戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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54話

『聞こえてるかしら湊?』

 

ナインの居る場所に向かって居る途中ステラからの通信が入る

 

「ああ、それでどうだったんだ?」

 

『さっき話したAnti_LiNKERだったかしら?それの複製に成功してるわ、効力は薄くなってるみたいだけど適合値を下げる事は成功したようね』

 

適合値を下げるのには成功したのか

 

「不味いな適合値を下げられたらそれだけでギアが馴染まなくなる」

 

『ええ、事態は急を要するわ貴方は今何処に居るの?』

 

「こっちは今A-56に到着した」

 

そこにあったのは廃墟となったビルだった

 

『ノイズが居るのはそこの地下1階よそれと貴方もAnti_LiNKERの効果を受けないように注意してね』

 

そこでステラからの通信は切れた

 

「リーダーは初めてあたしって存在を肯定してくれた人なんだ!!その人を悪く言うのはあたしの親父を殺したノイズより許せねえんだ!!」

 

ドア越しにナインの怒鳴る様な声が聞こえる

 

「は!そんな状態で何が出来ると言うの?貴方は今から死ぬの、恨むなら無能な貴方のリーダーを恨みなさい「誰が無能だって?」誰だ!!」

 

そう言って中に入るとナインは俺を見て驚く

 

「リーダー…」

 

「おう!遅くなってわりーな」

 

俺は壁にもたれるナインにそう言う

 

「あら?貴方がこの子のリーダーなの?どんな相手が来るのかと思ったらとんだ拍子抜けね」

 

ノイズが周りに居るのに何故か襲われて居ない女性がそう言う

 

「あんた何者だ?ノイズが襲わないなんて」

 

「襲われるわけないじゃ無い、この子達は私の道具だもの」

 

そう言ってノイズを俺に向けて放って来る

 

「ちょっと聞きテェんだがAnti_LiNKERの複製に成功したってのは本当なのか?」

 

ノイズを倒しながら俺は女にそう聞く

 

「どこから嗅ぎつけたかは知らないけど本当よ、それに貴方のお仲間がガングニールを使えていないのが何よりもの証拠じゃ無いかしら?」

 

なんの悪びれも無く当然だと言わんばかりにそう言う女に対しかなり苛立つ此奴はノイズを人に向けて放つと言う事に何も思わないのか?

 

「お前はノイズを人に向けて何も思わないのか!!」

 

「そんなの思う訳ないじゃ無い、私には来てないんだから」

 

(此奴!!)

 

〜Oath of moment gungnir tron〜

 

「悪いリーダー…もう大丈夫だ」

 

「そんな!?Anti_LiNKERの効果はまだ続いて居る筈なのに!?」

 

ナインがガングニールを纏った事に同様を隠せない様だそれもそうだろう

 

「リーダーが来てんだ!こんな所で何時迄も寝てられっかよ!!」

 

此奴は気力だけでガングニールを纏ったんだから

 

「そんな…」

 

2対1で勝てないと確信したのか女は地面に膝をつく

 

「もう直ぐ此処にアメリカの自衛隊が到着する。お前はそいつらと牢獄に向かう事になるだろうな」

 

ナインの言葉に女は顔を青ざめる

 

「冗談じゃ無いわよ…それならいっそ」ドンッ

 

女がそう言ってナイフを首筋に当てると女の前にナインがハンマーを振り下ろす

 

「死んだ方が良いってか…ふざけんな!!この世に散った方が良い命なんてねえんだ!!」

 

「貴方に…貴方に何が分かるのよ!!力を持つ貴方に!!私の家族は皆んなノイズに殺されたの!!」

 

女がそう言うとナインはその女の目線に合わせる

 

「あたしもさ…あたしも親父がノイズに殺された時すげー荒れたよ。だからあんたの気持ちが少しは分かるよ。辛いよな憎いよな、何も出来ない無力な自分があたしがガングニールをまともに使えるのはリーダーのおかげなんだ。リーダーと合わなかったらあたしもあんたみたいになってたと思う」

 

「同情なんて要らないわ」

 

「同情なんかじゃねえよ本心さ、今回はこんな形で会う事になっちまったけどよ。もっと別な形で会ってたら…あたし、あんたとなら良いだちになれる気がする。だからさ自分のやった事見直してまた話そうぜ」

 

ナインはそう言って笑う

 

「あんた大馬鹿だって言われない?」

 

「はは!あたしの同僚によく言われるな」

 

「そう…ありがとうナインさん」

 

女がそう言うのとほぼ同時に自衛隊が到着した

 

「さて、後は風鳴翼に会って帰るだけだな」

 

あ!帰るで思い出した

 

「ナインお前ステラが帰ったら説教だってよ」

 

「うへー、マジかよステラの説教長いんだよな…」

 

そう言い遠い目をして現実逃避を始めたナインを放置して俺はホテルに戻った




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