戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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33話

〜クリスside 〜

 

「取り敢えず…今回は最初からガチで行くから」

 

「ああ」

 

~Killter Ichaival tron~

 

〜Volar esperança Sandalphon tron〜

 

湊の纏ったシンフォギアを見てあたしは驚く

 

「お前…」

 

「勘違いすんな、俺はさっさと終わらせたいだけだ」

 

実際に早く終わらせたいってのもあるかも知れねぇ。でもそれだけじゃねえそんな気がする

 

「じゃなくて!んなもん使ったら!「喋ってる暇があるならさっさと構えろ、じゃなきゃ…何もできずに死ぬぞ!」チッ!どうなっても知らねぇからな!」

 

湊はあたしの言葉を無視してアームドギアである剣を振るう

 

「あっぶねぇ」

 

さっきまであたしの居た地面には亀裂が入っている

 

(一振りであれって、全く冗談キツイぜ)

 

「はああ!」

 

「ちょせえ!」

 

《MEGA DETH INFINITY》

 

「邪魔だ!」

 

《雷精》

 

あたしの放ったミサイルを彼奴は剣に溜めた雷をぶつけて相殺しあたしに近づいて来る。彼奴に懐に入られる訳にはいかないそう思ったあたしは即座に反応し後ろに飛ぶ

 

「とっ、これならどうだ!!」

 

《QUEEN'S INFERNO》

 

あたしは両手にアームドギアしたクロスボウを構え多連装のエネルギーの矢を高速で連射する

 

「はあ!」

 

湊は剣を回転させてそれを防ぐ

 

「俺は此奴だ!」

 

《雷鳥》

 

湊が持ってた剣をぶん投げると剣は雷を纏った大きな鳥になりあたしに向かって来る鳥を避ける

 

「武器を投げるとはあたしも舐められたもんだな!」

 

《MEGA DETH PARTY》

 

左右の腰部アーマーを展開し、内蔵の多連装射出器から追尾式の小型ミサイルを一斉に発射する。あたしはこれで決まったと思い油断したがそれがいけなかった

 

「ぐっ!」

 

「悪いな、そいつも追尾型の技だ俺の手に戻るかお前にぶち当たるまで終わらねえ」

 

あたしの左足を擦りその剣は湊の手に戻る

 

「それに追尾式の小型ミサイルも切り刻めば済む話だ」

 

そう言って剣で小型ミサイルを全て叩き斬る

 

「へへ、デタラメだな」

 

「これで終わらせる」

 

《雷斬》

 

剣に雷を纏わせあたしに向かって来る湊

 

「それを待ってたぜ!」

 

《RED HOT BLAZE》

 

あたしはアームドギアをスナイパーライフルに形成して至近距離で放つ事で湊の技の軌道を変えた

 

「しまっ!ぐっ!」

 

流石に対応仕切れずあたしはスナイパーライフルの銃口を湊に向ける

 

「勝負あったな湊」

 

あたしはシンフォギアを解除して湊にそう言う

 

「決まったと思ったんだがな」

 

「あたしもお前の癖が抜けて無かったら多分負けてたよ」

 

「癖?何の事だ?」

 

「お前あたしに向かって来る前に一瞬だけ笑っただろ?お前がそれやった時は油断してる時、そしてそん時のお前は大抵小さなミスをするんだよ」

 

あたしの指摘に彼奴は驚く

 

「そんな癖あったんだな」

 

「気づいてなかったんだな、さて勝負はあたしの勝ちだな」

 

「ああ、それでお前が聞いて欲しい話ってなんなんだ?」

 

そう聞かれたあたしは湊に話したい事を話し始める

 

〜クリスside out〜




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