『クロックタワー3』 の続編(?)なんぞを考えてみた   作:蜜柑ブタ

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まあ、第一ブランチだし、封印は数が少なく、ちゃっちゃと解除。


あと最後に、分岐。(両方書きますが)


ROUND4『学生寮(夜)その3』

 

side:女子寮

 

 

 

 外向きの学生寮の廊下を歩くアリエラ。

 それにしても、人の気配がなさ過ぎる。

 つい夕方まで人で賑わっていたのに……。

 殺された同級生だけが例外だっただけで、他の生徒達は、何かしらの力で部屋に閉じこもって寝静まっているのだろうか?

「あ?」

 アリエラは、扉の前に落ちている物を拾った。

 そして気づく、扉の隙間から血が流れ出ていることに。

 すると廊下の曲がり角から幽霊が現れた。

 これも母・アリッサから聞いている。ルーダーは、除霊もできるのだと。

 除霊方法は、幽霊が未練として残した遺品を見つけて遺体の場所の捧げることだ。

 襲ってくる幽霊は、聖水の瓶の水で一時的に退けられる。

 アリエラは、遺品の手がかりを探すため、近くを探索した。

 幸い、血に汚れていた親からの誕生日プレゼントの箱を見つけ、それを鍵のかかった血が流れる扉の前に置いた。すると、幽霊は光となって昇天した。

 そして、インビシブルをお礼としてもらった。このアイテムは、一時的に身体を透明にして敵からの目から逃れる物だ。

 そして、外向きの階段にさしかかると…。

「あ、アジーン!」

 向こう側の男子寮の階段で、アジーンがハンマー男に追い詰められていた。

「こっちよ! このハンマー野郎!!」

 アリエラは、力の限り叫んだ。ハンマー男が、アリエラの声に反応しそちらを見る。

 そのすきに、アジーンは、ハンマー男の横の下をくぐり抜けて上へ階段の上へ逃げていった。

 ハンマー男は、逃げていったアジーンと、女子寮にいるアリエラを見比べ、近くのアジーンを狙うことにしたのか階段を登っていった。

「アジーン…、お願い逃げ切って!」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

side:男子寮

 

 

 

 

 

『フンヌゥ!!』

「くっ!」

 後ろから振られるハンマーを避け、アジーンは、男子寮の倉庫に逃げ込んだ。

 ガンガンと扉を蹴破ろうとする音が響く中、壊れたモップを手にし、扉が蹴破られた瞬間に、ハンマー男の目にモップの先端を突き刺した。

『ギャアアアアアアアア!』

 目を押さえて悶えるハンマー男。その隙を突いて、タックルをして倒し、ハンマー男を跨いでアジーンは、逃げた。

 背後の方で、シュインッと何かが消える音が聞こえたような気がして振り返ると、ハンマー男が今まさに光となって消える瞬間だった。

「アリエラ…。」

 おそらく場所を移動しただろうハンマー男のことを想像し、今度は女子寮に言った可能性を危惧する。

 その時、アジーンは、廊下の壁にある封印を見つけた。

 トカゲが釘で張り付けられたその封印に手を添え、念じる。

 するとパリーン!と封印が壊れた。

「……空気が変わったな。」

 おそらく、二つの寮にひとつずつあるのだろうとアジーンは予測した。

 だとすると、次に封印が壊れれば、壊した側がハンマー男と戦うことになる。

 つまりアリエラが単身でハンマー男とぶつからなければならないのだ。

「いったん、女子寮に行くか…。」

 そう決めたアジーンは、1階に降りてアリエラと合流することにした。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

side:女子寮

 

 

 

 

 

「見つけた…!」

 アリエラは、封印を見つけた。

 しかし、聖水をかけようとして躊躇した。

 なんとなく猛烈に嫌な予感がしたのだ。

 そう…、まるでこれを壊すと、激しい戦いが待っているかのように。

 そういえば、空気が変わった気配があった。

 もしかしたら、アジーンが男子寮側の封印を壊したのかもしれない。

 っということは、ここでアリエラがこの封印を壊せば…、アジーンの見立てが正しければ、最後の封印を壊したアリエラがハンマー男と戦うことになるのだ。

 アリエラは、ギュッと母から受け継いだ聖水の瓶を握りしめた。

 

 ルーダーの力。

 

 それを使わなければならない。

 

 それは、アリエラにとっては、過去の傷をほじくることにも繋がる。

 

 けれど…、ここで死ぬわけにはいかないのだ。

 

 行方知れずになった妹たちを救うためにも、双子の兄・アジーンの足を引っ張らないためにも、ここで怯えているわけには…。

 

『アリエラーーー!!』

「!」

 立っていたアリエラが、その声を聞いて振り返ったとき、そこにはハンマー男がいた。

 振り下ろされるハンマーをギリギリで避け、足をもつれさせながらも、逃げた。

「この!」

 迫ってくるハンマー男に聖水をぶっかける。だがこれで聖水の残量はゼロになった。

「しまっ…。」

『グハハハ! 死ねぇ!』

 よろけて尻もちをついたアリエラに、ハンマー男が手にしている大型ハンマーを振り下ろそうとした。

 振り下ろされる直後、背後からアジーンが後頭部にドロップキック。

「キャッ!」

 倒れてきたハンマー男からアリエラが這いつくばって逃げ、下敷きになるのを免れた。

「アリエラ! 立て!」

「聖水が…。」

「あっちに水壺があった。そこで補給だ。」

 後頭部への強烈な一撃で気絶したハンマー男を残し、二人は急いでアリエラの聖水の補給に向かった。

 

「封印は見つけたけど…、たぶん、アレで最後よね?」

「ああ、おそらくな。」

「どうする?」

「お前はどうしたい?」

「質問を質問で返さないでよ。」

「俺は、アリエラの意見を優先する。ルーダーの力を使いたくないだろ?」

「っ…! でも、それならどうやって戦うわけ? 魔のモノは、ルーダーの力じゃないと…。」

「そこんとこだが…、なんとなく、俺でもやれる気がしてる。」

「なにその自信。」

「分からん。ただ…、俺が何も出来ないはずがないって確信はある。」

「……分かったわ。じゃあ……。」

 

 

 

 

 

 

選択肢(分岐)

 

『アリエラが戦う』←

 

『アジーンが戦う』

 

 

 

 




まあ、1番目の敵はチュートリアルだし、簡単です。


分岐にしてますが、両方は書きます。


戦闘描写…、がんばるぞーー!
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