戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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250話

あれからゲームセンターに向かい最後にエルフナインが俺と一緒に行きたい場所があるそうなのでそこに向かう

 

「彼処です」

 

「彼処ってただ噴水があるだけだぞ?」

 

「はい、あの昨日キャロルが言ったこと覚えていますか?」

 

昨日キャロルが言った事かそれってやっぱり

 

「俺の事が好きなのは切歌と調だけじゃ無いって奴か?」

 

「そうです」

 

キャロルの言った言葉の意味は大体理解できている。ただ俺が現実逃避してるだけだ

 

「今その言葉の真実を伝えます。…僕は…僕は湊さんの事が好きです。昨日も言いましたがもう一度言います。僕と付き合って下さい!!」

 

「悪いエルフナイン、俺はお前とは付き合えない」

 

「そうですよね…湊さんは切歌さんと調さんの事が好きなんですから…こんな事言われても迷惑…ですよね」

 

エルフナインは声を震わしながらそう言う

 

「何言ってんだ馬鹿かお前、迷惑だなんて思うかよ」

 

「迷惑じゃ無いんですか?」

 

「迷惑な訳あるかよ、誰かから好意を持たれてるって事はそれだけ俺の事を大事に思ってくれてる人が居るって事だろ。それなのに迷惑だなんて思わねぇよ」

 

何より俺も経験した事だからわかるが誰かに自分の思いを伝えるのはとても怖い事だ。その事がきっかけで亀裂が入る事だってあるかも知れない。エルフナインもそれなりの覚悟を持って俺に気持ちを伝えてくれたんだ。それを迷惑だなんて思うのはおかしな話だ

 

「俺はお前と付き合う事は出来ねえよ。俺のお前への好きってのは多分お前のとはまた違った物なんだからよ」

 

「え?湊さんが僕の事を?」

 

「ああ、仲間として友達として大好きだ。それこそ切歌や調と同じくらい大切な存在だ」

 

そう言って俺はエルフナインを撫でる

 

「お前の事だから俺は優しいと強いとか思ってんだろうな」

 

「はい、強くて優しくて僕もいつか湊さんの様になれればと思っています」

 

「エルフナイン俺は強くなんて無い、そして優しくも無い」

 

「俺は今ある大切な物を守るので手一杯なんだ。だからそれを失わない為に今の俺にできる最善の手で戦い続けてるだけだ。誰にでもできる事をやってるだけで俺は別に強くは無い。そして俺は優しくも無い全部俺が良かれと思ってやってるお節介だ」

 

優しさとお節介は根本的な部分が違う

 

「だから俺はお前が思ってる程強くもそして優しくも無い」

 

「そうですかーあの最後にお願いをしても良いですか?」

 

「ああ、何…だ」

 

俺がエルフナインの方を向くとエルフナインに頬にキスをされた

 

「湊さん今日は楽しかったです。また今日みたいに2人でお出かけに連れて行って貰っても良いでしょうか?」

 

「ああ、どんと来いエルフナイン」

 

「はい!」

 

そう言ったエルフナインの表情は今まで見て来た中で一番良い表情をしていた




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