『クロックタワー3』 の続編(?)なんぞを考えてみた 作:蜜柑ブタ
設定にすでに書いてるけど、それを匂わせることを最後に言われる。
「……。」
「…なら、俺がやろう。」
「アジーン…。」
「心配するな。お前も、妹たちも残して死ねるか。」
「…バカ。」
「そうだな。俺はバカだよ。」
アジーンは、封印に触れ、念じた。
そして、バリーンっと、封印が壊れた。
すると、空間が歪みだした。
「きゃっ!」
「来るか…。」
アリエラがその歪みと風のような衝撃によろめいて後ろへ行った瞬間、アジーンの周りが異空間へと変わった。
『アジーン!!』
学校の広場の床のようになり、周りは灰色の風が渦巻いてるようになっており、ハンマー男がそこの中央へ飛び降りてきた。
「来い。」
アジーンが構えた。
『グハハハ! ルーダーでもないお前が魔のモノの配下であるこの俺を倒せると思ってるのか!?』
「思ってるさ。」
『ぬうううう!』
アジーンは、自信を持って言う。ハンマー男は、その態度に激昂したのか、突撃してきた。
アジーンは、横へ逸れ、足払いをかける。
『グオッ!?』
よろめいた隙に背後に回り込み、首に腕を回し、背中に足を乗せて首を後ろへ引っ張る。
『グゲゲゲゲ!?』
バキボキと背骨が鳴り、ハンマー男が苦しむ。
ハンマー男があらんばかりに暴れ、アジーンを振りほどくが、背中へのダメージからよろめいていた。
その後も、関節技やらを決めていき、ダメージを蓄積。
やがてヨタヨタになったハンマー男が最後の力を振り絞って、大声を上げてハンマーを振り上げた。
その瞬間、アジーンは、右手を振りかぶった。
その右手に、黒い闇よりも濃い色の黒いモノを纏って。
そして、その右手がハンマー男の腹にめり込み、そして黒いモノが腹を貫いた。
『こ、これは……!? まさか、…ま、さか……おま…えは…!』
ハンマー男は、ガハッと黒い煙を吐き、グズグズに崩れていき、やがて断末魔の声をあげながら天へ向かって魂が昇っていった。
「……?」
アジーンは、ハンマー男の言葉に、首を傾げた。
そして、一時的に発生していた、閉鎖空間が砕け散り、元の場所へ戻った。
「アジーン!」
「アリエラ。」
「勝ったのね?」
「ああ…。」
「どうしたの?」
「いや…、少しばかり気になることを言われたからな。」
「なに?」
「『まさか、お前は』って。」
「なにそれ?」
「現時点じゃ何も分からない。」
「あ、朝が明けたわね…。人の気配も戻って来たみたい。」
「疲れたな…。」
「私も…。」
やがて、元通りになった学校の寮に絹を裂くような悲鳴が聞こえた。
そういえば、同級生がハンマー男の犠牲になってた……っと思い出した二人は、どうする?って顔を合せたのだった。
その後、学校は警察の捜査が入り、一旦学級閉鎖となった。
アジーンの戦いは、ゲームにすると、コマンド入力による接近戦。
戦い後の台詞が違うだけで、その後の展開はアリエラと同じ。
分岐しても良いかもしれないけども……。従来のクロックタワーみたいに。