仮面ライダーオーマジオウ
仮面ライダージオウ、
オーマジオウの力は、全てのライダーの力。
オーマジオウの力を奪い自らが王となる事で、他の世界を消滅させようと目論んだアナザーディケイドことスウォルツだった。しかし、実の妹であり総一の仲間である仮面ライダーツクヨミことツクヨミ、本名アルピナの手によって傷を負う。
スウォルツは自身に傷を負わせたツクヨミを吹き飛ばすが、その行為が総一の逆鱗に触れ、総一が繰り出すライダーキックにより消滅。ツクヨミも後を追うように、総一に自分たちの世界を託して消滅した。
スウォルツを倒した総一は、空を見上げていた。
そしてその総一の前に仮面ライダーウォズことウォズが現れ、頭を垂れて跪く。
「流石だ、我が魔王。改めて忠誠を誓うよ、君はこの世界に存在する。未来永劫に渡って」
「……いいや……そうはならないよ、ウォズ」
「何故だい?最強王者になれたというのに…………」
「この時空を…………俺が破壊するから」
「えっ?」
総一の言葉に驚くウォズ。
その時
『それが、お前の選択か』
1人の男の声が響き、総一の意識が特殊な空間へと移動する。そしてそこには、玉座に座る50年後の総一がいた。
「王として、君臨する資格はあるのだぞ?お前が世界を救った」
「…いいや、違うよ。世界を救ったのは…ゲイツや、ツクヨミや、兄さんや、新一や、ライダーたち皆の力だ……皆のいない世界で、俺1人王様になったって・・・意味なんて無い」
仲間と、そして家族と過ごした過去の日々を思い出しながら、50年後の自分へ言う総一。
「…………覇道より、王道をとるか………」
「………オーマジオウの力って、破壊するだけ?」
「創造の前に、破壊が必要だからな」
「だよね?…………じゃあ創造させてもらう。歴史を、作り直す」
「二度と王にはなれんぞ?」
「なれるよ………なんかいける気がする。時計の針はさ、未来にしか進まない。ぐるっと一周して、元に戻ったように見えても…………未来に進んでるんだ」
50年後の自分へ笑顔で言う総一。
「フフフ…!ハハハハ…!面白かったぞ、お前に会えて。若き日の私よ……」
そう言って、50年後の総一は消えた。
意識が体に戻った総一は、ウォズへ視線を向ける。
「ウォズ、今までありがとう。俺は…………この時空を破壊するよ」
「我が魔王、今の君がそんなことをすれば、君はおそらく…………」
「うん…………死ぬだろうね」
「………それが分かってて、やるんだね?」
「うん………だって俺は、ゲイツが……ツクヨミが……兄さんが……新一が……命をかけて戦ったお陰でここまで来れた。それなのに、俺だけ生き残っているなんて堪えられないよ……ウォズ、君は―――」
「言っておくが、私は最後まで側にいるよ?我が魔王」
「ありがとう、ウォズ」
ウォズに礼を言う総一。
するとそこへ、今回協力してくれたライダー、仮面ライダーディケイドこと
「どうやら、決心がついたみたいだな」
「ああ…………ありがとう、2人とも」
「気にするな。むしろ謝りたいくらいだ」
「僕は謝ってほしいかな?時空を破壊したら、スウォルツから貰った力が使えなくなるかもしれないし」
「ゴメン」
「ふ…冗談さ。良い物を見せてもらったから、良しとしよう」
「そっか」
大樹の言ったことに、笑みを浮かべる総一。
そして総一は、士へと視線を向ける。
「門矢士───いや、士さん、頼みがある」
「なんだ?」
「コレを」
総一は1つの端末を取り出し、士へと渡した。
「端末?」
「それには、俺が今まで行った事がある世界が記録されてるんだ。俺が消えたら、その端末に書かれてる世界に行って伝えてほしい。『約束を守れなくてゴメン、俺は……最高最善の魔王になれたよ』って」
「……分かった」
「ありがとう、士さん」
「それと朗報だ。お前の兄貴と弟な、別世界で生きてるらしい」
「そっか……教えてくれてありがとう」
士へ礼を言う総一。
「じゃあ…………やるよ」
「ああ…………来世は長く生きろよ」
「うん」
「来世で会ったら、その時の君の最高のお宝を頂くよ」
「防いでみせるさ」
総一がそう言った途端、地面が光りだし、粒子のような物が浮かんでいく。
破壊が始まったのだ。
総一は破壊していく中で、自分の体の感覚がなくなっていくのを感じる。それでも総一は破壊をやめない。ある1つの願いのために。
「(どうか…………ゲイツとツクヨミが………幸せになる世界に)」
そう思いながら、最後の力を振り絞り、時空を破壊し、創造した最善最高の時の王者、仮面ライダーオーマジオウ、時野 総一は力尽きた。
こうして、時野 総一の物語は幕を閉じた。
だが、彼の物語は終わった訳ではなかった。
体の感覚が戻り、意識がはっきりしている総一は今の現状に驚く。
「あれ?俺…………死んだ筈なのに」
辺りを見渡す総一だが、辺りには何もなかった。すると総一の前に、1人の女性が現れる。
「良く来ましたね。オーマジオウ、時野 総一」
「君は?」
「私はルナ。人を見守る存在、女神です」
「女神?」
女性――ルナの言葉に、首を傾げる総一。
「時野 総一。私は貴方に新たな命を授ける為に来ました」
「どうして?」
「本来貴方は、時空を破壊し、新たに創造した時空で、生きられる筈でした。ですが貴方はダメージを負いすぎた為に、貴方は時空を創造した瞬間に消滅・・・死んでしまったのです。我々天界に住む者たちは、貴方のとった行動に敬意を評し、新たな命を与え、転生させることにしました」
「俺の世界には………転生できないの?」
「残念ながら、貴方の世界には転生できません」
「そっか…………分かったよ」
総一がそう言うと、総一の足元が光だし、総一を包んでいく。
「時野 総一。貴方がこれから行く世界は、とても特殊な世界です。貴方のオーマジオウの力、仮面ライダーの力が、一般常識のように理解される異常な世界。その世界へ、貴方のオーマジオウの力と共に転生させます。ですが覚えておいてください、その世界に行って暫くは、オーマジオウの力を使いこなす事は出来ません」
「どうして?」
「貴方は新たな体で生きる事になります。その体がまだ、オーマジオウの力には耐えきれないです。ですので、体が完全に耐えきれるようになるまでは、オーマジオウの姿を長く保持する事が出来ません」
「分かった…………ありがとう」
「いえ…………どうか、幸せになってください」
「うん」
笑顔で返事をした総一は、完全に光に包まれ、その場から姿を消した。
そしてこの時から、時の王者の新たな物語が、幕を開けるのであった。
そしてそれを見届けたルナの背後に、5人の人物が現れる。
その人物たちは、最後まで共にいたウォズ、門矢士、海東大樹の3人と、スウォルツによって死んでしまった明光院ゲイツとツクヨミであった。
ルナは振り返り、5人へ言った。
「彼は無事、転生しました」
「ありがとな、ルナ」
「お礼を言われるような事はしていませんよ、門矢士。私は天界の決定に従ったまでです」
「ふっ……そうか」
「さて、ウォズさん。貴方はもちろん、彼の元に向かうのですよね?」
「もちろん。私は未来永劫、彼の家臣であり続けると決めたからね?」
「分かりました。ゲイツさんとツクヨミさんは?」
「俺たちも転生を頼みたい……だが」
「肉体を失った私たちでも、転生できるの?」
「魂だけなら転生させる事は可能です。ですが、私の力ではあなた方の魂を送れても、記憶を失ってしまいます。いわゆる、生まれかわりとしてしか生きられません。それでもよろしいですか?」
「構わない」
「それでお願い」
そう言って頼むゲイツとツクヨミ。
その2人へ大樹は言った。
「良いのかい?彼に会うことができなくなるかもしれないんだよ?」
「「それはない(わ)」」
同時に言うゲイツとツクヨミ。
「俺たちの絆は、記憶を失っただけで断ち切れる程、柔な物じゃない」
「ええ。記憶を失っても、必ず巡りあえるわ。ウォズ、それまで総一をお願い」
「任せたまえ」
「では、お三方を転生させます」
そう言われた3人は、眩い光に包まれ、その場から姿を消した。
次回は転生した総一の話になります。
次回も是非読んでください‼️
緑谷出久の設定ですが、緑谷出久は頭の回転が早いので、個性を引き継がせず、アイアンマンのようにアーマーを作ってヒーロー科に行かせようか悩んでいます。皆様のご意見をお聞かせください‼️
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個性なしのアーマー開発してヒーロー科
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原作通り個性を引き継ぐ
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この際アーマー作って個性継いじゃえ!!