メガネ(兄)   作:アルピ交通事務局

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第37話

 クトゥルフ的なものを綾辻が作るのは予想外で、小佐野が軽く発狂しかけたものの海への旅行は楽しかった。

 しかし、それよりも彼女とのデートは楽しい……いや、違うな。旅行の楽しさとツアーデートの楽しさは大きく違うか。

 充実した夏休みを過ごし、2学期がはじまり文化祭。去年、実質ワンオペで占い師をしたので休んだり遊んだりする暇はなかったので今年はパス……と思ったら、別役が仁礼と当真さんを巻き込み一時のテンションに身を任せて講堂で劇をしようぜとなり、ボーダー隊員の生徒達が日頃授業休んだりして迷惑かけてるからとそれに付き合い、何故か小道具を作ることになった。後、S村さんが今年も来たが今年も無理ですと言ったら今にでもローキックしてきそうで怖かった。

 

「出水と米屋の分のノートはこれで大丈夫か」

 

 本日防衛任務で授業を休んでいる米屋、ボーダーの合宿と言うなの遠征に行っているであろう出水。

 主に休んでいるボーダー隊員に貸すノートに今日の授業で教わったことを自分が使っているノートに写しており、要点だけを纏め終えると一息つく。

 

「三雲くん、ノート貸してくれる?」

 

「……」

 

「どうしたの?」

 

「気にするな」

 

 原作開始が近付いてきたせいか、街行く人達に死相や不吉な相が出まくっている。

 昨日休んでた分のノートを借りに来た熊谷にも物凄く不吉な相が浮かんでおり、回避することは簡単だけど出来ない可能性もある。熊谷は3%ぐらいの確率で災厄に遭うと私のサイドエフェクトが言っている。

 

「そういえば、A級にはなれそうか?」

 

 熊谷に世界史のノートを貸し、ふと思い出したので聞いてみる。

 日浦が居なくなる未来を回避するにはボーダーの顔的な存在や支柱的な立ち位置になるのが一番手っ取り早いと私は思う。その為にはA級になり、嵐山隊と肩を並べるぐらいには強くならなければならない。

 

「B級7位で止まってるわ」

 

「それはスゴいのか?」

 

「B級の隊は20以上あって、上から数えて直ぐだから……でも、7位になったのは2月の時で、ランク上位陣の隊はA級隊員よりも強い人達が多くて、その中には元A級の部隊が……」

 

「つまり停滞しているんだな」

 

 私の言った事がきっかけで、本来よりも1つだけ順位を上げている那須隊。喜ばしいことだと一瞬だけ思うのだが、それは大きな間違いだと気付く。

 今年の6月からか10月からかは知らないがB級ランク戦に二宮隊は参戦。更に言えば影さんが暴力事件を引き起こして影浦隊もB級に来た。

 去年の2月に7位になったと言うことは、そこに二宮隊も影浦隊も居ない時点で行った順位で繰り下げれば9位。二つの隊が無しで7位は喜ばしいことだろうが、そこから上にいるのは生駒隊の様に一人ぶっ壊れて強い人がいたり、弓場隊の様に型に嵌まれば余裕でA級と渡り合える隊。なんだったら一人ぶっ壊れて強い人が居て連携で大物喰いが出来る東隊もいる。その上での影浦隊と二宮隊参戦はかなりの絶望だろう。上位に一度は辿り着きはしたものの、そこから先の一歩を踏み出すことは出来ずに壁に阻まれてしまったのを熊谷の表情は物語っており、良い結果じゃないかとは喜べない。

 

「上の人達はそんなに強いのか?」

 

「ええ……って、こんな事を三雲くんに話しても仕方ないわよね」

 

「関係はあるぞ……なんだかんだで上に行かなければならないと焦らせたのは私だ」

 

「それなんだけど結局、あれから一年以上も経っててなにもなくて、茜は家族にボーダーは良いところで危険じゃないってアピールもしてて、家族と仲良くしてるし、おかしなことも起きなかったわ。ボーダー推薦で此処に来ようとしたのは怒られたらしいけど」

 

「それに関してはお前と那須も本気で説教してやれ。ボーダーを理由に学業を疎かにするなら辞めさせられる可能性もある」

 

「確かに、そういう感じでボーダーを辞める人も多いからありえそうね……」

 

「スカウト組の別役が未だになにも言われないのは来馬さんの人徳のお陰だと私は思ってる。あいつ、本当にダメだからな。その辺、上層部とかと話す機会があったら言ってくれ」

 

 別役に恨みは無いのだが、一番成績が悪いので引き合いに出す。

 一応、修が入学した時の為にとノートを取っているから日浦も使えるが……自主的に勉強をしないとなると、割と渡さない事も考えなければならない。この前、特に仲良くもない顔見知り程度の三浦が来たときは軽く引いたぞ。

 

「他人の心配よりも自分の心配をした方がいいか」

 

 熊谷にノートを貸すと家へと帰り、自分の部屋で色々と考えて学校から貰った進路希望調査票を見る。

 高校二年で2学期も後半戦どころか11月も終わりまでやって来ている。そうなると考えなければならないのは進路で、私は大学に進学することを希望しているが、そこから先でなにをするのかを全く決めていない。麟児さん関係の出資は続けようかなとは決めているが、それだけでそこから先はなにも考えていない。大学に行ってから考えれば良いのかもしれないが、そうやって調子に乗ると痛い目に遭う。

 

「母さん、これにサイン頂戴……なにしてるの?」

 

「最近デジタル化した息子の作品を見てるわ」

 

 サインの必要な書類に母さんに貰おうとすると母さんはノートパソコンを見ていた。

 なにをしているのか気になり聞いてみると、デジタル化した私のストレス発散で描いた漫画を見ていた。

 

「あの手この手でロックしているのに……指紋認証、どうやって解除したんだ?」

 

「漫画にシャー芯を使えば浮き出るって描いてあったから、試してみると成功したわ。この新作、面白いわね」

 

「はいはい……これにサイン、ください」

 

「ちょっと待ってて」

 

 母さんを相手に漫画を隠すのはもう無理かもしれない。

 進路希望調査の書類にサインをして貰い、母さんから漫画についての感想を聞いていると電話が掛かってくる。

 

「あら、修からだわ」

 

「そういえば、今日はまだ帰ってきていないね」

 

 ランク戦をしてB級を目指しているのか、帰りが遅くなる日が増えてきた修。

 夕飯がいらないとかそんな感じの電話なんだろうなと自分が描いた漫画を見る。デジタル化したお陰で絵のリアリティが向上し、47ページオールカラーを約二日で出来たのは嬉しい。

 

「え……そう……わかったわ。……女の子?……ッチ……男の子なのね。分かったわ、夕飯を多く作るわね」

 

「聞こえるレベルの舌打ちをして、どうしたの?」

 

「修が会わせたい人が居るらしいの……男の子みたい」

 

「母さん……女の子は千佳一人で充分だろう!!

あの手この手とやっても、一切くっつかないけど良い感じの距離感を保っているけど何かの拍子にくっつく!修がモテまくるのは良いけども、最終的には一人を選ばないとダメなんだ!!」

 

 修が男を連れて帰ってくる。友達かなにかだろうと喜ばしいことだが、母さん的には女を連れて帰って来た方が良いみたいなので私は全力で抗議する。修が連れ帰って良い女の子は千佳だけだ。母さんも千佳にお義母さんと言われたいと言ってたのに、心が入れ替わったのか?

 

「修がお友達を連れ帰るだなんて、珍しい事もあるものね。張り切らないと」

 

 女の子でなく男の子を連れてくると分かったので、喜ぶ母さん。

 顔は相変わらずの無表情だが張り切っているのが電磁波から分かり、私もなにか修の友達と暇潰しに遊べるものは無いかと自分の部屋からトランプやオセロを取り出す。

 

「……修の友達、誰だろう?」

 

 客人を迎える準備を色々とし、修の帰りを待つのだが修が誰を連れて帰るんだと疑問を持つ。

 原作でもそうだが修に友人らしい友人が居る描写を見ない。三好くんとか程好い距離感の奴等は居るがハッキリと友人らしい友人は居なさそうだ。

 

「ただいま」

 

「おかえり、お……」

 

「どうも、はじめまして。オサムのお父さん。オサムのクラスメートのくがゆうまです」

 

 玄関のドアが開く音がし、修が友達を連れて帰ってきたと迎えるのだが立ち止まる。

 友達を連れて帰って来たのは確かだが、連れて帰って来たのは三3三が似合う小学生ぐらいの男の子、空閑遊真だった。

 

「兄だ」

 

「ん?」

 

「空閑、その人は僕の兄で父さんじゃない」

 

「もう一度言おう。兄だ」

 

 私を見て行儀よく挨拶をしてくれる遊真に訂正をいれる。

 時折と言うか結構間違われるが私は修の兄であって決して父ではない。老けて見えるが修と二歳違うだけだ。

 

「……む、それは大変しつれいしました」

 

 数秒間疑ったものの、サイドエフェクトが発動せずに本当のことだと信じて謝罪をしてくれる遊真。この感じでいけば恐らくだが

 

「あら、お帰りなさい」

 

「早速、父親と間違われた。私ってそんなに老けて見える?」

 

「25で通用するぐらいには見えるわ」

 

 酷い。

 

「はじめまして、オサムのおねえさん。くがゆうまです」

 

「母です」

 

「え?」

 

「空閑、そっちは僕の母さんだよ」

 

「……!?!?」

 

「気持ちは分からないでもない」

 

 やっぱりと言うべきか今度は母さんを姉と間違える遊真。

 普通は逆だろうと言いたいのだが言えばなにかしら飛んできそうなので言わず、一先ずは家に上がって貰うのだが修は深刻そうな顔をしている。

 

「こんな、騙し討ちの様な形で言うのは悪いことは分かっているんだけど言うね……空閑は近界民なんだ」

 

「そんなの見ればわかる」

 

「あら、そうなの?」

 

 修の告白をサラッと受け止める私と母さん。

 だからどうしたと言わんばかりに母さんは夕飯の用意をし、私は修がなんで連れ帰ったのか教えてくれるのを待つ。

 

「……驚かないんだな」

 

「さっき、言っただろう。近界民は実は人間とか普段から襲ってくるのはロボットとか教えてくれたのは兄さんだって」

 

「いや、正直に言えば連れ帰った事には驚いているぞ。

こう言うのは私に頼らずに自分で考えるかボーダーの偉い人と相談するかしないとダメだろう」

 

「分かってる。分かってるんだけど……車に跳ねられるのを見たら、そうは言ってられないって」

 

「……1から説明を頼む」

 

 今日から原作開始だったのかと頭を抱えながらも、此処に来るまでになにがあったのかの説明を聞く。

 遊真が遅刻してきて、色々と目立ったりした。三バカに絡まれているのを見て修が助けに入って逆にボコられる。警戒区域付近でそれらが起きていて近界民襲来。修、トリガー使うが負けかける。遊真が助けるとそこまでは第1話通りの展開。

 最初はボーダーの方かと聞けば違うと否定し、自分近界民ですと名乗る……そこまでは良かったが、此処からは私が修に色々と余計な事を教えていたので質問タイム。

 近界民は人間なのか?人間だったら普段から襲ってくるのはロボット的なのか?トリガーと近界民は密接な関係があるのか?と色々と聞いたりし、遊真はそれにちゃんと答えた。

 見た感じ悪くないやつだが、近界民を名乗っててトリガーを持っているからと考えていると遊真は今までの話は無しだ忘れてくれと言った。

 自分の聞いたこちらの世界と実際のこちらの世界が違っていたり、目立ちたくないからと忘れろと言うのだが、聞いた以上は忘れられないと言う修。

 だったらと揉め事とか自らで起こすつもりはないけど起きてしまうし、色々と情報を教えたんだから修もおれにニホンのことを教えてくれよと言い、お前が悪人だったら即座に通報するからな!で幕が引いた……のだが、遊真が赤信号で渡って事故を起こしたのと金の価値が分かっていないのでヤバいと連れ帰った。

 

「頭の痛い話だ……」

 

 連れ帰って来るのは予想外過ぎたので少し頭を抱える。

 確かに目の前で近界民を名乗る幼い少年が交通事故に遭えば約束を破ってでも相談しなければとなる。これに関しては修を責めることは出来ない。なんだかんだで1日2回も交通事故に遭う自称近界民は一人では手に終えないだろう。

 

「話は大体分かった。確認の為で悪いが、なにか悪い事をしに来たんじゃないな?」

 

「おれはどこかの国の人間じゃないよ。こっちに来たのも個人的なことだ」

 

「そうか。じゃあ、困ったら修を頼れ」

 

「ちょ、ちょっと兄さん?」

 

「……オサムのおにいさん、疑わないんだね。もしかするとおれがどこかの国のスパイかもしれないのに」

 

「遊真……スパイならもっと上手くやるだろう」

 

「む?」

 

「転校初日に近界民でトリガー持ってるとバラすやつが何処にいる?」

 

「たしかに……オサムのおにいさんなら、どうするんだ?」

 

「如何にして三門市の外に出るかを最優先事項とする」

 

 まだまだ夕飯の用意に時間が掛かりそうなのでスケッチブックを取り出し、自分が敵ならどうするかの説明をする。

 敵の本部がある街には敵の監視の眼があるので先ずはそこから抜け出す事を最優先事項とする。三門市にはボーダーの施設とか地下道なんかが沢山あるが三門市の外にはなにもない。蓮乃辺と三門の境界線の我が家辺りでトリガー使ったりすればバレるだろうが四塚市辺りで使えば目撃情報さえなければ足はつかない。

 三門市と程好い距離感のある場所を拠点にし、着実と情報を集めて準備をして三門市でなく神戸や名古屋といった国の主要都市を同時に破壊すればボーダーどころかこの国は割と簡単に終わる。

 要するに風都とか沢芽市でなくヒーローが活動していない場所を集中的に狙えばいい。仮面ライダーフォーゼでも交換編入生としてやってきたメテオと入れ替わりで昴星高校に行ったアリエス・ゾディアーツがあっさりと昴星高校を支配下に置いていたのが良い例だと思う。

 

「日本を落とすだけなら、意外と簡単に出来る。

こっちの世界のトリガー以外の兵器は近界民に全くといって通用しなくて自衛隊とかが派遣されても特に意味はないということが分かりさえすれば普段から襲撃してくる奴等10体ぐらいで政令指定都市の住居とか重要な施設破壊をメインとする攻撃を同時に数ヵ所襲撃しておけばほぼ詰みだ。欲を言えば6ヶ所、最低でも3ヶ所同時にすれば戦力分散も出来るし……シンプルに三門市から遠いから現場に辿り着くまでに時間が掛かる」

 

 仮に博多とか神戸とかに近界民が出現したら一貫の終わりだ。

 なにがヤバイかと言えば現場に向かうだけでバカみたいに時間が掛かり、現場に辿り着いた時点で全てが終わってる可能性もある。

 

「兄さん、それ今考えたの?」

 

「そんなわけないだろう。自分が敵なら、テロるならこうすると漫画のネタを考えてる時に浮かんだんだ」

 

 そっちの方が尚更に質が悪い。

 

 修はそんな事を言いたそうな顔をして居たのだが、それを言わないのが修の良いところだった。

 

「オサムのおにいさんは、どこかの軍隊の人か?」

 

「そんなわけないだろう。進路について色々と悩んでいる学生だ……これ以上はこの話はやめよう。

遊真は悪い事をしに来たわけじゃない。本気でこっちの世界に潰しに来ているのならばもっと恐ろしい事をしている。なにしに来たかは聞かないが、悪いことじゃないのは確かで修を頼ろうとしている。私が言えるのは修を騙していたら本気で潰すのとようこそ此方の世界へ、私は歓迎するだけだ」

 

 小難しい話をこれ以上はするつもりはないと話に幕を引き、手を差しのべる。

 遊真はキョトンとした顔をしており、少し驚いてはいたものの私との握手に応じてくれた。修も悪いことをしに来たんじゃないならば、仲良くはしたいと改めてよろしくと遊真と握手を交わした。




メガネ(兄)「当小説が二乗ほど面白くなるおまけコーナーと言う名の設定とか裏話!!」

三3三「いや~やっとでることができる。前々から出てみたかったんだ、このコーナー」

メガネ(兄)「そうは言うがこのコーナー、裏話とか設定とかを延々とやってるだけだ」

三3三「今回はなにをするんだ?」

メガネ(兄)「飛ばした2学期の出来事について話そうかと。あ、修については特になにもないぞ……ホント、兄として大丈夫かなと心配するレベルで」

三3三「オサムがどこかに出掛けてるイメージ……ダメだ、想像もつかない」

メガネ(兄)「あ、橋があるところならスゴいテンションあげてるぞ。それ用のキャメラを誕生日プレゼントにやったらテンション上げてた」

三3三「……ウソじゃない!?」

メガネ(兄)「一生に50回見れるか見れないかのものだから、何気に貴重だぞ」

三3三「むぅ……多いのか少ないによくわからん」

メガネ(兄)「テンションがレベルMAXな修は置いといて、夏休みとか二学期に起きた出来事を言うぞ……米屋がカツアゲしてたらしい」

三3三「カツアゲというと学校の三バカがよくやる……よねやせんぱいはお金に困ってたのか?」

メガネ(兄)「いや、アイツがカツアゲしてたのは金じゃない、夏休みの宿題だ。
海に行くまでに夏休みの宿題を終わらせておけよと釘指したのに殆ど手をつけてない。それどころか英語とか数学とかの頭使う系の宿題に関してはなにもしてなくてな……なにを血迷ったのか勝負で勝ったらお前の宿題寄越せとかいうカツアゲしてた」

三3三「それでどうなったんだ?」

メガネ(兄)「米屋に感化されたのか、別役とか緑川とかの宿題やってない組と徒党を組んで宿題寄越せやぁ!と真面目に宿題を終わらせてる奴に挑んで普通に負けた」

三3三「負けたのか!?」

メガネ(兄)「当真さんもカツアゲ組で充分な強さがある特殊な隊だったが銃手、射手、万能手といった中距離での戦闘が出来る人がいないのが敗因だったと担任に怒られた後に語ってた。出水とか京介にその編成で挑むとなるとちゃんとしないとダメだろう」

三3三「というよりはとりまる先輩はよく応じてくれたな」

メガネ(兄)「戦ってる隙に三輪が本部長召喚とか色々とやってた……緊急脱出先を弄くって、勉強させる対太刀川部屋の試作部屋に閉じ込められたとか……お前もちゃんと宿題し」

三3三「ニホンゴムズカシイ。エイゴ、モットムズカシイ」

メガネ(兄)「時折言いたいが、お前なんで学校に入ってきた」

三3三「おもしろそうだと思ったので……まさかここまでとは」

メガネ(兄)「とまぁ、そんな感じで二学期に入って修学旅行という一大行事を迎える。
行き先は東京でその内丸一日TDLで遊ぶという何気に豪華すぎるプランだったが……此処でもまぁ、大変だったぞ」

三3三「旅行で大変?」

メガネ(兄)「米屋と出水が後輩とかお世話になってる先輩とかにお土産を買ってきますよと言ったんだが、調子に乗って買う買う言いすぎて、購入すると言った土産に金額合計したら修学旅行で持っていっていいお小遣いを余裕で上回っていって泣きつかれた」

三3三「オサムのおにいさんを頼ったのか」

メガネ(兄)「大変だったぞ、如何にしてお小遣いを上回る金を持っていくか。
筆箱の中とか新幹線内で読む小説の栞に隠したりボールペンの中身をくりぬいたりとあの手この手と頑張った。しかし、それらはあっさりとバレた。靴底と靴下の中に隠している折り畳んで万札が見つかった時は終わったと思った」

三3三「スゴいな、こうこうの先生は」

メガネ(兄)「だが、最終的に私達は勝った!
クレジットカードをトイレットペーパー巻き付けて尻に挟み込む作戦が成功し、大金を修学旅行に持っていくことに成功して土産を宅配で送ることにより完全犯罪を成立した……ただまぁ、出水のクレジットカードがうん筋ついてたのはなんも言えなかった。あ、修学旅行は楽しかったぞ……年齢確認で何回か引っ掛かったが」

三3三「旅行……オサム達と行ってみたいな」

メガネ(兄)「そうか……TDLよりもUSJの方が楽しいぞ」※個人的主観です

三3三「オサムのおにいさんもいっしょに」

メガネ(兄)「私はそこにいくなら吉本を見に行く!
という事で文化祭になるんだが……これは本編でもチラリと語ったしこれに関してはパスだ」

三3三「やだ」

メガネ(兄)「いや、本当に……文化祭で堤さんには悪いことをしたと思っているんだ。
奇跡と奇跡が重なり混沌を呼び起こした事に関しては深く反省をしている。だが、あの人の運命は定まっている。どちらにせよ死ぬんだ」

三3三「?」

メガネ(兄)「次回、ワールドトリガー、堤はまた死ぬ……じゃなかったな。
原作が開始したことが判明した翌日、あることを思い出す貴虎。次回、ワールドトリガー!【崩壊する日常】に、トリガー、オン!」

ギャグ短編(時系列は気にしちゃいけない)

  • てれびくん、ハイパーバトルDVD
  • 予算振り分け大運動会
  • 切り抜けろ、学期末テストと特別課題
  • 劇団ボーダー
  • 特に意味のなかった性転換
  • 黄金の果実争奪杯
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