戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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26話

〜未来side〜

 

「未来…」

 

「響…」

 

翼さんとクリスを切歌ちゃん達から遠ざける事に成功した私は響と会った。途中クリスは何を見つけたかはわからないけど、血相を変えてマリアさん達の乗ってる飛行機に向かっていった。

 

「何で…何で未来がシンフォギアを纏ってるの?私ずっと未来を心配して「私もだよ響」未来?」

 

「私は響にこれ以上闘って欲しくないの!これ以上シンフォギアを使うと響が死んじゃう!」

 

「小日向!どうしてその事を!?」

 

翼さんが驚いた声を上げる

 

「私が湊達に協力するって決めた2日前に偶然聞いちゃったんです。二課の人達が話してる所を」

 

「そうか、だからと言って何故協力する必要があった!」

 

そうか翼さん達は知らないんだ

 

「響、私と湊が始めて会った日覚えてるよね?あの時は何でもないって言ったけどごめん嘘なの、実はあの後電話してある事を聞いたんだ。もしかすると響をノイズとの闘いから遠ざける事が出来るかもしれないって、それが出来るかもしれないのが私の使ってるシンフォギア神獣鏡、神獣鏡は聖遺物由来の力を無力化出来る力があるって湊から聞いた。それを使えば響のガングニールを取り除けるかも知れないって、だから私は響を助ける為に自分からこの力を望んだの」

 

私は言いたい事を全部響達に伝えた

 

「未来…」

 

「だがお前は彼らに攫われ「翼さんそれ誤解なんです」誤解だと?」

 

翼さんの言葉に私は頷く

 

「あの時私を攫ったように見せたのは私と響達との間に亀裂を生まない為なんです。後になって切歌ちゃんから聞きました」

 

「確かに、それならば私達の間に亀裂は生まれないが…成る程小日向はあくまで協力するだけ、敵に見られる必要がないだから攫った様に連れて行った。そう言う事か?」

 

「はい」

 

私はそう言って響達の元に降りる

 

「響今からガングニールを取り除けるかどうか試してみたいの良いかな?」

 

「うん!ドーンと来て未来」

 

響はそう言って笑う

 

「ありがとう響、翼さん下がって下さい」

 

私がそう言うと神獣鏡の力を知っている翼さんは後ろに下がる

 

「マリアさんお願いします」

 

私が叫ぶとマリアさんが飛行機から複数の反射鏡を飛ばしてくれた

 

(お願い神獣鏡、響を助けさせて)

 

《混沌》

 

私は今の自分に出来る全力で反射鏡に光を放つと神獣鏡に亀裂が入り光が出なくなった

 

「響!!大丈夫!?」

 

複数の光が一点に集まり大きな光になって響を包む光が治ると私は響に近づきそう聞く

 

「あはは、何とか大丈夫だよ。まだちょっと体が痛いけど」

 

「良かった、響が無事で「未来あれ見て!」何あれ…」

 

光が収まると突然海面が大きく揺れた。まるで海底自体が隆起しているみたい。もしかしてこれが湊の言ってたフロンフィア?

 

〜未来side out〜

 

俺が目を覚ますと知らない天井が広がっていた

 

「此処は…何処なんだ?俺は確かネフィリムに「それについては俺が説明してやろう」おっさん、て事は此処は二課の潜水艦内って思って良いのか?」

 

俺の言葉におっさんが頷く

 

「「「湊(パパ)!!」」」

 

「どうしたんだよお前ら」

 

おっさんが入って来て1分もしない間に切歌達が入って来る

 

「良かった、本当に良かったデス湊!」

 

「切ちゃん大袈裟…でも無いね、良かった湊が無事で」

 

「パパ!パパ!」

 

俺の無事がわかった途端に全員が泣きながら飛びついて来る

 

「取り敢えずこのままで良いから何があったか教えてくれ」

 

「ああ、一先ず湊君は何処まで覚えているんだ?」

 

「ネフィリムに腕を喰われた辺りまでは覚えてるがそれ以降は」

 

「そうか」

 

そう言うとおっさんは俺に何があったのか話し始めた

 

「暴走か」

 

「ああ、君の腕がネフィリムに喰われてから僅か数分でだ。1つ良いか?君の腕が喰われた後再生したが別のアームドギアを使って居たあれはなんなんだ?」

 

別のアームドギア?ああ、あれが出て来ちまったか

 

「あ!湊君起きたんだ!未来ー!湊君起きたよ!」

 

「本当!!良かった湊無事だったんだね」

 

俺達の話し声が聞こえたのか立花と小日向も入って来る

 

「ごめんね湊、助けるって約束したのに神獣鏡が壊れちゃって」

 

小日向が暗い表情でそう言って謝る。小日向の話だと立花を助けた時の反動で神獣鏡が壊れてしまったそうだ。

 

「気にすんなよ、お前の目的が達成出来たんだそれで良いじゃねえか「良くないよ…」小日向?」

 

「良くないよ!!湊ずっと苦しんで来たんでしょ!それに私は湊を助けるって約束もしたのに…」

 

そこで小日向は泣き崩れる。お前、そこまで

 

「未来…湊君、私知りたい。未来がどう言う理由で湊君を助けようとしてたのか」

 

「ああ、それを今から話す所だ」

 

そこから俺は小日向に話した事と同じ事を話した

 

「酷いよ…そんなの」

 

「つまり暴走している時に君の再生した時に使って居たアームドギアは」

 

「ああ、俺の体の中にある聖遺物サンダルフォンだろうな。おっさん達から聞いたアームドギアの特徴とも当てはまる」

 

おっさん達の話によると再生した時に出て来たのは剣のアームドギアだそうだ。そしてサンダルフォンのアームドギアも剣なのでその可能性は充分にあり得る

 

「本当は響の事が終わったら次は湊を助けるって約束してたんです。でも、神獣鏡が壊れちゃって…本当にごめん」

 

「だから何度も言うが俺は「湊…本当に良いんデスか?」神獣鏡は壊れちまったんだ、今更何言っても仕方ないだろ」

 

切歌の言葉に俺はそう返す、実際小日向が謝るような事は1つもない。神獣鏡が壊れた事に関しても別に小日向が悪い訳じゃないのだから

 

「それでフロンフィアの方はどうなったんだ?」

 

「ああ、現在フロンフィアが浮上して大体1時間と言った所だ。現在翼が対応に当たっている」

 

(1時間か、彼奴の事だそろそろ何か行動を起こすかもな)

 

そう思い立ち上がろうとする俺を切歌と調が止める

 

「何処へ行くつもりデス?」

 

「まさかとは思うけど、フロンフィアだなんて言わないよね」

 

「そのまさかだ、俺はフロンフィアに行くマムとマリアを助ける為に」

 

俺がそう言うと切歌と調は引き止める手の力を強くする

 

「行かせないデス、そんな状態の体で一体何をするをつもりデス!湊お願いデスから安静にして体を休めて下さい」

 

「切ちゃんの言う通り今は体を休めるた方が良い。マムとマリアは私と切ちゃんで助けるだから「お前らに出来んのか?」それは…」

 

俺がそう聞くと調は言葉を詰まらせる

 

「絶対に出来るって言い切れんのか!!俺は…俺はあの時みたいな思いをすんのはゴメンだ!またあんな思いしたら今度こそ耐えられねーよ」

 

「「湊…」」

 

切歌と調の手を振り払い部屋の外に出る

 

(もうセレナの時みたいな思いをするのはゴメンだ。そんな思いをするならいっそ…)

 

「まあ待て」

 

「テメエには関係ねえ話だ」

 

おっさんの力が切歌と調とは比べ物にならず中々振り払えない

 

「せめてメディカルチェックの結果だけでも見て行け」

 

「チッ!わかったよ」

 

俺はおっさんに渡された1枚の写真を見る。どうやらネフィリムとの闘いの時に使ったのはサンダルフォンで間違いない様だ。その証拠に侵食が進んでいる。でも、それがどうした

 

「じゃあな」

 

「ああ、意思は変わらないか」

 

「そう簡単に変わるもんじゃねえよ「「湊!!」」何だよお前ら」

 

そこに切歌と調が走って来る

 

「私達も連れてって欲しいデス!」

 

「マリアとマムを助けたい気持ちは私達も同じだから私達も湊と一緒に行く」

 

「湊君、君には頼れる子達が居るじゃないか。君は1人じゃないその事を忘れるな」

 

そんなの言われなくてもわかってる

 

「わかってるよ「待って!私も…私も連れてって!」立花、だがお前は「確かに私はもうシンフォギアを纏えない、だからって見てるだけじゃ嫌だ!」お前…今お前はシンフォギアを纏えない戦場に行くのは自殺行為だそれでも行くか?」

 

「行く!」

 

立花は俺の目を見て即答する。本当に此奴は何処までバカで、何処までも真っ直ぐで、俺が欲しいと願った強さを何処まで持ってんだよ

 

「わかった、連れてってやる。ただし降りかかる火の粉は自分で払えこれが条件だ」

 

「それで良い」

 

「それじゃあ行くぞ!」

 

「「「了解(デス)!!」」」

 

俺達はフロンフィアに向けて出発した




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