もうちょっと同一人物に二体以上のアナザーウォッチを埋め込むってパターンを増やして欲しかったRTA、はーじまーるよー。
さて、今回の最初のイベントは我が魔王の偉大なるおじさんに話しかけることです。おじさんに話しかけると『時計屋の仕事』イベントが発生して順一郎おじさんがオーディオ付き時計を直して欲しいという依頼を受けたことがわかります。別にこれはそこまで大きな意味があるわけではないのですが、言ってしまえば安全策です。もしもチャートの
それを終えたら、ツクヨミくんに話しかけて次のアナザーライダー絡みの事件についての情報をもらいます。今回の事件はアナザーフォーゼとアナザーファイズ。事件現場となる天ノ川学園高校にまで向かう最中に、今回のアナザーライダーの事件についての詳しい説明を受けます。
とはいえ、こんなわかりきった会話の内容を流すのはどうかと思いますので、我が魔王にはオーマジオウの能力で平行世界にいる『ツクヨミくんの話を聞いた我が魔王』から知識を得てもらって、『いつ事件が起きるのかわからない』とでも言ってタイムマジーンで30分前に戻りながら高校にまで向かってもらいました。
なぜかゲイツくんたちが持っていたこの高校の制服に着替えたら、三人仲良く学校の中を探索しましょう。まず最初に探すべきは「天秤座の18歳」です。事件の被害者の共通点がそれなのだということはわかっているので、未だ授業中の高校の中に侵入してから、保健室の先生をファイズフォンXで眠らせてハッキングして、探し出します。探し方は『三年生の天秤座』です。これなら、この学園で『18歳の天秤座』という条件をいつ満たしてもおかしくない相手を探せますからね。あとはおまけで今月が誕生日であることを入力しておけば完璧です。
はい、まずはすでに誕生日を迎えて18歳になっている天秤座の少女を探します。これに関しては一人だけなので、結構簡単なお仕事。山吹カリンという少女は、ランダム配置……に見せかけて実は大体の確率で屋上にいます。ただし、屋上に行ってはいけません。それをした場合、草加雅人に出会ってしまってアナザーライダーまでやってくる混戦模様となり我が魔王が変身するより先に死んでしまう可能性があります。
なので、全てのアナザーライダーに共通する『なぜか人通りの少ない場所によく飛び降りる』という習性を利用して、先にそちらで構えておきましょう。ゲイツくん達には別行動を言い渡しておきます。実際、三人固まって探すのは非効率ですから。
アナザーフォーゼを待つ間は特にやることもありません。倍速にしてアナザーフォーゼがやってくるのを待つのもいいのですが……。
み な さ ま の た め に ぃ(ねっとり)
今のうちに草加雅人について説明しておきます。
彼は仮面ライダーファイズとともに戦った、とても有名な『(首が折れる音)』を自らの体で奏でた人です。もう少し体を鍛えてその音を鳴らしていたなら仮面ライダー響鬼と同じシステムでの変身も可能だったのではないでしょうか。自らの首が折れることで清めの音を首から鳴らす鬼……多分、名前は
まあ、そんな感じで『ファイズが存在する限りは死んでしまう仮面ライダー』な彼ですが、ファイズの歴史が消えてしまったことで生存しています。彼が山吹カリンを殺そうとしてアナザーフォーゼが助けに入るというのがテレビ版で皆さんが見慣れている光景でしょう。
というか、すでに放課後になったわけですけど、あんな風に顔を隠した不審者が簡単に入れてしまうこの学校の警備はどうなっているんでしょうか。もしかして、これまでの警備は学園の教師達が変身したゾディアーツ(仮面ライダーフォーゼの敵)が担っていたのでしょうか。それならきっと、中に入ろうとする馬鹿はいないでしょうし。
さて、そんな説明をしているうちにアナザーフォーゼが我が魔王に倒されるために目の前に降り立ってくれました。
これで話は簡単です。ウォッチを手に入れていない以上、勝ち目など存在しないわけですが、相手を全力でボコってしまえば勝手にランチャーで退いてくれます。豪華すぎる煙幕ですね。ゲイツくんが来るよりも先に倒してしまいましょう。
『ビルド!』
逃げられないようにビルドアーマーの数式キックを叩きつけ……って、おや?
──お前ら、何やってる!
え、いや、ちょっと待って。
──うちの生徒に、手を出すんじゃねぇ!
なんで、如月弦太朗がいるんですかぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!??!?!?
え、ちょ、本当に待ってください。幾ら何でもこのランダムイベントはいりませんよ!?
……ここまで驚いた以上、説明を省くわけにも行きません。これはランダムイベントの一種で如月弦太朗が『捕まった皆を探す』ではなく、苦渋の決断で『被害者の共通点から犯人を待ち伏せして行方不明者の居場所を吐かせる』という選択肢をとったパターンです。
皆様がテレビ版での登場を望んでいた彼ですが、実はゲームでは厄ネタと言わざるを得ません。なぜなら彼が来た場合、戦闘ステージに第三勢力として彼が乱入します。彼の性格からして、生徒を守ろうとするのは当然ですからね。むしろ守ろうとしないのなら弦太郎じゃない、ということで不満がある人も出るでしょうから、ここまでは別に何も問題ないです。
問題なのは、彼がただの人間だということです。ランチャーどころか、仮面ライダーのスペックから放たれる攻撃を一撃でも喰らえば即死、そしてこちらの味方ユニットというわけでもないでこちらにも攻撃を仕掛けて来る。こちらは彼の説得をしながら、アナザーフォーゼを退かせるということが必要になるのです。つまり、時空が歪んでから出てくれるならまだしも、そうでない以上はただのお邪魔虫です。
これは、どっちだ……!
どっちの方がロスが少なくなる……?
迷っている時間はありません。
……結局、選んだのはそのままの戦闘続行です。焦りからか、不幸にも白塗りの曲線グラフを出してしまいましたが別に必殺技の性能には関係ありません。一撃で粉砕しましょう。
はい、どうにか粉砕することに成功しました。山吹カリンも姿を消してしまいましたが、代わりに如月弦太郎とは会うことができましたので、彼からフォーゼライドウォッチをもらうことにしましょう。仮面ライダー部に連れて行ってもらって、彼の生徒に紹介をされました。そうすると、ライダーへの変身を見せて欲しいと言われるので、快く答えましょう。ゲイツくんには怒られますが。
そうすることによってライドウォッチを如月弦太朗に見せることに成功しました。それによって、如月弦太朗からフォーゼライドウォッチをもらえました。ついでに、如月弦太朗の恩師であり、仮面ライダー部の顧問をやっていた大杉先生も様子を見にやってきました。
……実は、大杉先生とはそこまで会話をしない方がいいのです。なぜなら、このタイミングで話しすぎると『我が魔王たちがこの学園の生徒ではない』ということがバレてしまう可能性が高くなるから。如月弦太朗はその辺り結構ゆるいのですが、この先生、歴史が消え去ったにもかかわらず仮面ライダー部の顧問をしていたので、実はその辺りちゃんとしているのです。もちろんアマゾンズライドウォッチを使用してDie set down! する……なんてわけにもいかないのですぐに撤退しましょう。
もう、今の状況で現代でできることはツクヨミくんに山吹カリンの護衛を頼むことだけ。我が魔王は家臣たるゲイツくんを引き連れて2011年に。変身はタイムマジーン内部で済ませておきましょう。
フォーゼの継承を忠臣であるわた……ウォズに祝ってもらうのですが、実は戦闘中にアーマータイムをしようとするとアナザーフォーゼに邪魔されて、ウォズがアシストユニットとして戦闘に参加してくれます。が、今回に関しては無視していいです。ウォズはとても強いのですが、彼の行動で我が魔王の動きを邪魔するわけにも行きません。
ここは、我が魔王の勇姿に感涙していてもらいましょう。
──祝え! 全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者
(ゆっくりウォズ感涙中)
──その名も仮面ライダージオウ フォーゼアーマー
(ゆっくりウォズ、マフラーにて涙を拭く)
──またひとつ、ライダーの力を継承した瞬間である
(継承という言葉で騙しているこの時代の8頭身ウォズに怒りを抱く)
ウォズがタイムマジーンの内部にとてもよく響くイケボで祝ってくれています。タイムマジーン内部でできることなんて多くないので聞いてあげましょう。これはもはや仮面ライダージオウのアイデンティティーですからね。
到着と同時にアナザーフォーゼ戦スタートです。敵バフ一覧に『
ちなみに、クリア後に解禁される『最強フォームまでの力を手に入れたアナザーライダーとの戦い』では、アナザーフォーゼがトップランクに難しいです。今回の戦いではほとんど使って来ないのですが、アストロスイッチも全解禁されていますから。他のトップランクがアナザームテキエグゼイド、アナザービルドジーニアス、アナザーコンプリートディケイドな時点で、大体お察しというやつです。
……はい、アナザーファイズのことを確認できましたね。これで、もうこの時代に用はありません。一旦引き返しましょう。そうすれば、乾巧が出現してツクヨミくんたちを守ってくれています。……ところで、ゲイツくんは何をしに来たのでしょう。全く役に立ちませんでしたが……。とりあえず、彼にもアナザーファイズのことを認識してもらっていることが重要です。
アナザーファイズが出て来たことで、2011年から事件が起きたのかを再確認する必要性が出て来ました。
なので、我が魔王は新しいレジェンドである仮面ライダーファイズ・乾巧とともに山吹カリンの護衛、ゲイツくんとツクヨミくんは事件の再調査をすることに。
ここからはどうしても時間がかかる単純作業です。正直、進めている私からしても暇です。
なので。
み な さ ま の た め に ぃ(ねっとり)
アナザーフォーゼ・ファイズ編におけるリセットポイントについて先に説明しておこうと思います。
今回のリセットポイントはファイズ・フォーゼを別れて倒す時。ゲイツくんの好感度に左右されます。リアル・タイム・エモーションシステム……RTEを採用しているこのゲームでは、選択肢を選ぶことで変化する好感度だけではなく、普段の行動でもちょくちょく微量とはいえ変化を起こしていますので、選択肢以外のところも気を使う必要があるのですが……好感度を確認できるのは選択肢を選んだ時のみなのです。なので、『もうこれ以上上げることはできないから、絶対に分岐できない』とリセットを先に選ぶことはできません。
今回の一件である程度の好感度がないと、ゲイツくんの中で『ジオウの好きに動かされる』ことと『山吹カリンの願いを聞届ける』ことを天秤にかけた時に前者を嫌がってしまえばその時点でリセット。そのための好感度の確認も中途ではできない。今回でゲイツくんの好感度を大幅に稼げる部分がないのでエグゼイド編からのリセットとなってしまいます。それはあまりにも時間のロスが大きすぎるので、再走案件となってしまうのです。
こんな説明をしている間に山吹カリンが実は既に死んでいるということが発覚しました。彼女が死んだのは2003年です。15年ほど見た目が全く変わらなかった二人は一体どこで生活をしていたのか。それについてはわかりませんが、我が魔王も彼女が人間として当たり前の行動をとっていないことに気がつきます。デリカシーのない発言で怒らせてしまいましたが、それはそれ。ここで彼女を単独行動させなければゲイツくんとの合流に時間がかかってしまいます。仕方ないので今日から18歳の天秤座少女を探してみましょう。今は制服を着ていないので、見つかるとちょっとだけ面倒なことになりますので、スニーキングです。ちなみに、如月弦太朗がランダムイベントとして発生していた場合、たまにここでやってきたりしますが、これはただのロスなので来ないように祈りましょう。ついでに今のうちにセーブです。探せば、その最中に山吹カリンが彼女を守ろうとして外に出ることになり、草加がカリンを殺そうとしてそこを乾巧が助ける形で皆集まります。
あ……
ゲイツくんと合流できました。
ええ、合流できましたとも。
なので、リセットです。
ゲイツくんと天秤座の少女と出会う前に合流してしまうと、そこで走りながらの情報交換になるのですが、その分わずかに遅れることになり(首が折れる音)が鳴ってしまいます。そうなると乾巧がショックを受けてファイズウォッチを手に入れるまでのロスになるので、今のうちに修正です。
……よし、今度はちゃんとできましたね。乾巧がアナザーフォーゼの邪魔をして、草加雅人を助け出しました。ファイズファンなら感涙もののこのシーンですが、無言でスキップします。このRTAで重要なのはゲイツくんがちゃんと我が魔王に乗せられてくれるかだけですから。
ゲイツくんが『貸し出さなきゃ継承終了しないはず』という甘い考えで2003年に向かってくれたなら、こちらも事情を聞いてから2011年に向かいましょう。二つの時代でアナザーフォーゼとアナザーファイズを同時に撃破するという熱いシーンがテレビ版では流れましたが、こっちではもっと熱いです。我が魔王、あるいはゲイツくんのどちらを操作するのか選べるのですが、戦い終了と同時にもう片方も決着が自動でつきます。
アナザーライダーこと佐久間くんの周りに透明なアナザーファイズの外殻が、そしてさらにそれを包むように透明なアナザーフォーゼの外殻が形成されていて、別々の時代の佐久間を半分ずつ画面中央に置いた状態で斜めから二人が同時にライダーキックをしてくれます。
が、今回はそのイベントシーンを見たいわけではないのでスキップです。突撃と同時にタイムマジーンで轢いて、そのまま飛び降り様にライダーキックでバトルは終了です。我が魔王の最大の武器はきっとタイムマジーンですね。
──俺たちが、お前たちを救う!
ああ……(恍惚)。
我が魔王はやはり格好いい。
これはもう、我が魔王を奉る会を作ったほうがいいのでは?
え、ゲイツくん? そっちに関しては私にとってはどうでもいいです。
二人のアナザーライダーを消滅させたことで、山吹カリンは消滅しますが、この感動の別れは別にどうでもいいです。気にする必要はありません。これで今回のイベントも終了ですので、次回のライダーに備えてステータスの割り振りをしておきましょう。
では、今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。
アナザームテキエグゼイドの語呂の良さ