最高最善の魔王を目指すRTA   作:ぴんころ

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Part18

 選ばれし者なので『RTAにおけるロスがゼロの華麗なまでの世界記録を打ち出す動画をお届けできる』という願いも現実になるだろうと確信しているにもかかわらず、実際にはそんなことにはならない悲しみに包まれたRTAはーじまーるよー。

 

 結構な頻度で降ってくるという隕石についてのニュースを見て、我が魔王がオーマジオウになることへの祝辞として宇宙から隕石がやってきているのではないかなんてことを言っていると、ニュースリポーターが突如ワームに変化しました。……笑えよ。朝の食卓にいきなり怪物を映し出すことになったテレビを誰か笑ってやれよ。多分、子供達のトラウマになって責められてますから。

 さて、隕石と怪物ということでワームについてウォズが説明してくれます。説明してもらえば『仮面ライダーカブトに連なる怪物ならばカブトライドウォッチに繋がるかもしれない』ということから、我が魔王もそこに向かうことになります。……今にして思えば、カブトウォッチに繋がるかもしれないから助けに行くってなかなかに非道ですよね。この時点ではアギトや響鬼のようにカブト系列のライダーがこの時代に存在しているとは限らないのに。

 

 その最中、新しく隕石が落ちてきました。ワームがそちらにもいることを考えた我が魔王の手によってゲイツくんとウォズが組まされてそちらに向かうことになります。まあ、当然と言っていいでしょう。ツクヨミくんの時止めとかいうチートスキルは我が魔王の元にあったほうが生存確率を上昇させられるのでいいですし、もう片方の隕石にはどれだけのワームがいるのかわからない以上、そちらに戦力も割きたい。その辺りを一瞬で考えるのはさすが我が魔王。

 さて、今回のレジェンドとの遭遇は我が魔王の方ですのでそちらに集中しましょう。現場にたどり着きはしましたがどれがワームかわかりません。ツクヨミくんからの指示がない限りはどれがワームなのかわからない状況が変化することはないので注意して歩くに止めておきましょう。

 

 さて、普通にツクヨミくんから聞いた情報を元にワームと戦ってもいいのですが、ここは数十秒逃げ回ります。そうすると今回のレジェンドこと仮面ライダーガタック、加賀美新が出現しますので一緒に戦いましょう。そちらの方が早く終わります。

 戦闘はもちろんRTA的には早く終わらせなければならないものなのですが、今回の場合は特に急ぎましょう。最悪の場合、仮面ライダーカブトのラスボスが大量に出現することになります。

 戦闘が終了するともう一度戦闘に入ります。今度の戦いは仮面ライダーガタックでないと普通に攻撃してもダメージを与えられません。我が魔王が攻撃を当てるにはカウンターしか方法はないです。

 

 『加賀美新(ガタック)がパンチホッパーを倒す』『我が魔王が一度カウンターを当てる』のどちらかに成功するとその時点で戦闘は終了。今度はアナザーカブトが現れます。アナザーカブトが現れても第三ラウンドには入りません。相手が勝手に退いてくれますからね。

 

 さて、戦闘が終わったところで加賀美新を連れてクジゴジ堂に戻りましょう。今回は運が良いことに天道総司が出てきませんでした。彼が来ると料理関係のイベントが発生して『1回目の失敗』『おじさんから料理を習う』などのロスが発生することになります。RTAでは尋常ではないロスになりますので出ていないのは本当に幸運です。

 クジゴジ堂に戻ると、あのアナザーライダーの変身者についても教えてくれます。兄弟じゃない地獄兄弟について。それと渋谷に落ちたという隕石についても教えてくれますが、これは今現在ディケイドと出会っているツクヨミくんが聞いた時空の歪みという厨二感満載の現象が原因なので無視しても良いです。彼が出て行ったら、我が魔王とウォズにも地獄兄弟を探してもらいましょう。

 

 二人が外で探し回っていると地獄兄弟の弟(弟じゃない)がこちらに接触してきます。『これ以上地獄を見たくない』なんてほざいている弟の方ですが、どう考えても罠です。ですがわざと引っかかってあげましょう。普通に探すよりも早くアナザーカブトの元にたどり着くことができますからね。たどり着いた廃工場ですが、そこにたどり着くと後ろから襲って来る影山をさらに後ろから加賀美が襲ってくれます。そこにアナザーカブトもやってきたので問題ないでしょう。

 

 今回の戦いは我が魔王……というわけではなく、ついてきていたウォズが請け負ってくれます。なぜなら、重力波で二人を止めている間におきた振動の正体が隕石であることを確認したためにフォーゼアーマーで宇宙に行かないといけないからです。

 隕石を食い止める連打ゲーとアナザーカブト戦、どちらが楽なのかと言われると個人的には後者なのでそちらを選択。ウォズギンガワクセイで高速戦闘を行うアナザーカブトに対抗します。通常攻撃が(画面)全体攻撃で(相手がひるんでいる間に)二回(目の)攻撃を叩き込めるワクセイフォームは大好きです。向こうは基本的にクロックアップをしているので、ゲイツリバイブ疾風でもない限りはこちらの攻撃は範囲攻撃でないと当たりません。必殺技を叩き込むとアナザーカブトはキャストオフしてキックホッパーになって逃げます。追いつけないので諦めましょう。

 

 我が魔王が宇宙から戻って来ると、加賀美新は地獄兄弟に捕まったことがわかります。指定された場所に行かなければどうしようもありません。隕石をどうにかする作戦よりも先にそちらをどうやって助けるのかの作戦を立てて行きましょう。

 さて、指定されたいつもの採掘場にたどり着くとそこには加賀美がいて捕まっています。なので、たどり着くよりも先にコダマスイカを放っておきましょう。フォーゼライドウォッチとギンガミライドウォッチを要求されますが、要求されたものを取り出すのと同時に加賀美の縄も切って不意打ちしてもらいます。これで問題ないですね。ここでテレビ版とは違ってゲイツくんも乱入です。ゲイツリバイブ疾風とガタック、パンチホッパーとアナザーカブトのコンビで戦うことになるのですが、ガタックは普通にやられてしまうので……というかここでやられないと話が進まないために、やられたところで一旦退きましょう。

 

 戻ったら、加賀美新から本来のカブトの変身者について話を聞くことができます。我が魔王のカリスマで彼の悩みを解決しましょう。そうすることがカブトライドウォッチを入手する上で必須ですからね。

 ゲイツくんも合流したところで作戦を立てましょう。隕石をどうにかする作戦です。おまけにツクヨミくんも帰ってきたので、彼女の時止めも作戦に加えて問題ないと言っていいでしょう。作戦を立てたら邪魔が入らないようにとっとと出立します。ゲイツくんとガタックには地獄兄弟の相手をしてもらいましょうね。

 

 ここからはゲイツくん側と我が魔王側のどちらかを選んで操作することになります。今度は我が魔王を操作しましょう。加賀美新がカブトに変身する瞬間を見たい気持ちはあるのですが、だからと言ってこれがRTAであることを忘れるわけにも行かないのです。どちらが早いかを考えればこちらです。ゲイツくんが地上から飛んで来るシーンをスキップすることができるのでね。

 さて、フォーゼアーマーになった我が魔王に捕まる形でウォズも宇宙について行きました。ここからは操作の切り替えがちょっとだけ続きます。まずは我が魔王のアーマーをビルドアーマーに切り替えて、ドリルで隕石に穴を開けます。ここは十秒間ボタンを押し続けるだけで問題ないです。中に入ったらウォズに切り替えてウォズギンガタイヨウにフォームチェンジ。内側にいるワームたちを焼き払いながら隕石も溶かしましょう。

 

 そして、このワームの焼き払い。実は戦闘ではなくイベント扱いなのでスキップできます。なので、どうあがいてもゲイツリバイブ&カブトvsパンチホッパー&アナザーカブトはタイム的な意味では敵わないのです。速度特化な彼らが速さで敵わないのはなかなか皮肉が効いていると思いますが、そんなことは関係ありません。スキップです。

 

 さて、気がつけば我が魔王トリニティになって隕石に向かってライダーキックをかますことになっていました。キックで隕石を破壊したら『我が魂はクジゴジ堂と共にありぃぃぃぃぃ!』と叫んでクジゴジ堂を宣伝しながら地球に戻りましょう。燃える必要はありません。

 本来なら地球に戻ったらゲイツくんが影山と矢車の悲しい会話を聞くことになりますが、これはRTAです。スキップできるところはスキップしましょう。もしかしたらスキップしてなかったことにすれば影山と矢車の悲しい別れがなかったことになるかもしれません。

 

 クジゴジ堂に戻るとおにぎりを食べるイベントです。これはスキップできません。我が魔王を大食い王にしなければなりませんからね。たまにこのタイミングで世界の破壊者やら、加賀美新に会いにきた天の道を行き総てを司る男がいたりしますが、ここに関してはいたらラッキーです。食べる人数が増えるので疎開のために作ってしまったおにぎりの消費が早くなります。

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 今回はいないようですね。残念です。どちらか片方だけでもいてくれたら結構タイムが変わるのですが。

 まあ、いないものはしょうがありません。全力で食べてもらいましょう。

 

 

 ──(デンライナーの警笛)

 

 

 お、ラッキーです。どうやらデンライナー組の途中参戦が起こるようです。イマジン四人は確定で、もしも野上良太郎やら桜井侑斗やらもいた場合、彼らもおにぎりを食べてくれるでしょうから、かなり消費が早くなりますね。そうなったらとてもラッキー、ならなかったらウォズが我が魔王を差し置いて大食い設定を活かして頑張ってくれるでしょう。お前は我が魔王を我が魔”王”にするためにきたのに、大食い王の称号を奪ってどうしたいんだ。

 

 というわけで今回はここまでとなります。次回はおそらくイマジン達と仲良くおにぎりを食べ始めるところから。ご視聴、ありがとうございました。


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