戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

70 / 258
64話

「湊早くしないと入学式そうそう遅刻するデス!」

 

「わかってる!よし、出来たぞ葉月」

 

今日は私立リディアン音楽院そして葉月の通う小学校の入学式よりにもよって2つの学校の入学式が被ってしまった

 

「ありがとうパパ!」

 

「取り敢えず出るぞ!」

 

「うん!」

 

葉月の髪を結び終え急いで玄関に向かう

 

「入学式終わったら直ぐ迎えに行くからそれまでは学校で居るんだぞ葉月」

 

「うん!待ってる!」

 

学校へ向かう途中の分かれ道で葉月は左、俺達は右に向かう

 

「はぁ、朝から疲れた。これが毎日あるのか地獄だ」

 

葉月と別れリディアンに向かう途中でそう呟く

 

「まだ入学式も始まってたのに既にくたくたデスね」

 

「大丈夫湊?」

 

「なんとか「おーい!湊くーん!切歌ちゃーん!調ちゃーん!」立花朝から元気だなお前」

 

朝から疲れ果てる俺にさらに追い討ちをかけるかの様に立花がやって来た

 

「あれ?元気ないね湊君?」

 

「昨日の夜葉月が学校が楽しみすぎて中々寝てくれなかったんだ。その癖に今日は朝早くに起こされて寝不足なんだ。そう言や小日向とは別々に登校してるのか?」

 

俺はてっきり立花は小日向と登校してると思って居たから少し気になって立花ににそう聞く

 

「ううん、何時もは一緒に登校してるんだけど今日は用事があって先に学校行っちゃったんだ」

 

「そうか、小日向も大変だな」

 

そう話している内にリディアンに着いた

 

「それじゃあ俺は職員室に行くから」

 

「また後でデス」

 

「またね湊」

 

2人にそう言って俺は職員室に向かう

 

「失礼します、雪音ですけど」

 

俺がそう言って中に入ると1人の女性が近づいて来た

 

「待ってたわ貴方が雪音君ね、私は貴方のクラスの担任になる小倉愛香です。それじゃあ早速教室に向かいましょうか」

 

「はい」

 

俺は先生と教室に向かった

 

〜響side〜

 

「おはよう!未来!」

 

「おはよう響、今日は遅刻せずに来れたんだね」

 

「何とかね、そう言えば湊君達に会ったよ!同じクラスだと良いなぁ」

 

「そうだね」

 

未来と話して居ると先生が来た

 

「さて、皆さんに重大な発表があります」

 

小倉先生はそう言ってから少し間を入れて

 

「何と…リディアン音楽院初の男子生徒がこのクラスで皆さんと勉強をする事になりました!」

 

小倉先生の言葉を聞いて周りの人達が騒めく

 

「それじゃあ響、湊って」

 

「うん、私達のクラスって事だね」

 

「それじゃあ入って」

 

小倉先生がそう言うと私達の思った通りの人が入って来た

 

「雪音湊、これから1年よろしく」

 

湊君は黒板に自分の名前を書いてそう言う

 

「えっと、それだけかしら?」

 

「?」

 

小倉先生の言葉を聞いて湊君は疑問符を浮かべる

 

「それじゃあ席は立花さんの後ろに座って」

 

「はい」

 

湊君はそう言って私の後ろの席に座った

 

〜響side out〜

 

「ねえねえ!雪音君って何処から来たの?」

 

「雪音君って好みのタイプとか居るの?」

 

入学式も終わり帰ろうと思って居たら周りに女子達が集まり質問攻めにあった

 

「だー!煩い!そんな一斉に聞かれても答えられねぇよ!」

 

俺が怒鳴る様にそう言うと周りは静かになった

 

「たく」

 

俺は女子の間に出来た道を歩いて教室を出ると中がまた騒がしくなる

 

『たっ助けて未来ー!!』

 

『響ー!!』

 

その2つの声を聞いて理解した立花と言う犠牲のお陰でこの件は何とかなりそうだ

 

(大分時間取ったな急がねぇと)

 

チラッと教室で時計を見た時の時間は10時30分、小学校までの時間も考えて着くのは11時過ぎ、入学式終わったら直ぐ迎えに行くとは言ったが、向こうは既に入学式も終わってると葉月からメールもあったのでより急いで葉月の小学校に向かった

 

〜葉月side〜

 

「パパ」

 

私はパパに言われた通り学校の前で待ってる。皆んな入学式に来たお父さんとお母さんと一緒に帰って行き周りには葉月以外誰も居なくなった

 

「雪音さん帰らないの?」

 

「パパがお迎えに来てくれるって約束してくれた」

 

私がそう言うと先生は葉月の隣に座る

 

「私も此処で雪音さんのお父さんを待つわ」

 

「うん「葉月ー!!」あ!パパ!!」

 

遠くから走って来るパパが見えた

 

〜葉月side out〜

 

葉月の小学校が見えて来た所で葉月が誰がと話して居るのが見えた

 

「葉月ー!!」

 

「パパ」

 

葉月が俺に気づき走って来て抱きつく

 

「悪いな葉月」

 

「ねぇ、貴方本当に雪音さんのお父さん?どう見ても高校生にしか見えないけど」

 

「うん!葉月のパパだよ」

 

葉月はそう言ってさらに強く俺に抱きつく

 

「すみませんご迷惑をお掛けして」

 

「いえ、それでその雪音さんのお父さんで良いんですよね?」

 

少し警戒した様子でそう言う小学校の教師

 

「あはは、まあそうなりますよね」

 

俺はリディアン音楽院の制服のまま葉月の小学校に向かったので相手も高校生だってわかるし、それで父親って言うのもおかしいと思うのも無理はない

 

「そう葉月ちゃんは捨て子だったの」

 

葉月は捨て子で俺が面倒を見続けるけている内にいつの間にかパパと呼ぶ様になったと嘘を吐いた

 

「はい、それじゃあ失礼します。ほら葉月」

 

「先生さようなら」

 

「さようなら、気をつけて帰ってね」

 

葉月は先生が見えなくなるまで手を振って居た




感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。