「料金とかそういうのいらないんで、勘弁してください」
「あの、まだなにも言ってないわ。出水くんが物凄く当たるって言ってたから来てみただけで、なにかを占ってほしいわけじゃないわよ?」
「いや、私の占いそういう感じのではありません。
私とこの人の相性占ってとか、お金持ちになれるかどうか占ってとかそういうの出来ないのです。
無数に枝分かれしている未来を占いとかでなんとなく見て、教えるぐらいのことしか出来ないんですよ……勘弁してください」
米屋や出水に宣伝してと頼んだのはいいが、意外すぎる人物がやって来た。
本部長補佐のS村さん。何故こんなところに居るんだと、一人でなく二人で来ないのかと鼻で笑いたいが笑えない。
この人、確か原作開始時25で、S田さんは三十路過ぎ……よし、考えるのをやめよう。
「待って、無数に枝分かれしている未来を見るのはわかるけどまだなにもしてないわ」
「手相じゃなく、顔で占う方法もあるんです。女難の相がありますとか顔で分かるあれですよあれ。
勘弁してください、理想の上司と出会ったまではいいですけどそこまでです。今年どころか来年いっぱいは諦めてください」
「なんですって!?」
原作知識とか無くても、サイドエフェクトだけで分かる。
S村さんとS田さんの未来は明るいが、明るいだけでめでたいとかそういうのは無い。再来年まで進展らしい進展は無い。好感度が急上昇するイベントも特にない。
世の中は諦めることも大事だと来年までは女子力上げるのに頑張ってもらおうとするのだが、焦っているのか本気で怒り胸ぐらを掴まれる。
本当に勘弁してください。私のサイドエフェクト、これ以上はなにも出来ない。不幸な未来を伝えるぐらいなら、出禁にして評判落とした方がましですよ。
「わ、私のなにが分かるって言うの!?」
「影先輩、ちょっと応援をお願いします!!」
「んだよ、るせえな」
触れてはいけない逆鱗に触れてしまった。
このままでは拳が飛んできそうなので影先輩にSOSを求めると信長のシェフに栞を挟んで起き上がる。
「……なにやってんすか?」
三門市名物のチンピラや柄悪い奴かと思った影先輩。
S村さんだとわかった瞬間、キョトンとした顔をする。
「影浦くん、どうしてここに」
「いや、俺はここの生徒っすから……お前、なに言ったんだよ?」
「来年まで理想の上司との関係が進展しない。
ハッキリと顔に出ていて、自分なりのアプローチをしても「気が利く女性だな」だけで終わります」
「……お前、未来かなにか見えてんじゃねえのか?」
「だから、未来は見えません!」
「影浦くん、どうして否定をしないの?
ねぇ、お願い。視線を合わせてくれないかしら。苦しいのは分かるけど、10秒ほど、目を合わせるだけで良いのよ」
私が言っていることが余りにも正確過ぎて、益々疑いが強まるがそれよりもS村さんの怒りが強まる。
影先輩は特に否定することを言っていない。影先輩、人の感情になにかと敏感で本部所属だからか忍田さんがどういう人か理解している。確実にその未来が訪れると思っている。
ハッキリと言えば、S村さんの必殺技であるローキックをくらうことになるので目線を合わせようとしないのだが殺意が駄々漏れである。
「すみません、どう頑張っても無理っぽいです。
ついさっき来た堤さんレベルで、この未来を回避することは不可能です。潔く諦めてください」
「あ、諦められるわけないじゃない!!」
S村さんは、全速力で走っていった。
廊下は走ってはいけないのだが、そんなことを言う間もないぐらいに速く、今すぐにでも泣きそうな涙目だったが誰も気にしなかった。
「なんか今、沢村さんが走っていかなかったかしら?」
「なにか忘れ物をしたとか、忍田本部長が来ているとか聞いたんじゃないのかな?」
S村さんが出ていくと今度は今先輩と溢れんばかりの凄まじきオーラ(陽)を身に纏う大学生と溢れんばかりの凄まじきオーラ(陰)を身に纏う中学生と、影先輩の同級生の村上さんがやって来た。
なんでこうもボーダー隊員しかやって来ないのだろうか……宣伝頼んだの、ボーダー隊員だからか。
「見ないと思ったら、こんな所に居たのか。ヒカリ達が探してたぞ」
あ!と影先輩のことに気付く村上さん。
ゾエさん達のことを教えてくれる……なにも言わずに来たのか、この人は。
「だったら、お前等が来いつっとけ。
それよりも占うのか?なんか、こいつの占い無駄に当たるぞ」
「えっと……確か貴方は三雲くん、だったわね。占いが出来るの?」
「出来ますが、さっきから不幸な未来しか見えていないです」
「え、もしかしてさっき沢村さんが飛び出したのって本部長と結婚できないって言われたからなんですか!?」
おい、本物の悪、マジやめろ。
二番目に会いたくなかった人物と遂に会合してしまう。はじめて顔を見るが、なんという負のオーラだ。
「北添くん達と会ったら、ここに居ることを伝えておくよ。けどその前に、占ってくれないかな?」
「あ~すみません、えっと」
「ぼくは来馬だよ」
「来馬さん、私の占いは相性占いとか金運が良くなるとかそういうタイプの占いではありません」
これ、来る人に毎回毎回言わないといけないのか。
そう思いながらも説明し来馬隊の面々に納得して貰いプロフィール表を書いてもらい、隊長である来馬さんの未来を占うことになった。
「私も中学時代、色々な人を見ましたが来馬さんはスゴい人ですね」
「そうかな?僕よりも鋼の方がスゴいと思うけど」
「確か、ボーダー隊員での繋がりなんですよね?
来馬さんは太刀川さんの様なスゴさは全くといって皆無ですよ。努力すれば延びますけど、最後に才能とかが物言う世界に辿り着くとかそんなのじゃないです」
「そ、そうなんだ……」
この人は……修に近いオーラを出している。
いや、修よりもトリオン能力は上なので下手をすれば修以上のとてつもないオーラだ。
「来馬さんの強さの根底は力ではなく思いやりや優しさですね。
強くなればなるほど人間は色々と大事なものを失います。楽しむ心や優しさ、勝利をするために踏み台にした友人と。
来馬さん自身はそこまでですが、代わりに貴方を支える人達が強さを得る。貴方は貴方を支える人の精神的支柱であり、強くなる人の希望……では、占いをしますね」
強さと言う電磁波やオーラは村上さんの方が遥かに上だ。
だが、それ以外の思いやりや優しさ、金運女性運といったものに関してはぶっちぎりでトップだ。
来馬さんを弱いと言った瞬間、空気が変わり村上さん達が内心怒っていたので上手くフォローを入れるとその通りとホッコリしてくれる。
「……」
「どういう感じかな?」
来馬さんを上げまくり、タロットカードやイ~ティ~も終えた。
残すところは結果発表だけなのだが、太刀川さん、堤さん、S村さんに続き……どうしてこうも不幸続きなのだろうか。
「魔術師の正位置、塔の正位置、悪魔の正位置、死神の正位置、節制の正位置……やべえ、やべえ」
「まさか……来馬先輩の身になにかが起きるんですか!?」
「別役、違う……これ、うん……」
不幸なカードばかりが優先的に来ていることを焦る。
死神とか悪魔とかのカードは悪いことを意味するものだと知ってか知らずか別役は机をバンっと叩いて、真剣な顔になる。
「太一、落ち着きなさい。
当たる確率が高くても、占いは占いよ。迅さんのさい……占いでそうなると分かってても、変えることは出来るわ」
「そうだ。来馬先輩は俺たちの手で守り抜く。三雲、正直に話してくれ」
占いなんて迷信だと否定せず、真剣に向き合う今先輩、村上さん。
二人の言葉に別役も覚悟を決めた男の顔をするのだが、来馬はそこまで畏まらなくても良いんだよとちょっと困り顔をする。こんな顔をされてしまったら、私は未来を教えるしかない。
「……来馬さんにとっての、大切なもの達の命が奪われます。管理を怠ったのか悪意なき災害に襲われてしまい、破壊される……これしか私にはわかりません」
「大切な者達の命……ぼくにとって大切なもの達は、鋼や太一、今ちゃん達、鈴鳴支部の皆だ……」
あ、太刀川さんと堤さんが死ぬ未来の真横で元気よく立っている未来も見えた。この人だけピンポイントで当たり引かない未来が100%やって来るぞ。
「大丈夫です……おれは、おれ達来馬隊は絶対に死にません!永遠に不滅です!」
「任せてくださいよ、どんな不幸に見舞われても絶対に生きて帰ってきます!それどころかぶっ倒してやりますよ」
見事なまでに死亡フラグを建てる村上さんと別役。
男前な発言に勇気を与えられたのか、来馬さんは立ち上がりお会計を済ませて別の模擬店へと向かっていった。
「悪意なき災害って、まさか太一を指しているんじゃ」
「太一がなにかしでかすのは今にはじまったことじゃねえだろ」
別役、お前はいったいどんな評価を受けているんだ。
またなんとも言えない表情の今先輩を見送り、席について一息をつこうとするのだがそんな暇を与えないと言わんばかりに次のお客がやって来た。
「ゲッ、ファントムばばあ」
「あら、影浦くんじゃない。光ちゃん達が探していたわよ?」
「んなもんは来馬さんから聞いてる。なにしに来た?」
「三輪くんから、此処でお友達が占いをしているから行ってみたらって紹介されたの。ごめんなさい自己紹介がまだだったわね。私はボーダーの加古望よ。よろしくね」
「影先輩、なんでさっきからボーダー関係者しか来ないんですか?」
「お前の知り合いがボーダーしかいねえからだろ」
「中学の友人、誘った筈なんだけどな……レスリングの国体王者になったから、忙しいのか」
次の来客者は無駄に色気溢れる美貌とセレブオーラを纏う一般人、ファントムBBAもとい加古さん。
来馬さんの時とはまた違った方向性を持つ変なオーラの持ち主なのだが、さっきのくさやが印象付いていてくさやばかりが見える。
「実はね、ちょっと占って欲しいことがあるのよ」
「うちはそういう店じゃねえんだから、帰りやがれ」
「影先輩、何時からうちの従業員になったんですか?」
「あら、無職なの?」
「誰が無職だ!!」
「落ち着いてください、影先輩」
ファントムBBAに弄くられ、怒る影先輩。
影先輩がサボってるけど誰も迎えに来ないことに少しだけ影先輩に向けられる周りの優しさを感じ、私の占いについて説明をする。
「実はね、人を探してほしいのよ」
「加古さん、話を聞いてましたか?」
「諦めろ、このばばあはこれが普通なんだ」
さっきまですんなりと話が進んだのに対し、我を通す加古さん。
影先輩はこれ以上は無理だろと後ろに行って信長のシェフの続きを読みはじめるので、加古さんの視線が影先輩に向かない様に飲み物なんかを置いて、絶妙に見えなくする。
「人探しと言われましても、FBIとかCIAの霊能力者がしている千里眼とかは出来ません。
ウルトラクイズの◯×の答えが分からなくてもどっちが正解か当てるぐらいが限界です。こう、顔写真を見せられたりしても出来ませんから」
「大丈夫よ、そこまで難しいことじゃないから。
三輪くんの知り合いと言えば分かると思うのだけれど私もボーダー隊員で、隊の隊長を勤めているの。けれど、今のところ戦えるのが私だけで隊にメンバーを追加したいのだけれど、誰かいないかしら?」
「まず、私はボーダー隊員ではありませんので内情は知りませんし、遠回しの勧誘はお断りです」
NOと言ってもテコでも動かなそうな加古さん。
なにをしに来たのかを聞いてみるのだが、私に聞くのは大きな間違いだ。私はボーダー隊員でもなく、加古さんが求める人材でもない。
「勧誘はしていないわ。
私、
「Tですね。私にどうしろと言うのですか?Kの人と結婚しろと?婿養子はちょっと」
「いいえ、違うわ。
私も色々と探してみたの、頭文字がKで才能のある子を。でも、部隊に入っている子ばかりでね……そこで、三雲くんの出番なのよ」
「また、無茶苦茶な……」
「出来ないことは無いわ。
貴方の占いが未来の一コマを正確に占うものならば、新しい隊員を見つけることが出来る。君には実績も既にあるのよ」
「実績、ですか?」
「ええ、そうよ。
つい最近、緑川くんって子がボーダー隊員になったの。
その子は最近、三人目として扱われていて出水くんと米屋くんが貴方の占いが当たってるって大騒ぎしたのよ」
貴方なら出来るわ!とキラーンを出してくる加古さん。
A級3バカが生まれることを随分前に適当に言ったのが巡りめぐって私の元へと戻ってきてしまったようだ。
加古さんは母さんと同じで口喧嘩をすると物凄く面倒な相手だと理解したので、占う……とは言え、既に答えは出ている。
「審判の正位置、女帝の正位置。
審判は更新する、女帝は満足する。更新したら、満足する……魔術師の正位置のカード。入学や物事のはじまりを意味する。加古さんが満足する者、それを意味するのは才能のある人材だとして、更新と入学、物事のはじまりには心当たりありますか?」
「そうね、ボーダー関係で入学と言えば入隊式。
ボーダーの入隊式は1月、5月、9月で、私が満足するのを新人が来るってことじゃないかしら?」
「成る程、そうですか。審判の正位置が更新を意味しています。
学生が多いボーダーは4月に進級や入学等をすると考えれば、一月経った5月と言うのは不自然。年を重ねると言う意味合いで更新する1月に貴女が満足するものがみられる……そんなところですね」
「1月、となると最短で今度の入隊式に面白い子が来るのね」
「私の占いを過信しないでくださいよ。
確定していた筈の未来が何故かは知らないですけど、急に変えられたりしたのですから」
「へぇ……確定していた筈の未来が、変えられたのね」
最後に余計な一言を言うと、面白いと笑って帰っていった加古さん。
緑川が既に入隊しているならば、黒江は次辺りに入隊をしている筈だから、これ当たったな、うん。
「影先輩、ボーダーの人達ってなんでこうも個性的なんですか?
さっきから変な氣とかセレブオーラとか死相とかを纏ってたりしてる人ばっかりなんですけど」
「俺に聞かれても、分かるわけねえだろ」
「ですよね……なんでボーダー関係者しか来ないのだろうか」
影先輩が怖いから、近づくに近づけない
そんな感じか?この人は顔は怖くて、性格ひん曲がってるところはあるが優しく接しておけば特になにもない男気溢れる人なのに。
「おい、ホワホワした視線を向けんじゃねえ!体がむず痒い」
「あ、すんません」
ホワホワした視線なのか、私の視線は。
最初に個性豊か過ぎる人達が来たせいか、その後は特になにもない普通の生徒が大勢とやって来る。
不幸なことが起きた分、それだけ良いことが起きるんだと言わんばかりにやって来て、殆どが良いことが起きると未来を占うことが出来た。
悪い未来があるやつもいたが……学園祭が終わったら告白するんだと死亡フラグを建てているだけで、生命に関わることではないので気にしない。
「来たか……」
お昼時となり体育館で劇やらライブやらのパフォーマンスをし、飲食系の模擬店が賑わう時間帯。
飲食系が無い講堂は静まり返っていたのだが、私は気を緩めることはしない。むしろここからが本番だと目をクワッと見開く。
「あんた、なんなのその格好」
「占い師としての格好だ」
こういう言い方は悪いが、本日のメインディッシュである那須隊がやって来た……例によってオペレーターはいない。こんな時まで引きこもり?と思わず言いたくなるが、我慢して日浦を見ようとするのだが、熊谷に服装についてツッコミを入れられるので、私もとりあえずツッコミで返す。
「何故にナース服?」
「コスプレ喫茶なのよ」
私のトリコのココの格好に対し、熊谷は何故かナース服を着ていた。
相席居酒屋といい、コスプレ喫茶といい、この学校の学園祭は変な出し物が多いな。
実力派エリート「当小説が二乗ほど面白くなるおまけコーナーと言う名の設定とか裏話!!」
メガネ(兄)「今回は前回に引き続き……何故、ぼんち揚げ太郎が」
実力派エリート「子供に派閥争いとかの醜いとこ紹介させるなって怒られたんだ。コンプライアンスってやつだよ」
メガネ(兄)「私、原作開始時17ですが?」
実力派エリート「……老け顔だから問題ない。オレのサイドエフェクトがそういっている」
メガネ(兄)「ぼんち揚げ一箱で手を打つ」
実力派エリート「一箱と言わず、幾らでもいいよ。
じゃあ、今回は前回説明できなかったボーダーの派閥についてだ。ボーダーの派閥には大きく分けて3つ存在する。
如何なる理由があれども近界民は敵だとする城戸さんをはじめとした近界民に恨みを持つ人達で構成される城戸派、仲良くなりましょうと友好的に来る近界民が居たとしても、近界民だからと拒む可能性が大きい派閥で、胸の内には地獄の釜のような怒りがある……と言っても、太刀川さんみたいな変なのもいるけど」
メガネ(兄)「あの人は、楽しければそれで良いという所が強い人だから」
実力派エリート「ボーダーの中でも一番の派閥で、城戸さん以外にも唐沢さん、鬼怒田さん、根付さんの支部と本部以外のトップが所属していて本気で喧嘩するとややこしいぞ」
メガネ(兄)「技術、メディア、資金、全てにおいてとてつもなく面倒な相手……だが、知っているか?暴力は全てを解決することを」
実力派エリート「頼むから、本気で喧嘩しないで。
暴力ばっかで挑めば城戸さん達が負ける未来しか見えないから、天羽負けるって中々だぞ」
メガネ(兄)「向こうが穏便にすれば良いだけだ」
実力派エリート「恐ろしいメガネさん……いや、メロンくん。
次は忍田派、何はともあれ街を守るのを優先だぞと考えている派閥で……堤さんが該当者かな」
メガネ(兄)「今先輩と来馬さんと堤さんぐらいしか、本編今のところ出ていない忍田派」
実力派エリート「それを言ったら、玉狛の面々なんて一人も出ていないぞ」
メガネ(兄)「年齢的に関わりにくいレイジさん、来年登場予定の鳥丸、学校ではお嬢様スタイルでくぎゅうを使いこなしている小南、出るとスゴくややこしくなって話が終わる迅……どうしろというんだ?」
実力派エリート「え、オレ、呼び捨て」
メガネ(兄)「忍田派は街を守るのが第一としており、真面目に誠意をもって危険性はないと交渉すれば良い話の分かる人物が多い。近界民だから悪・即・斬という考えは持っていない」
実力派エリート「とはいえ、物凄い実力者が居るとかそういうのはない。
城戸さん達と純粋な勝負になった際、戦えるカードが少ないから真正面で勝負したら負ける派閥だ。太刀川さん達が向こうに居るってのが、なにかとネックだ」
メガネ(兄)「そうなると何時革命が起きるか楽しみだな」
実力派エリート「恐ろしいことを言うなよ。
3つ目は玉狛支部派、近界民にも良いやつは居るから仲良くしようぜと言う考えを持っている派閥だ。
ボーダーの中じゃ一番数が少ない派閥だが、その派閥にいる隊員はA級の精鋭や特級戦功を上げるほどの実力者ばかり。なにを隠そう、オレもその一人だ」
メガネ(兄)「……そうですね」
実力派エリート「スゴく雑な対応をしたな。まぁ、オレの活躍は原作ということで。
この3つの派閥は特になにもなければいがみ合うことのない、政治家みたいに嫌がらせとか色々とすることはない……なにもなければな……既に未来は動き出していて、この拮抗が潰れるのかそれとも一致団結するのかはオレにもまだ分からない」
メガネ(兄)「そこまでの未来は分からなくてもいい。
何時だって未来は暗い闇に閉ざされている。そこに足を運んで、自らで希望の灯火を立てれば良い……とは言うが、私のサイドエフェクトは最善最高最大最強の未来がなんなのかは教えてはくれないから、なんの役にもたたないが」
実力派エリート「そんなことは無いだろう。お前はお前なりに頑張っているじゃないか」
メガネ(兄)「最善最高最大でない手だがな……そういえば、一つだけ気になることがある」
実力派エリート「なんだ?」
メガネ(兄)「東さんが独立したら、派閥はいったいどうなるんだ……」
実力派エリート「……う~ん、3つの派閥が手を組んで挑まないといけない派閥が生まれる」
メガネ(兄)「次回もお楽しみに!」
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