戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜 作:saint shine
「切歌!調!」
「「湊!!」」
光の見える塔に向かって居る途中2人と合流する
「無事だったデスね」
「良かった」
切歌と調は心底安心した声を上げる
「俺はあの塔の光る場所に行ってみる。お前達は風鳴と協力してノイズを頼む」
「わかったデス」
「気をつけて」
俺は切歌と調の言葉に頷き塔に向けて再び走る
「此処だよな「湊君!」おっさん!?何で此処に!」
「ウェル博士の確保に来た」
あー彼奴の確保か
「彼奴片腕無くなってますけど良いですか?」
「何かあったのか?」
「まあイラついてやったと言いますか、何と言いますか」
俺は言葉を濁らせながらそう答える
「その話は後でじっくり聞かせてもらう」
おっさんはそう言って中に入る
「ウェル博士!」
おっさんはそう叫ぶが彼奴は開いた空間から下に向かった
「マリア!」
「湊…良かった無事だったのね」
マリアは俺の無事を知り小さく笑う
「ああ、立花お前その姿」
「マリアさんのガングニールが私の歌に答えてくれたんだ」
そうか、マリアのガングニールが
「今のウェルは左腕をフロンティアとつながる事で意のままに制御出来る。フロンフィアの動力はネフィリムの心臓、それを停止させられればウェルの暴挙も止められる」
成る程なそう言う事なら
〜Hellfire chamael tron〜
シンフォギアを纏い地面に穴を開ける
「俺があのクソ医者を追う。立花、みんなの事は頼んだ」
「任せといてよ湊君」
立花がそう言ったのを聞いて俺はその穴に入る
「何でおっさん達まで来るんだ?」
「本部の解析にて高質力のエネルギー反応地点を特定した!恐らくあそこがフロンティアの心臓部に違いない!」
成る程ね、流石やる事が早いな
「ウェル博士!」
「よお、マムだけじゃ飽き足らず切歌達まで俺の前から奪おうってんじゃないだろうな?それに元々お前の手に世界なんて大きかったんだよ」
おっさんに続いて俺も中に入る
「奇跡が一緒懸命の報酬なら僕にこそ!」
「テメエ!」
俺は彼奴の腕が石板に触れる前に撃ったつもりだったが一歩遅く先に彼奴の命令が行ってしまった
「ぎゃああ!」
彼奴はもう片方の腕も無くなった状態で叫び地面に転がる
「答えろ、お前最後に何て命令しやがった」
俺はクソ医者の顔を掴みながらそう聞く
「ただ1つネフィリムの心臓を切り離せと命じただけ!こちらの制御を離れたネフィリムの心臓はフロンティアの船体を喰らい暴走を開始する!そこから放たれる温度は1兆度だ!!」
「そうか、お前に聞きたい事はもう無い、そのまま死んどけ「待て湊君」何だよおっさん」
「ウェル博士の身柄はこちらが預かる事になっている此処で殺させる訳にはいかないな」
そう言っておっさんは俺の腕を掴む
「わかったよ、それとおっさん言っとくがその石板みたいなの壊したところで命令が既に実行されてるから意味はないぞ」
「そうか、壊せばもしかすると思ったんだがな」
おっさんが残念そうにそう言う
「それで止まるなら俺が壊してるな」
「ははは、違いない、湊君ウェル博士を運んでくれ」
「了解、全く人使いが荒いおっさんだな」
そう呟いて俺はクソ医者を担ぎ上げおっさんに着いて行った
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