戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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44話

「アリア君、切歌君、調君準備は良いか?」

 

二課のトレーニングルームに居る切歌達におっさんがそう問いかける

 

『大丈夫デス!』

 

『いつでもいける』

 

『初めて下さい』

 

今から切歌達3人による模擬戦が始まろうとして居る。きっかけは些細なもので二課についておっさん達に挨拶をするとアリアが俺に模擬戦をして欲しいと頼んで来たのだが自分達に勝てないなら湊には勝てないと切歌と調がアリアの前に立ちはだかったのがきっかけだ

 

「それでは模擬戦開始」

 

〜Various shul shagana tron〜

 

〜Zeios igalima raizen tron〜

 

〜Màquina guanyadora vent aerial tron〜

 

おっさんの言葉で3人は聖詠をし模擬戦を始めた

 

「湊君、君はこの模擬戦どちらが勝つと思う」

 

模擬戦が始まって5分くらいするとおっさんがそう聞いて来る

 

「確実って訳じゃないがアリアだな、切歌と調も別に弱い訳じゃないだがアリアの方が一枚上手だ。そこをあの2人がどこまでカバー出来るかが勝負の分かれ目だろうな」

 

実際今押されて居るのは切歌と調、アリアは俺がClover'sに居た時に指摘した速さだけに頼る戦い方から連続して剣で切り裂いたり強い突きを入れたりと臨機応変に戦っている。それに速さが加わったんだ厄介な事この上ないだろうな

 

「雪音弟この中で彼女と戦えるのは誰だろうか?」

 

「そうだな…風鳴お前だけだ。クリスの場合あの速さに遠距離での攻撃は難しいと言う、立花は武器がないから論外、消去法で風鳴だけになる」

 

風鳴はアリアには無い剣の技術がある。技術があるのとないのじゃ大きく変わる。技術無しでカバー出来るのならばそれは才能と言って良いだろう。だがアリアは違うアリアにはそんな才能はないだから戦略と作戦、装者の腕によるものとなる。そして…

 

『まだ負けねーデス!!』

 

『こんなの湊との鍛錬に比べたら!!』

 

切歌と調には互いを信じ合って居るからそこ出来るチームワークがある

 

「彼奴ら…」

 

「エクスドライブだと!?」

 

切歌と調のエクスドライブ、この姿を見るのはネフィリムの時以来だ

 

『勝負はここから』

 

『覚悟するデス!!』

 

そう言った切歌が鎌を持ってアリアに突っ込む

 

『わたくしだってそう簡単に負けるつもりはありませんわ!』

 

そう言ってアリアも切歌を迎え撃つそして勝ったのは

 

「負けてしまいました」

 

「勝ったデスね調」

 

「うん、でもエクスドライブが使えなかったら負けてた」

 

かなりの僅差で切歌と調が勝った

 

「アリアもエクスドライブを発動してる相手に頑張った方だ。エクスドライブ何て反則みたいなもんだしな」

 

エクスドライブに至ると出力も戦闘力も大幅に上昇する為その状態の切歌と調が僅差だったので普通の状態じゃ確実にアリアが勝って居た

 

「アリアお前俺の言った事理解出来たみたいだな」

 

「はい、湊様が言いたかった事は速さだけに捉われず時には他の技術も必要だと言いたかったのですよね?」

 

「正解だ」

 

アリアがきちんと俺の言いたい事を理解して居るとわかった所で良い時間になったので俺達は二課を後にした




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湊の当てた秋の京都旅行に一緒に行くペアを以下から選んで下さい

  • 切歌
  • 調
  • 葉月
  • クリス

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