メガネ(兄)   作:アルピ交通事務局

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第137話

 

「いやいや……あんな風に使えるの?」

 

「一応、ワイヤーである程度はいけますけど……」

 

 絵馬を倒した貴虎を見て一同はざわめく。

 レイガストをくの字に変形させてそこにスパイダーをセット、からのスコーピオンで簡易的な弓矢を作った。

 本物の弓ならば本体の部分が必要になるので本物の弓ほど速度や威力は出せてはいない、しかしそれでも100mぐらいならば飛ばせるのが貴虎クオリティ、あんな事も出来るの!?と宇佐美は驚いており、ワイヤーについて知識のある修は一応は可能だと言う。

 

「オサムのお兄さん、面白い戦い方する……いや、元はあっちの方がメインか?」

 

 弓矢であり剣でもあるソニックアローを使っている貴虎を普通に見ているのでこのスタイルが本来のスタイルなのか?と考える。

 

「違うぞ……兄さんは多分、トリオン以外はオール15だ」

 

「いやいや、射程とか特殊戦術とか指揮とかは伸ばしにくいよ?」

 

「いえ、自分の持っている他の技術を1つの技術に集束するスタイルを取ろうと思えば取れるのです」

 

 トリオン以外はオール15と言われても、伸ばしにくいパラメーターもある。

 宇佐美がその事について指摘すれば修はそれはそうだが、それを可能にするのが兄であると修は知っている。

 自身の持っている能力を一箇所に突出させる、基本性能が全て高い貴虎だからこそ出来る芸当である。

 

「後は東さんだが……那須、なるべく早く変化炸裂弾(トマホーク)は可能か?」

 

『東さんが居る場所を破壊するの?』

 

「いや……小荒井と奥寺がそろそろやられる」

 

『え!?』

 

 貴虎のサイドエフェクトが言っていた、そろそろ小荒井と奥寺がやられると。

 樫尾と王子はショッピングモールに生き埋め状態になっている、奥寺と小荒井は出てきたタイミングを見計らって……幸いにも王子と樫尾はレーダーに映っている。

 

「やっぱやりすぎたか?」

 

緊急脱出(ベイルアウト)の流れ星は見ないし、ルール上は反則じゃないから問題はないだろ」

 

 生き埋めにしたが中々に出てこない王子と樫尾。

 奥寺が生き埋めがやりすぎて気絶してるんじゃないのかと少し心配そうにするが小荒井は緊急脱出の流れ星を見ていないしルール上なにも反則では無い。

 

『2人とも、気を付けて!蔵内くんが居るから』

 

「……まずい!!」

 

「そういうことか!!」

 

 レーダーで近くに蔵内が居ることが分かったとオペレーターの人見からの連絡が入る。

 この状況で蔵内が来た、王子達と連携かと思ったが小荒井と奥寺は王子と樫尾が全く動かない理由に気付いた。

 蔵内が搭載しているハウンドとメテオラの合成弾、追尾炸裂弾(サラマンダー)を使ってくる。王子達は瓦礫の中で二重の固定シールド、瓦礫の山の上に居る小荒井と奥寺に向かって放たれると気付く。

 

「どうする……」

 

 影浦隊も埋まっている、自分達が逃げても影浦隊に爆撃が当たり2ポイント入る。

 流石に瓦礫の中では影浦のサイドエフェクトも通じない、問答無用な爆撃だが王子隊に2ポイント取られるのは痛い。

 

「俺が動く」

 

 色々と思考した末に奥寺が蔵内を直接叩きに行く事を決める。

 瓦礫の山の上で小荒井は待機、奥寺が合成弾の準備をしている蔵内を仕留めに行く。今のところこれが万全な作戦の筈。

 

『どうするカゲ?ユズル落ちちゃったし』

 

 一方の生き埋め状態にある影浦と北添は通信を取っていた。

 この場から抜け出る方法に一応はないわけでもないのだが上手く出来なければ自滅するだけである。

 

『そっから出るにはメテオラで焼くしかねえぞ?』

 

『ゾエさんのメテオラで焼いたらこれ、確実にゾエさんも燃えちゃうよ?』

 

 北添のメテオラで瓦礫を爆破させて突破する、それが時間をかけずに瓦礫の中から出る方法だ。

 しかし北添のメテオラで爆発させようにも2丁のメテオラでないといけない。1丁ではどうしても火力が足りない。

 アマトリチャーナならば問答無用のメテオラ+シールドのコンボでゴリ押しが可能だが、常人のトリオン豊富レベルだと無理がある。

 

『……それ以外にねえのか?』

 

『奥寺くんと小荒井くんの2人はメテオラ持ってて、王子隊には蔵内、那須隊には那須ちゃんが居るからメテオラで上から問答無用で焼かれるだけだよ?』

 

『…………』

 

 なんとかして1ポイントでも多く稼ぎたいと思っている影浦だが、この状況を突破出来る手立てが少ない。

 それどころか埋まっている自分達を爆発で倒すことが出来る隊員が全ての部隊に居る。

 

『……ゾエ、焼け』

 

 この状況、固定シールドを出して相手が焼いてくるのを待つのが答えだ。

 ただ残念な事に影浦隊は個の力でA級に上がったとも言える部隊、作戦よりも1人1人がとても強くて優秀な隊員で構成される。

 相手がメテオラで攻撃する、その可能性に賭けて固定シールドで粘る……と言う考えには至らない。

 

『残りは全部どうにかする』

 

『う〜ん……それしか無い感じだね…………後は頼んだよ!』

 

 北添は擲弾銃のメテオラを出す。撃てるだけ北添は撃った。狭い瓦礫の中で擲弾銃のメテオラを使えば爆発の余波に巻き込まれる。

 影浦がやると言ったのならば信じるしかないのだと自ら星になって瓦礫の中に穴を開けて突破口を切り開いた。

 

「っ、嘘だろ!?」

 

 中から爆発が起こって影浦が出てきて緊急脱出の流れ星が見えた。

 メテオラを搭載している事が事前で分かる影浦隊の隊員は北添であり、北添は自爆することで道を開いた。それは想定外であり、現在奥寺は蔵内に向かっている。小荒井1人だけになってしまい小荒井と影浦が対峙し、影浦は小荒井を認識した途端に動き出しスコーピオンとスコーピオンをくっつけたマンティスで小荒井の首を跳ねた。

 

「影浦隊、1ポイントゲット!あの状態から北添隊員が自爆することで道を切り開いた」

 

「あのまま待ちの戦術……ってのはかげうら先輩には合わないか」

 

 待っていれば向こう側から勝手にメテオラで爆発してくると考えた空閑だが、それは影浦には似合わない。

 生き埋め状態から脱出した影浦は首をコキコキと鳴らしている。

 

「ショッピングモールが潰れたから……これはどうなるんだろう?」

 

 自分達が戦った時はショッピングモールで激闘を繰り広げたが、そのショッピングモールが木っ端微塵だ。

 市街地Dはショッピングモールでの戦闘をメインになっているところがあり、そこを除けば大きな建物が立ち並ぶフィールドになる。

 

「まぁ、狙撃手居るところが有利になる……けど、ここは建物内でも戦えるスペースがあるから」

 

「おっと!熊谷隊員が蔵内隊員のもとに!」

 

 熊谷が蔵内のもとにやってきた。

 蔵内は追尾炸裂弾を撃つのにちょうどいい高さのビルの屋上におり熊谷と鉢合わせした時には既に追尾炸裂弾を放った。

 生き埋めになっている王子と樫尾を引っ張り出す為に放ったもので放ち終えれば逃げの一択。

 

「旋空弧月」

 

「っ!?」

 

「からの旋空弧月」

 

 熊谷が弧月を鞘に納刀し、旋空弧月と言い……石を投げた。

 弧月を使わないのに旋空弧月と言ったフェイクを見せて石を投げたが蔵内はそれを回避、石を投げたのか!?と驚いている隙に本当の旋空弧月を使い蔵内の右腕を切り落とす。

 

「もらっ……!?」

 

「…………迅さんには使えないから使わなかった手らしいけど、地味に強力ね」

 

 蔵内は弾道を追尾機能に任せたハウンドを使おうとした。

 このタイミングでならば勝てると確信した蔵内だったが背後から撃ち抜かれた。何事だと振り向けば先ほど投げた石にハウンドがくっついていた。未来予知があるので不意打ちが通じない迅には使わなかった技の1つ、ハウンドを石に接着させて投げてからの時間差攻撃。最初に旋空弧月でなにかある?なにもないじゃないか!と精神を揺さぶってからなので引っかかる奴は割と引っかかる。

 

『すまない、やられた』

 

「これはまずいのでは」

 

「4枚重ねだ」

 

 蔵内が直ぐにやられた事を報告すれば樫尾がまずいと気付く。

 追尾炸裂弾や北添のメテオラのおかげで瓦礫の中から出ることが出来たが、そこに居ると言うのはレーダーでずっと分かっていること。じゃあ、なにがって言えば那須の変化炸裂弾が飛んでくる。ショッピングモール近くのビルに那須が居るのはレーダーで映っており、変化炸裂弾が飛んでくるので王子は樫尾に近付き二重の固定シールド、樫尾も直ぐに王子の言葉を理解し二重の固定シールド、四重の固定シールドで防いだ。

 

『防がれたわ』

 

「問題はない」

 

 四枚重ねの固定シールドで完全に変化炸裂弾を受けきった。

 防がれた事を貴虎に報告する那須だが貴虎は問題はないと答え……シールドを解除した瞬間に東が樫尾を撃ち抜いた。

 

「っ、熊谷先輩!」

 

「来たわね……」

 

 東が撃ち抜いたと同時に奥寺と鉢合わせ状態になる熊谷。

 奥寺と小荒井のコンビならば負けるが、奥寺単体ならば勝てる可能性は高い。

 

『三雲くん、東さんは?』

 

『少し待て』

 

 一番厄介な相手である東がどうなっているのか、自分の部隊以外を全滅させなければ生存点の2点は入らない。

 狙撃したことで潜んでいた姿を、電磁波を完全に貴虎は捉えた。東のもとに向かっていると言っているので、心置きなく戦える。

 熊谷と奥寺は弧月でぶつかり合うと言う展開なその時だった。

 

「「なっ!?」」

 

 影浦が割って入ってS字型のマンティスで熊谷と奥寺の首を切り落とす。

 

「ナース、見つけたよ」

 

「王子先輩…………」

 

 一方の王子は那須を追ってビルの上にやってきた。

 那須を認識しているが油断はしない、那須はバイパーを出す……

 

「茜ちゃん、右足よ」

 

「……っ!?」

 

「ごめんなさい、王子先輩……勝たないといけないから」

 

 日浦に右足を撃て、そう命じたのだがそれはフェイク。

 日浦は那須のフォローに入っているが一手の揺さぶりを再びかける。これはフェイクか?ホントなのか?それに一瞬の思考が奪われ那須のバイパーが王子を貫いた。

 

「固まって動かないと言った形ですね」

 

「影浦隊は大体そんな感じだけど、那須隊は三雲くんが派手に動かないね」

 

「オサムのお兄さん、狙撃手倒すの重視にしてるっぽいな」

 

 2つの場所で繰り広げられる戦い、那須は王子を倒した。

 熊谷と奥寺は影浦にやられた。影浦隊は3ポイント、東隊は1ポイント、那須隊は3ポイント、王子隊は0ポイント。

 東隊がこの試合で勝つには最低でも3人倒さないといけない、王子隊は4人、那須隊と影浦隊は1人。ここで厄介なのは狙撃が効かないも同然の影浦と貴虎

 

「流石に……厳しいか……」

 

 現在も何処に潜んでいるのか分からない日浦に加えて狙撃が通じない貴虎と影浦、連携云々は出来ない。

 作戦は面白いが悪いところもあったし、ここまでだろうなと東は引き際を見極めて自主的に緊急脱出をしようとしたが出来なかった。

 

「レーダーには、日浦か!」

 

 レーダーに映っていない誰かが自分の割と近くにいる。

 ルール上、60m以内に他の部隊の隊員が居れば自主的に緊急脱出出来ない。

 

「正解です、貴方は引き際を知っているのでスタンバイさせていました」

 

「……三雲だったのか……」

 

「いいえ、日浦ですよ。東さんの位置を割ってから日浦を近くに置きました」

 

 東さんは引き際というものをしっかりと理解している、だからこそ追い詰める事が出来る。

 最初に絵馬でなく東さんを倒すことが出来たが、その場合だとなにかをする前の奥寺と小荒井が動き最終的には連携で倒される。

 

 東が近くに居たのは貴虎だったのかとなるが、近くに居たのは貴虎もそうだが日浦でもある。

 連携や視野が広い人ほど引っかかりやすい罠などを使われれば負ける可能性もある、だから引き際で引けない様にした。何処に潜んでいるのか分からない日浦は最初から隠れていて貴虎の指示のもと東の近くに居るだけだった。

 

「やられたな」

 

「結構一か八かな作戦ですよ」

 

 何処かの段階で日浦が見つかっていたらその時点で終わっている。

 東は貴虎のスコーピオンの矢に額を貫かれて緊急脱出した。

 

「嘘!?東さん、緊急脱出しちゃったの!?レアな光景だよ!」

 

「兄さんがじっくりと気付かれない攻めをしていましたね……東さんは引く事が出来るので、逃げ場を完全に奪う」

 

「さっきから色々としてるけど、オサムのお兄さん、結構卑怯な小技多いな」

 

 那須隊には無い動き、その大半は嘘をついての動きであり空閑のサイドエフェクトが反応する。

 これはきっと貴虎の入れ知恵、オサムもそうだけどもサイドエフェクトが無いとくらってしまう技が多い。しかも初見殺し。

 

「王子隊0ポイント、東隊1ポイント、影浦隊3ポイント、那須隊4ポイント……影浦隊が勝つには影浦先輩が2人倒さないと……おっと!日浦隊員、自主的に緊急脱出した!」

 

「かげうら先輩に狙撃通じなくてオサムのお兄さんがタイマンで倒せるから、下手に動いて点取られたら大変だからいいと思う」

 

「これで影浦隊が勝つには三雲隊員と那須隊員の2人を倒さないといけない!これはかなり不利な状況!」

 

 マップに立っている隊員が残り僅かなところ。

 影浦隊が勝つには影浦が貴虎と那須を倒さないといけない……そんな中で那須がバッグワームを起動した。

 

「……タイマンが望みってか?……」

 

 バッグワームで姿を晦ましたと光から報告が入り、残っているのは貴虎と影浦だけだ。

 この状況でタイマンを望む……那須のリアルタイムでの弾道処理のバイパーのフォローがあるかないか、無い方が楽だ。そう思わせての奇襲は自分のサイドエフェクトのおかげで通じない。だが、問題は相手が貴虎な事だ。1日1本と言っているくせに何度も何度も戦わせてくれている、本人は本番に負けない状況を作る為に1日1本にしている。

 そしてやってきた、本番で負けてはいけない状況が。今まで何度も倒されていた影浦だがここで決着をつけるのだと決めて、ショッピングモールの瓦礫を爆発させて何もない更地になっているショッピングモール跡地に来た。

 

「乗ってくれるんですね……」

 

「引くわけねえだろ」

 

「いやぁ……すみません」

 

 那須を探さずに貴虎のもとに向かった影浦に対して貴虎は謝った。

 勝ったつもりでいるのかと思えばレイガストをシールドモードに切り替えて

 

「スラスター起動(オン)!」

 

 シールド突撃(チャージ)、影浦は押されるがまだ動けると思った瞬間、自分に向けてくる視線が変化したことに気付く。

 

「ランク戦なので出来ることはします」

 

 分割していない射程は無いに等しい威力重視のメテオラを地面に叩きつけた。

 メテオラは爆発を巻き起こし……影浦と貴虎を飲み込んだ。貴虎の自爆特攻により影浦は落とされ、マップには那須1人が残された。

 

「試合終了!!影浦隊vs王子隊vs東隊vs那須隊の試合の結果!影浦隊3ポイント、王子隊0ポイント、東隊1ポイント!那須隊5ポイントに加えて生存点2点の合計7ポイント!!」

 

 

影浦隊
東隊
王子隊
那須隊

 

「さて、早速ですがランク戦を振り返っていこうか……先ずは何処から見る?」

 

「そうですね……東隊がしたショッピングモールの破壊は?」

 

「アレは面白い作戦だけど面白い作戦止まりかな……全部隊、誰かしらメテオラを持ってる状態だったし」

 

 試合が終わったのでランク戦を振り返る。

 先ずは東隊、奥寺と小荒井がやったショッピングモールの破壊について修が聞けば宇佐美は面白い作戦止まりと感想を述べる。

 

「面白いけど、それを逆手に使われたって感じだな。クラウチ先輩となす先輩が居るから合成弾で爆撃される可能性高いから……新しいトリガーでとりあえず思い浮かんだ戦術を使ってみたって感じがする」

 

「2人とも今まで弧月で頑張ってたからね……じゃあ、次は影浦隊はどうかな?」

 

「かげうら先輩がめっちゃ頑張った」

 

「そうですね……空閑の言う様に、影浦先輩が頑張って点を取ったですね」

 

 影浦隊は影浦が言ったように影浦が点を取った。

 北添も絵馬も動けない状況で攻撃手としてマスタークラス以上の実力者が貴虎しかいない。貴虎は影浦を避けながら動いており、影浦はとにかく点を取るのに頑張ったという印象だ。

 

「王子隊は……所々活躍がありましたが、色々と横槍が入った印象ですね。王子隊はエース!と言うよりは皆がしっかりと動ける部隊で誰かが突出して強い部隊ではないのでどうしてもなにかが足りなかったり逆に相手になにかがあったおかげで一押しされて負ける感じで」

 

玉狛第二(うち)みたいに修くんみたいなしっかりした弱点無いところと当たったのがね……」

 

「と言うかオサムのお兄さんが色々と教えたから勝てた感じがする……なす隊は?……今回はかげうら先輩が居るし、もっとガンガンと攻めるイメージがあったんだけど?」

 

「う〜ん……マップが悪かったね」

 

 市街地Dはショッピングモールがあったりマンションがあったり大きな建物が多いマップである。

 貴虎はマリオを彷彿とさせるアクロバティックな立体的な動きで住居と住居の間を飛び交っていて常に動き続けていた。

 

「ショッピングモール内部で普通に戦っていたのなら兄さんは戦っていたと思いますが、いきなり壊されましたので……他の市街地とかなら平坦なので白兵戦が多かったのではないですかね」

 

「そうなるとレイガストとスコーピオンの弓矢が火を吹いてたね……」

 

「真正面からジンさん倒せるオサムのお兄さん相手に真正面で挑むのは無理あると思うぞ?」

 

「東さん落としたりするし……三雲くん、積極的に点を取りに行ったらどうなったのやら。っと、ここで順位が変動!那須隊は今シーズンは39ポイント!影浦隊は39ポイント!王子隊30ポイント!東隊32ポイント!那須隊と影浦隊は同ポイントですがシーズン開始の順位が上の部隊が上になるので那須隊は現時点で3位!影浦隊は2位!」

 

 

玉狛第二40
影浦隊39
那須隊39
二宮隊38
生駒隊34
東隊32
弓場隊31
王子隊30
鈴鳴第一30

 

 

「…………まぁ、こんなところだ」

 

 色々とあったものの、3位に輝けた。

 貴虎は那須にキッチリと成果を残すことが出来たことを言えば那須はゆっくりと目を閉じた。

 

「ありがとう……でも……」

 

「そこからが私の仕事だ」

 

 貴虎の理不尽な力に頼って一気に飛び級した、別に新メンバー加入は何処も使っていい手なので文句を言われる筋合いは無い。

 ただ貴虎は今回まで、この2試合だけしか参加しない。貴虎が抜ければ何時も通りの那須隊になって順位が下がるのが目に見えているのだが、ここで貴虎は熊谷を強くすると約束し那須隊を抜ける書類の手続きをした……十数分後、ボーダーの掲示板に1枚の紙が貼られた。

 

【以下の隊員をA級主任にする 本部所属B級隊員 三雲貴虎】

 

 




玉狛第二はなんだかんだで1位です……え?玉狛第二vs二宮隊vs生駒隊を書けと?……作者に書けると思うなよ!

特別演習

  • 審査する側(上層部)
  • 審査する側(A級と)
  • 試験に参加する側
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