惣子「やあやあ、プリティーなガールな石動惣子だぜ!第七回目ではイレイザー先生との憑依合体的なヤツを繰り広げてやったぜ!」
焦凍「……そうだな」
惣子「なに?拗ねてるの?」
焦凍「……ちげぇよ」
惣子「よすよす、がんばったねー!」
焦凍「(柔らけぇ……)」
惣子「ピンチはヒーローになるための手段だからね!今後からもピンチはぶち壊す!」
焦凍「……地球は壊すなよ?」
惣子「どうなる第8話!」
焦凍「話聞けよ」
イレイザー先生に個性を消されたハンドマンは警察の護送車へと運び込まれ、ボムヘアーや焦凍達によって半殺しにされたヴィランは担架に乗りながら刑務所へと連れて行かれた。うん、今日も元気な1日を終えたぜ。
「石動、今回はお手柄だ。…コイツは返しておく」
二つの『ギア』を手渡されたけど。赤色と紫色のボトルに変色していた。
くそぅ…先生のせいでボトルが性質変化しちゃったよ。
そんなことを心の中で叫びながらガンメタルブラックとガンメタルグレーで統一された『ネビュラスチームガンⅡ』をイレイザー先生に手渡す。もう、先生のモノだからね。使い方次第ではヘルブロス級には強くなると思うよ。どう考えても『赤色のギア』はエボルト遺伝子が組み込まれてるけど。問題ないと思います。
警察の人から事情聴取されていたクラスメイト達から「スゲーな」とか「あのかっけぇ奴、俺でも成れるのか!」とか聞かれたけど。出来るよ。とだけ答えてバスに乗り込んだ。イレイザー先生には最前席で『ネビュラスチームガンⅡ』を弄っていた。やっぱり、男の人は銃とか剣とか大好きなんだね。焦凍の部屋にも剣のキーホルダーとか置かれてたからね。
◆◆◆◆
まあ、色々な事があったけど。体育祭当日だぜ。焦凍からは優勝したら話があるとか言われたけど。私に勝てると思ってるのかな?随分と愉快な脳味噌になっちゃったね。叶わない夢に現を抜かしてると置いていっちゃうよ?
そんなことを考えていると、エンデヴァーさんとレイさんから「がんばれ」と応援された。うんうん、うちのママン達は死ぬ気で負けて来なさい!とか言ってきたからね。娘の優勝を願って欲しかったぜ。
「選手宣誓、1年A組石動惣子!!」
呼ばれたので壇上に上がると突き刺さるような視線に晒された。うん、ここはインパクトのある宣言を行ってみよう。声を調整して金尾さんの声に変える。
「この星に来て10年…色んなことがあったよなぁ。お前たちに触れて、人間がいかに愛すべき愚かな存在かよーく分かったよ」
原作の台詞を読んだだけだ。そしたら唖然としたような驚愕したような表情を観客席の奴らも生徒の奴らも教師の奴らも浮かべていた。
「フフ、ハハハ・・・!本日をもって、我が国は終了する!俺の名はエボルト。あらゆる惑星を吸収して、自らのエネルギーに変える地球外生命体だ。この地球を滅ぼして、俺の一部にする!」
身体を覆い隠していたエボルト遺伝子を剥がし、予め変身していた『エボル』へと姿を変わる。全国中継だったよね。いやぁ~っ、うちの蕎麦屋が繁盛しそうだぜ。生徒達が構えて、観客席からヒーローが飛び降りようとした瞬間だった。
「まあ、ウソなんだけどね?」
多分、世界中の視聴者は転げ落ちたと思う。