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第5話
「あーあ、残念だな・・・」
「僕一人で始末しちゃうつもりだったのに。斉藤君、こんな時に限って仕事が早いよね」
私は不意に聞こえてきた言葉とは裏腹の楽しそうな声を聞くと同時にビシリと固まった。
「俺は務めを果たすべく動いたまでだ。・・・あんたと違って、俺に戦闘狂の気はない」
沖田先輩と斉藤先輩!?
「うわ、ひどい言い草だなあ」
「・・・否定はしないのか」
沖田先輩と斉藤先輩?が話していると複数の足音が近づいてきた。
「一足遅かったね。もう全員始末しちゃったよ」
「雑魚などいくら倒したところでわずらわしいだけで面白くともなんとも無い。
そんなことより、そいつはどうするんだ」
千影までいるのか。私たちはどういう状況に巻き込まれているのだろう。浪士を切った人からはまるで麻薬でも使用しているかのような狂気が感じられた。
「羽織だけ脱がせとけ。・・・後は、山崎君が何とかしてくれんだろ」
「こうも血に狂うとは、実務に使える代物ではありませんね」
「・・・頭の痛ぇ話だ。まさか、ここまでひどいとはな」
ような、じゃ無くて本当に麻薬を使っているのかも知れない。
「そこの死体ではなく木の板の陰に隠れているほうだ」
・・・やっぱりばれたか。
隠れていても仕方が無いので木の板をはがされる前に自分から出ることにした。
「千鶴ではないか。そんなとこで何をしている」