焦凍「そうだな。これからはゲームは協力系だな」
惣子「ダンジョンだね!」
焦凍「ダンジョンか…。まあ、面白そうなヤツはその辺りだな」
惣子「だしょー?」
焦凍「だしょ?」
惣子「『だろ?』と『でしょ?』の造語だぜ!」
焦凍「成る程、俺も使ってみるか」
惣子・焦凍「「どうなる第5話」」
惣子「ふっふっふっ、五回目はないぜ!!」
ちょっとした小話だけど。性別を反転させる“個性”を持ったヴィランが街に潜伏しているとイレイザー先生から聞かされた。翌日、性別が男になっていた。……まあ、エボルトの細胞を使えば性別を反転させる事は出来るね。
「「ウオォォ!!恥じらう地味系女子!エロいぜ!」」
そんな事を考えているとバリバリ君とブドウがモジャ毛を見ながら雄叫びを上げていた。うん、まあ、可愛いね。焦凍も可愛い女の子に変身してるし、私ってば男に変わったら“個性”ってどうなるの?疑問を確めるためにドライバーを呼び出したら『ビルドドライバー』が出てきた。…進化の反対は衰退だよね?創造が出ちゃったんだけど。
「まあいいや。おい、ヴィラン野郎!俺の幼馴染みに何しやがんだ!」
オレンジ色のナックル『クローズマグマナックル』を取り出して『ドラゴンマグマフルボトル』を上下に振り、キャップをドラゴンのロゴに合わせると『ビルドドライバー』に差し込む。
『ボトルバーン!!』
『クローズマグマ!!』
私の後ろにナックル型の建造物が現れる。この中に溶岩が入ってんだよね。熱いのかなぁ?
『Are you ready?』
「変身!」
『極熱筋肉!!クローズマグマ!!』
『アーチャチャチャチャチャチャアチャーッ!!』
固まった溶岩が砕け散り、惣子はクローズマグマへと変身していた。
「力がみなぎる…!魂が燃える…!俺のマグマが迸る…!」
身体の中に抑え込まれたマグマのエネルギーに焼き焦がされながら口上をしっかりと口にする。
「もう誰にも止められねぇ…!!!」
ピエロ風のヴィランへと飛び掛かり、マグマを迸らせながらラッシュを叩き込む。剣山ヘアー改めサラサラヘアー少女になりながら「かっけぇ…」と口にしている。メガネ君改めメガネちゃんは「凄まじいな」と驚きの声を上げていた。焦凍は顔を赤くして俯いている。…女の身体は慣れないから恥ずかしいのか?
ナックルをドライバーから引き抜くと右手のひらに叩きつけるようにスイッチを押し込む。
『ボトルバーン!!』
『ボルケニックナックル!!』
『アチャーーッ!!』
「ウオォオォオォ!!!」
ピエロ風のヴィランにナックルを叩き付けて満身創痍へと追い込んだ。
「ハァ…ハァ…!ショート、怪我とか無い?」
「お、おう…」
焦凍の安否を確認しながら変身を解除すると女の身体に戻っていた。よく分からない“個性事件”だったな。そんな事を考えながら起き上がった。
「……夢か」
朝、迎えに来ていた焦凍や剣山ヘアー達が顔を赤くしていたのは何故だろうか?