焦凍「今回は俺だけなのか?……どうなる第21話」
「フフッ、フフフッ、フッハッハッハッハッハッ!!」
高らかに笑いながら土煙を払い退けて現れたオール・フォー・ワンの腰には『ハザードトリガー』の装着された『ビルドドライバー』が巻かれており、手には『グレートクローズドラゴン』と『コブラロストボトル』が握られていた。
『
『
ドライバーのレバーをグルグルと回転させると一瞬にして延びてきたパイプラインによって石動惣子はオール・フォー・ワンへと吸収された。
『Are you Ready?』
「変身」
『
『
『
『ブラブラブラブラブラァ!』
『ヤベーイ!』
石動惣子を吸収して変身したオール・フォー・ワン。──否。『仮面ライダーブラッド』はオールマイト達へと両の腕を拡げながら自身の姿を見せ付ける。
「僕は手に入れたぞッ!!破滅の力をおぉぉッ!!!」
唖然としていたヒーロー達の中から荒々しい赫灼の炎を迸らせながらブラッドを睨み付ける。エンデヴァーは地面を焼き焦がし、怒りによって限界地点を突破していた。
「俺の義娘を返せえぇぇッ!!!」
高熱を帯びた拳をブラッドへと振り落とし、炎を撒き散らしながらブラッドを殴り続けていると「痛いよぉ…っ、たすけてぇ……」という声が聞こえてきた。次の瞬間、エンデヴァーがビルの外壁を突き破ってオフィス室内に這いつくばっていた。
「『良い声だろ?僕としては……。あまり、使いたくないけどね』」
「貴様あぁあぁぁあぁああぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁッ!!!」
たった一撃で個性を使えなくなる程の攻撃だった。オールマイトはゴクリと唾液を飲み込みながらエンデヴァーの隣へと並び立ち、拳を強く握り締める。
「エンデヴァー、私も共に戦おう…!!」
「勝手にしろぉッ!俺は奴を完膚無きまでに叩きのめして惣子を救い出すだけだっ!!」
炎を迸らせようとした瞬間、足元にアルミ缶のようなモノを見付けた。───『直感』。その言葉しか思い付かないほど、素早くアルミ缶を掴み取った瞬間だった。エンデヴァーの腰にブラッドと同じドライバーが巻かれていたのだ。オールマイトの前に立ち、アルミ缶の蓋を弾き上げる。
『