私と調なんてしょっちゅう湊を我儘に付き合わせてるデスよ」
「あはは…」
それを聞いて僕は苦笑いを浮かべる
「分かりました。明日湊さんに伝えてみます僕の気持ちを」
「うん、でもその前に…」
「そうデスね調」
夕食を食べ終えた切歌さんと調さんはそう言って立ち上がる
「明日のデートに来て行く服の準備」
「この際だから思いっきり気合を入れて湊にエルフナインを意識してもらうデスよ!」
「えっと……」
デート…改めてそう言われると…
『はぁ…まったくお前は…』
「そう言われてもですね…やはり恥ずかしいと言うか…」
『お前はあの男に想いを伝えると決めたのだろう、ならばその程度の事乗り越えられずに居てどうする』
キャロルにそう言われて僕は覚悟を決める
「分かりました。よろしくお願いします切歌さん調さん!」
「「任せて(任せるデス)」」
僕はそう言って切歌さんと調さんの用意する服を幾つか着て明日の準備をした
〜エルフナインside out〜
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