『クロックタワー3』 の続編(?)なんぞを考えてみた   作:蜜柑ブタ

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アリエラvsハンマー男。



弓矢での攻撃って単調だから、文章にするの大変でした。


ROUND5 『学生寮(夜)その4 vsハンマー男』 アリエラ編

【アリエラ編】

 

 

 

「私がやるわ。」

「…分かった。」

「じゃあ…、行くわよ。」

 補給した聖水を、アリエラが封印にかけた。

 バリーンっと、封印が壊れ、直後、空間が歪みだした。

「うぉ!」

「アジーン!」

 アジーンが弾き飛ばされるように吹っ飛んでいき、アリエラの周りを渦巻くように空間が歪んだ。

 

 

『アリエラーーー!!』

 

 

「!」

 渦巻く空間は、やがて学校の広場の床のようになる。

 直後、聖水の瓶が輝きだし、ひとりでに浮かんで弓矢に変わる。

 アリエラは、それを握り、ハンマー男に照準を合わせた。

『ヌウン!』

「負けないわよ!」

 アリエラは、横へ一回転しハンマー男の攻撃を避け、矢の一撃を与える。

 だがそれではダメだ。

 距離を取り、力を溜めなければ。

 それは、母から教わったことだ。

 力を溜めることで、矢に鎖の力が付与され、敵を縛り付けることができる。

 3回縛り付けると、強大な一撃を与えることが出来る。

 しかし、鎖は、時間が経てば消えてしまう。そこをうまくやらないといけない。

 ハンマー男は、大柄で大きく重たい武器を持っているが、とろくさくてもそれをカバーするためか、攻撃の際の衝撃が来る。

 それを避けつつ、隙を見て鎖を付けなければならない。

 

 弓矢を射るたびに、脳裏にフラッシュバックしそうな過去の記憶。

 

 けれど、やらなければ……こちらが負けるのだ!

 

『グオオオ!』

 やがてひとつめの鎖を付けることに成功。

 そして限界まで距離を取り、2回目、そして3回目!

 鎖を縛り付け終えたとき、アリエラは、天へ向かって矢を射った。

 

 すると、天へ飛んで行った矢が魔方陣を発生させ、巨大な光の塊がハンマー男に降りかかった。

 

 

『グオオオオオオオオオオオオオオ!?』

 

 

 その一撃により、ハンマー男が倒れる。

 

『さ、さすが、アリッサの娘ぇ…! だが、生誕祭までには、お前…を…!』

 

 

 身体から黒い煙を吐き出し、苦しみ、やがて……、天へ向かって魂が破裂するように昇り、消えた。

 

 

 

「……生誕祭?」

 

 アリエラは、ハンマー男が残していった謎の言葉に疑問を持った。

 

 

 そして、一時的に発生していた、閉鎖空間が砕け散り、元の場所へ戻った。

 

「アリエラ!」

「アジーン!」

 アジーンが駆け寄ってきて、二人はお互いの無事を確認した。

「よく頑張ったな。」

「なによ? 負けるとでも思ったの?」

「いや…、そんなことは…。」

「それより…、アイツ気になること言ってたわ。」

「なんだ?」

「生誕祭…がどうのって…。」

「……せいたんさい?」

「何かが生まれた時を祝うってことよね? ……何が生まれたのかしら?」

「さあな…。」

「それより……疲れたわ。」

「俺もだ。」

「あ…、朝が明けたみたいね。」

「人の気配も戻ったな……。」

 

 やがて、元通りになった学校の寮に絹を裂くような悲鳴が聞こえた。

 そういえば、同級生がハンマー男の犠牲になってた……っと思い出した二人は、どうする?って顔を合せたのだった。

 

 

 その後、学校は警察の捜査が入り、一旦学級閉鎖となった。

 

 




ハンマー男が手にしているハンマーと怪力のため、犠牲になった生徒の死については、二人に疑いの目は向けられません。


次回は、ハンマー男vsアジーン編。
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