惣子「やあやあ、ショートのラブリーな彼女の石動惣子だぜ!第十四回目では激闘の末に結ばれた!」
焦凍「俺、満足」
惣子「語彙力、失っちゃった!?戻ってこーい」
焦凍「……キスしてくれたら戻る気がする」
惣子「ここでキスはダメだよ!?」
焦凍「どうなる第15話、撤収するぞ」
惣子「ちょ、えぇー!?」
第15話『オリジンな世界』
メガネ君のお兄さんの身体を治したり、オール先生を追い回すヘンテコなストーカーサイコホモをボコってから三日ほど経過した頃、気が付くと彼氏が二人になっていた。容姿や同じ名前だけど。焦凍の方が格好良くて凛々しい。
……もしや、原作の世界に迷い込んだのかな?
そんな事を考えているとエンデヴァーさんと原作側の焦凍に連れられて居間へとやって来ました。ジロジロと観察するような目は嫌だけど。まあ、慣れれば大丈夫だと思うことにしよう。
「それで?なぜ、別次元の焦凍と彼女(?)が此方の世界に来たんだ?」
エンデヴァーさんの質問に対して、焦凍は「知らん」としか答えない。いやいやいや、原作の世界では不仲なんだからさ。もう、ちょっと、ぬくぬくとした関係を築こうよ。
「なあ、彼女とは(えっちぃこと)済ませたのか?」
「ああ、惣子とは(キス)経験済みだな。それがどうかしたのか?」
私のことで盛り上がってるところ悪いんだけど。エンデヴァーさんと直面するのはキツいんです。
「……ところで母さんは何処にいるんだ?」
ほらぁ~ッ、焦凍のせいで空気が凍り付いちゃった。個性とか使ってないよね?
「……そっちだと普通にいるのか?」
「ん?ああ、親父と毎日デートの話しかしてないな」
エンデヴァーさんの炎が倍増した。え?もしかして個性結婚とかじゃなくてラブな方で結婚したんですか!?ニヤニヤと笑いながらスマホを取り出し、エンデヴァーさんに遊園地で遊んでいる時の写真やアーンし合っている時の写真を見せる。
スゲー羨ましそうに見てくるんだけど。うぇへへっ、エンデヴァーさんの悔しそうな顔を見れて満足じゃよ。
「……学校、行ってくる」
「ああ」
時系列は体育祭後なのかな?意外と不仲じゃ無さそうだしね。
「惣子、俺達も行くぞ」
「え?なんで?」
「飯田達も来てる可能性、あるだろ?」
「成る程、エンデヴァーさん!行ってきますね!」
「ああ」
未だに立ち直れてないエンデヴァーさんを憐れに思いながらブラックホールを利用して雄英高校までひとっ走りする。座標を間違えて1年A組の教室に転移しちゃった。……私達以外、原作の世界に来ている人はいないようだ。ちょっと残念だな。
「……なあ、惣子。相澤先生、目の下に傷なんて有ったか?」
「なかったよ?」
「やっぱ…。雄英は惣子がいないとダメだな」
その一言にカチンと来たのか。クラス中から突き刺さるような視線を受けている。焦凍の言葉は被害範囲が大きいから喋らないで欲しい。
「お前達、グラウンド貸してやるから模擬戦でもしてこい」
クラス中から「はい!!」という声が聞こえてきた。ボムヘアーから犇々と殺気を感じるぜ。
「
グラウンドで爆発を起こしながら威嚇してくるボムヘアーから視線をイレイザー先生に向ける。面倒臭そうな表情を浮かべていた。