惣子「やあやあ、プリティーなガールな石動惣子だぜ!いよいよ、私とショートの戦いが終わりを迎える」
焦凍「勝つのは俺だ」
惣子「そうとは限らないよ?」
焦凍「ぜってぇ勝つ」
惣子「アイム・ア・主人公!」
焦凍「どうなる第14話」
惣子「主人公の台詞をとるなぁー!」
出現した『ビルドドライバー』を装着するとガンメタルブラックと『ワインレッド』と『スカイブルー』の装飾が施された『フルフルフロストブレイズボトル』を上下に振り、折り曲げてドライバーに差し込んだ。
『
ドライバーのレバーをグルグルと回転させ、戦闘続行を訴えるように構える。
『Are you ready?』
「変…身…!」
覚悟を示すように掛け声を口にする。
『灼熱のダンディヒーロー!!!』
『カッケーイ!!!マジカッケーイ!!!』
飛んできた火山を背負った赤いドラゴンのような機械が分裂して身体を守る装甲へと変化した。
「差詰、仮面ライダーフェネクス『ブレイズフォーム』ってところかァ!?」
私は思い付いた言葉を口にしながら焦凍に歩み寄った瞬間、想定していた出力を上回る数値を叩き出して殴り飛ばされた。
「……こっからだ。こっからマジの戦いだ!」
焦凍は炎を溜め込むように設計した前腕装着型火炎加速装置『ブレイズガントレット』を利用して超高速戦闘を仕掛けてくる。『ビートクローザー』を取り出して応戦しつつ、焦凍の攻撃を紙一重で捌き続ける。
一直線に飛んできた焦凍の顎をサマーソルトの様に蹴り上げる、がら空きになった土手っ腹に廻し蹴りを叩き込んで自分の間合いから引き剥がす。
『Ready GO!』
焦凍は土煙の中から飛び上がり、鮮やかな炎を纏わせたライダーキックを放ってくる。
『
焦凍のライダーキックは惣子に直撃した。爆発と共に巻き上がる黒煙を見た者は、焦凍の勝利を確信した。次の瞬間、絶望を振り撒く怪物の産声が聞こえてきた。
『
『
『
『
声が聞こえた瞬間、焦凍は場外へと弾き出されていた。自身の敗北と約束を守れなかった悔しさで呆然としていると両の頬を掴まれながら顔を持ち上げられ、柔らかいモノの感触が唇に伝わってきた。騎馬戦の前にも味わった。甘くて脳を可笑しくさせる唾液の味だ。
「勝者、石動惣子!!!」
「本気で付き合うなら覚悟してよね!」
ああ、俺の幼馴染みが可愛すぎて死にそうなんだけど。どうすればいい?そんな自問自答を繰り返しながら惣子の笑顔に魅入っていた。