戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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35話

「それじゃあ!切歌ちゃん達の歓迎会始めよー!」

 

そう言った立花の後ろには『熱烈歓迎!暁切歌さま、月読調さま、雪音湊さま』と書かれたボードが吊るされておりその周りには色々な料理が並べられて居る。

 

「マリア、お前は二課所属じゃないのか?」

 

「私もそう出来れば良かったのだけど、司法取引に応じて《フロンティア事変の英雄》という肩書きでの立ち回りながら国連の監視下で歌手活動を続ける事になったの、だから湊、私の居ない間切歌と調の事頼んだわよ」

 

「わかった、でも出来るだけ早く戻って来てくれよな。俺も切歌も調もみんなで待ってるからな」

 

「ええ」

 

切歌達が色々な話で盛り上がる中俺とマリアはそんな会話を交わす

 

「それにしても、アリアの親戚が日本でホテルをしてたなんてな。しかも宴会場まで貸してくれて」

 

現在歓迎会を行って居るのはアリアの親戚の経営して居るホテルの宴会場を借りてして居る

 

(また埋め合わせしなきゃな)

 

そう思いながら用意されて居る飲み物を飲む

 

「おーい!湊君もそんな隅に居ないでこっちに来なよ!」

 

俺が隅の方で静かに食事をして居るのが立花に見つかった

 

「こう言う騒がしいのは苦手なんだよ…」

 

「そんなこと言わないで一緒におしゃべりしよ!」

 

俺の意識を無視して立花は俺の手を引っ張って切歌達の元に向かう

 

「お!やっと来たデスね湊」

 

「待ってた」

 

「湊1人で食べても美味しくないよ」

 

立花に連れて来られた場所には切歌と調、それから小日向が居た

 

「俺は静かに食べるのが好きなんだよ」

 

「まあまあ、そう言わずに一緒におしゃべりしながら食べようよ!」

 

「響さんは少し強引すぎデスよ。そうでした、湊この後少し時間もらっても大丈夫デスか?」

 

「私も切ちゃんと一緒に時間もらっても良いかな?」

 

「別に良いが今ここじゃダメなのか?」

 

俺がそう聞くと切歌と調は頷く

 

「今ここではちょっと…」

 

「恥ずかしいデスね」

 

2人がそう言うと小日向は何を言いたいのか理解したらしい

 

「ほら響ちょっとあっちに行ってよ」

 

「どうしたの未来?」

 

立花は疑問を抱きながらも小日向に着いて行く

 

「どう…デス…未来…気を…デスし…」

 

「そう…きり…しよ」

 

2人が何か話して居るが声が小さくて何を話して居るかわからない

 

「「湊こっちに来て(デス)」」

 

俺は切歌と調に手を引かれ歓迎会をして居る宴会場の外に出る

 

「此処まで来れば大丈夫デスね」

 

「そうだね切ちゃん」

 

そう言って2人は深呼吸をする

 

「湊、私ずっと言いたい事があったデス」

 

「私もずっと湊に言いたい事があった」

 

切歌と調が言いたい事?なんだ?

 

「「私は湊の事が好き(デス)私と付き合って下さい!!」」

 

2人が言いたい事、それは俺への告白だった




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