戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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74話

「この匂い火事か!?」

 

何処からか焦げ臭い匂いが漂って居ると思い匂いの元を辿りその場に着くとマンションが燃えていた

 

「響?それにあそこに居る奴は誰だ?」

 

火事が起きた現場の近くに響と1人の少女が居る

 

(彼奴は!?)

 

「響!!」

 

〜Hellfire chamael tron〜

 

物陰から少女の顔を確認した俺は聖詠をしてカマエルを纏い響を抱えて錬金術による攻撃を避ける

 

「外したか」

 

「湊君?何で」

 

地面に下ろされた響が俺にそう聞くが今はそれよりも目の前の敵だ

 

「キャロル・マールス・ディーンハイムだな」

 

「ああ、俺がそうだが?貴様何故俺の名前を知って…いやどうせ殺すんだ知る価値もないか」

 

キャロルは一瞬疑問に思ったが直ぐに切り替える

 

「貴様何故そこの男の様にシンフォギアを纏わない、闘おうとしない」

 

キャロルは攻撃をされたにも関わらずシンフォギアを纏わない響にそう問いかける

 

「戦うよりも、世界を壊す理由を教えてよ!」

 

響がそう聞くとキャロルはゆっくりと下に降りて来てこう言った

 

「理由を言えば受け入れるのか?」

 

「私は闘いたくない!」

 

「お前と違い闘ってでも手に入れたい真実が俺にはある!」

 

響の言葉にキャロルは強くそう言い張った

 

「闘う気がないなら、邪魔だから消えろ響」

 

「ほう、そっちの奴はよくわかって居るみたいだな」

 

「そんな…先ずはお互いに話し合って「話し合う必要なんて無い、彼奴は敵、敵は全て殺すそれだけだ」湊…君」

 

俺の言葉を聞いた響の声が震えて居る

 

「お前にできる事をやって見せろ」

 

そう言ったキャロルの足元に幾何学的な模様が浮かび上がる

 

「人助けの力で闘うのは嫌だよ」

 

「お前も人助けの力で殺されるくちなのか!!」

 

キャロルが苛立った声で叫び手を上にかざすと上空にも同じ模様が浮かんだ

 

「だって、さっきのキャロルちゃん泣いてた、それならその理由を「見られた、知られた、積み込まれた」え?」

 

「この感じ!逃げるぞ響!!」

 

俺は響の手を掴み強引に引っ張り至急キャロルから距離を取るが

 

「世界ごと…吹っ飛べ!!」

 

十分な距離を取る前にキャロルの錬金術が完成し眩い光に飲み込まれる

 

「うわあああ!」

 

「響!!」

 

衝撃の影響で手が離れた事により響は更に上空に吹き飛ばされる

 

(あれを使うしかないか)

 

俺は朝ステラから渡された注射器の中の液体を自分に投与する

 

「何!?」

 

自分の錬金術が突然消滅した事に驚くキャロル

 

「はぁ…はぁ…どうやら成功したみたいだな」

 

「貴様…まさか俺の錬金術をシンフォギアの力に変えたのか」

 

「冴えてるな…錬金術師」

 

ステラに渡されたのは外部のエネルギーを吸収してシンフォギアを無理矢理限定解除させる薬品、副作用として暴走の危険性が極めて高いが普段の何倍も出力が上昇する。もう1つがその分体力の消費が激しい事だ

 

「どうして世界を「父親に託された命題だ、お前にだってあるはずだ」え?お父さんに?」

 

「面倒臭い奴ですねー」

 

上に目線を向けると黒髪の少女が座っていた

 

「見てたのか性根の腐ったガリィらしい」

 

どうやらあの少女はガリィと言うらしい

 

「辞めて下さいよ、そう言う風にしたのはマスターでしょう?「くっちゃべってる暇があんのかよ」マスターどうやら向こうはまだ返すつもりはないみたいですよ」

 

「その様だな」

 

2人はそう言って俺の攻撃を避ける

 

「これならどうだ!!」

 

《紅炎華》

 

「ガリィ」

 

「はいは〜い、ガリィちゃんにお任せ」

 

ガリィは氷の障壁を作って炎を防ぐ

 

(ぐっ!こんな時に)

 

今の攻撃で錬金術のダメージもありカマエルが解除される

 

「どうやら手も尽きたらしい、出直すぞ」

 

「了解ー、ガリィ頑張りまーす」

 

ガリィは結晶を地面に投げしばらくするとガリィの姿が消えた

 

「次は闘え、でないとお前の何もかもをブチ砕けないからな」

 

そう言ってキャロルの姿も消える

 

「託された…私には…お父さんから貰ったものなんて…なに…も…」

 

「響!!しっかりしろ!響!」

 

俺は倒れた響に呼びかける

 

『湊君!迎えを送る!直ぐに響君を本部に連れてきてくれ!』

 

「わかった!」

 

俺は響を背負い迎えのヘリが着陸する場所に向かった




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