メガネ(兄)   作:アルピ交通事務局

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第55話

「はぁ、疲れた」

 

 更に時を遡り、場面は修が通う三門市立第三中学に変わる。

 ボーダー公式ホームページが更新され、修の名前が載った。修が通う第三中学には修しか正隊員がいないのと、ラッドの一件で町中修擬きにした為に修は一躍ヒーローになった……のだが、凄く肩が重い。

 

「人に囲まれるのは疲れる」

 

「オサム、しょっちゅう囲まれてるじゃん」

 

 ヒーローだボーダーだとわっちゃわっちゃされ、馴れない経験をして疲労困憊の修。

 遊真は見知らぬ奴を不良から助けたり上層部に睨まれてるのになにを今更な事を言っていると皮肉を言い、弁当を開こうとすると千佳と見慣れない女子がやって来た。

 

「修くん」

 

「おーさぶさぶ」

 

「おーチカ」

 

「そっちの子は?」

 

「一緒に狙撃手になった、出穂ちゃん」

 

「どうも夏目出穂っす」

 

 千佳と一緒に来たのは千佳と同じく入隊し狙撃手を志望した夏目出穂。

 入隊日に千佳がアイビスで本部に大穴を開けたのをきっかけに仲良くなった千佳と同学年の子。千佳の友人で、同じ隊員と分かると修達は軽く挨拶をする。

 

「あのさ、修」

 

「なんだ?」

 

「この際だから、聞くけどスカルってオサムのおにいさん?」

 

「むっ!?」

 

 お昼御飯を食べる修達。

 聞くならば今しかないと遊真は今まで触れていなかった事を聞き、突如として聞いてきた事に修は喉を詰まらせる。

 

「オサム、少しは冷静にした方がいいぞ」

 

 露骨な反応を見せた。

 それはもう合っていると言っているも同然で、少しぐらいは隠す素振りを見せないと遠征先で大変な目に遭うと遊真は呆れ、修はお茶を飲んで詰まっていたものを流し込んだ。

 

「……なんで、分かったんだ?」

 

 嘘を見抜くサイドエフェクトを持っている遊真に下手な誤魔化しは通じない。

 何故兄がスカルなのかと、ボーダー本部が色々と手を焼いている中で分かったのかを聞いてみた。

 

「ん~まぁ、トリオンがあんなにあって物凄く強そうなのってオサムのおにいさんぐらいじゃん。

近界民についても誰かが教えたわけじゃなくて自力で考えたらしいし、大規模な侵攻に備える為に1ヶ月待ってって言ったんだろ?」

 

「……よく、わかったな」

 

『殆どは私が考えたことだ。

兄殿はなにかを隠している、そのナニかをスカルと当て嵌めた。

奇跡的、と言えば良いのだろうか?兄殿と関わりのあるボーダー隊員はそれなりにいるが兄殿について知っている情報がバラバラだ』

 

 既に貴虎と関わりのあるボーダー隊員の大半はスカルについて知らない。

 スカルについて知っている風間隊は風間と少し関わりがあるぐらいで二宮隊は皆無。レイジも顔見知り程度で、東とは会ったこともない。太刀川との親交はそれなりにあるが太刀川はスカルを見ておらず、人型の近界民に逃げられてしまった程度のことしか聞いていない。

 出水と米屋はスカルについては知らないが、遊真が近界民だということを貴虎が知っていることを知っていて、裏で色々としていることも知っている。

 もしその2つの情報が混ざれば、捜査線上に貴虎が浮上するのだが本当に奇跡的なのか、情報が統一されていない。

 

「兄さんがスカルだよ……」

 

「そうか……」

 

 レプリカの推測に遊真のサイドエフェクト。

 修は正直に答えると遊真は弁当を食べるのだが、それ以上は深く聞いてこない。

 

「聞かないのか?」

 

 スカルがなんなのか、それについてボーダーは必死になって探っている。

 遊真も聞いてくるものだと思ったが、遊真はその確認をしただけでなにも聞いてこない。

 

「おれがオサムのおにいさんに言うことは精々、オサムのおにいさんのせいで変な疑いをかけられた事だけだ。

オサムのおにいさんが起こした事とかそういうのに関してオサムは色々と知ってるっぽいし……なによりも、1ヶ月待てば良いんだろ?」

 

 1ヶ月待てば良い。

 貴虎は1ヶ月待てば三輪達に力を貸す。ボーダーに入ることになっている。

 遊真の事を知っている事やあのトリオン量ならば入隊までの過程を問答無用ですっ飛ばせる。なら、強行手段を取らなくて良い。遊真はそう判断をした。

 

「それに、上のえらい人達、おれにだけ聞いてきてオサムになにも聞かなかったんだからな」

 

「言うな……」

 

 スカルどうのこうので質問攻めにあったのは遊真で、修は一切眼中に無かった。

 聞けば案外、ポロっと溢すのに聞かなかった奴が悪いと変な理論を翳す遊真。確かにそうかもしれないけれどと言わなかった自分に対して罪悪感が込み上げてくる。

 

「そういえば、大規模な侵攻があるのはC級にも伝わっているのか?」

 

「一応来てたよ。おれらC級は戦えないけど、避難とか救助なんかのサポートでトリガーを使って良いって……この前のラッドに門発生させる機能がついてたから万が一の有事を想定してルールが変わったって。オサム達がボーダーのルールを変えたな」

 

「持ち上げるのはやめろ」

 

 結局、持っていっただけで特になにもしていない。

 本当に褒められるべきは自分でなく兄だと思っているので褒められることは全くといって嬉しがらない。というか、お前全て知ってるだろうと少しだけ遊真を睨むのだが、直ぐに学校に行く前の事を思い出してポケットに手を入れ、兄から受け取ったものを出す。

 

「それは確か、ゆーえすびーメモリとかいうやつだっけ?」

 

「違うよ、これはトリガーだ」

 

 一見すれば、ちょっと変わった装飾が施されているUSBメモリに見えるが違う。

 

『コレが兄殿のトリガーなのか』

 

 見た目こそUSBメモリだがトリガーだと教えるのだが、遊真達は特に驚かない。

 トリガーを使う奴をぶっ倒すにはどう頑張ってもトリガーを使わなければならない。この世界でトリガーについて色々と研究していたりするのはボーダーだが、そのボーダーは5年以上前までは政府非公認の秘密の組織で極秘でトリガーを開発したりしていた。だったら、他にそういうのがいても別におかしくはない。

 

「オサムのおにいさんって向こうの世界に行ったことあるの?」

 

「行ったことはない。

と言うよりは、これは偶然に兄さんが拾って、そのまま兄さんの物になっただけなんだ」

 

「トリガーを拾うって……確かに、小さいけど」

 

 自身の持つ指輪型の黒トリガーと違い、ボーダーの棒の様なトリガーに近い形状のガイアメモリ。

 落とすことはありそうだが、拾ったとはまたなんとも胡散臭い話だ。拾ったならば、制作者が必死になって探しているだろう。

 

「なんでオサムが持ってるんだ?」

 

 それを貴虎が使うのならばまだしも修に渡した意味が分からない。

 

「このトリガー、僕しか起動できないんだ」

 

「……それって黒トリガーじゃん」

 

 修にしか起動することが出来ない。それはつまり適合する特定の人物にしか起動することが出来ない黒トリガーだと目を見開く遊真。

 

「これと似たようなものを兄さんは20以上も持ってる」

 

「!?」

 

 更に衝撃的な事実を修から言われ、言葉がでない。

 どちらかと言えば遊真が修を驚かせることが多いのだが、今回は真逆。修が遊真を驚かせ続ける。

 

「多分だけど、黒トリガーじゃない」

 

 黒トリガーは人の命で成り立つ代物。

 近界民の国でも黒トリガーを持っているところは少なく、持っている数が多い国でも15個。ボーダーも2個しか持っていない。だから、修はこれが黒トリガーとは思えない。

 

「でも、特定の人物にしか使えないんだろ?」

 

「そう言われると、そうなんだけど……」

 

『いっそのこと解析をしてみるのはどうだろうか?』

 

「大丈夫なのか?前に勝手に起動して、暴走したことがあるんだ」

 

『勝手に起動……ますます興味深い』

 

 何処産だろうがトリガーを起動する時は起動すると明確な意思を示さなければならない。

 勝手に起動したというのもレプリカも知らないことであり、解析しようと遊真の指輪から黒いコードを伸ばしてジョーカーメモリの端子部分にくっつけて解析をはじめる。

 

「どう、だ?」

 

 詳しいことを全く聞かされていない修。使えば基礎能力が大きく向上するぐらいしか聞いておらず、結局どう言うものなのか、なんでどうしてという理由を貴虎からは聞いていない。

 まぁ、転生特典なのだから仕方ないと言えば仕方ないのだが、貴虎自身もガイアメモリがなんなのか他の2つと比べても上手く説明することが出来ない。

 

『これは……』

 

「なにか分かったのか?」

 

『解析にかなりの……途方も無い時間が掛かる』

 

 ジョーカーメモリの解析をはじめたレプリカだったが、直ぐに断念した。

 

「昼休み中には無理なのか?」

 

 最初はかなりと言っていたが途方も無いと訂正したレプリカ。

 レプリカの優秀さは遊真が誰よりも知っており、近界民の技術ならばものの数秒で解析してハッキングが出来、こちらの世界の道具でも数分あればハッキングが出来る。そんなレプリカがボーダーのトリガーと同じぐらいの大きさのUSBメモリの形をしたトリガーの解析を諦めた。

 余程の情報量なんだとどれくらいで解析が可能なのかを修は聞き

 

『分からない』

 

 レプリカから返ってきた答えは分からないだった。

 

「分からないって、どういうことだよ?」

 

『このトリガーを瞬時に解析する事が出来なかった。

ボーダーのトリガーならばどんなに時間が掛かっても数分で解析可能なのだが、これはそんな生易しいレベルではない。

私は遊真の相棒兼お目付け役として様々な機能がある。仮に解析に特化して作られたとしても、それこそこの学校程の大きさで作られたとしても、底が見えない』

 

「えっと……」

 

『要するに、このトリガーを解析するには10分15分といった時間では足りない。

1日、1週間、1ヶ月、もしかすると1年以上も解析するのに時間が掛かる可能性がある』

 

「これにそんなデータが!?」

 

 レプリカのスペックを、レプリカ以上のスペックを以ってしても解析するだけでどれくらいの時間が掛かるのかが不明。

 しかし当然と言えば当然なのかもしれない。修の持つそれはガイアメモリ。地球に記憶されている現象や事象等を再現するプログラムが、地球の記憶の一部が組み込まれている。

 この星に記されている切り札の記憶が入っているものはそれこそ学校程度の大きさのスーパーコンピューターがあったとしても解析するのに何年も掛かるだろう。

 

『本当に欠片しか解析しなかったが、切り札というワードに関するデータが入っている』

 

「切り札?なんだそれ?」

 

 もっとこう、物凄い武器とか能力とかを期待してたのか少し残念そうにする遊真。

 残念ながらジョーカーメモリにそんなものは一切無い。あるのはただの切り札の記憶だけであり、使用者のスペックを上げる力だけだ。そしてその辺も理解しきれてないのか余りピンと来ない修。

 

「それ、今までずっと持ってたのか?」

 

「……今日、渡された」

 

 ジョーカーメモリを何時から持っていたか聞くと、言いにくそうに今日、渡された事を言う。

 修はそれ以上は言わず、遊真もお弁当のおかずを頬張り無言の状態に入ろうとするのだが

 

『それはつまり』

 

 レプリカがそれを渡そうとし

 

「!」

 

「チカ子?」

 

 千佳が異変に気付き立ち上がった。

 出穂と物凄く仲良く談笑していたのに、一瞬にして、そして一瞬だけ雰囲気が変わり学校の外を見つめ、修と遊真も後に続き見る。

 

「な、なんスかあの量!?」

 

 最後に見た出穂は叫ぶ。

 ここからははっきりと見えないものの位置や距離からしてボーダー本部を中心にこれでもかと言うほどに門が開いている。

 

「……」

 

「オサム、鳴ってるぞ」

 

「あ、うん」

 

 ジョーカーメモリを見て、意識を別のところに持っていった修は遊真に指摘され緊急呼び出しに気付き、内容を確認した後、お弁当をしまう。

 

『門発生!門発生!大規模な門の発生が確認されました!

警戒区域付近の皆様は直ちに避難してください!繰り返します、大規模な━━』

 

「先生!」

 

「三雲くん!」

 

 真っ先に向かうは自分の教室。

 異変に気付きざわめくクラスメイト達は修に視線が向いて、どういうことかと聞きたそうな顔をするので修は呼び出しがあったので向かう事を伝え、もしかすると警戒区域を出ていってしまうかもしれないと基地から出来るだけ遠くに避難するよう頼んだ。

 

「千佳、お前は皆と一緒に避難を。

この学校にボーダー隊員は僕達しか居ないから、なにかあれば直ぐにトリガーを使うんだ」

 

「うん」

 

「夏目さん、千佳と一緒に避難誘導を。出来る限り、警戒区域本部付近には近付けさせないように」

 

「了解っす、メガネ先輩」

 

「空閑」

 

「ほいよ」

 

「一緒に来てくれ。トリオン兵を食い止めるぞ」

 

「そう来なくっちゃ」

 

 千佳と夏目は避難誘導をさせ、戦い馴れている遊真は避難誘導するよりもトリオン兵を倒した方がいい。

 最年長の修が今できる最適な指示を出し、各々がなにをすれば良いか理解する。

 

「チカにもちびレプリカを渡しとくよ」

 

「え、なんすかコレ!?」

 

『携帯電話の様な物だ、気にしないでくれ』

 

「喋った!?」

 

「出穂ちゃん、避難が出来たら説明するよ」

 

 この場で色々と事情を知らない出穂はとにかくリアクションが大きいが、対応している暇はない。

 後でちゃんと説明してよ!で終わらせる出穂は中々に大物かもしれないと遊真は思った。

 

「危ない時はよんでくれ……おれか、オサムか……それともあの人が来るかもしれない」

 

「うん!!」

 

 ちびレプリカを託し、学校から走り去りながらトリガーを起動する遊真と修。

 

「チカは、なんの疑いもしてなかったな」

 

「来るって信じてるんだ。

兄さんは、本当にどうしようもない時にやって来るって」

 

 千佳が誰と捉えたかは知らないが、遊真が言ったあの人は貴虎だ。

 レイジさんともとりまる先輩ともこなみ先輩ともジンさんとも言っていない。あの人とあえて言ったのだが、千佳は迷いなく首を縦に降った。本気で隠れている自分をいとも容易く見つけることの出来る貴虎ならば来ると知っているから。

 

「オサムのおにいさんはこうなるって分かってたみたいだけど、なんで?」

 

 貴虎はジョーカーメモリを修に今日、渡した。

 今の今まで修が隠していたのでなく、貴虎が隠していたものを今日渡した。渡す機会ならばごまんとある。なんなら、明日にもあった。だが、今日、渡した。

 それは偶然でもなんでもなく狙って渡している。今日、大規模な侵攻があるということを見抜いていたからだが、それがどうしてわかったのかがよく分からない。

 ボーダーの技術とレプリカのデータ等を使って、近界民の国のうち、アフトクラトルかキオンが10日間の何処かでこっちの世界にやって来るぐらいしか分からず、未来を視ることの出来る迅ですら正確な時間は分かっていなかった。

 

「多分、占いだよ」

 

「占い?」

 

 迅ですら正確な時が分かっていなかったのに、貴虎は当てた。

 サイドエフェクトかとなるが、貴虎が持つのは視覚強化のサイドエフェクトで未来視のサイドエフェクトは持っていないという話はチラホラと聞いており、どんな原理か聞けば物凄く胡散臭い答えが返ってきた。

 

「僕も詳しいことはよく分からないんだけど、兄さんのサイドエフェクトの本質は色々と見ることが出来る事なんだ」

 

「色々って、遠くのものを見るとか物凄く早いものを見るとかじゃないのか?」

 

「確かにそれも当て嵌まるけど、その辺は道具の力を借りればどうとでもなるんだ」

 

 遠くの物を見たければ、双眼鏡なり望遠鏡なりを用意すればいい。

 物凄く早い動きを見極めたいのならば、カメラにでも録画してコマ送りにでもすれば良い。

 色の違いを見分けるのならばスキャンする道具かなにかを使えばいい。

 真っ暗な場所でも暗視スコープを使えば、ちゃんと見える。

 

 貴虎のサイドエフェクトは割と現代の文明の利器で再現できたりする。

 

「兄さんは人間が見えない電磁波も見える

僕も空閑も電磁波を見ることが出来るけど、それは可視光線の範囲内。

普通の人は約380nmから約750nmまでしか見ることは出来ないけれど、兄さんの目はそれ以上の波長もそれ以下の波長も見ることが出来る。兄さんは物体から発する電磁波を見て占いに応用していて、的中率が90%を越えるんだ」

 

「……そうか」

 

『ユーマ、簡単に言えば兄殿には電波等の機械では観測できるが、目では見えないものが見えている。世界を移動する際にはどの世界でも門を開き、その過程で空間が歪んだり磁場が狂ったりする。兄殿はそれらを見切り予測しているということだ』

 

「おおっ、成る程!」

 

 よく分からない説明をされちんぷんかんぷんになる遊真。

 レプリカからの説明を聞いて表面上だけ納得するのだが、あることに疑問を持つ。しかし、修がその事についてなにも言わず、貴虎もその辺を気にしてる素振りを余り見せないので、聞こうとはしなかった。

 

「レプリカ、まだ小さいのを出せるか?」

 

 代わりに修がレプリカにちびレプリカを出せるか聞いた。この場にいない貴虎との情報共有や動向を知るべく、通信をしたい。

 

『可能だが、兄殿の学校まで距離がある』

 

 ちびレプリカはもう1つどころかかなりの数を出せるが、別の問題がある。

 ちびレプリカを貴虎の元に届けるまでそこそこの時間が掛かる。そもそも貴虎まで辿り着けるかどうか怪しい。

 

「いや、学校には行かなくていい」

 

 現在地から三門第一高校までは距離がある。

 それまでに貴虎が大人しく待機しているとは思えない修は貴虎が絶対に向かう場所を思い浮かべた。

 

「僕の家に行ってくれないか?」

 

『家に?』

 

「兄さんは一度、家に帰るはずだ」

 

 何処にあるかは知らないが、貴虎は自分と最も相性の良いトリガー(ガイアメモリ)を何処かに隠している。

 余りにも危険すぎるからと意図的に隠しているトリガー(ガイアメモリ)を使わない可能性がある。ならば、自分が知る限り最も使用しているトリガーを使う。ボーダーのトリガーと違い持ち運びには不便で、一度家に帰るはずだ。

 

「だから、一度家に向かってくれないか?

もし、兄さんが居なかったら母さんの安否も知りたい」

 

 万が一、億が一が目の前に迫ってきている。

 あの母ならばまぁ、問題ないだろうがなんとも言えない嫌な予感がする。

 

『了解した』

 

 レプリカはちびレプリカを作り、修達が来た道を逆走。三雲家に向かって飛んでいった。




IF

新・太刀川隊

MEMBER

隊長 太刀川慶 AT

隊員 唯我尊  GU

隊員 奈良坂透 SN 

隊員 古寺章平 SN

OP 国近柚宇 

説明

不祥事を起こすので隊を巻き込まない為に抜けてフリーにさせられた奈良坂と古寺が一先ずはと太刀川隊に入って出水達が帰ってくるのを待つ為に出来た部隊。
攻撃手最強の太刀川とNo.2狙撃手の奈良坂が居るのでA級部隊に相応しい実力を持ってはいるのだが、出水の抜けた穴が大きく太刀川の旋空の射程外で尚且つ太刀川が見える範囲で戦える銃手や射手、万能手に弱い。
真面目で掃除をするタイプの古寺と奈良坂が加わったことにより、定期的に掃除をしなければならない太刀川隊の隊室は綺麗になった。


UNIFORM

三輪達ならばきっと帰ってくる。
そう信じているので三雲隊同様に誰一人、隊服を変えていない。

PARAMETER

近 5

中 2

遠 5

説明

出水の抜けた穴は大きいものの、前の太刀川隊にはなかった遠距離の攻撃が加わり、古寺が相手を倒すための狙撃でなく太刀川をサポートする為の狙撃に切り替えて、太刀川を狙う銃手や射手を倒すのをメインに戦っている。
お荷物である唯我には自爆機能が付けられ、奈良坂がバックワームを使っている唯我を狙撃することにより、そこに誰かがいるのではと思わせて攻撃手を誘きだしたところで奈良坂が自爆させるテロリズムな戦術を使うのだが、それを教えたのは貴虎である。

FORMATION&TACTICS


太刀川&古寺or奈良坂

No.1の太刀川は剣での戦いならば絶対に落ちることはない。ならば、剣以外で戦う奴を速やかに排除し集中して戦わせる、太刀川が戦いやすい状況を作る戦術。基本的には古寺が太刀川が戦っている現場付近で狙撃するのだが、合流不可能や落とされた時には奈良坂もする。
太刀川を攻撃しようとする奴は狙撃、太刀川から逃げようとする奴は狙撃。太刀川と勝負させる、ある意味力業に近い。

奈良坂&唯我

今です、自爆しなさい。

バックワームをつけた唯我をバックワームをつけた奈良坂が当たらないギリギリのところを狙撃。
そうすることにより狙撃場所に誰かが居るのでは?と思わせ、狙撃場所に向かい唯我と鉢合わせしたところで自爆する。
出水達が戻るまでの間、どう頑張っても個人でも連携でも強いA級からは点を取ることは無理なので道連れ覚悟の自爆をする。何気に新生太刀川隊で一番の火力を秘めている。

ギャグ短編(時系列は気にしちゃいけない)

  • てれびくん、ハイパーバトルDVD
  • 予算振り分け大運動会
  • 切り抜けろ、学期末テストと特別課題
  • 劇団ボーダー
  • 特に意味のなかった性転換
  • 黄金の果実争奪杯
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