戦姫絶唱シンフォギア 〜紅蓮を纏いし装者〜   作:saint shine

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92話

「それで俺は特訓って言うから来たんだが?なんだこの状況は」

 

特訓の当日、政府保有のビーチで特訓をするらしいのだが来て早々に俺とステラを覗く全員が水着に着替え遊び始めた

 

「何って特訓だよ特訓!」

 

響はそう言うが、とても特訓をして居る様には見えない

 

「湊、私帰って良いかしら?」

 

「奇遇だなステラ俺も同じ考えだ」

 

俺とステラは置いた荷物を持って来た道を戻る

 

「ちょっと!?2人とも!まだ来たばかりだよ!?」

 

「立花響、貴方達のして居る事は特訓ではなくただ遊んで居るだけよ。私は帰らせてもらうわ」

 

そうだよな、遠泳をするならまだしも切歌と調に至っては砂で城を作り始めて居る。流石にあれを特訓とは思えない

 

「さてはステラお前泳げないから逃げる気だな」

 

ナインの指摘にステラは振り返る

 

「私が逃げる?冗談じゃ無いわ、こんな特訓でも何でもない事をする価値がないから帰るだけよ」

 

「ま、聖遺物の研究ばっかで体が鈍ってる所、私やアリアに見せられないもんな」

 

成る程、ナインの狙いはステラを挑発して自分達側に着かせる事か

 

「何ですって!!良いわよ!やってやろうじゃない!!」

 

「ちょろい」

 

ステラは完全にナインの挑発に乗り水着に着替えに向かう

 

「悪いが俺はパス…何だよ切歌、調離せよ」

 

帰ろうとする俺を切歌と調が止める

 

「まあまあ、偶にはこう言う息抜きも大切デスよ」

 

「帰ったら私も切ちゃんもちゃんとした特訓を受けるだから今日は目一杯遊ぶ」

 

「…ちょっと調それは初耳デス…」

 

「…こうでも言わないと湊帰っちゃうよ…」

 

小声で話す2人だが話してる内容がだだ漏れだぞ。と言うか

 

「お前らそれでちゃんと特訓受けた事あるか?後切歌、最近息抜きばっかしてたお前が言うな」

 

「「うっ」」

 

2人にも思うところがあるのか罰が悪そうな表情を浮かべる

 

「まっまあ湊君もう少ししたら始めるからさ」

 

「ほう」

 

俺はそう言って辺りを見渡す

 

「とてもそんな風には見えないが?」

 

浮き輪に乗り波に身を任せ流れるクリス、浜辺近くで遊ぶ未来とエルフナイン、新たな砂の城を作り始める切歌と調、溺れるステラを慌てて助けるナインとアリア最後の以外特訓をして居る様に思えない。と言うかステラの奴相変わらず金槌なのな、後ナインは慌てるくらいなら挑発するなよ

 

「あはは、おっかしいな〜」

 

響が目線を逸らしながらそう言う

 

「湊、貴方は着替えないの?」

 

「マリア、俺は帰る切歌と調のお守りは頼んだぞ」

 

「そう…」

 

俺がそう言うとマリアは少し考える

 

「実はこの後シンフォギア装者同士で模擬戦を行おうと思っていたのだけど「なら残る」そう、今はその英気を養って居るだけなのだから少しは楽しみなさい」

 

「ああ「リーダー!!ステラの奴マジでヤバイから手伝ってくれ!!」はぁ、彼奴は今行く!」

 

俺は溺れたステラを必死になって岸に運ぶナインの手伝いに向かった

 

〜響side〜

 

「あのマリアさん、湊君の事ありがとうございます」

 

正直言って私にはそんな言い訳が思いつかなかったからマリアさんが居なかったら多分湊君は本気で帰ってたと思う

 

「別に構わないわ、今のあの子には少しああ言った場所が必要だと思ったもの」

 

マリアさんはそう言って切歌ちゃんと調ちゃんの所に向かう

 

「響ー!」

 

「うん!今行くよ未来!」

 

私はそう言って未来の元に向かった

 

〜響side out〜

 

「うう」

 

「お、起きたかステラ」

 

俺が到着するなりナインは俺にステラの事を任せてアリアと遊びに行った

 

「湊…そっか、私溺れて…あの2人は?」

 

「彼奴らなら彼処だ」

 

俺はそう言ってナインとアリアの居る方を指す

 

「そう…あの2人は本当に私の知らない世界を見せてくれるわね」

 

「そうかもな、俺も切歌と調で同じ事思った事何度かあるな」

 

「そう、それで何時迄この状況で居るつもり?」

 

ステラの言うこの状況とは俺がステラを膝枕して居る状況の事だろう

 

「ステラが大丈夫そうなら直ぐにやめるが?」

 

「もう少し寝るわ」

 

ステラがそう言って暫くすると規則正しい寝息が聞こえ始めた




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