戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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50話

(昨日はすっかり遅くなっちまったな)

 

昨日ノイズの殲滅が終わってからまあ色々あってホテルに戻る頃には23時を回って居た

 

「んー!湊お前戻ってたのか」

 

俺が昨日入り忘れた風呂に向かおうとするとクリスが起きる

 

「悪い起こしちまったか?」

 

「別に良いけどよ…ん?お前何か良い匂いしないか?この匂い香水?お前香水何か使ってたのか?」

 

香水…やば!

 

「まっまあな」

 

「ふーん、男ってこんな匂いの香水使うんだな…って納得する訳ねえだろ!!お前昨日の夜本当は何してやがった!!」

 

流石に誤魔化し切れないか

 

「本当は猫じゃねえよ、実は昨日会ったのがClover'sの1人のナインて言う奴でな、俺は話すだけにしようと思ってたんだが彼奴の実戦練習に付き合わされたんだ」

 

「それならそうと先に言えよ、ん?なあ何でお前それ隠そうとしたんだ?」

 

まあそりゃ気になるわな

 

「そりゃお前、切歌と調に何言われるかわかんねぇからだよ」

 

「自覚はあんだな、まっそう言う事なら黙っててやるよ。そう言やお前から聞いた話じゃClover'sはアメリカでいくつもあるグループの中でも特に活動の多いグループなんだよな?ちっと前に1人戻ったばかりってのに良くもまあ抜けて来れたな」

 

それは俺も気になってナインに聞いた

 

「あんま大きな声じゃ言えないんだが…アメリカの武装組織が此処京都でテロを企んでいるらしい。ナインはその調査と可能であればそのテロを阻止するって事で日本に来てるそうだ」

 

「!?確かに大きな声じゃ言えねぇな、この事おっさん達は知ってんのか?」

 

クリスの言葉に俺は首を左右に振る

 

「これはアメリカ側の問題だ。下手に俺達が関与して失敗すれば外交問題に発展しかねない」

 

「成る程な、こりゃあたし達も警戒しておく必要があるかもな」

 

「ああ、頭の片隅に入れといて損はないと思う。そんじゃ俺は風呂に行ってくるから」

 

「待て、あたしも行く寝汗が気持ち悪いしな」

 

そう言って俺とクリスは風呂に向かう

 

「それで今日は何処行くんだ?」

 

風呂に入ってから食堂で朝食を食べて居るクリスがそう聞いてくる

 

「そうだな…清水寺だなそこなら産寧坂で皆んなへのお土産も買えるだろうし、それに胎内めぐりもしてみたいし、今の時期なら紅葉も綺麗だしな」

 

「そうか、土産か…なあ湊、良かったら何だが彼奴らへの土産一緒に選んでくれねぇか?あたし京都の名産品とか知らねぇしお前も一緒に選んでくれたら安心できんだ」

 

「なんだそんな事かよ、別に良いぞ俺も買うつもりだしな」

 

「ありがとな」

 

そう言ってクリスはご飯を口に運んだ




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