某月某日
「どうしたものか……」
ボーダーのメディア対策室に緊迫した空気が流れていた。
近界民の国の中でも特に大きな国、アフトクラトルからの大規模侵攻の被害を最小限に防ぎ記者会見であんな事があって以降、ボーダーの株は上がり続けている。
印象操作をしなくてもボーダーは良い組織だと見られ、スポンサーになりたい企業は前年度と比べて5倍にも増えて、更には個人で出資しようとする者(メガネ(兄))が出たりと良いことずくめだ。
まぁ、その分厄介な人物(メガネの母)に目を付けられたり、ボーダーの管轄外のトリガーを持っている人物がいて取り上げる事が出来なかったりと色々とあったが結果的にはプラスである。
「このままでは嵐山隊が過労死してしまう」
そんなボーダーの株は上がりまくりな一方、困ったこともある。
1月5月9月の年三回だったボーダーの入隊日が月一回へと切り替わり、入隊式なりなんなりとやっている嵐山隊は大忙し。メディアへの出演依頼も増えてきており、色々と頑張ってみたものの限界が来ており、このままだとみのさんとタモさんと嵐を足した感じの忙しさになってしまうことを危惧する。
「東くんに……いや、彼にばかり負担を抱えさせるのはよろしくない」
入隊式をやって新人に色々と説明をしたり色々と教えたりする役割を別のベテランの隊員にするかと考える。
何だかんだで面倒見の良い諏訪、そういうことならばと引き受けてくれる風間、ボーダー隊員から絶大な信頼がある東と色々と居るのだが負担を与えるだけ。特に東は今の時点で狙撃手達に色々と教えてたりするのに、新人を育成してたりするのに更に新入隊者の指導をさせるわけにはいかない。
まぁ、そもそもで入隊式の担当云々以前に新しく入った人達に皆さんには今から殺し合いをして貰いますと殺し合いをさせて、その中でも優秀な者を正隊員にすると言う蠱毒形式のやり方であり知りたいことがあれば自分で調べろと言う放任主義にも程があり、マニュアルの一つも存在していない。
色々と理論を組み立てたり戦術について知っていたりする人はボーダーに多く居るものの、訪ねられれば教えるというぐらいだ。
その事について知っているメガネ(兄)はボーダーへの嫌がらせとして新人にも分かりやすく教えれる教科書の様なものを勝手に作っている。
「茶野隊はどうですか?」
何処ぞのジャンプの編集者にそっくりな服部 ジャン=バティスト 哲は第二の嵐山隊枠としている茶野隊を出すが首を横に振る。
実力的にもメディア慣れ的な意味でも茶野隊はまだまだボーダーの顔になることは出来ない。
「太刀川、那須、三雲、メディアによく知られている人達を今以上に出すのは?」
ならば、既に知名度のある隊員を出せばとなるのだがそれも渋る。
太刀川は言うまでもなく馬鹿だ。秘密をバラすと言ったことはないが馬鹿だ。那須はメディア受けも良く賢いが体が弱い。修は賢いしメディア受けもそれなりに良いのだが、爆弾発言が恐ろしい。
出ればそれ相応の期待はあるだろうが、それでも出して良いのかと悩んでしまう。
「じゃあ、いっそのことこういうのはどうですか?」
服部ジャン=バティスト哲は面白い案を浮かべた。
「あれ、メガネくんも呼び出されたの?」
「出水先輩?」
その二日後、修達玉狛第二(カナダ人と宇佐美以外)は急遽本部へと呼び出された。
何故なんの為にと言う連絡を一切教えてもらわず取りあえずは指定の場所へと向かうと太刀川隊がいた。
「やぁ、三雲くん!!君も呼び出されていたのか!」
「あ、はい。いったいなにがなにやら」
「それが俺達にも伝わってないんだよ」
「くれぐれも僕達太刀川隊の足を引っ張らないでくれたまえ!」
「お前が言うんじゃねえ!」
太刀川隊が参戦する任務に呼び出された修達。
ヒュースが居ないなら完全な玉狛第二にならずに足を引っ張るんじゃないかと思っていると
「修くん?」
「那須先輩も呼び出されたんですか?」
後ろから那須がやって来て声を掛けられる。
振り向けば那須隊の面々が立っており、珍しく引き籠っている小夜子もいた。
「なす隊にたちかわ隊……おれ達、なんで呼ばれたんだ?」
「なにか特別な防衛任務なのかな?」
遠征までは日がある。なら、防衛任務?と首を傾げるが良く分からない面子が揃っている。
数名の射手に数名の攻撃手に狙撃手に銃手と統一性がなく、分からない面々。
「お前達、遅いぞ」
指定の場所へ着くとその場には風間隊(オペ不在)、嵐山隊(オペ不在)、東、二宮、加古、三輪とボーダーの中でもトップの面々がいた。
「風間さん、これなんの集まり?」
「お前も聞いてないのか?」
何故呼び出されたのか先に来ていた人達も伝わっていなかった。
これにはどうしてと疑問を持つ。なにかしらの防衛任務かとなるのだがこの人数でなれば事前に情報が伝えられる筈だ。それなのに東にすら伝わっていない。なにか裏があると一同の頭には某実力派エリートが浮かんだ。
こういう時に裏でなにかしらの事をしているのは迅しか居ない。そう思っていると入ってきた入口のドアが開く。
「なんっっ、だ、この濃いメンツは!?」
入ってきたのは実力派エリートこと迅、ではなくボーダーの年長者の1人である諏訪だった。
本人も話を全く聞いていないのか驚いている。
「諏訪、日佐人と堤はどうした?」
「いや、オレだけ来いって根付さんが……そういや、暇な隊員はブースに来たら面白い事があるってさっき連絡があったが……何処だ迅は?」
「迅くんは此処には来ませんよ」
隊を率いていたり、元部隊だったりする中で唯一1人の諏訪を見て怪しむも真っ白。
何事なんだと諏訪は迅を探そうとするのだがこの場所には居ないと全員を呼び出した根付さんが登場する。
「根付さん、これはいったいなんの集まりなんでしょうか?」
「なに、ちょっとした催し物をね」
何事かと代表で嵐山が聞くとニヤリと笑う根付さん。指パッチンをすると周りが光り出す。
その光りはトリガーの光。修達が今いる場所は市街地なんかを再現するトリガーが設置されている部屋で、最初は驚くもののトリガーでフィールドを作っているんだと理解し、トリガーを起動させトリオン体へと換装。
なにが来ると全員待ち構え、フィールドがセットされるのを待つのだが何時もランク戦で使っている市街地とは大きく異なるフィールドが……
「いや、格付けチェックじゃねえか!!」
某格付けチェックのセットが用意された。
年始の特番とかで見たことがあり思わずツッコミを入れてしまう諏訪にナイスとサムズアップをする根付。
「根付さん、いったいこれはなんの冗談なんだ?」
「冗談ではないよ、太刀川くん。私は本気なんだ」
今からやることを察して呆れる太刀川。
面白そうだがあくまでも自分達はボーダー隊員。そういうことはちょっとと何名かのボーダー隊員はやりたくない意思を見せるのだが根付さんの目は非常に真剣だった。
「この前の一件及び今までの行為のお陰でボーダーの株は大幅に上昇した。
その為に入隊を希望する者は増加、スポンサーは増加、ボーダー隊員達に勉強を教える教養指導課の設立で新規の雇用枠も増加としている」
「それは良いことなのでは?」
企業目線で言えば黒字である。
ボーダーにとって不利益なことは何一つもなく良いことだらけではと疑問を風間は投げ掛けるのだが、そんなに世の中は甘くはない。
「いや、なにも良いことだけではないのだよ。風間くん。
それ以外にもメディアへの、特にテレビへの出演依頼も増えてきていて……このままでは嵐山隊が良くて過労死する恐れがある!!」
「うっそぉ!?確かに、最近、仕事が多いなって増えたなって感じるけどそんなになの!?」
「残念ながらこのままではそうなってしまうのだよ」
増えて増えて増えまくる仕事に部署に隊員とそろそろ嵐山隊や東さんで捌けなくなるボーダー。
組織が大きくなるとそんなもんであり、根本とか中間が腐っていきその中間がトップの地位になる頃には汚職にまみれているとか言っちゃダメだからな。
このままでは過労死とか休みなしとかになり、ただでさえ労働基準法に引っ掛かるブラック企業も真っ青な組織になってしまう……メガネ(兄)からすれば元からであるが。
「そこでまずは仕事の振り分けをしようと思って、先ずはメディアへの露出をする隊員を見繕う事にしたわけだ」
「成る程、そこで不様な醜態を世間に晒さない為に真の一流ボーダー隊員を今ここで決めると言うわけですか」
「いや、普通にボーダー隊員出演しないかのオファーがあったから格付けチェックを事前にしようと思っただけだよ?」
「ぶっ!」
大体わかったと察して語ったが語るに落ちる二宮。
決して真の一流ボーダー隊員を見繕うとかそんなのではない。単純に出演しませんかのオファーがあった為であり、そんなのではない。語るに落ちた二宮を加古はお腹を抑えて手で口を隠し爆笑をし、空気が重くなる。
「つまり、ボーダーの誰が格付けチェックに出るかの予選会をすると言うことなんでしょうか?」
「平たく言えばそうなる。
だが、格付けチェックだけでなくバラエティーやメディア方面への出演を多く依頼する事になる……もし、嫌ならば先に断っても構わないよ。特に那須くんは体調の事もある」
ざっくりと呼び出しされた理由を語り、大体理解する一同。
ボーダーの顔こと嵐山隊、嘗てのA級一位、現在のA級一位、トリガーでの医療の実験に付き合う那須率いる那須隊、記者会見でやらかした修率いる玉狛第二、メディア受け良さそうな風間隊と一応、外に出しても問題なさそうな面々。
「あの、すみません……ギブです」
今でも物凄くキツい小夜子はギブアップをした。
根付さんはそれを攻めることなく、撮影だけでも見ていきなと参加することを強要する事なく席を外す。
「くだらん。オレも降りる」
それに続き降りようとする二宮。
「あら、撮す価値なしになるから逃げるの?」
それに対し、やる気満々の加古。
降りようとする二宮を挑発するのだが、全くといって二宮は気にしない。
「そういうのは嵐山隊の」
「その嵐山隊が大変なのだからこうしてるのよ。
新人の指導もまともに出来ないのだから、こういうところでフォローをしてあげないと」
「新人の指導ぐらい、出来る」
「いきなりトリオンにものを言わせて、トリガーを1つしかセットできないC級にフルアタックすることを指導と言うの?いじめよ?」
「調子に乗らせない為だ。少なくとも、オレの時はそうだった」
「落ち着け、二人とも」
飛び火したのでフォローへと入る東さん。
なんとか宥め、格付けチェックにだけ出演するということで話を納めることに成功し、なんとか二宮の退席を防ぐ。
「ところでずっと気になっていたが、諏訪はなんの為に呼ばれたんだ?」
唯一メディア受けも余り良くなさそうな諏訪に風間は疑問を持つ。
「ああ、彼は司会進行役だよ」
根付の答えを聞いて納得する一同。
諏訪は浜田枠がかなり似合う。司会者の棒的なのを持っていても違和感がない。
「ったく、仕方ねえな……つーか、根付さん。これギャラ出るんすよね!!」
なんだかんだ言いながらも、司会者の立ち位置につく諏訪。
汚い金の話をする姿に大御所芸能人っぽい雰囲気を醸し出しており、違和感が全くといって仕事をしない。
「勿論、通常の報酬に加えて更に特別報酬を入れる」
その辺に関してはしっかりしている根付さん。
格付けチェックの司会進行役が所属している芸能事務所の様なギャラ割はしない。かなりちゃんとした報酬を支払い、その上で特別報酬を、モチベーションを上げる餌を用意している。
「特別報酬、ですか?」
「ええ……私の持てる権限や能力全てを使い、出たいテレビ番組に出演できるようにしてみせます」
ケーブルだろうがアベマだろうが生放送だろうか地方のマイナーな番組だろうが、好きなテレビ番組に出演できるようにする。それが特別報酬だ。
「じゃ、じゃあ天才志村動物■に出て!にゃんこと触れ合うことが出来るんですか!?」
「勿論」
にゃんこ好きの茜は動物番組
「板ザンとかのプロゲーマーと共演からの勝負も!」
「御本家の格付けチェックで良い成果を出せれば」
ゲーマーの国近はeスポーツ番組
「……寺門ジモンの肉専門チャンネル」
二宮は肉番組。
「お前達、得意なスポーツはなんだ?」
「え~、炎の体育会系TVですか?僕、それよりも」
風間隊は炎の体育会系TVに(菊地原は出たくない)
「えっと、えっと……」
特になにか出たい番組が浮かばない三雲隊!!
「馬鹿ね、三雲くん。
そういう時は手堅いF1層から数字を取ることの出来るゴールデンを言えば良いの……私はVS嵐が良いです」
欲望が漏れまくる木虎。
根付の言った特別報酬により、やる気が高まっていくボーダー隊員達。これで今から行う格付けチェックを憂いなく行うことが出来るようになった。
「ところで、オサム。格付けチェックってなんだ?」
「出演者が高級品と安物を見分ける問題に挑戦し、正解数に応じて番組内独自のランク付けを行うテレビ番組だよ……大丈夫かな」
大御所の芸人が、毎年消えていく姿を見ている修。
嵐山隊の負担を少しでも軽減する事が出来るのならと頑張る意思はあるのだが、やりきれる自信が無い。こういう時、頼れる兄や迅が居てくれればとなるのだが、その二人はこの場には居ない。
「根付さーーーーん」
筈、なのに迅の声がスタジオ(仮)に響く。
「割と直ぐ近くから声がしたよ」
何事かと一瞬だけ驚くも、菊地原の一言で迅の声だと分かった。
もしかしてと迅が居るのかと辺りを探すのだが何処にもいない。スタジオのセットに隠れてもおらず、何処だとなっていると、格付けチェック中の芸人を見るモニターに電源が入った。
『スイッチを入れろ』
「兄さん!?」
電源のついたモニター画面に写ったのは兄である貴虎(アルフォートカウンター4)と迅(ぼんち揚げカウンター6)。
迅が声を出したことに呆れながらアルフォートを食べており、なんだかやたら豪勢な部屋に二人は待機していた。
『根付さん、まだ?』
「迅くん、もう少し待ってくれ。
今、大体の説明を終えたからこれから綾辻&三上のオペレーターチームに二名、視聴してくれているオペレーターの誰を追加するかの抽選を行うから」
「いや、ちょっと待て!!」
オペレーターが見当たらないと思ったらそんな事になってたのかとか、これ生放送なのかよとか、女子アナは居ないのかよとか、色々とツッコミを入れたい諏訪は叫んだ。
大きく叫びタバコの吸いすぎか、息が荒くなり呼吸を整えるのに時間を使う諏訪。
「なんでお前達が解答者側なんだよ!普通は結果発表側だろう」
格付けの帝王である男と一緒の部屋だとその時点で正解だと分かり安心するのでと作られた格付けの帝王専用の部屋にいる迅と貴虎。
迅は未来を視ることが出来る。自分が食べたもののどっちが高級か普通なのか分からなくても、未来視のサイドエフェクトで結果だけを先取りにすれば良い。貴虎もサイドエフェクトを使えば、どちらの部屋が正解かどうか見分ける事が出来る。
「落ち着きたまえ、諏訪くん」
「いや、落ち着くもなにも無理あるだろうが!!」
「これは万が一の時の為なんだ……此処にいるボーダー隊員が、全員写す価値なしになった場合、それは本家の方に出演して写す価値無しになってしまう可能性もあるということなんだ。そうなれば最後、ボーダーの株を落としてしまう……彼等は万が一の為のとっておきなのだよ」
真剣な目でボーダーの為だと語っているが、まごうことなきヤラセであった。
こっちが本編、続きは想像にお任せする。
くじで綾辻&三上のオペレーターチームに月見と橘高が追加されるが裏工作を感じる。
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諏訪のサポートをする女子アナ枠は武富(違和感なし)だった
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ボーダー格付けチェック予選会開始(ランク戦のモニターで放送スタート)
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各隊員達の紹介
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じゃあ、早速やっていくかとワインといきたいが未成年が多いのでステーキでの格付けチェック
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トップバッターは太刀川
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アイマスクは目元に黒い線がある犯罪者とかに使われる奴をつけており大爆笑
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Bだ!となんの迷いもなくBの部屋に突撃
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諏訪は即座に正解はAだよと太刀川隊を青ざめる
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2番手は嵐山、アイマスクは星飛馬で太刀川と同じく違和感0
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Aだ!と突撃するも太刀川は不在
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嵐山、早速降格かと残念そうにする太刀川
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いや、お前だよ!とツッコミを入れられる。
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三番手は風間、アイマスクはゴルゴ13でこれまた違和感0
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ステーキを食し無言を貫く姿はエージェント
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「悪い、一口では味がわからない」番組の趣旨分かってるんですか、風間さん?
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2口目でAと断定、風間さんが来て少しだけホッとする嵐山
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修、那須、三上、全員Aを選び、大勢いるA部屋でホッとする。
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全くといって人が来ないが焦ることなく、オレだけ一流かと残念そうにする太刀川
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だから、お前だよとツッコミを入れる諏訪
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最後を飾るのは二宮。ステーキを食べる
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安いものも調理次第で美味くなる……だが、高いものは雑に調理しても美味く、丁寧に迅速に調理したら安物を遥かに凌駕する!と蘊蓄を垂れてBを選択する
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Bのドアを開けた瞬間、いらっしゃ~いと歓迎する太刀川。無言でドアを閉める
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Aのドアを開こうとするが反則です!と嵐山がドアを掴んで開けれなくする
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潔さも大事だぞと言われ、渋々Bに入る二宮
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俺達だけか……と、Aに入った面々を哀れむ太刀川
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結果発表と諏訪がBを一瞬だけ開き、Aに入っておめでとうと流石は一流ですねと言う。
……までは、考えた。
玉狛第二
修がミスをし降格するものの、千佳と遊真が協力して一流に戻す頑張りチーム
風間隊
音楽は菊地原担当で絶対に落とさない、風間さんはミスをしないで歌川にプレッシャーがかかる
太刀川隊
唯我以外がとことん外し、絶対に外さないだろうと言う場面で絶対に選んではいけないを太刀川は選び映す価値なしに直行する。太刀川より後に入る人物は太刀川が居なければセーフだと思い込むので太刀川が入るのは最後にさせられる。
那須隊
一人一回ずつミスをするものの、なんとか二流で留まる仲良し枠
元A級1位
一番簡単なステーキで蘊蓄を垂れてからの外したのを煽られる二宮に対し、逆にこっちじゃないのと?自分が良いと思うものの逆を当てて全問正解する加古のいがみ合いで生まれる空気に気まずくする普通にミスした三輪を見守る絶対に外さない東さん
オペレーター
誰一人もミスをしないというテレビ番組的にはあまりおいしくない展開だが、文句を言いにくい気品溢れる面々で見ている視聴者(ボーダー隊員)達を魅了する。
迅&貴虎
言うまでもなくバンバンと当てる二人。
何時ものぼんち揚、最高級ぼんち揚、歌舞伎揚の三種の格付けでは迅がこんなものはサイドエフェクトを使わなくても分かると目隠しをつけたまま最高級ぼんち揚の部屋に入る。
格付けチェックが終わる頃にはぼんち揚カウンターが30を越えて、諏訪にあいつはぼんち揚株式会社からの使者かなにかかとツッコミを入れられる。尚、貴虎はサイドエフェクト無しでも当てれた。
嵐山隊
流石嵐山隊と一流なのだが、どや顔をしていた木虎がミスをして普通に降格して時枝がフォローし昇格での出戻り一流。
結果的に一流で周りも全然気にしていないのだが自分が原因で一流から降格したことをかなり根に持つ木虎
諏訪&武富&根付
まさかの誰一人降格することなく一流をキープ。これがオレの力だと諏訪は同僚(レイジ、雷蔵)にドヤると軽く舌打ちをされる。
生駒隊は確実にぐだぐだ進行となるので放送事故となり小南は1つのお題30分以上悩むので出演はNGとなりました。
ギャグ短編(時系列は気にしちゃいけない)
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