戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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25話

〜切歌side〜

 

《β式 獄糸乱舞》

 

「くっ!切ちゃん早く」

 

調が湊を拘束しながらそう言う調の後ろでは葉月ちゃんが調を引っ張って居る

 

「それじゃあ始めるデス」

 

私はそう言って絶唱を歌い始める

 

イガリマの絶唱はあらゆる防御を無視して対象の魂を破壊する。ネフィリムの魂を破壊出来るかも知れないデス、そしてそれが出来れば湊の動きも少しは止まる筈その間にAnti_LiNKERを湊に打つそれが今回の作戦デス

 

「調もう少しだから耐えるデス!」

 

「うん、でもそろそろ「ガアアア!」きゃ!」

 

「調!!」

 

湊の力に負けて調が湊に引っ張られる

 

「切ちゃん私は気にしないで早くネフィリムを!!」

 

「調…当たりそうなら絶対に避けて下さいデス」

 

私の言葉に調が頷いたのを確認すると私はアームドギアを構えてネフィリムに向かっていく

 

「はあああ!」ザクッ

 

「うっ!」

 

つい私は調に当たってしまったらと言う思考から目を瞑っしまった。でも…それがダメだったデスね

 

「調…調!」

 

私のアームドギアはネフィリムじゃなくて調に突き刺さって居た

 

(何で…何でこうなるんデス、教えて下さいデス湊)

 

私は調を抱えながら困った時に何時も助けてくれる頼れる存在(湊)を思い浮かべたデス

 

〜切歌side out〜.

 

〜調side〜

 

声が聞こえる、泣きながら私の名前を呼ぶ大切な親友(切ちゃん)の声が、出会ってまだ日は浅いでも一緒に居ると笑顔になれる妹の様な存在(葉月ちゃん)の声が、怒りに狂う私の大好きな人(湊)の声が、手を伸ばしたいでも体が動いてくれない。

 

「誰?」

 

「どうでも良いじゃないか」

 

その人は興味もなさそうにそう言う

 

「どうでも良くない、私の大切な親友が…私の妹が泣いている。それに助けたい人を助けられていない」

 

「そうね…誰の魂も塗りつぶす事無くこのまま大人しくしてやるつもりだったけど、そうもいかないものね、魂を両断する一撃を受けてこの体もあまり長くは持ちそうに無いか」

 

魂を両断する一撃を受けて?それじゃあ

 

「私を庇ってくれたの?でもどうして?」

 

「そうね、ある子に伝えて欲しい事があるの」

 

「ある子?」

 

「だって数千年も悪者やって来たのよ?いつかの時代、どこかの場所で今更正義の味方を気取ることなんて出来ないって、今日を生きる貴方達で何とかなさい」

 

「立花…響…」

 

何故かわからないがその時浮かんだのはあの偽善者の名前だった

 

「いつか未来に人が繋がる何て事は亡霊の願い」

 

「もしかして貴方が…」

 

そこで私は意識を失う

 

「し…べ…調!!目を開けて欲しいデス!調!」

 

「調お姉ちゃん!」

 

「切…ちゃん、葉月…ちゃん」

 

私が目を覚ますと目の前には切ちゃんと葉月ちゃんが居た

 

「調…調!!」

 

泣きながら私に抱きつく切ちゃん

 

「調お姉ちゃんもう大丈夫なの?」

 

「うん、大丈夫だよ葉月ちゃん」

 

そう言って私は切ちゃんに抱きつかれた状態で葉月ちゃんの頭を撫でる

 

「良かった…本当に良かったデス!でもどうして、私のアームドギアは確かに調を「多分…フィーネの魂に助けられてたんだと思う」フィーネの、と言う事は調がフィーネの器だったって事デスか?」

 

私は切ちゃんの言葉に頷く。あの時の人は恐らくフィーネの魂が具現化したもの

 

「皆んなが私を助けてくれているだから切ちゃんも力を貸して、もう一度2人で…ううん、3人で湊を助けよう」

 

「調…勿論デス!湊を絶対に助けるデス!」

 

「私もパパの為に頑張る!」

 

(私と切ちゃんそれに葉月ちゃんの3人で今度こそ助けるだからもう少し待ってて湊)

 

そう思いながら未だに暴走して居る湊に目を向ける

 

「切ちゃん、もう一回同じ事やらせて」

 

「さっきのデス?でももう絶唱は歌えないデス。それに、調と湊で力勝負になったら又さっきみたいになってAnti_LiNKERどころじゃ「私が湊を拘束した時に切ちゃんは私から湊に向けて伸びてる紐を伝って、そうすれば湊の所に行ける。それが一番早くて確実にAnti_LiNKERを湊に打てる」調、わかったデスでも無茶だけは辞めて下さいね」

 

切ちゃんはそう言って私から離れる

 

〜調side out〜.

 

〜切歌side〜

 

「調今デス!」

 

「うん!」

 

《β式 獄糸乱舞》

 

調がさっきと同じ要領でもう一度湊を拘束する

 

「切ちゃん行って!湊を助けて!」

 

「切歌お姉ちゃん!」

 

「了解デス!」

 

調に言われた通りに湊に向けて伸びて居る紐を伝って湊の元に向かう

 

「お前は邪魔デス!」

 

そう言ってネフィリムを退かすとネフィリムはマリアに回収される

 

「湊!今助けるデス!うわぁああ!?」

 

「切ちゃん!!」

 

調の拘束から逃れ私を振り落とそうと暴れる湊に必死にしがみ付く私

 

「湊…皆んなの所に帰ろうデス、帰って一緒にご飯食べて、一緒に遊ぶデス、だからごめんデス!」

 

そう言って私は湊にAnti_LiNKERを打つ

 

「ガァァァ…」

 

最初叫んだ湊の姿は次第に元に戻って行きギアを解除した時の湊に戻る

 

「「切ちゃん(切歌お姉ちゃん)!!」」

 

「調!葉月ちゃん!やりましたデス!!」

 

走って近づいて来る調と葉月に向けて私は笑って成功した事を伝える

 

〜切歌side out〜.




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