戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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63話

「んー!久しぶりに昼寝なんてしたな」

 

俺が起きた頃には日も落ち始めて居た

 

「小日向から電話?」

 

携帯を見ると小日向から電話がかかって来て居た

 

「もしもし何だ小日向?」

 

『湊?もう終わった話なんだけど葉月ちゃんが強盗に人質に取られちゃってね』

 

葉月が強盗に人質にね……は!?

 

「マジかよ!?」

 

『うん、切歌ちゃんと調ちゃんが助けたみたいなんだけどね』

 

彼奴ら何やってんだよ

 

「そうか、俺からも葉月に注意しとくよ」

 

『あまり怒るのも良くないよ、それじゃあね』

 

小日向はそう言って電話を切った

 

「「「ただいま(デス)」」」

 

俺が立ち上がったのと同時に切歌達の声が聞こえる

 

「お帰り水着どうだった?」

 

「色々あったデスが良いのが買えたデス」

 

「色々ね、お前ら葉月が強盗に人質に取られたって本当か?」

 

俺がそう聞くと切歌と調は葉月が強盗に人質にされた経由を話した

 

「そうだったのか、葉月今回は助かったが今度からは知らない人に着いて行くなんて事ない様にしてくれ、切歌に調お前達も出来る限りで良い葉月から目を離さない様にしろよ、何はともあれ無事で何よりだ」

 

そう言って葉月の頭を撫でる

 

「それでデスね、ご褒美の件何デスけど今日はみんなでお風呂に入るデスよ」

 

「全員でか?まあ何でもするって言ったのは俺だしな、わかったよ…成る程その為の水着か」

 

此奴らが急に水着買いに行くって言ったのは元々ご褒美の内容を決めて居たからだと理解した。因みに風呂とは言ったが一般的な風呂とは違い10人は入れるんじゃ無いかってくらいに広い

 

「えへへ、流石にバレちゃったデスね、それとこの際私達も水着を新しく買ったからその感想も欲しいデス」

 

「期待しててね湊、それじゃあ夕飯の準備始めるね」

 

そう言って調は夕飯の準備を始めた

 

「パパ!どうどう!」

 

葉月は俺の前で一周してそう聞いてくる

 

「可愛いじゃん、切歌と調が選んでくれたのか?」

 

「うん!」

 

葉月の水着は上下の繋がった水色の水着

 

「お待たせデス湊!」

 

「お待たせ」

 

暫くすると切歌と調も入って来た

 

「どうデスか?変なら言って欲しいデス」

 

「湊?」

 

何も言わない俺を不思議に思い調が近づいて来る

 

「何でもない、それと…別に変じゃないぞ」

 

そう言って切歌と調から目をそらす。切歌の水着は上が緑と黒の左右色違いで下が黒のビキニ、調はこれまでは葉月と同じ様な感じの水着だったのが切歌と同じで上がピンク下が白のビキニになって居た

 

「良かった、ビキニって初めてだからどうかなって心配してたんだ」

 

「良かったデスね調、それじゃあ思いっきり遊ぶデース!!」

 

そう言って切歌はビーチボールを膨らませる

 

「流石に此処じゃ無理だろ」

 

「これだけ広かったら大丈夫デスよ!葉月ちゃんも遊ぶデス!」

 

「うん!」

 

葉月は湯船から出て切歌と遊び始めた

 

「全く、風邪ひいても知らないからな」

 

「私も辞めとこうかな」

 

そう言って葉月と入れ違いで調が湯船に浸かる

 

「そうデスか「切歌お姉ちゃん!!」行くデスよ!それ!」

 

「えい!」

 

切歌が飛ばしたビーチボールを葉月が返す、俺と調は2人が満足するまでその光景を湯船に浸かりながら見ていた




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