戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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61話

「「「ただいま(デス)」」」

 

「お帰りパパ!切歌お姉ちゃんも調お姉ちゃんもお帰り!」

 

俺達の声が聞こえると葉月がそう言いながら走って来る

 

「ただいまクリス」

 

俺はリビングに居るクリスにそう言う

 

「葉月が走って行ったからもしかしてと思ったが帰って来たんだな湊、チビ達もお疲れさん」

 

「それとありがとな葉月見ててくれて、礼って程じゃ無いけど昼食べて行くか?」

 

「気持ちだけ受け取っとく、昼は先輩と約束してんだ。じゃあな」

 

そう言ってクリスは風鳴との待ち合わせ場所に向かった

 

「湊!夏に向けて葉月ちゃんの水着買いに行って来るデス」

 

昼を食べて暫くすると切歌がそう言って調と葉月を連れてリビングを出る

 

「おう、気をつけてな。後でお金は返してやるからレシートは残しとけよ。そうしないといくら返すのか分からないからな」

 

「了解デス「切歌お姉ちゃん早く!!」わかったデス!それじゃあ行って来るデス!」

 

葉月に急かされ切歌は走って玄関に向かった

 

「静かだな」

 

自分の部屋のベットに寝転びながらそう呟く

 

「そう言えばこうやって1人でのんびりするのっていつ以来だ?」

 

最近は切歌や葉月達に付き合わされて1人でのんびりする事が無かった

 

(少し昼寝でもするか)

 

俺はそう思い目を閉じた

 

〜切歌side〜

 

「それでどう言う意味切ちゃん?」

 

「何がデス?」

 

葉月ちゃんと手を繋いでショッピングセンターに向かってる途中調がそう聞いて来る

 

「葉月ちゃんの水着買いに行くって事、夏はまだ先何だからまだ買う必要は無いと思う」

 

「そうデスね、実はご褒美何ですけど調と葉月ちゃんも一緒に皆んなでお風呂に入ろうと思ってるですよ」

 

「どうして?切ちゃんへのご褒美だよね?」

 

私がそう言うと調はそう聞く

 

「私は調が私以上に頑張ってた事知ってるデスよ。それなのに私だけご褒美何て貰えないデス。幸い湊も何でもするって言っただけで私だけとは言って無いデス」

 

「そっか、そこに葉月ちゃんを巻き込んで湊が断れない状況を作って逃げ場を無くすんだね?」

 

調の言葉に私は頷く

 

「葉月ちゃんどんな水着が良いデスか?」

 

ショッピングセンターの水着売り場に着いてから葉月ちゃんに着てみたい水着を聞く

 

「んー、これ!」

 

「これ…デスか」

 

葉月ちゃんが選んだのは水着は葉月ちゃんくらいの子が着る水着じゃなかった

 

「こっちの方が可愛くないデスか?」

 

「葉月ちゃんこっちにも可愛いのあったよ。だからこれは戻そう」

 

流石にこれにする訳にはいかないと思った私と調は葉月ちゃんくらいの子が着てそうな水着を選ぶ

 

「うん!」

 

葉月ちゃんは私と調の選んだ水着の方が良いと思った様で持ってた水着を元の場所に戻しに行った

 

「切ちゃん私葉月ちゃんが持って来たのにしようかな?」

 

「辞めとくデスよ調、今回は葉月ちゃんも居るんデスからそう言うのは葉月ちゃんが居ない時に取っとくデス」

 

「それもそうだね、切ちゃんは?新しいの買うの?私は買うつもりだけど?」

 

調は新しい水着を買うデスか。うーん、悩みどころデス

 

「私も買っとくデス、今年もプールには行くから買っといて損はしないデス」

 

「それじゃあ一緒に選ぶ?」

 

「そうデスね、そう言えば葉月ちゃん戻って来ないデスね」

 

水着を戻しに行ったっきり葉月ちゃんが戻って来ないそこまで大きなお店でも無いのに

 

「調少し探さないデス?いくらなんでも遅いデスよ」

 

「そうだね、あれだよね葉月ちゃんの持って来たの」

 

葉月ちゃんが持って来た水着は元の場所に戻って居た

 

「おかしいデスよ調!なら何で戻って来ないデス!?」

 

「わからないけど嫌な予感がする、水着は後にして先ずは葉月ちゃん探そ切ちゃんはこの辺りを探して私はトイレとか別の場所も探してみる」

 

「了解デス!」

 

私がそう言うと調は走ってトイレに向かった

 

「どうするデスかね「あれ?切歌ちゃん?」響さん!丁度良い所に葉月ちゃん見てないデス!?」

 

葉月ちゃんを探して居ると響さんに会ったので葉月ちゃんを見てないか聞いてみる

 

「葉月ちゃん?見てないけどもしかして居なくなっちゃったの!?」

 

「はい、葉月ちゃんの水着見に来たのは良いんデスけど葉月ちゃんが水着戻しに行ったんデスけど水着は元の場所に戻っててそれなのに葉月ちゃんが戻って来ないんデス!」

 

「それって誘拐とかじゃ無いよね!?」

 

「ちょ!?そんな洒落にならない事言わないで欲しいデスよ!?」

 

でも実際葉月ちゃんは見つからないこの調子だと本当に誘拐の可能性とかも出て来そうデスね

 

「切ちゃーん!あ!響さんも」

 

そこに調が戻って来た

 

「調!どうだったデス!?」

 

「はぁはぁ、トイレと他のお店も探して来たけどどこにも居なかった」

 

「迷子センターとかにも居なかったの?」

 

「うん、もう少し探す範囲広げた方が良いかも」

 

これはいよいよ不味いデスね

 

「未来?どうしたの?本当!?葉月ちゃんそこに居るの!?」

 

葉月ちゃんは未来さんと一緒デスか一安心デス

 

「うん、わかった。大変だよ2人とも!葉月ちゃん強盗の人質にされちゃったみたい!」

 

ちっとも安心出来ないデス

 

「「強盗の人質(デス)!?」」

 

「うん、この近くの廃墟に立て篭もったらしくて未来もその近くに居るんだって」

 

「その廃墟って何処にあるデス?」

 

私が聞くと響さんが携帯でその廃墟までの地図を見せてくれた

 

「此処デスか、行くデスよ調!私達の妹を人質にした事後悔させてやるデス」

 

「そうだね切ちゃん」

 

私は響さんに教えて貰った廃墟に向かった

 

〜切歌side out〜




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