戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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48話

「…ぞ…ろ」

 

俺に向かって何か言って居る声が聞こえるが何を言っているかはわからない

 

「着いたって言ってんだろ!良い加減起きやがれ!!」

 

今度ははっきりと聞こえ同時に頭に痛みが走る

 

「ん…クリス、どうした着いたのか?」

 

「ああ、さっさと降りるぞ」

 

そう言って新幹線を降りるクリスを俺は追いかける

 

「んで、何処行くか決まったのか?」

 

「まだだよ…あんな状態で決められる訳ないだろ…」

 

「何か言ったか?」

 

「何でもねえよ!ほら行くぞ!」

 

顔を真っ赤にして1人先に行くクリスを不思議に思いながら追いかける。(クリスが決められなかったのは肩に寄りかかり眠る湊を意識してしまったからだと言う事を湊自身は知らない)

 

「それで結構何処行くんだ?」

 

改札を出た近くにあるベンチに座るクリスにそう聞く

 

「…誰のせいだと思ってんだよたく…あー!もう決まんねえ!」

 

「落ち着けクリス、昼飯でも食べながら考えようぜ」

 

「しっ仕方ねぇな」ぐ〜

 

そう言って立ち上がったのと同時にクリスの腹が鳴る

 

「……」

 

やばいめちゃくちゃ笑いそう、でも今笑ったら

 

「…取り敢えず彼処にするか」

 

俺は笑うのを必死で堪えてクリスにそう言うと顔を赤くしたクリスは無言で頷いた

 

「しかし今からだと行く場所も限られてくるな」

 

「そうだな」

 

時刻は13時を少し過ぎた所、清水寺に行っても良いがお土産とか選んでたら半日くらい潰れるらしいから明日にした方が良いなかもな、かと言って金閣寺も嵐山も結構時間かかるし

 

「北野天満宮にするか」

 

「それってお前が行きたいって言ってた神社だよな?」

 

「ああ、新幹線の車内でも言ったけど北野天満宮には学業の神様である菅原道真をまつってるって、俺も切歌達もリディアン学院受けるだろ?合格祈願に行っておこうと思って」

 

俺がそう言うとクリスは意外そうな顔をした

 

「お前結構そう言うの信じるのな」

 

「本気で信じてる訳じゃないけどな、それに俺自身も不安が無い訳じゃ無いから気休め程度だ、1番大事なのは勉強をする事だし、それに切歌と調も学業御守とかあった方が気が楽になるだろうし」

 

最近になって勉強を始めた切歌と調、この2人とも学年は違うが同じ学校に通えたら俺も嬉しいからその為なら神頼みでも何でもしてやる

 

「決まりだな、行くぞ湊」

 

「俺が払うのかよ!?」

 

俺のその言葉を無視してクリスは店の外に出る

 

「たく、会計全部押し付けやがって」

 

「悪い悪い、お!次がそうみたいだな」

 

バスの中でクリスと話して居ると北野天満宮に着いた

 

「此処が北野天満宮か」

 

「そう、ほら神社の色んな所に牛の像があるだろ?あの牛の頭を撫でると頭が良くなるって言われてるんだ」

 

「ほーん、こんなんで頭が良くなるのかね」

 

そう言ってクリスは牛の頭を撫でる

 

「ま、そんな暇があったら勉強しろって言いたいけどな」

 

「はぁ、クリスそれは言うな」

 

俺はため息混じりにクリスにそう言う

 

「絵馬か、湊せっかくだし書いてかねえか?」

 

「良いぞ、俺も書こうと思ってたからな」

 

そう言って互いに絵馬を書く

 

「さて、そろそろホテルに行くか」

 

「そうだな」

 

気が付けば時刻は17時を過ぎていたので俺とクリスはホテルに向かった

 

『3人揃って合格出来ます様に 雪音湊』

 

『チビ2人と湊が合格出来ます様に 雪音クリス』

 

そう書かれ隣同士に並ぶ絵馬の離れた場所に隠す様に吊るされた絵馬がありそこにはこう書かれてあった

 

『これからはずっと姉さんと仲良く居られます様に 雪音湊』




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