最高最善の魔王を目指すRTA   作:ぴんころ

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Part Final

 瞬瞬必生なRTAもついに最終回! 常磐SOUGOが出てきたことで強制的に発現した時間制限が存在するおかげで今のところの合計タイムを見た感じ自己ベストを更新するかGAME OVERになるかのどっちかが確定したRTAはーじまーってるー。

 

 というわけで今回が最終回となります。最終回ですが、やることはいつもと何も変わりません。ウールくんとオーラから我が魔王たち外に出ている組にライドウォッチが壊れていることの連絡が来たところからスタートです。これも全部常磐SOUGOが出現したことが悪いよー。これからあいつが活躍するシーンはないのが唯一の罰です。

 とはいえ今はたった一瞬の登場で世界を滅ぼしたあれを気にしている余裕はありません。アナザーディケイドを探します。ゲイツくんとウォズと湊ミハルと常磐SOUGOが。戦えないウールくんとオーラにはおじさんのライドウォッチ修復の手伝いをしてもらって、その間に我が魔王はツクヨミくんと一緒に門矢士にツクヨミくんの生家に連れていってもらいましょう。

 そこでスウォルツの目的を聞いた後に門矢士がスウォルツによって殺されるので、どこからともなくオーロラで出現した海東大樹がアナザージオウⅡの力で蘇生させるのを見てからアナザージオウⅡ戦です。ディケイドライドウォッチを渡したことで復活したディケイドが変身した仮面ライダーディケイドジオウオーマフォームとともにボコりましょう。しれっと劇場版限定究極フォームになるな。アナザージオウⅡの戦闘法はこれまでと変わりありませんので、ザンバットソード召喚からのトレーラー砲で簡単に撃破できます。

 

 元の世界に戻ってくるとライドウォッチが破損したことによって壊れたライドウォッチに対応する仮面ライダーの敵たちが復活しています。これらに関しては我が魔王が倒すほどの敵でもないので他の面子に任せましょう。

 どうすればいいのかはまだ我が魔王にはわかっていないので一旦退くことになります。退いた後はクジゴジ堂で門矢士に話を聞きましょう。これをしない限り、フラグが立たないのでバッドエンドにしかたどり着けません。

 

 今回の話はこの状況をどうにかするための作戦です。ツクヨミくんをライダーにすることでスウォルツの世界にも仮面ライダーを生み出して世界の崩壊を止めるという作戦ですね。この作戦の決行フラグを立てたら我が魔王には未来に向かって……って、ん?

 

 

 な ん か 門 矢 士 ま で タ イ ム マ ジ ー ン に 乗 っ て い る ん で す が ぁ ? ? ? ? ? 

 

 

 ……なんでこいつまで乗っているんです? いや、真面目に。ここでさらに新ルート発覚とか嫌すぎるんですけど。とりあえず、門矢士の初タイムマジーン搭乗です。彼は一体なぜついて来たのか。アナザーディケイドを相手にしていて欲しいんですけどね。まあ、ついて来た以上は仕方ありません。ツクヨミの懐にブランクライドウォッチを忍ばせてオーマジオウ相手に足止めをしましょう。ここで忍ばせることを失敗すると最初からやり直すことになります。

 ちなみに、この時代では我が魔王が我が魔王を足止めにやってくるなんてこと、我が魔王の記憶にはございません。なので相手は困惑します。とりあえず、レジスタンスの皆が退くまでの時間稼ぎということで今回はディケイドをサポートに入れてのオーマジオウ戦ですね。

 

 って、うん?

 

 

 ──ファイナルフォームライド

 

 

 え、ちょっと待ってください。

 

 

 ──ZIZIZIZI-O

 

 

 な ん で 我 が 魔 王 で フ ァ イ ナ ル フ ォ ー ム ラ イ ド し て る ん で す か ぁ ? ? ? 

 

 

 ──ちょっとくすぐったいぞ。

 

 ──え、ええええええ!?!?

 

 

 このゲーム、いつから仮面ライダージオウから仮面ライダーディケイドジオウ編になったんですか(白目)。

 我が魔王がライドウォッチに変形しました。ディケイドが左手に持ってます。ああ、ほら。後ろにいるこの時代のゲイツくんたちもぽかんとしているじゃないですか。

 

 

 ──行くぞ、魔王!

 

 

 右手にライドブッカーを、我が魔王を左手に。なんかどこかの勇者みたいな感じの武器の揃え方をした破壊者vsオーマジオウです。もうこっちもどうすればいいのかわかりません。我が魔王を操作してトリニティになってオーマジオウに一矢報いることも、さっきまでのディケイドが支援NPCとして追加された状態での戦いも、まだ我が魔王を操作して戦うものだと考えていたので逢魔降臨暦(チャート)の戦い方を使えばよかったですが、ディケイドを操作して戦うとなると全く使える気がしません。……ああまたガバだよぉ。

 

 さて、オーマジオウ戦ですが我が魔王を殺さないようにはしてくれていますがそれ以外……つまりディケイドに関しては本気で殺しに来る可能性があります。メリディアンサッシュによる異界への放逐、オーマコーザリティーシューズとオーマコーザリティーハンドによる因果律操作、オーマラディアントアーマーによる攻撃の萎縮(ダメージ軽減)、そしてオーマシグナルによるこちらのステータスを絶対に上回るという能力。勝てませんね。諦めましょう。

 とはいえ、ここで負けたらどうなるのかはわかりません。何せこれが初のディケイド操作でのオーマジオウ戦ですから。なので負けられません。頑張って勝ちましょう。我が魔王を殺しには来ないということだけがわかっているので、我が魔王を盾にしながら頑張って戦ってもらいます。さすが我が魔王、本来なら死ぬような戦いにも生存ルートを作るとは(白目)。

 

 というわけでディケイドを操作してオーマジオウと戦いましょう。勝利条件……あるいは戦闘終了条件とでも呼ぶべきものはわかりませんが、とりあえず真面目に戦っていれば負けることはないはずです。我が魔王を盾にして掴んでいる以上、異次元放逐も現実的ではないでしょうしね。

 

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 

 はい、どうにかなりました。いやー、やればどうにかなるものですね。さて、ここで一旦門矢士は戻るようです。ここからは我が魔王にトリニティになってもらって戦ってもらうみたいですね。オーマジオウの能力について確かめるためでしょうか。まあ、確かにアクアがいるとは言ってもアナザーディケイドに特攻を持つディケイドの代わりになるかと言うとちょっと口を噤みます。ついでにエターナルもいますしね。いくらバールクスがいるとはいえザコ敵の数を考えればこの選択は間違いではないでしょう。代わりにゲイツくんとウォズが来るのでそこまで無茶な戦いではないと思います。ようやくチャートに戻ってきました。

 オーマジオウ戦ですが、トリニティでの戦いならばそこまで悩む必要はありません。いつも通り、チャートに沿って華麗に勝つだけのことですよ。最初からキングギリギリスラッシュで叩き切りましょう。ここはハメ技を使用すれば勝てます。……はい、勝てましたね。

 

 ハメ技を使用しての勝利になりましたが物語的には関係ありません。我が魔王はオーマジオウの倒し方を聞き届け、元の時代に戻ることになります。元の時代に戻ったら、エターナルとチェイスとアクアがアナザーディケイド相手に善戦しているので、そのタイミングでツクヨミくんにライドウォッチを投げ渡しましょう。早くしないとバールクスとなんか一緒に戦ってくれているエターナル以外が死にます。その直後に肉体が限界を迎えたエターナルも死にます。

 エターナルに関しても、アナザーディケイドの必殺技を受けたことが原因となるので、それを放つよりも先に仮面ライダーツクヨミを誕生させましょう。

 

 さて、ここからは結構面倒な事態になります。ツクヨミの裏切りとスウォルツごときの顔芸。それを見送ったらエターナルこと大道克己と湊ミハル、さらには同姓同名の常磐SOUGOも含めて皆でクジゴジ堂に戻りましょう。どんどんクジゴジ堂が魔境になっていきます。エターナルの勧誘に関しては『自分だけを復活させたあの男に一矢報いることができる』と言えばまあどうにかなります。この世界も滅びかけているという事実と我が魔王のカリスマでこの世界の住人も全員死人判定が出るでしょうし。お前の死人判定ガバガバすぎませんか?

 

 さて、ラストバトルの朝がやってきました。ここを越えればついにエンディングです。思えばここまで長かった。ガバも一切なく、チャートに沿って誰一人文句のつけようのない我が魔王が仲間との絆で掴み取ったエンディングにまで突き進んできました。ようやく報われます。

 皆はすでに外に出ています。さすがに一晩中戦い続けるのは頭おかしいので皆休みを入れていますが、我が魔王が一番最後ですね。ここには『我が魔王だけはどうしても助からない』という事実もあるので皆からの選別のようなものでしょう。特に、順一郎さんには『こいつラスボスだ』なんてひどい言いがかりをつけてしまいましたし、彼にも家族と過ごす時間は必要ですからね。

 

 ゲイツくん、ウォズ、門矢士、いつのまにか生えてきて戦いに参戦していた海東大樹、湊ミハル、大道克己らが戦っているところにツクヨミくんが乱入してきました。バールクスに関しては数で圧殺することにしたようで、そもそもここにはたどり着かせないようにしているようです。ここでたまにライドウォッチが壊れたことで復活した仮面ライダーがやってきたりするんですが今回はないようですね。もしもダブルが復活していたならエターナルがそっちに行ってしまいそうなのでよかったです。

 

 

 

 ところで。

 

 

 

 

 なんで、バールクスは巨大化からの液状化をして胸からミサイル発射しているんですか?

 

 なんで、ミサイルが爆発して、液状化しているミサイルが爆発したことで、超巨大ミサイルを構成していた液体が破裂して、街が海に沈んでいるんです?

 

 え、もしかして今回のループする原因、これの影響でもう人が暮らせる地域なくなったから?

 

 いや、さすがに数千の怪人に動きを邪魔されてイラっときたからって、そんな短気を発揮するとは……。

 

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 よし! 見なかったことにしましょう!

 

 さて、ここからはツクヨミくんに邪魔されてアナザーディケイドを補佐して、我が魔王がハイパームテキ、クローズビルド、ムゲン魂、タイプスペシャルを召喚してアナザーディケイドをボコります。その直後にグランドジオウに変身です。ここの変身は一見の価値がありますので、決して見逃さないようにしましょう。ロス……? そんな言葉は逢魔降臨暦(チャート)の中にはありません。そしてこの工程はちゃんと加わっているのでこれはロスではありません。

 

 ここからが最後のリセットポイント二連続ですね。我が魔王が召喚する仮面ライダーをミスしないようにしましょう。召喚するべきは相手に対応しているライダー……ではなく攻撃力が高い面子です。アナザーディケイドを相手にするので、他のラスボスたちが出て来るよりも先に倒せるほどの戦力……と言いたいところですがそれは今の我が魔王のステータスでは無理です。なんで召喚に我が魔王のステータスが関係あるのか。

 召喚するべきは仮面ライダーウィザードインフィニティードラゴンゴールド、仮面ライダーダブルサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム、仮面ライダーオーズスーパータトバコンボ、仮面ライダークローズビルド、仮面ライダー鎧武極アームズで……あ。

 

 

 あああああああああああああああああああ(ソイヤ! パインアームズ 粉砕・デストロイ!)!!!!!!

 

 

 ミスしたぁ。……仕方ありません。ここはリセットポイントではなかった。あるいは最初からパインアームズを召喚する予定だった。いいね?

 さて、気を取り直してここからがリセットポイントです。アナザーディケイドが召喚する敵が何かを確かめましょう。

 

 ふむふむ……。今回はン・ダグバ・ゼバ、サジタリウス・ノヴァ、ユートピアドーパント、ゲムデウスクロノス、エボルト怪人態、ロードバロン、仮面ライダーハート、グレートアイザーですね。運が良いのか悪いのか。正直な話、今回の召喚される怪人のリセットポイントは『召喚された怪人が6体以上』『エボルトが仮面ライダーエボルブラックホールフォーム以上で召喚されている』『各種ボスが最強の状態である』のどれかが起きていた場合です。もう全部見事に踏み抜きました。そして同時にここで起きるとラッキーだったイベントが『ロードバロンがいる』『相手側に仮面ライダーがいる』の二種類でした。今回は両方踏み抜いています。全部同時に踏み抜いたのは初めてです。

 

 

 うーん。……う〜ん。……ううーん。

 

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 よし、続行!

 

 バールクスもやってきたし、そのままオーマジオウの脅威を見せつけてあげましょう!

 ロードバロンは向こうを裏切りましたが、それでもこちらが勝てるような戦力ではありません。ここら辺のイベントはスキップしますが、召喚したライダーたちは強制的に負けになります。あるいは我が魔王の変身が解除されて強制返還です。

 そこでゲイツくんが我が魔王を庇って死んでしまいました。嘆きましょう。嘆いたらオーマジオウになります。オーマジオウになると我が魔王の力を吸収しようとしますが、もちろんスウォルツごときには無理です。ここで宣言してあげましょう。

 

 

 ──俺の力は、全てのライダーの力だ!

 

 

 もうロスなんて関係ないだろ、祝え!

 

  今は君たちがウォズです! 集まるライドウォッチたちも我が魔王を祝っています!

 

 

 ………………

 

 …………

 

 ……

 

 

 ふう……祝ったことで気分がとても良いです。もうこれで終わりで……え、だめ? まだスウォルツがやられていないって? 正直に言えばオーマジオウになったところですでにこれは勝利確定のただのイベントに変化してしまいました。スキップできるのでスキップします。そうするとスウォルツ氏がやられていますので、ここでタイマーストップとなります。タイムは1470分0秒。結構長かったですね(白目)。

 

 ちなみに、スウォルツ氏がやられるまでの間に、もしも相手が仮面ライダーを召喚していた場合はそれらを全てライドウォッチに変換して吸収しているので敵が減るイベントが発生したり、それに伴って相手の能力に干渉したわけなのでアナザーワールドに捕まった小和田を助けたりと色々ありますが、それもスキップしました。相手に仮面ライダーがいることの良さとはつまりこれですね。これがない場合は小和田は世界の再生で復活させるしかありませんでした。

 

 

 では、エンディングに追加されたウォズと、消えかけている常磐SOUGOが水没した街を見ながら会話をしている光景を見ながら完走した感想を語るとしましょう。ちゃんとエターナルもこの水によって流されてすでにこの世界から消失していますから安心してくださいね。

 

 やはり、チャート通りに綺麗に走ることができたというのはとても気持ちがいいことです。我が魔王は『瞬瞬必生』という言葉を使っていましたし私もそれにはとてもわかりみが深いわけですが、やはり綺麗な舗装された道というのも捨てがたいものです。とはいえそれも、無理矢理に過去から書き換えて行くつもりなんてありませんが。

 今回のチャートではガバはもちろんのことロスも存在せず、まさに理想的な舗装された道だったと言えるでしょう。とはいえ、ガチガチに固めておくと予想外の隆起があった時に対応に困ってしまいますから多少の遊びを残しておいたほうがいいとも、ちゃんと次走る走者のためにも記述を残しておきましょう。

 

 はい、そういうわけで我が魔王を最高最善の魔王に最速最短で導くRTAはここまでとなります。これまでご静聴、ありがとうございました。

 私の逢魔降臨暦(チャート)にはここから先の未来は何も載ってません。どうせなら私の記録がいつ抜かれることになるのかを知られればよかったんですけどね。

 

 では、ウォズと常磐SOUGOがなんかいい感じに我が魔王の言葉を認めた風な会話をしながら次の新世界に行ったところで、この動画シリーズは終わりとなります。

 

 本当に、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 あ、ちなみに我が魔王のカリスマが最高値だとこのエンディングで常磐SOUGOが仲間になります。彼が仲間になった状態を引き継いで"Over Quartzer"ルートをクリアするとQuartzerの全員が仲間になりますので、そちらも一見の価値ありですよ。ウォズとの最後の会話の内容で我が魔王のことを認めるような感じのツンデレ的な何かを言っていたら仲間フラグが達成されています。




1470分=30分×49回=24時間30分

敗因:チャートにないことが起こりすぎた。

次の走者はちゃんとランダムイベントを、自分の想定外にならないように全種類onoffの分岐に対応したチャートを用意しておきましょう。チャートの数が1000ですむか、それとも10000を越えるかは知りません。

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