戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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83話

「私ね、何かしら?敵の襲撃!?」

 

マンションに帰って居る途中マリアにおっさんから敵の襲撃の連絡が来た

 

「変われマリア!おっさん俺だ!」

 

『湊君!丁度良い!今すぐにポイントD-15に向かってくれ!』

 

前回の事もあってかポイントを知らせて来た

 

「ポイントD-15わかった!すぐに行く!」

 

『ああ!頼んだ!』

 

おっさんとの通話を終わらせてマリアに電話をして返す

 

「ポイントD-15、此処か結構離れてるな、でもサンダルフォンを使えば」

 

〜Volar esperança Sandalphon tron〜

 

俺は聖詠を行いサンダルフォンを纏う

 

「湊場所はわかってるの?」

 

「ああ、此処から2キロ先の廃墟だ」

 

《雷鳥》

 

俺はサンダルフォンの剣を上空に投げ出現した雷の鳥に乗りその廃墟に向かう

 

「あれか…」

 

「今邪魔されるのは困るのよねぇ」

 

サンダルフォンの剣を元に戻し響達の元に向かおうとすると後ろからそんな声が聞こえる

 

「ガリィ」

 

「ふふふ、せいかーい」

 

そこには不敵な笑みを浮かべるガリィが居た

 

「貴方の事マスターから聞いたわ、融合適合者って言うみたいね」

 

「だったらなんだよ」

 

「マスターの話じゃ侵食があるから使うのを拒むって聞いてたけど、そうでもないみたいね」

 

「期待に応えられず申し訳ないな」

 

そう言って剣を構える

 

「おっと、此処からは行かせないよ」

 

「それなら力尽くで通るまでだ!!」

 

《雷光》

 

「惜しい惜しい、早くしないとあの子達が死んじゃうよ〜」

 

「チッ!時間稼ぎが目的か、はあ!」ブンッ

 

「せいか〜い」キンッ

 

サンダルフォンの剣を手を氷の槍の様な形にして弾く

 

「そこ!」

 

「チッ!」

 

俺はガリィの隙を突いて響と未来の2人の居る場所に向かう

 

「響!未来!」

 

「「湊君(湊)!!」」

 

「お!マスターの言ってた面倒な相手だぞ!」

 

マスターって事は此奴もキャロルの仲間か

 

「それで、吹っ切れたか響」

 

「うん、もう迷わない行ってくるね未来」

 

「待ってる」

 

未来はそう言って後ろに下がる

 

「響キャロルの仲間はもう1人居る気を引き締めろ」

 

「うん!」

 

そう言って響は深呼吸をする

 

「GO!!」

 

「とりゃー!!」

 

響は地面を大きく蹴って赤髪の相手に向かって行く

 

(ガリィは彼処に居る、でもどうして自分で戦わない?)

 

「まあそんな事は今は良いか」

 

俺も剣を構え赤髪の相手に向かう

 

「来い来いへし折り甲斐があるぞ!」

 

(確かに響が押して居る、だが…彼奴のあの余裕はなんだ)

 

状況的には響が押して居るがあの赤髪の奴の余裕が気になる

 

「あれは!?」

 

柱の物陰に隠れるガリィが目に入ったので急いで響を止めに行く

 

「止まれ響!!」

 

「え!?」

 

響の攻撃はそのまま当たり水になる

 

「残念、それは水に映った幻」

 

響の下にはさっきの赤髪が居る

 

「間に合え!」

 

《雷鳥》

 

俺は雷鳥に飛び乗り響の元に急ぐが

 

「ああああ!!」

 

もう少しの所で間に合わず攻撃がペンダントに命中し上空に吹き飛ばされる

 

「くそ!」

 

上空に吹き飛ばされた響を受け止めガリィと赤髪の奴の居た場所を確認するが既に居なかった

 

「逃したか、大丈夫か…響…」

 

俺は響を見る。ギアが解除されたのはまだ分かるが

 

「何で何も着てねえんだよ!!」

 

「湊!見たら許さないよ!!」

 

いやいや!無理があるだろ未来さん!?

 

「一先ず降りて来て!いや、降りて来なさい!!」

 

「はい」

 

俺は未来に怒られるのを覚悟して未来の居る場所に降りた

 

案の定、俺は未来にこっ酷く叱られその上、切歌と調に連絡もされて誤解を解くのが大変だった




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