フィガンナイフはこれでトリガーとシェリフ合わせて6本。
後何本あるんでしょうかね。
前回、ナガツキを倒して幹部は9人です。まだまだお話が長いよー。今回もまた幹部倒しに行きますよぉ〜行く行く。
それではどうぞご覧下さい。
「おい! それ以上やったらお尻ぺんぺんじゃ済まさねーかんな!!」
「僕の邪魔をするな!! トリガー!!」
静かな街に新たなウォンテッドが現れ、兆たちは現場へと急行した。しかし、すでに記憶を失った被害者たちが数名いる。
「兆!! こっちの救助は終わったぞ!!」
「了解、巧也さん!! さて、大人しくしてもらう!!」
ウォンテッドが放つ弾丸を避けながら、セイブドライバーの引き金を引き、3つ数えながら近づいて行く。
「1」
「くそっ!! なんで当たんないんだよ!!?」
「2」
「トリガァァァァァァッッッ!!!」
「── 3」
《リボルバー!! ファイア!!》
相手の渾身の一撃をかわし、カウンターをする形でトリガーの蹴りが決まる。その衝撃により、吹き飛ばされたウォンテッドは爆発し、それと同時に人々の記憶が持ち主の元へと帰って行った。
「今日の俺も快勝だぜ!!…… んん?」
トリガーは目の前に起きた事が信じられず首を傾げる。わざとらしく仮面越しに頬を叩いてみるが、ただ痛いだけだった。
目の前にいたはずのウォンテッドが、あの一瞬で消えてしまったのだ。
「え、お、おお俺まさか、まさまさか… やっちゃった……?」
「どうした、兆?」
「巧也さん!! オラやってねぇだよ。オラは無実だぁよ!!? いやちょっと強く蹴っちゃったかなぁ… なんて思ったけど、やっぱオラちゃうだぁよッッッ!!!?」
「どうしたどうした… 何があった」
今のことを話すとさすがに信じてはくれたが、あまりに不可思議な事だったので、佳苗に調べてもらう為に一旦RIVERSへと戻る。
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「── んー? やっぱりそれはおかしいわよ…」
「だろうな。俺もこんな事は初めてのケースだ」
「他に何か手掛かりになるようなのは?」
「いや… 一瞬の事だったから、その時の状況はよくわからないらしい」
「そう…」
消えたウォンテッドについて調査を行なってはいるが、まるで手がかりも何もない。ただ記憶は戻ってはいるので、倒してはいるはずなのだが、そうなるとやはり兆がやってしまったという事になる。
「まぁ、あいつに限ってそんな失態があるのかどうかだが…」
「偶々運が悪かったとか?」
「そんな事がありえるのか?」
「ないわね」
「ないな… さて、困ったな」
「…… あ、そうそう。幸四郎がさっきあなたを探してたわ」
「なに?」
「もう研究室に戻ったと思うけど… 新作だってよ」
「そうか、わかった…… そういえばあの2人はどこだ?」
「例のバーに行ってるらしいわよ〜」
「なにっ!? 俺の許可はどうした!?」
「兆くんは『ホームシックだから』永理ちゃんは『お腹減った』だそうよ」
「あの自由人ども……!!! よりにもよって現場に居合わせていた本人がいなくなってどうする!!?」
「まぁまぁ、それよりほら、あなたも新作もらいに行きなさいよ」
「あぁ… 帰って来たら説教だな」
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やぁ、俺は兆。トリガーとしてこの世に蔓延る悪をばったばったと華麗になぎ倒してきた。そんな俺は今、BAR TRIGGERにてミルクを嗜んでいる。この香りを嗅いだ途端に、俺の心はこいつに撃ち抜かれてしまったぜ。さて、この可愛いミルクちゃんを飲み干してやらないとな。
「それじゃあ、いただくぜ」
「毎回あの語りをやらないといけないんですか?」
「そうだよ」
すると、二人の目の前にミルクが入ったジョッキが2つ流れてくる。兆は一杯目を飲み終えると、流れてきたそれを一気に飲み干す。
「いい飲みっぷりだ。嬢ちゃんあんたも飲みな」
「あ、ありがとうございます」
「マスターまた兆にミルクをくれてやれ」
ガンホーレがまたタダでミルクを奢ってくれた。さすが優しいおじさんだと兆は思ったわけだが、やはり量が凄い。
「団長また奢ってやるんですか?」
「ふんっ。タダでなんて言ってないだろう?」
「まさか団長ミルクに何かを…!?」
「そのまさかだ…」
それから兆はミルクを飲んだ途端に苦しみ出す。ガンホーレに何か仕込まれたようだった。
「うぅ… ぐっ」
「き、兆さん!!?」
ガンホーレは高らかに笑うと、兆の元へ行き、更に茶色の粉を入れる。ミルクの色がだんだん茶色に変わって行く。
「がはっはっはっはっはっはっ!!! 見たか!! いつもお前にやれてばかりだからコーヒー豆を粉末にしてぶち込んでおいた!! 更に!! これはかなりの苦さで有名な物を使用した!! 苦しむがいいッッッ!!!!」
「だ、団長!!!?」
だが、兆はそれを飲み干した。そして手を銃の形にして決めポーズまで取って見せた。なんで精神だ!! なんて我慢強さなんだ!!
「また…… 俺の負けなのか……」
「団長!? 最近あなたの基準が俺にはわからないですよ!?」
イッシュウがガンホーレの肩を掴んで大きく揺さぶり、兆はグロッキーになってカウンターに倒れる。そんなマスターはその光景を楽しんでいるようだ。
永理が笑っているとマスターが彼女に話しかけてきた。
「永理さん… だったかな」
「あ、はい。そうです」
「兆は相変わらずかい?」
「そうですね… 相変わらずです」
「そうか… そういえば君は兆と仲がいいようだね」
「そうですかね?」
「傍から見ればそう見えるよ… それでいい」
「ん?」
「まぁ、気にしないでくれ。これからも兆をよろしく頼むよ」
「もちろんですよ。ただ私のお菓子を食べたらただじゃ起きませんがね!…… あれ? 電話──」
気がついた兆は首を鳴らしながら立ち上がると、永理が手をぶんぶん振ってバーの出入り口の扉の前に立っている。なにやら急ぎのようだ。
「どったの?」
「召集がかかりました!! 行きましょう!!」
「マジかよ。ウォンテッドか!?」
「説教付きで!!」
「やだっ!!!」
2人は急いでRIVERSへと走って帰る姿を、グラスを洗いながらマスターは見送る。
かなり走って来たので、息を荒くしながらRIVERSを扉を開けた途端に説教が始まった。巧也の説教は早めに終わったが、また後でという事だ。
「── さて、早速悪いが任務だ」
「今度はどこへ行くの?」
「今回はここだ。皆も話は聞いているだろうが、最近になって人が消える事件が後を経たない。なんでも… 被害者に共通するのは、その誰もが願いを叶えて貰っていたという話だ」
「あー例の事件かー…… は? いや、え? 願いを叶えるぅ?」
「ある消えた息子の両親が話してくれた事だ。その息子が嘘のように成績が伸びたり、運動神経もかなり良くなって、まるで人が変わったかのようになったらしい」
「その子の努力とかじゃないんすか?」
「1日だ」
「は…?」
「たった1日でそれを手に入れたらしい。両親が気づいたのは1週間経った辺りだ。息子から話を聞くと、願いを必ず叶えてくれる神様のような人がいるということを言っていたそうだ。この子以外にも、同じような事を言って消えてしまった方々がいる」
「なるほど… ん? ならつまり、この前のウォンテッドももしかしたら…」
「あり得なくはないな。可能性としては充分にあり得る」
「あぁぁぁぁぁ… よかった」
「まだわからないがな。そういう事だ。これより調査に向かう。行くぞ、兆、永理。RIVERS出動だ」
「「了解」」
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例のナガツキを倒してから1週間くらい経ち、一旦エリアAの守備に回っていた頃、このエリア内で不可思議な事件が多発しているという。先程も巧也が言っていた被害者の両親の息子もが1週間くらい前、つまりナガツキ戦の時から事件は始まっていたと思われる。
「巧也さんまた別行動かよ… 俺1人で全然余裕なんですがね」
「兆さん。あなたは一応重要指名手配犯で、それに正体を知っているRIVERSメンバーはあそこにいる私含め4人だけです。更にいえば、私は兆さんの担当になったんですから一緒にいるのは当たり前です」
「なるほどねー…… いや、待てよ。待ってくれ。担当!? 俺の!? おい。そんな話俺は聞いてねーぞ。いつ決まった!!?」
「この前です」
「俺聞いてない!!」
「そうですよ。だって兆さんがバーに行ってる間の話ですから」
「… 後で文句言ってやる」
「そんなに不服ですか!!?」
「不満があるわけじゃないけど、やっぱり不満です」
「むぅっ!!」
永理がそっぽ向いてしまったが、とりあえず怪しそうな所を勘で探して行くことにした。
願いを叶える。もし自分の思う願い事が本当に叶うのだとしたら、素直に受け入れるだろうか。目の前で奇跡を起こされたのなら信じるかもしれないが、普通は信じる事なんできない。
だが、こんな時代だからこそすがってしまうのかもしれない。少しの希望であっても。
「兆さん!! そ、空見てください!!」
「空ぁ? 急になんだよ。バードウォッチングか?」
「いいから、ほら!!」
「いでででっっ!!!? 首やめ… な、なんだこれっ!?」
人間が空を飛んでいる。まるで鳥のように手をひらひらさせて、大空を自由自在に舞っているではないか。
そして兆は決めた。奴を捕まえて事情を聞くと。
「よし。あいつ捕まえんぞ」
「兆さんのフィガンナイフじゃ、どれも飛んでる人には対応してませんよ?」
「撃ち落とす」
「相手ただの人間なんですよ!?」
「撃ち落とす」(2回目)
「兆さん聞いてます!?」
「撃ち落とす」(揺るがぬ意志)
「あほーあほー!!」
永理の静止を無視し、兆の放った銃弾は彼ではなくビルの角にぶつかり粉塵を撒き散らすと、風の勢いで飛ぶ人間の目に入る。視力を一時失った人はたまらず羽ばたかせるのをやめて、真っ逆さまに落ちて行く。
「変身ッ!!!」
その瞬間にファーストリボルヴとなり、その人を救出してから変身を解く。飛んでいたのは男性のようで、目を押さえて痛がっている。
「はい。終わり」
「…(銃の腕前も見事だけど、風の流れまで読んでいるなんて…)」
「その前に目洗う?」
「そうしましょう」
─── 公園に行き男性に目を洗って貰った後、事情を聞いた。男性は谷岡といい、前日から、ある男の元で願いを聞いてもらっていたという。その日から嘘のような事が起き始めたらしい。
「私は会社へいつも歩いて行ってたんだけど、歩くのが面倒になってね。食べるようお願いしたら見事にこれだよ」
「怪しいとかは思わなかったんですか?」
「そりゃ思ったさ。ただ、私も会社での仕事が厳しくなって来てね。助けて欲しかった。このまま終わるんじゃないかと思ってたら、その日の帰り道のことだ。下がる思いで、彼にあってからたった1日で私の人生は変わった」
「それが願いを叶える男…」
「まぁその代わりに2つ規則があってね。1つは他言無用。もう1つは願いは7つまで」
「他言無用… それ私たちに話しても大丈夫ですか?」
「本当はダメだよ。といっても、ネットではかなりの噂になってるし、それに消えたって言うのは他人に話しただけな人に限らないし。別に大丈夫でしょ」
「なるほど… 7つまで願いを叶えると、どうなるか聞きたましたか?」
「いや特になにも聞いてないよ」
「そうですか… 最後にその願いを叶える男がどこにいるかわかりますか?」
「警察もやっぱり夢を見たいのかい? それならこの名刺をあげるから行くといいよ」
「本当ですか!!ありがとうございます!!」
「あぁ、それじゃ私は失礼するよ」
「ご協力ありがとうございます。では、行きましょう兆さん!!」
2人は谷岡に礼を言ってから、名刺に書かれた住所の元へと向かう。
その一瞬、公園から離れようとする彼の姿はまるで消えたようになくなっていた。
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「ここが例の」
「願男のいる所ですね」
「願男ってなんだよ」
「名前わからないので仮名です」
「えぇ…」
ビルの二階に上がり、奥の方に古ぼけた扉が一つある。このフロア内のどれよりも、そこだけはまるで雰囲気が違う。如何にもという感じだ。
「い、行きますよ…」
「お、おぉ」
扉を開けると中は非常に広い。そこだけ別空間のようにビルの大きさと合っていない。この広さであるならビルはかなり歪な形になっているだろう。そんな薄暗い室内のど真ん中に机と2つ椅子があり、机の上に水晶が置かれている。奥の方の椅子に人がポツリと座っている。
「あんたが願男だな」
「…… 知っていたよ」
「なに…?」
「ここに来ることは初めから…ね?」
「なるほど。また罠に引っ掛かった訳だ。ま、そっちから仕掛けてくれる方が何かと都合がいいけど」
「とりあえず座りなよ。ほら」
罠であるのは確かだが、兆と永理は顔を見合わせ、2人は座ることにする。それから男は水晶に手を翳すと、急に不気味に笑い始める。
「兆。君はトリガーらしいね」
「あぁ、そうだありがとう。やっぱりわかっちゃう?」
「ふふふっ、もちろんさ。オーラが違うからね」
「でへへへへへへへへへへっ」
ひどい顔になる兆の横っ腹を、永理は膝で突くとハッと我に帰り、何故かキリッとした表情になる。
「そして永理。君は…… どうやら、過去の記憶がないらしいね」
「え?」
兆は俺じゃないの?と言うが、それを無視し、永理に質問が始まる。
「君は今、過去の自分がどんな人物だったか言えるかい?」
「私は高校を卒業してからそのまま警察学校へ…」
「もっと前さ。子供の頃を… ほら」
「私は… えっと…」
「何故、思い出せないのかな?」
「ち、小さい頃だったから思い出せないだけです」
「高校生の前でも?」
「それは……… あれ? なんで…?」
「君の記憶が何故ないのかな? おかしいね?」
「私は… 一体……」
その瞬間、兆は永理を担いで後退する。それから永理の名を叫び続け、彼女も我に帰るとすぐさま立ち上がる。
「永理の記憶がなんだ知らんけど、それ以上口開くなよ。だが、これではっきりしたぜ。お前、幹部だろ」
「…… なんの話かな?」
「とぼけんなよ。よくよく考えりゃ願いを叶えるだとか、相手に夢みせるだとかそんな芸当できるの幹部くらいだろうが」
「── はぁ… 全く、大人しくしてれば怪我しなくて済んだのになぁー」
《ワン・キル》《フミヅキ》
「元から逃すつもりないくせに」
《THREE》
「俺はフミヅキ。さぁ、殺し合おうよ」
「変身ッ!!!」
《シ・ザイ・キリング・ウォンテッド!!イーディアー!!》
《サードガンアクション!! トリガー!! ショットショットショット!!》
トリガーは扉を殴り壊そうとしたが、まるでびくともしない。扉を使えないのなら壁を壊そうと構えるが、幹部であるフミヅキはそれを静止する。
「やめた方がいいよ。腕が痛くなるだけだから。ここは俺が作った空間だよ。お前のの好きにできる訳ないじゃん」
「完全にヤバイ状態ってわけね」
「そういうこと」
「なら、お前を倒せばいいってことだよな!! 今日がお前の願い終了日だ!!」
「その脳筋思考好きじゃないし嫌いでもないよ」
サードのパンチ力は破壊力が高いはすだ。しかし、トリガーの放った攻撃はフミヅキをかすめる。いや、当たってすらいない。フミヅキの体を通り抜けると同時に、トリガーは壁に蹴り飛ばされる。
「ぐわっ…!!?」
「兆さん!!」
フミヅキは永理に向かって歩み寄ってくるが、彼女は銃で的確に急所を狙うが透き通ってまるで当たらない。弾を込め、次に銃を構えると、そこにあったはずの銃がなくなっていた。
「う、うそでしょ!!?」
「あれ? どうしたの? 早く撃ちなよ」
「くっ…」
歩み寄るフミヅキの背中からトリガーが蹴りを入れるが、これも見事にすり抜けてしまう。何度殴ろうと、何度蹴ろうと自分の攻撃は当たらない。
「一体どうなってやがる…!!」
「残念だったね。お前の負けだよ」
「なんだと!!!」
焦るトリガーをフミヅキは掴んでは投げて、殴る蹴るとトリガーに一切の反撃も与えず攻撃をし続ける。
本来なら焦るはずだが、永理はこの状況下で冷静を取り戻しつつあった。辺りを見渡し、フミヅキを観察する。少し前に出ようとすると、カラカラと何かが足にぶつかる。見ると自分の銃が落ちていた。先ほど消えたはずだと思ってたが、床に転がっていただけのようだ。
「……(消えたはずの銃が何故床に…? それに兆さんが攻撃されてる時、無意識だと思うけど掴む事ができている)…もしかして!!」
永理は咄嗟に銃を拾うと、トリガーに向かって銃弾を放つ。見事に当たると、反射的に兆の拳がフミヅキの顔面を殴る。先ほどまで当たらなかったはずだったが遂に捉えた。
「あ、あれ? つーか、永理!! 痛いやん!!」
「兆さん!! ここは一旦引きますよ!!」
「え? あ、うん… どうやって」
「扉に向かって思いっきりパンチしてください!!」
「あ? まぁいいや。信じるぜ!!」
《ショット!! ファイア!!》
びくともしなかった扉はなんと壊れてしまった。訳が分からないトリガーの手を掴み逃げると、不思議と体が軽くなったような気がした。
「くそっ!! 待てッッッ!!!」
「待てっつって誰が待つかよ!! あばよ!!」
永理を抱えてビルから飛び降りると、そのままRIVERSへと全力で逃げる。
「永理。お前よくあいつのトリックがわかったな」
「でも今のままでは勝てません。何か対策が有ればいいんですが…」
「さて、困ったな。とりあえず永理は巧也さんに連絡してくれ。俺は頑張って走るから」
「わかりました。お願いします」
その姿を見ながら、フミヅキは追わずに壊された部分を瞬時に直す。返信を解いてから椅子に座ると、突然目の前に大きな影が現れる。
「…… ボス。今は話したい気分じゃないんだけど」
「警告だ」
「は?」
「あの女の記憶を辿るな」
「ちょっと聞いただけじゃん。何か起きるわけでもない… それにボスさ。前から思ってたけど、あの女がなんだっていうんだよ」
「お前が知る必要はない」
「いい加減にしてくれない? 俺もそろそろキレてもい…… アガッッ…!!!?」
フミヅキが作り出した空間は、ただのオフィスになり、彼はあまりの苦しさに床に顔を伏せてしまう。
「まだその時ではない。時が経つのを待て」
「りょ… かい…」
ボスが消えた途端になにもなかったかのように、全てが元通りになっていた。フミヅキはこの恐怖という感情を久しぶりに思い出した。初めてボスに会った時と同じだった。
「忘れてた… 本当に逆らったらいけない人物を……ゴホゴホッ!!」
それから次の日、RIVERSでは、巧也による対フミヅキの作戦会議が始まるのであった。
工事完了です…
新たな敵フミヅキ。ちょっと能力怖いんよ〜
兆たちは一体どう戦うのか!!?
さて次回、第11劇「長距離射撃」
タイトルでバレてるとか言わない。では次回もよろしくお願いします…