最高最善の魔王を目指すRTA   作:ぴんころ

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ほんへとか、そこまで大きく変化してないなら裏話はいらないよねって感じ


Part2

 我が魔王を不思議系だとしか思えていなかったこのころの自分を殴り倒したいRTA、はーじまーるよー。

 

 さて、前回はアナザービルドを倒したところで終了でした。アナザービルドを倒したことで第1章的なところが終わり、総決算ということでステータスの上昇。ここから次のアナザーライダーのところまで”猶予”という名前の無駄な時間ができるのですが、今回に関しては翌日です。そこまで気にすることはありません。

 ゲイツくんからバターナイフを受け取り、二人も学校についてくるということをおじさんから聞きます。これによって我が魔王のストレス具合が溜まったりしますが、そこまで戦闘には影響を及ぼしません。昼休みになると同時に屋上に直行……なんてことをしてはいけません。我が魔王の成績が振るわないようで、クラス担任から呼び出されているのでそちらに先に向かいましょう。……おのれ、下郎。我が魔王を留年させるだと? 貴様程度が留年をさせることが許されるはずもない高貴なお方だということをその身に知らしめてやろうか?

 そんなこんなで窓に張り付いていたり、なぜかどのトイレの個室に入るのかわかっていたりしたゲイツくんとツクヨミくんの二人から逃げるようにして体育館の倉庫に入れば、この周回における唯一のネームドクラスメイトこと小和田と出会います。彼がアナザーエグゼイドに襲われることで二日目が開始です。

 

 戦闘開始。

 アナザーエグゼイドは機動が面倒なライダーです。初戦闘補正も加わり、この時点で倒すのはほとんど不可能。チョコブロックを出してきた場合、勝率は0%です。何せ、戦っている場所が体育館倉庫。ごく稀に戦闘音に気がついた教師がやってくる可能性もありますが、正直に言って役に立ちません。如月弦太郎でもない限りは。

 

 ここは無視してもいいランダムポイントの一つです。如月弦太郎がジオウのいる学園に赴任している場合、生徒を守るために戦った我が魔王を信じてくれてライドウォッチを渡してくれます。そうなれば一気にアナザーフォーゼ、アナザーファイズの部分の短縮をはかることができて非常にうまあじなのですが。……今回は特にそういうこともないですね。まあ、起こらないのが基本なのでチャートには組み込んでません。

 

 話を戻してアナザーエグゼイドについてですが、基本的にはツクヨミが情報をくれるので問題はありません。今回も、ほら。小和田を病院に搬送すれば、小和田が持っていたゲーム機からアナザーエグゼイドが出てきたこともあって絶対にクリアできないゲームについて教えてくれました。難易度ではなく、邪魔されるのでクリアできないってなかなかに非道なゲームですよね。

 ちなみにですが、ここで身体能力が一定の値を超えていた場合は我が魔王がクリアできてしまいます。そうなった場合、『前回の周から受け継ぐ』をしていない限りは絶対に眠りから目覚めることはなくなります。この時点ではどう足掻いてもゲイツくんの好感度が足りないので助けるはずがない、ということですね。

 

 3回ほど失敗すればその時点でフラグが立ちますので、ツクヨミくんに『我が魔王はゲームが苦手』という情報を植え付けましょう。そうするとゲイツくんが我が魔王がオーマジオウにならないようにするために諦めさせようとします。それによってゲーマーに頼むという発想が出てくるのでそこから移動を開始しましょう。ちなみに、我が魔王が一人で思いつくルートもないことはないのですが、その場合はシビアなゲイツくんの好感度管理に失敗する可能性が高くなり、リセット案件になりかねないのでやめておきます。

 ここで少し待つことで、我が魔王が天才ゲーマーMという存在について知ることができました。ありがとう、ツクヨミくん。君はまさに我が魔王のために働いてくれる忠臣。代わりに裏切ったとしても殺すのは一番最後にしておこう。私は、我が魔王の王道を邪魔するものを許すつもりはないよ。

 

 さて、思いついたところで聖都大学附属病院に行きましょう……と言いたいところですが、やはりこの時点での我が魔王は天才ゲーマーMが医者であることを知りません。なので、まずはゲーマーを探し……ん?

 

 

 ──やあ、我が魔王

 

 

 ああああああああ!?!?!?!?!?!?!?

 

 ウォズがいきなり出現しました。前回の周回からの好感度を稼いでいるからか、誰も倒れていないにも関わらず現れてあれがアナザーエグゼイドであることと、天才ゲーマーMが仮面ライダーエグゼイドであること、さらには彼が聖都大学附属病院に勤務していることまで教えてくれました。まさかの短縮ポイントです。このままガバなく行けたならば世界記録をきっと更新できるでしょう。

 

 ……というわけで、ゲイツくんの愚痴を聞きながら聖都大学附属病院にまでやってきました。ここで必要なのは鏡飛彩との接点を作ること。彼から天才ゲーマーMの残したドイツ語のコナミコマンドを受け取って、それをゲームで実行します。

 ……はい、成功しましたね。今からはアナザーエグゼイドとの2度目の戦闘の開始です。ただし、この時点でセーブをしておきましょう。アナザーエグゼイドとの戦闘直後にリセットポイントがやってきます。

 

 アナザーエグゼイドの戦法は基本前回と変わりません。

 ただし、今回はステージが広いのでチョコブロックによる移動の制限がそこまで大きくないこと。ゲイツくんがNPCとして参戦してくれること。戦闘開始までのフレームで特殊コマンドを入力することで最初からゲイツくんがドライブアーマーを纏った状態で始められること、などなど。難易度は前回に比べて一気に下がります。

 ドライブアーマーのホイールがアナザーエグゼイドの動きを封じてくれているので、とりあえずビルドアーマーで一気に決めましょう。別に通常ジオウで様子見する必要はないです。行くぞー!(デッデッデデデデ)

 

 はい、終わりました。さて、ここで現れるのはハイパー無慈悲こと宝生永夢ですが、彼はアナザーエグゼイドの変身者を助けようとするわけです。このタイミングでの変身は4パターン。マイティアクションX、マイティブラザーズXX、マキシマムマイティX、ハイパームテキです。

 もしも永夢がマキシマムマイティ以上を出したらリセットです。この戦いは別に敗北しても問題ないのですが、倒してしまった方がかかる時間は少なく、ブラザーズが今の状態でまともに戦える限度です。

 

 さて、今回は……

 

 ──《 ハイパームテキ

 

 はい、リセットです。マキシマムマイティならまだ勝ち目は0ではないですが、これは無敵なので一切のダメージを与えることができません。相手のAIがうまいことこちらをボコってくれるのを祈るのもありですが、それをするぐらいならリセットした方が早いです。

 アナザーエグゼイドとの再戦からスタート。ここから始めるのは、アナザーエグゼイドとの戦闘終了時点で永夢の変身するフォームが確定してしまうからです。確率としては全て均等。もはや祈るしかありません。

 

 ──《 マイティブラザーズXX

 

 今度は成功。できることならマイティアクションXを引きたかったところですが、これでも問題はないです。ゲイツくんに片方を押し付けて、その間にもう片方を撃破しましょう。そうすればその時点でタイムジャッカーが介入してくれるので、普通に時間いっぱいまで戦うよりも短縮になります。

 アナザーエグゼイドの復活によって仮面ライダーエグゼイドが消滅しました。あとは永夢からエグゼイドウォッチを受け取るだけです。ここで重要なのは『アナザーエグゼイドが狙う共通点をすでに理解している』ということ。聡明な我が魔王は彼らの共通点からすでにドナーのためだと気がついているので、そのことを永夢に告げます。それと同時に、アナザーエグゼイドの息子に関しても救う手段があることを伝えれば協力をしてくれることは間違いありません。あとはアナザーエグゼイドを倒すだけです。2016年に飛びましょう。

 

 

 ──やあ、我が魔王(にゅっ)

 

 

 うわぁぁぁぁぁぁぁ!? また生えて来たぁぁぁぁぁ!?

 

 まさかの2度目のウォズです。タイムマジーンの中で生えて来ました。一体いつから乗り込んでいたんでしょう。……どうやら内容としてはアナザーライダーの撃退方法についてらしいです。あーそういうことね、大体わかった(破壊者ボイス)。こいつ、Quartzerやめて来たな? 幾ら何でも我が魔王に手取り足取り教えすぎです。これはまさに従者の鑑。

 

 

 ──おい、ジオウ。

 

 

 ……? どうやらゲイツくんがタイムマジーン間の通信機能を使って来たようです。このイベントは試走の際にはなかったような……。

 

 

 ──俺にエグゼイドウォッチを渡せ。

 

 ──貴様が魔王になる以上、ライダーの力を継承させるわけにはいかん。俺が使う。

 

 

 このゲイツくん、実はツンデレじゃな(確信)。

 

 魔王になるには全てのライダーの力を継承する必要がある。でも、アナザーライダーを倒すにはライダーの力を使わないといけない。なら、自分が使うことで魔王への進行を止めようというわけです。ちなみにゲイツくんにのみ実装されている隠しパラメータである秋山蓮ポイントを溜めると、ちょくちょくこんなツンデレ発言をしてくれます。普段ならニヤニヤしたり、ほっこりしたりとするべき会話で、今回もそれの類なのでしょうが、RTAにおいてはただの邪魔な会話です。しかも初出現だからスキップできない。

 前回から引き継がれた潜在的な好感度がどうやら高すぎたようです。一定回数までは好感度が下がる選択肢でも好感度が下がらないというものなのですが、ルート分岐以外では普通の好感度として加算されるので、ちょくちょくこういったことが発生します。後の走者たちはこのこともちゃんとチャートに組み込んでおきましょう。

 

 とりあえず、どうにかしてゲイツくんを丸めこみます。そうですね……ゲイツくんなら我が魔王がオーマジオウになると確信した瞬間に殺してくれるだろうという信頼を見せておきましょう。オーマジオウに対する殺意と、それでも未だに我が魔王を見守るに留めているという優しさを信用しましょう。ちなみに移動時間にちょっと調べてみたところ、ゲイツくんの好感度が高すぎてウォズの好感度が低いともうすでにゲイツくん排除による『孤高の魔王、オーマジオウ』ルートに入ることになるみたいです。調査不足でした。

 ちなみに最初のウォズによる永夢の情報の入手による短縮は、エグゼイドのリセット、ゲイツくんの会話、2回目のウォズによるアナザーライダーの法則で消えました。むしろロスです。それでも数秒程度の違いしかないのは最初のウォズがファインプレーすぎる短縮率を誇ったからですね。

 

 アナザーエグゼイドとの戦いは特に気にすることはないです。変身は基本短縮します。タイムマジーンの中でウォズに祝ってもらって、ゲイツくんに「うるさい!」と叱られておきましょう。

 2016年に到着次第、タイムマジーンでアナザーエグゼイドを轢き殺します。そのまま飛び降りるようにしてクリティカルタイムブレーク。鮮やかすぎる手際に全未来人が泣きました。潜り抜けたりするような裏技じみた躱し方なんて持っていないので、無論当然のように一撃必殺です。タイムマジーン、ありがとう。

 

 これでエグゼイド編は終了です。ちなみに、すでにオーズライドウォッチを手にしていることを条件にこの時点でアナザーオーズ編も攻略することは可能なのですが、それをしてしまうと知らないはずのアナザーオーズについて知っているということでゲイツくんの不信感を招いてしまいます。そうなると次回のアナザーフォーゼ・アナザーファイズ編、それとアナザーウィザード編がちょっとだけゲイツくんの説得に時間を食うことになるのでやめておきましょう。

 確かめてみたところ、後者で1分近いロスが発生しました。……アナザーライダー二人分を終わらせるよりもゲイツくんの説得に時間がかかるって、我が魔王の話術は一体どこまで落ちぶれているのか……。

 

 さて、本RTAでは一度も姿を見せていないアナザーライダー製造機ことタイムジャッカーですが、シナリオ上はスキップしている最中にちゃんと出ています。次回で紫半袖アイス奢りごときおじさんが出てくることで全員揃います。揃ってしまえば最後、これまで以上の頻度で時止めによる邪魔が入ることになりますがそれもジオウの強化形態が手に入るまでの辛抱です。我慢しましょう。

 

 では、今回はここまでです。ご視聴、ありがとうございました。


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