「ソウ君、早く早く~!!」
「ま、待ってよ直葉」
詩乃と直葉の母親、朝田
その光景を、見ていた詩乃は溜息をつき、ウォズはニコニコと微笑みながら、月読は苦笑いしながら見ている。
それから数十分後、総一は疲れてベンチに座っていた。
「はぁ…はぁ……直葉は元気いっぱいだな~」
「大丈夫かい?我が魔王」
「ウォズ」
疲れている総一の元へ、ウォズが水が入ったペットボトルを持って近づいてきた。
「我が魔王、コレを」
「ありがとうウォズ…………ぷはぁ……生き返る~」
「フフ…我が魔王、楽しそうで何よりだ」
「そう見える?」
「えぇ。まるであの時の…………ゲイツ君やツクヨミ君たちと過ごしていた時のようだ」
「…………うん、そうだね」
ウォズに言われた総一は目を閉じ、ゲイツとツクヨミ、ウォズたちと過ごした日々を思い出していた。
そして総一は、どこか懐かしく、どこか悲しげな目で天井を見上げる。
「あれから4年か…………あの頃、大変だったけど、ゲイツやツクヨミ、ウォズたちと過ごした日々は、ホント楽しかったよ」
「そうだね…………戻りたいかい?あの頃に」
「どうだろう…………今の人生も楽しいから……手放したくはないかな?」
苦笑いしながら答える総一。
するとそこへ、月読たちがやって来た。
「総一さん、ウォズさん」
「どうしたの皆?」
「今からアイス食べに行くから、一緒に行きましょう」
「アイス!!行く行く!!」
「我が魔王…………」
優乃の言葉に反応する総一に対し、溜め息をつくウォズ。そして、総一たちがアイスを食べに行こうと歩き出したその時
―ドガァアアアアアン―
『きゃぁああああああああ!?』
「ッ!?なんだ!?」
「爆発音!?」
「全員動くなぁ!!」
「「ッ!?」」
爆発音と共に男の声がその場に響く。
いち早く気づいた総一とウォズは、男の声が聞こえた方へ顔を向ける。
そこには、腕をマシンガンに変化させたマスクを被った男と、ナイフやバズーカ等の武器を持つ仮面を被った男4人いた。
「全員、1ヶ所に集まれ!!早くしろ!!」
腕を変化させた男が総一たちに命令し、スタッフと客を合わせて100人の人間が人質となった。
「これで全員か?」
「はい」
「警察への通報と要望、警告をしときやした」
「よし…………さて、お前ら人質には、
「なんでこんなことをするんだよ!?奴って誰だ!?」
人質の1人が男に怒鳴りながら聞く。
すると主犯格の男が笑い出す。
「奴とは、貴様らもよく知る、No.1ヒーローオールマイトを誘きだし、奴を抹殺することさ!!」
『『『『『なっ!?』』』』』
主犯格の男の言葉に、その場にいた人質全員が驚く。
No.1ヒーロー、オールマイト。
彼は、どんな状況下であろうと笑顔を絶やさず、敵から人々を守るヒーローとして有名である。
そんなヒーローを抹殺する為に人質をとったのだと、人質全員が理解している間に、仲間の1人が主犯格の男へ声をかける。
「ボス、どうせですから、見せしめに何人か殺しときましょうよ」
「それもいいかもな~、奴の絶望する顔を見れるチャンスだ…………おい!!そこの小娘3人!!」
「「「ひっ!?」」」
「こっちに来い、殺してやる」
「や、やめてください!!」
「子供を殺すなんて、正気の沙汰じゃないわ!!」
「ほぅ…………威勢がいい女どもだ。いいだろう…………まとめて殺してやる!!」
そう言った主犯格の男は、マシンガンに変化させた腕を優乃たちへ向ける。
その時、総一の頭に1つの光景が───ゲイツとツクヨミが死んでいった光景が浮かぶ。
「……やめろ」
─カチ─
「やめてくれ」
─カチ─
あの日の光景が頭に浮かんだは総一の腕が震えだし、彼の中で時計の針が動く音が響く。
嫌な予感がした優乃と揚葉は、月読と詩乃、直葉を守るように3人へ被さり、主犯格の男は不気味な笑みを浮かべながら、優乃たちだけでなく、他の人質も巻き込むように銃弾を放った。
周りの誰もが、死ぬと感じ目を閉じてしまう。
その時だった
「やめろぉおおおおおお!!」
─ゴォオオオオオオオオン─
総一の制止の叫び声と共に、時計の鐘の音が鳴り響く。それと同時に、総一を除いた全ての時が止まった。
「コレは……!?」
突然の事に驚く総一。
すると、総一の背後に1人の人物が現れる。
気配を感じた総一は、直ぐ様振り返り、その人物を見て驚いた。
「あんたは!?」
「久しいな、若き日の私よ」
そこに現れたのは、最低最悪の魔王と呼ばれた、未来の総一こと、オーマジオウであった。
「どうしてあんたが……もしかして、コレはあんたが?」
「違う。お前がやったのだ」
「俺が?」
「そうだ……オーマジオウの力の源が何か、覚えているな?」
「全平成ライダーの力……まさか!?」
「そうだ。時を止める力を持ったツクヨミもまた、平成ライダーの1人だ。貴様は無意識にツクヨミのライドウォッチに秘められた力を使い、全ての時を止めたのだ」
オーマジオウの言葉に、驚きを隠せない総一。
その総一へ、オーマジオウが問いかける。
「さて、これからどうする?」
「えっ?どうするって?」
「貴様は何にしろ、“個性”として再びオーマジオウの力を手にし、貴様は再び王になる資格を得たのだ。だが、ここが運命の分岐点の
「…………そんなの決まってるよ。俺は、皆を救う。そして最高最善の魔王で最高最善のヒーローになる!!」
「それが、お前の選択か……ならば見せてもらうぞ?貴様の行く末を」
「ああ!!」
総一の返事を聞くと、オーマジオウはその場から消える。
そして総一は力をコントロールして、再び時間を動かし、全員の前で銃弾を消し去った。
「な、なんだと!?」
「バカな!?」
「あ、ありえねぇ!?」
「嘘…………」
「あ……ああ………」
「そ、総一………くん?」
その場にいた人全員が、銃弾を消し去った総一を見て驚く
そして総一の腰には、金色のベルト【オーマジオウドライバー】を巻かれていた。
総一は、月読たちへ顔を向ける。
「大丈夫ですか?怪我は?」
「だ、大丈夫よ」
「総一くん、貴方個性が?」
「はい。後は任せてください」
「そ、ソウ君?」
「大丈夫だよ!!」
不安な気持ちでいっぱいな直葉に、サムズアップした総一は、
「な、なんなんだテメエは!?なんだその個性はよ!?」
「聞いても信じないだろうし、教える気もないよ。ただ1つだけ教えてあげるよ。この力は、王の力だ」
「王だと!?」
「そうだよ。最強の王の力……大事な人達を守る力だ!!」
「「「ッ!?」」」
総一の怒りに気圧され、後ずさる
そして総一の脳内には、ゲイツとツクヨミが倒された光景が再び蘇る。
「もう二度と、あんな想いはしたくない!!だからもう一度なる………最強の時の王者に!!変身!!」
〈祝福の刻!!〉
〈最高!!最善!!最大!!最強王!!オーマジオウ!!〉
オーマジオウドライバーに装飾されている、右側のオーマクリエイザー、左側のオーマデストリューザーを押したことで、総一の体は光に包まれる。
そして総一の体を包んだ光が弾け飛ぶと、総一の姿は仮面ライダーオーマジオウとなっていた。
総一のオーマジオウとなった姿を見た
「な、なんだ…………なんなんだお前!?」
「ウォズ…………祝え」
「お任せを、我が魔王。祝え!!時空を越え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者!!その名もオーマジオウ!!再誕した瞬間である!!」
「う、うわぁあああああああ!!」
―ダダダダダダダダダ―
ウォズの大声ではっせられた祝いの言葉と、オーマジオウの姿に恐怖した主犯格の男は、総一へマシンガンを撃つ。
だが
「ふん!!」
「なっ!?」
オーマジオウの力により、弾丸は消し炭となった。それを見た
しかしそれを、総一は許さなかった。
「何処へ行く?」
〈カブト〉
カブトのライドウォッチを使用し、クロックアップで
「「「なっ!?」」」
「コレを喰らえ」
〈カブトの刻!!ライダーキック!!〉
「ハァッ!!」
「「「がぁっ!?」」」
総一はオーマクリエイザーとオーマデストリューザーを押し、仮面ライダーカブトのライダーキックを、威力を弱めて
叩き込まれた
もう
「月読、詩乃、直葉、優乃おばさん、揚葉おばさん、怪我はない?」
「う、うん、大丈夫だよ?」
「貴方のおかげで、なんともないわ」
「ありがとう!!ソウ君!!」
「総一くん、ありがとう」
「総一くんのおかげよ」
「良かった…………他の皆さんは?」
「大丈夫だぞ!!坊主!!」
「誰も怪我してないわ!!」
「良かった………本当に、良かっ………た」
―ドサッ―
「そ、総一君!?」
「総一!?」
「ソウ君!?」
「我が魔王!?」
人質全員に怪我がないことを聞いて安心したのか、総一は仰向けに倒れて変身が解除し、意識を失った。
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今回はここまでです!!
次回は総一がある存在と出会い、あの人と再会します。
次回も是非読んでください‼️
アンケートにご協力お願いします‼️総一とオリキャラたちとの原作までのオリジナルストーリーを読みたいか、もう原作に突入して紹介だけの方が、皆様のご意見をお聞かせください‼️
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総一とオリキャラとの原作前の話を読みたい
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原作に突入しオリキャラは紹介だけ
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原作突入してオリジンの話で書いてほしい