戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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1話

(さて休みってのは良いが、闇雲に探した所で彼奴が見つかるとも言えないし先ずは情報収集だな)

 

そう思い人の居ない所でギアを解除して街に出る

 

「へー、結構人がいるなこりゃなんか良い情報がありそうだ」

 

そう思ったのもつかの間に携帯が鳴る

 

「ノイズか…場所も近いなさっさと終わらせて情報収集始めますか」

 

〜Hellfire chamael tron〜

 

人目の付かない場所で聖詠を唱えカマエルを見に纏いノイズの出現場所に向かう

 

「おお!結構居るな!何やってんだ彼奴?」

 

ノイズの出現場所に着くと少女がギアも纏わずに走って居る

 

「彼奴死にてーのか?まあ、それなら助ける必要はねぇな」

 

「…こ」

 

だが少女は俺の予想とは別の言葉を口にした

 

「ママどこ!?」

 

(親とはぐれたのか…それなら)

 

「消し飛びやがれ!」

 

そう言ってノイズに銃口から炎を放つ

 

「大丈夫か!?」

 

「うん「華!!」ママ!」

 

どうやら少女の母親が迎えに来た様だがその少女は俺の側を離れない

 

「どうした!早く行け!」

 

「お兄さんも一緒に「馬鹿野郎!それでお前が死んだら意味ねーだろ!俺は大丈夫だからさっさと行けや!」わかった、後でねお兄さん」

 

俺が少しきつい口調でそう言うと少女は俺の側を離れ母親の元に走る

 

「ふー、これで周りを気にする必要が無くなったんだ、とっておきを喰らわせてやんよ!」

 

《豪炎天界》

 

複数の炎を天に向けて放つとその炎の集合体が辺りを焼き尽くしノイズを殲滅する

 

「ふー、掃除完了っとそんじゃ情報収集と行きますか」

 

僅か数分でノイズの殲滅を行い再び情報収集を始めた

 

「お兄さん!」

 

「さっきの奴か、なんだまた迷子か?「ううん!ママがねお礼がしたいって!」いや俺がしたくてした事だ気にすんなそれじゃあな」

 

俺はその少女の頭に手を置いてそう言ってその場を離れる

 

「それで、いつまで隠れてんだそろそろ出てこいよ」

 

その人物はバレると思って居なかったのか意外そうな顔をして俺の前に姿を現した

 

「まあ落ち着け俺は決して怪しいものじゃない」

 

「そう言う奴は大抵怪しい奴だな」

 

そう言って俺はその男にシンフォギアの銃口を向ける

 

「おいおい、随分なご挨拶だな。質問だがさっきこの辺りでノイズが出現したんだがその反応が急に消えてな何か知ってるんじゃないかと思ったもんでね。そのシンフォギアについても知りたいからな俺は風鳴 弦十郎、特異災害対策機動部二課の司令官を務める」

 

それを聞いて銃口を降ろす

 

「へー、おっさんが二課の司令官か気が変わった。俺の名前は雪音湊だ。後ノイズなら俺がやったんだがそっちの対応が遅かっただけだろ」

 

「耳の痛い話だがその通りだ、雪音か二課に所属して居る子に君と同じ名字の子が居るんだが何か「そいつの名前って雪音クリスか?」ああ、やはり知り合いかクリス君が先程現場に向かったが既にノイズは殲滅された後だったそうだ。市民を守ってくれたお礼がしたい「なら雪音クリスに合わせてくれ」クリス君にか?良いだろうまた後日となるだろうが構わないか?」

 

「ああ、彼奴に会えるだけマシだ」

 

俺がそう言って頷くとおっさんは二課に戻ると言って歩いて行った

 

「まさかこんな直ぐに情報が手に入るなんてな、ノイズ供に感謝すんのは癪だが良い情報が手に入った」

 

俺は不敵な笑みを浮かべてそう言う

 

〜クリスside〜

 

「クリスちゃん師匠に呼ばれるって何かあったの?」

 

「んなもんこっちが知りてーよ!たく!」

 

バカにそう言ってあたしはおっさんの居る二課の部屋の扉を開ける

 

「お!来たかクリス君!」

 

「なんだよおっさん!「ノイズを殲滅した少年と顔を合わせたんだがクリス君、君に弟は居るか?」弟?そんなの居るわけ」

 

無いと言おうとした所で自分に弟が居た事を思い出すそしてその弟と最悪な別れ方をした事も

 

「居るがそれがどうしたんだよ!」

 

「そうか、よく聞いてくれノイズを殲滅した少年の名は雪音湊この名前に聞き覚えがあるか?」

 

その名前を聞いた途端あたしは一気におっさんとの距離を詰めた

 

「おい!それは本当かおっさん!?湊は!あいつは生きてんだな!?」

 

「ああ、やはり君の弟だったか彼に何かお礼をしたいと言った所君に会いたいそうだ」

 

あいつが私に会いたい何処か引っかかる

 

「それで、どうするクリス君俺としては会って欲しく無いな」

 

「あ?どう言う事だ」

 

「俺が君の話をした時だが彼は君を殺してもおかしくない顔をして居たんだ俺としてはそんな相手と君を合わせたく無いって言うのが本心なんだが君はどうなんだ?」

 

おっさんはあたしを見てそう言う

 

「会うよ、あたしは…あたしはあいつに償いをしなきゃならない今の彼奴を作っちまったんは他でもねえあたしだ」

 

「そうか、もしもの事を想定してその時は響君と翼を同行させる」

 

「わかった」

 

あたしはそう言っておっさんの居る部屋を出る

 

〜クリスside out〜




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