戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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39話

「此処がゲームセンター!」

 

「本当に初めてなんだな」

 

俺は目を輝かせるアリアにそう言う。アリアが昨日着いたにも関わらず勝手に日本に来た罰として明後日帰る事になったそうなので今日と明日はアリアが行ってみたい場所に連れて行くと言うとアリアは迷わずゲームセンターに行きたいと答えた。

 

「そう言えば何でゲーセン何だ?」

 

「それがお父様から絶対に行ってわならないと言われていて一度も行った事がなかったのです」

 

まあ、オーグさんの気持ちもわからなくはないゲーセンの存在を教えたらただでさえ部屋の中にアニメのDVDが入ったケースが床の至る所に落ちているアリアの部屋にフィギュアまで落ちてたら最悪怪我をする恐れがあるのと、これ以上アリアがアニメにのめり込むのを防ぐ為だろう。それなのに俺はアリアをゲーセンに連れて来てしまいました。すいませんオーグさん

 

「湊様!湊様!あれはどうやって遊ぶのですか!?あっちには何か大きな箱の様な機械があります!!凄い所ですねゲームセンターは!お父様はどうしてわたくしを此処んな素晴らしい場所に行かせてくださらなかったのですか!「取り敢えず落ち着くデスよアリア、やり方なら私が教えてあげるデス」ほっ本当ですか切歌さん!是非ご教授お願いします!」

 

「そこまでの事では無いと思うのデスが、取り敢えず私が一度やってみるのでそれを真似してやってみるのが1番デスね」

 

そう言って切歌は先ずクレーンゲームのやり方から教え始めた

 

「それじゃあ私はコインゲームのコーナーに居るから終わったら呼びに来て」

 

調はそう言ってコインゲームのコーナーに向かう残った俺と葉月で欲しいお菓子やぬいぐるみ(基本的に葉月が選ぶ事が多い)を取っていく

 

「湊ちょっと来るデス!!」

 

ゲーセンに来て30分くらいした頃切歌がそう言って俺の元に走って来る

 

「どうした切歌?」

 

「それがアリアさんずっと同じ人形を狙ってるんですけど中々撮れないみたいで既に6000円くらい使ってて」

 

6000円使って取れないなら諦めろよアリア…

 

「はぁ…大体分かった行ってくるから調と合流して3人で遊んでてくれ」

 

「わかったデス。アリアさんならこの裏側に居るデス」

 

この裏側の人形って確か…そう言う事か

 

「アリアどうだ?」

 

「湊様それが…」

 

アリアが取ろうとしていたのはやはりと言うかアニメのキャラ(アリアが取ろうとして居るのは黒髪をツインテールに纏めギターを持った少女)のフィギュアだった

 

「全く、切歌から聞いたぞ?こう言うのは諦めが肝心なんだ」

 

「わかってはいるのですが…此処まで来てしまい辞めるにやれられなくなってしまい」

 

それでずっと同じの狙ってたのか

 

「ちょっと変わってみろ」

 

「はい」

 

俺がそう言うとアリアは俺に変わる

 

「此処まで来てたら後2回で落ちるな」

 

「2回でですか?」

 

「ああ」

 

俺は100円玉を2枚入れる

 

「ほら、取れたぞ」

 

俺は取ったフィギュアの箱をアリアに渡す

 

「ありがとうございます湊様」

 

アリアはそう言うとその箱を大事そうに持つ

 

「こっからは計画的に程々にしろよ?」

 

「はい、その…湊様もう1つお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

どうやらアリアにはもう1つ欲しいフィギュアがあるらしい

 

「良いぞ、どれだ?」

 

「これです」

 

アリアが次に指定したのはこれまたギターを持って居るが今度は茶色っぽい色の髪をしていた

 

「これで良いのか?」

 

「はい!ありがとうございます湊様!!」

 

今度は俺も苦戦して1500円使ったがアリアに比べたらマシだろうと思いアリアを連れて切歌達の待つコインゲームのコーナーに向かった




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