惣子「やあやあ、プリティーなガールな石動惣子だぜ!第十回目はショートの華麗なる変身が見れたぜ!」
焦凍「惣子、このドライバーって専用なのか?」
惣子「そうだよ?ショートへのプレゼントだぜ?気に入ったか!」
焦凍「ああ、すげぇ嬉しいよ」
惣子「しょ、しょうきゃ!?」
焦凍「噛み噛みだな…。大丈夫か?」
惣子「んんっ、気にするな!」
焦凍「そうか」
惣子・焦凍「「どうなる第11話」」
焦凍「(焦り顔も可愛いな……)」
三人の組み上げた騎馬に乗りながら開始の合図を待っていると親父や母さんが観客席で手を振っているのが見えた。よく見ると姉さんや兄さんもニヤニヤと笑いながらスマホを構えていた。アイツら、惣子とのキスシーンを写メりやがったな。
「第2種目、開始ィ!!」
ミッドナイトの声で我に帰り、近くに立っていたB組やらC組やらのハチマキを奪い取る。炎がゲル状になってるおかげで被害を最小限に抑えることが出来てる。流石、俺の惣子は出来る女だな。
ゲル状の翼を生やすと上空から滑空するようにキザ顔の奴からハチマキを奪う。……アイツ、態と取らせたのか?振り返ってキザ顔を見ると『スクラッシュドライバー』と『ロゴの無いスクラッシュゼリー』を持っていた。あの野郎ッ、俺と惣子の個性をコピーしやがったのか!?
騎馬の奴らに話し掛け、物真似野郎に接近してもらう。使わせるか、そいつは俺達のモノだッ!!!
『スクラッシュドライバアァァ!!!』
『エンプティジェリイィ!!!』
バチバチバチイィッ!!!
「アビャアァアァアァ!?!!」
キザ顔に青白い電流が迸らせながら落馬しやがった。唖然として見ているとキザ顔が起き上がってきた。
「なんだよ!?なんで変身できないんだよ!?」
物真似野郎から離れていこうとした瞬間、爆豪のヤツが割り込んできやがった。俺や緑谷、惣子を目の敵にしてくる奴だったな。少し、本気で相手するか。
「死ねえぇ!!半分野郎ォッ!!!」
「半分野郎じゃねぇ!俺の名前は轟焦凍だッ!!」
俺の首から二本のハチマキが奪い取られ、俺の手には三つのハチマキが収まっている。
くそっ、最後の最後で油断した!!
……だが。一応、惣子も第3種目に参加する事は出来る。峰田や蛙吹、飯田も出場する。前の味方は次は敵か…。そういうのは、意外と堪えるな。
◆◆◆◆
焦凍の活躍を眺めてたけど。最後の最後で気を抜いちゃったね。まあ、次からは頑張ってもらうとしよう。勝つのは私だけどね。ボムヘアーは不満そうだけど。一位通過だよ?笑っちゃえば良いのにね?
「メガネ君、ブドウ、梅雨ちゃん、ショート。次からは頑張ってね?」
三人からフルボトルを回収する。ブドウは名残惜しそうに見てたけど。他人のモノだからね。諦めたようだ。焦凍には『スクラッシュドライバー』を継続的に使って貰えると嬉しいかな。
「惣子、俺はお前を倒すっ!」
「うん、期待してるぜっ!」
コッソリと『ビルドドライバー』と『フルフルフロストブレイズボトル』を焦凍に仕込んだ。私と戦う時に出てくるように調整したモノだけどね。