仮面ライダートリガー   作:辰ノ命

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前回、ついにやっとようやくトリガーの正体が分かり、仇が目の前にいるとわかった巧也が出した答えとは…?

それではどうぞご覧ください。


第8劇「月夜」

「兆… 俺の答えは──」

 

「……」

 

「もちろんトリガーは許さないさ。当然だ。それは変わらない」

 

「……あ」

 

「だが、兆。お前は違うだろう?」

 

「え…?」

 

「普通疑うだろうけど、俺はこれでも見る目はあってな。記憶がないのは真実だ。なら、仕方ない。そんな言う必要もないしな」

 

「あ、え?」

 

「まだわからないだろ? お前がトリガーなのかどうかなんて。1人や2人いたっておかしくない。記憶を取られるなんて、馬鹿げた現象が起きてるんだ。トリガーが何人いても今更驚くか?」

 

「巧也さん…」

 

「だから、兆。例えお前が本人だったとしても、テロスが何かを知っている事に変わりはない。お前の記憶が戻るまで、真実に辿り着くまで、俺と… いや、違うな。俺たちRIVERSがお前と共に戦う。それにお前はもうRIVERSのメンバーだからな。仲間が困っているなら手を差し伸べるのが、警察として、人としてのスジってものだろ?」

 

「─── はぁぁぁ… やっぱり課長さんは凄いな。思わず涙袋が破裂するところだったよ」

 

「あぁ、これからもよろしく頼むぞ。兆」

 

「もちろんっすよ。俺で良ければ力になるつもりさ」

 

 

 2人は向かい合って、ガッチリと握手を交わす。その光景を見ていた永理はとんでもないほど号泣していた。

 

 

「お、おいおい永理。なにそんな泣いてるんだよ…」

 

「兆さんの代わりに涙袋が破裂しましたうわぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

「あーあー、美人なお顔がすごい事になってるぞーって、おい!! 鼻水擦りつけるんじゃねーよ!!」

 

 

 再びRIVERS内は明るい雰囲気を取り戻し、皆の笑顔が溢れかえった。

 それから次の日、気持ちを切り替え、永理は今尚泣いているがそれは良しとして、また新たなRIVERSとして会議を始める。

 

 

「では、早速始める。既に幹部は12人のうち2人は俺と兆で落とした。残りの10人を倒し、全てのエリアを一刻も早く奴らから奪還しなければならない。そこで俺と兆は敵陣に踏み込もうと考えている」

 

「他エリアから来る事も考えて、1人は残しておいた方がいいんじゃない?」

 

「あぁ、佳苗の言う通りだ。だが、こうしている間にも人々はウォンテッドに苦しめられている。今、奴らと戦える俺たちが人々を救わなければならない。それに、俺も戦えるようになったとは言えど、まだまだこの力も完全に使いこなせていない」

 

 

 そんな話の最中、永理は何かに気づいた。そうだ。自分が呼ばれていない。思わず涙が引っ込み、すぐに巧也に直談判する。

 

 

「ちょ、ちょっと課長!!!」

 

「ん? どうした永理?」

 

「どうして私の名前が出てこないんですか!!?」

 

「あぁ… 悪いが永理、お前はここを頼みたい」

 

「ここ… って、エリアAですか?」

 

「そうだ。誰か1人残すのならば、お前しかいないと思っていた」

 

「課長…」

 

「頼めるか?」

 

「はい!! もちろんです!!…… なんて言いませんよッ!!! 課長の喋り方おかしいですもん。絶対私が危ないからって残すつもりなんでしょう!?」

 

「うっ… いや、別にそうは言ってないだろう。お前にはここを守ってもらうというな──」

 

「やです!! 私も一緒に戦いたいです!!」

 

「うーん……」

 

「お願いします課長!」

 

「んー…… とりあえず、会議に遅れてる兆を呼んできてくれ。考えておく」

 

「…!! わかりました! すぐに呼んできますね!!」

 

「考えておく! だからなー… って、もう行ったな」

 

 

 まるで風のように永理はその場から消える。巧也は大きなため息をつくと、自分の席へと座り、頭を抱える。静まり返ったRIVERSで、クスクスと微かな佳苗の笑い声が響いていた。

 

 

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>

 

 一方その頃、遅刻している兆はと言うと、ガンホーレ達と共にバーで飲んでいたのである。

 

 

「マスター。人は言うだろうね。遅刻しているのにも関わらず、なぜお前はミルクを飲み続けるのか… と、その答えは簡単だ。そこにミルクがあり続けるからさ」

 

「ゼハーゼハー…… い、いい飲みっぷりだな。マ、マスター。こいつにミルクと俺にビールをくれ」

 

「そろそろやめようぜ、ガンホーレさん。飲み比べは体に触るぜ」

 

「何言ってやがる。今日こそは勝つぞ」

 

「ふっ、上等だぜ… その前におトイレに…」

 

「おっと、なに吐き行こうとしてるんだ? ルール忘れたか?」

 

「覚えているさ。先に吐いた方が負け… この勝負の間、吐く為にトイレに行ったものは即敗北…と」

 

「そうだ。このまま負けでいいのか?」

 

「残念だが、俺は吐くんじゃなくて、色々大きなものを吐き出そうってだけだぜ? ルールは嘔吐はダメなんだろ? なら、どでかいブツを出すんだったらいいとは思わないか?」

 

「ダメに決まってるだろ座れ」

 

「も、もうダメだ。俺はこのままここで出してしまうのか? 俺の人生がスーッとではなく、ズドーンって落ちてしまってもいいのか?」

 

「いいからさっさと席に着きな」

 

「あーもうダメだー。さよなら、おとっつぁんおかっつぁん。オラはもうダメだぁぁぁぁぁぁ……」

 

 

 すると、カランカランと音を立て、バーのドアが開かれる。そこには可愛らしい女性が1人立っていた。

 ガンホーレとイッシュウはそれを見ると、すぐさま取り囲む。

 

 

「よう、ねーちゃん。行けないな。ここはあんたが来るには早過ぎるぜ? だろ? イッシュウ」

「そうですね。それより結構な上玉ですよ団長」

「そうだなぁ… なら、ねーちゃん。俺たちがここでの遊びってのを手取り足取りなんたら教えてやるぞ?」

「団長。なんたらは、いらないですよ」

 

「あぁ、私こう言うものです」

 

「「ん?」」

 

「警視庁組織犯罪(以下省略) RIVERSの内嶋 永理です」

 

「「………け、警察ぅぅぅぅぅっっっ!!?」」

 

「そうです」

 

 

 RIVERSと言う名を聞いて、2人は焦り始めた。まぁ無理もないだろう。ガンホーレ団はほぼ無視はされてはいるが、一応指名手配犯。更にはRIVERSと言う名が出てくると話はまた変わってくるだろう。

 

 

「ま、まずくないですか団長!!?」

 

「な、なんでRIVERSがこんな所に…… ついに俺たちを捕まえにきたのか!!?」

 

 

 そんな2人を無視して兆に近づくと、それに気づいた彼は露骨に目を逸らす。本人は自覚あり。

 

 

「遅刻です」

 

「あい」

 

「何してたんですか」

 

「ミルクを嗜んでおりました」

 

「行きますよ」

 

「あい」

 

 

 トボトボと兆は永理の後をついて行き、マスターに軽く手を振り、金が入った巾着をカウンターに上手いこと投げる。

 

 

「釣りはいらないよマスター」

 

「あぁ、気を付けろよ」

 

「へーい。行ってきまーす」

 

 

 バーを出て街中へ出ると、明らかに永理の元気がないのがわかった。いつもならば、飯だ飯だとうるさい食いしん坊が、今日はとても静かであるからだ。

 

 

「なんだ永理? 元気ないな」

 

「え? あぁ… そう見えました?」

 

「まぁね。いつもなら飯飯うるせーからな」

 

「そんなに言ってませんよ。今日は食べてきましたし」

 

「そういう問題なのか… で、なんかあったの?」

 

「…… 兆さん」

 

「んー?」

 

「私は戦場に必要ですか?」

 

「な、なんだよ急に… 怖いな」

 

「何も出来ず、ただ見守るばかりで私はこれといって役に立った事がありません… 課長にも今回の作戦から私は抜かれてしまっていて…」

 

「なるほどなぁー… 巧也さんもわかってらっしゃる」

 

「そう… ですよね」

 

「まぁでも、俺は永理に近くにいて欲しいけど」

 

「…へ?」

 

「だって俺、何回もお前に助けられたことあったし、それに昨日だって、フォースガンナイフを届けてくれなきゃ、俺どうなってたか分からないしさ」

 

「………」

 

「な、なんだよ急に黙って」

 

「一瞬告白かと思いました」

 

「んな訳あるか!!!」

 

「な訳ないってどういうことですか!!?」

 

「心配した俺がバカだった… まぁいいや。とりあえず巧也さんを説得でもするかな」

 

「ほ、本当ですか!!?」

 

「あぁ、トリガーさんは嘘はつかないぜ」

 

 

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>

 

 2人はRIVERSに戻ってくると、巧也に兆が早速怒られていたが、それはそれで仕方ない。いや、当然だ。

 それから巧也は、もう一度今回の作戦を説明してから、もう一つ永理に向けて何かを決めたような表情で告げる。

 

 

「永理」

 

「は、はい」

 

「兆は1人にしておくと… なんだ。今みたいに遅刻をするからな。永理がこいつの側に付いてやれば、まぁその、大丈夫だと思うんだ」

 

「どういうことですか?」

 

「つまりー… 今回の作戦は俺と兆。それに永理。お前は兆についてやれ。それでこいつのサポートと社会の常識を教えてやれ。以上だ。準備しろ。早速向かうぞ」

 

 

 永理はそれを聞いて飛び跳ね出した。余程嬉しかったのかロッカーにあったパンを全て平らげてしまった。この僅かな時間で。

 巧也は椅子に深く座り、頭を掻く。それを見ていた佳苗は、笑い堪えるの必死なようだ。

 

 

「── 何か言いたげだな」

 

「べ、別にぃ… ふふふっ」

 

「俺も弱いな。まだまだ」

 

「ふふっ、そう見たいね」

 

 

 それから兆たちはパトカーに乗り込むと、エリアAからエリアEへと向かう。佳苗の情報によれば、このエリアEで幹部に動きがあったとのRIVERSのメンバーより連絡が入ったらしい。だが、3人は知らなかった他のエリアは一際違うということを───。

 

 

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>

 

 暫くしてエリアE付近に到着する。見た感じは普通だった。しかし、エリアEに入ったと同時に辺りは暗闇に飲み込まれてしまう。月が顔を出し、まるで一瞬にして数時間経ってしまったかのように、周りは夜になっていた。

 

 

「こ、これは…」

 

「ここの幹部は確か、"ナガツキ"だったかな」

 

「ナガツキか…」

 

「それにしても暗いな。本当にここだけ夜みたいだなぁ… これも幹部の力ってやつ?」

 

「そうだろうな。さ、おしゃべりは終わりだ。任務開始だ」

 

 

 3人はパトカーから降りると、辺りを見渡すが、明らかに人がいない。街灯の明かりだけがこの街を照らしている。とても不気味で恐怖すら感じる。

 事前に持ってきたライトを点けると、やはり前は何もみえない。

 

 

「情報通りの場所だったが、実際に来てみるとかなり気味が悪い」

 

「お、お化けとか出てきませんよね」

 

「出るわけがないだろ。出るとしたらウォンテッドだ」

 

「それはそれで嫌ですね… それにしても、例の情報本当なんでしょうかね?」

 

「あぁ、俺もそう思ってた。敵の罠の可能性がある」

 

「敢えて乗ってやったって訳ですね」

 

「ふっ、その通りだ」

 

 

 そうして暗闇の中を進んで行くと、住宅街に入ったようだ。小さな街灯が明るく夜道を点々と照らしている。奥は何も見えず、やはり人の気配はまるでない。

 

 

「住宅街に出ても人の気配が全くないな…」

 

「巧也さん。一旦、佳苗さんに新しい情報ないか連絡しない? これじゃ真っ暗闇を散歩して終わっちゃうよ」

 

「… そうだな。まぁ、現に罠の可能性が大だ。またあちらから情報が来ているかもしれない」

 

 

 そう言って巧也は、佳苗に連絡を取っていると、シャーンシャーンという、鈴の音が聞こえ始める。ただ、それは永理にしか聞こえていないのか、他2人は辺りに注意はしているが、この音を気にしている様子もない。

 

 

「き、兆さん…」

 

「ん? どったの?」

 

「お、おお音聞こえません?」

 

「音?………… んー、いや別に」

 

「え、えぇ…」

 

 

 シャーンシャーンシャーンシャーン

 音は次第に大きくなりつつある。こちらに近づいてきているようだ。永理は思わず兆にピッタリとくっ付く。少々大袈裟過ぎるその態度と、彼女の怯えた表情から察した兆は、彼女を後ろに隠し、セイブドライバーを予め腰に巻きつける。

 

 

「── あぁ、わかった。切るぞ…… ん? 2人とも何してるんだ…」

 

 

 巧也もその状況を瞬時に把握し、腰にセイブドライバーを巻いて準備する。

 そして永理だけが聞こえていた鈴の音は、最後にシャーンと辺りに響き渡る大きな音を出した後、突然に止まる。

 

 

「止まった…?」

 

「永理。一体どうした」

 

「音が聞こえて……」

 

「音?」

 

 

 突如、兆と巧也の背中にゾッとするような寒気が襲いかかると、それと同時に永理の姿が見当たらなくなってしまった。あの一瞬で何処かへ消えてしまったのだ。

 

 

「永理?… おい、どこだ永理!!? 永理ッ!!!」

 

「兆、構えろ」

 

「え?… 早速お出ましって訳か」

 

 

 前の後ろで、2人を挟み込むようにしてウォンテッド達が現れた。罠ではあったが、これは予想外の展開だ。とりあえず今は、この状況を切り抜ける他はない。

 2人はフィガンナイフを取り出し、起動させると、セイブドライバーに差し込む。

 

 

《ONE》《SIX》

 

《SET》

 

 

 背中合わせとなった2人は、ドライバーのハンマーを起こして掛け声ともに、同時に引き金を引く。

 

 

「「変身ッッッ!!!!!」」

 

《ファーストガンアクション!! トリガー!!リボルヴリボルバー!!》

《シクスガンアクション!! シェリフ!! オートアオート!!》

 

「おぉ、巧也さん。中々かっこいいじゃないっすか… 俺の方がかっこいいけども!!」

 

「言ってろ… やるぞ、兆。全員捕縛する」

 

「よしっ!! 今日はお前らのタッグマッチ日だぁぁぁっっっ!!!!」

 

「どういう意味だそれは!!?」

 

 

 互いに前と後ろに走り出し、それぞれガーツ、タイムウエスタンで一人一人撃ち抜いていく。

 

 

「ハァッ!!!」

 

「あらよっと!!」

 

 

 その場での2人のコンビネーションは、鮮やかなものだった。兆のトリガーとして戦ってきた事で、生み出された天才的センスと長年のキャリアと勘、そして巧也自身の実力が合わさり、ウォンテッドをみるみるうちに倒して行く。

 

 

「キリがないな」

 

「んじゃ、さっさと決めますかね」

《FOUR》

 

「あぁ」

 

 

 トリガーはフォースライフルの姿へと変わり、ガーツとセカンドウエスタンを合体させ、フォースガンナイフを差し込む。シェリフは、タイムウエスタンにシクスガンナイフを差し込み、背中を合わせて構える。

 

 

「全員纏めて散れぇぇぇい!!!」

 

「一応、市民だってことを忘れるな」

 

「もちろん!!!」

 

《ライフルヨンガーツ!! フォースエイプリルシューティング!!》

《ロクジカーン!! シクスターイム!!》

 

 

 フォースウエスタンから放たれた銃弾は、ウォンテッドを貫通し、次々に倒して行き、最後にタイムウエスタンの6発のエネルギー弾が、トドメに相手に当たると周囲を巻き込むように爆発する。

 それから一気に静かになり、怪人となってしまった人たちは元に戻った。

 

 

「… 寝てはいるようだけど、まだ安心できないな。幹部倒さないと、記憶も戻らんっすよ」

 

「そうだな。だが……」

 

「永理はいったいどこへ… って、あの一瞬でどこへ消え失せたんだ?」

 

「あいつにしか聞こえなかった音も不可思議だ。そんな芸当、幹部としか考えられないな」

 

「んー… まぁ、何にもなければいいんだけど…」

 

「あぁ…」

 

「あ、そうだ。そろそろ孝四郎さんが例のブツ作り終わってる頃だな」

 

「なに?」

 

「これから永理救出作戦的なことするなら、シェリフにも攻撃力欲しいと思って。孝四郎さんに作ってもらってたの」

 

 

 トリガーとシェリフは使えないフィガンナイフが存在する。兆の解析によると、シクスガンナイフ等はシェリフのセイブドライバーにしか干渉せず、新たなフィガンナイフを作る度に、どちらかに偏らせないといけないらしい。

 

 

「お前いつそんな事を…」

 

「孝四郎さんに前持って言っておいたんすよ。シクスガンナイフだけじゃこの先やっぱりきつい部分もあると思って」

 

「それはありがたいんだが… いつ取り行く気だ?」

 

「巧也さんが1人で戻って、俺が1人で永理を助けに行く」

 

「なにっ!? そんな危険な事させるわけには──」

 

「まぁまぁまぁ、ウヅキに勝った巧也さんでも、さすがに今回の敵は暗闇の中で、更には幻術のような意味わかんないのも使ってくるしさ。今回の新作は役に立つと思うっすよ」

 

「…… ふっ、なるほど。そういうことか。なら、しばらく任せるぞ」

 

「へーい。あ、倒しても文句言わないでよ」

 

「それならそれでいいんだがな… 作戦開始だ」

 

「もちろん」

 

 

 そして巧也はフィガンナイフを取りに一度戻る事にし、救出は兆が行う事になる。

 一方、永理はある屋敷内の椅子に縛り付けられていた──。

 

 

 

 

>>>>>>>>>>>>>>>

 

「うぅ……… はっ!!? ここは…」

 

 

 窓から月の光が差し込むだけで、屋敷内に明かりはない。誰かがいるという気配もないが、永理には聞こえる鈴の音が響く。

 

 

「だ、誰かいるんですか!!」

 

 

 その音は永理の目の前に来た時、ピタリと止まった。そして暗闇から、徐々に姿が現れ始める。

 

 

「あなたは… ウォンテッドの幹部ですよね。なにが目的なんですか?」

 

「… お前を捕らえれば、時期にトリガーとシェリフが来る」

 

「そうすれば纏めて始末できる… そういう事ですよね?」

 

「… 当然だ。それ以外にも理由はある」

 

「え…?」

 

「… 奴らがこちらに来ることはすでに把握していた。あの2人がこちらに気を取られている間、私が使役するウォンテッドが奴らの拠点を落とすだろう」

 

「…!!?」

 

「… 何故奴らがまとめてここまで来たかは知らんが、戦力を分散させるとは… 巧也という男、なかなか切れるやつだと思ったが所詮は人か」

 

 

 不気味に笑う幹部、ナガツキだったが、急に何かを察したように、また暗闇の中へと消えて行く。

 それと同時に、帽子を被った変な格好をしている男が屋敷の扉が開いた。




以上です。

もう微妙な終わらせ方ですね。
ナガツキの野郎なんて事を……
あれ?巧也は今帰りましたね〜不思議ですねぇ〜(すっとぼけ

次回、第9劇「早朝」
それではまたお会いしましょう。感想等お待ちしております。
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