メガネ(兄)   作:アルピ交通事務局

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第62話

「新手、人型か」

 

「そういうことだ」

 

 セカンドステージの意味を理解してくれ、直ぐに警戒を強める玉狛第一。

 今の今まではトリオン兵ばかりでなんとか倒せていたところがあるが、此処からは段違い。トリガーを使う近界民が相手となり、自分達よりも数段上なトリガーを使ってくる。

 トリオン兵はロボットであり、倒すパターンを見つけたりすれば簡単に倒せるが人型の近界民は別である。初見殺しとか未知の相手とかそういうので、予期せぬ結果になる可能性が大きい。

 

『あの、角……間違いない。今、襲撃してきている国はアフトクラトルだ』

 

「そんなのは何処だって良い……敵は敵だ」

 

「待て、三雲!」

 

 待つつもりはない。

 ソニックアローの弦を引き、力を蓄えると出てきた老人(ヴィザ)と角持ちの男(ヒュース)……ではなく、頭上に矢を放つ。すると、巨大なメロンが出現した。

 

「はぁあああ!!臨!兵!闘!者!皆!陣!列!在!ぜーーーーん!!」

 

 メロンが出現したと同時に大声で叫び、片手で印を結ぶ。

 ナルトの序盤の方で見せた技術でアフトクラトルの二人はなにかを仕掛けてくると攻め込まずに様子見をし、何時でもカウンターが出来るように警戒心を強めている……もっとだ、もっと強めろ。

 

「ブンシン()ジツ!!」

 

 印を結び終え、大声で叫ぶと横一列に鎧武者 斬月・真が5人並んだ。

 

「これはこれは、中々に面白いトリガーですね」

 

 ブンシンノジツを見て、驚かないヴィザ。

 サイドエフェクトでも焦りらしい焦りは見えず、大人の余裕というよりは何時でも倒せるという余裕が見える。悔しいが、その余裕は慢心でもなんでもなく正しい。

 電磁波が今までで見た中でも段違いだ。隣にいるヒュースがいるせいで余計に分かる。

 黒子のバスケで例えると、アレックスがあいつは中々にやるぞと全国区の選手を見て言った後に緑間を見て、こんなの有りなのかよと引いてしまってるシーンと同じ感じだ。

 

「三雲、お前がボーダー嫌いなのは知っている。

だが、それを今ここで出さないでくれ。あいつらは、さっきまでとは違う」

 

「見れば分かる……だから、仕掛けているんだ」

 

「周りにはまだC級がいる。

C級の退却を優先的に、倒すんじゃなく足止めを優先的にだ」

 

「分かっている」

 

 レイジさんの言いたいことは分かるし、確かだ。

 C級が狙われていると判明した以上はC級の活動を終えて本部へと帰還させるべきで、目の前に居るのは未知の人型近界民。後先考えずに戦うのは愚策で倒さない足止めをメインとして戦闘をするのが正しい。

 だから、そこに更なる一手を俺は加える。真ん中の斬月・真以外が一歩前に出て、真ん中の斬月・真はレイジさんの右隣に立つ。

 

「小南、あのトリオン兵を倒せ!」

 

「なんであんたが命令するのよ!!」

 

「指示をするのは視野が広いからで、お前に頼むのはお前が一番強くて頼りになるからだ!!」

 

 その間、指示を出す。

 小南はだからなんでお前がとなるのだが、一番強くて頼りになると煽てるとニヤリと笑う。

 

「あんた、分かってるじゃない!レイジさん、良いでしょ!」

 

「構わない。元からそうするつもりだ」

 

 各々に指示を出し、次にやることを、すべき事を考えるのだがレイジさんの視線が揺らぐ。

 

「レイジさん、平静を保ってください」

 

「お前……いや、そうだな」

 

 俺の異変に気付いたレイジさん。

 今、必要なのは時間を稼ぐ事で倒すことじゃないのは分かっている。だから、時間を稼ぐ方向に切り替える。

 

「修、千佳を優先的に守れ。理由は言わなくても良いよな?」

 

「……千佳が狙われるんだね?」

 

「……そうなってしまったからな」

 

 俺の指示でアフトクラトルの目的が分かった修は千佳の側に寄ると修から出ている死相が強まり、死ぬ可能性が高まった。

 

「夏目、この辺のC級の中に弾を撃てる奴が居るか確認しろ。

爆発する弾以外の弾を撃てる奴等がいれば千佳の周りに、千佳のトリオンで戦えるようにしておけ!爆発する弾で千佳のトリオンは絶対に使うな!千佳のトリオンでやれば爆発に巻き込まれて全員お陀仏だ!」

 

「了解っす!」

 

「京介はある程度の余裕が出来れば修と一緒にC級を連れて、退避!

爆撃を受けたことから本部が襲撃される可能性もある、退避場所を本部含めて数パターン用意しろ!」

 

「三雲さん、大丈夫なんですか?」

 

「小南とレイジさんの代わりは難しいがお前の代わりならば割と大丈夫だ。

レプリカはレイジさんと小南と京介の分を、通信機能以外の余計な機能を取り除いておけ。トリオンが不足しているならば千佳から貰え」

 

『……ユーマへの連絡は?』

 

「何処かで合流できるようにしておいてくれ」

 

 流石、レプリカ大先生。

 この場に居ない遊真をカウントしてくれている……いや、違うか。カウントしてくれているんじゃなくて、カウントしないといけないと考えているのか。

 木虎というA級隊員がラービットに倒された事により、A級でも倒されるかもしれない、ではなくA級でも倒されることが証明された。

 目の前に居るのはそんなラービットの量産を可能とする国の戦士で、ラービットよりも遥かに強いと考えるのが当然だ。そんなのを相手にするには黒トリガーを持つ遊真の力が必要だ。

 何処の国でも絶対に狙うであろうトリオンを持っている千佳を狙うならば尚更だ。

 

「いけ、分身達!」

 

 俺の指示とともに四人の分身が走り出す。

 それと同時に各々が動き出す。小南は少し離れた所にいるラービットを倒すべく移動、レイジさんは機関砲を、京介は突撃銃を取り出し、修達はC級隊員をかき集める。

 

「ヴィザ翁、ここは自分が……援護とあのメロンとメガネメロンに注意してください」

 

「ええ、お願いします。ですが、貴方の方もくれぐれも気を付けてください。

金の雛鳥なだけあってトリオンはとてつもない。何時でも砲撃出来る準備に入ろうとしています」

 

「問題ありません。砲撃の弱点は既に見抜いています」

 

 千佳と手を繋がなければトリオンを借りられない。

 ヒュースは弱点を見抜いており、黒い破片のような物を出現させて左腕に纏うとレールガンのような形の銃になった。

 

「先ずはお前からだ」

 

「っ、三雲さん!」

 

「問題ない」

 

 自身に突撃する斬月・真に黒い欠片をレールガンの腕の銃で撃つヒュース。

 

「それは偽者だ」

 

「これは、立体映像(ホログラム)!」

 

 ヒュースが撃ち抜いた斬月・真は何故か備え付けられている立体映像投影機能で出現させたもの。

 

「もっと周りをドライに見てみろ……何故、一体だけ残っていると思う?」

 

「貴様が本体か!!」

 

「いけません、ヒュース殿!」

 

 戦局を握られている事に気付くヴィザだが、もう遅い。

 レイジさんの隣にいた斬月・真はソニックアローの弦を引いた

 

「遅い!」

 

「俺達を忘れてないか?」

 

 矢を撃つよりも先にレールガンを撃ったものの、地面から壁が、エスクードが生えた。

 黙っていた京介がエスクードを出すと、突撃銃の引き金を引いてヒュースとヴィザを撃つのだが黒い欠片が集約して京介の撃ったアステロイドを防いだ。

 

「三雲、全て分身だな?」

 

「全て分身ですよ」

 

 走っていった斬月・真は全員、分身だ。

 その事が分かるとレイジさんも機関砲を迷いなく撃ち分身を貫いて狙うのだが、防御態勢に入っているヒュースを崩すのは難しく、機関砲のアステロイドが黒い欠片を貫くことはなかった。

 

「弾けろ」

 

 それを見て、頃合いだと思った俺は指を鳴らすと空中にあったメロンが弾け、ヒュースとヴィザ目掛けてトリオンの矢となり、降り注ぎ、何発かは当たらず地面に激突。その衝撃で土砂が舞う。

 

「黒い欠片を動かしてるから、煙が不規則な動きをしている」

 

「三雲さんなら透視出来るんじゃないんですか?」

 

「残念ながら、あの男見辛いから難しい」

 

 黒い欠片が不規則な動きをしている為か、土砂が舞って発生した土煙がおかしな動きをしている。

 京介とレイジさんはそのおかしな動きを何発か撃つのだが、弾かれる音が聞こえて手応えは1つも無い。

 

「スゴい……」

 

 その光景を見ていた修は圧倒される。

 顔見知り程度のレイジさんと色々と知っている京介と息ピッタリとは言わないものの、連携が取れている事に驚いている。

 

「メガネ先輩、そろそろ離れた方が」

 

『いや、まだ離れることはできない』

 

「なんでですか?」

 

『コナミがまだラービット全てを倒していない。

コナミの実力ならばラービットは倒せるが、1体ずつ倒そうとすれば残っているラービットが我々に向かう。程良く5体同時に相手をしていて多少の時間が掛かっている。足止めの誘導も出来ていないこの場を離れれば、相手も玉狛第一を無視してこちらを攻撃する』

 

 付かず離れず程よい距離で均衡を保っているが、何処かでバランスを崩せば多くのC級が狙われる。

 逃げ出せる準備は着々と出来ているのだが、逃げ出すチャンスが中々にやってこない。

 

「いくぞ!」

 

「三雲さ……!?」

 

 土煙が晴れていき、段々とヒュース達の顔が京介達でも見えるかなといった瞬間、レイジさんの横にいる斬月・真は走り出す。

 京介はまだ気付いていなさそうなので、種明かしをする。

 

「お前は後!!」

 

 ヒュースは後回し。後回しにしておくと危険だとしても、それでも後回し。

 防御に身を固めているヒュースを100m6.1秒のトリオン体基準では早いんだか遅いんだかイマイチよく分からない速度で走り、後ろにいるヴィザに突撃。ヴィザは持っていた杖の刃を抜いて、ソニックアローで斬ろうとする俺に応戦してくるのだが、その俺が消える。

 

「さぁ、どれが本物だ!!」

 

 斬月・真は四方八方と分身を作り、ヴィザを囲んでソニックアローで斬りかかる

 

「最近、歳のせいか若い頃と比べれば視力が落ちていましてね、どれが本物なのかさっぱりです。まぁ、トリオン体になれば視力や体力なんてものは全て無関係になりますが」

 

 前に全てがヴィザに斬られた。

 杖で真正面にいる斬月・真を、杖以外の刃で他の方向から攻めいる斬月・真を斬った。

 

「全て立体映像でしたか」

 

 斬られた斬月・真も全てが立体映像だった事に少しだけ驚くヴィザ

 原作知識で事前の情報があるのはアドバンテージだが、あくまでも知識に過ぎない。

 C級を逃がすためにも足止めや時間稼ぎをしなければならないのが分かっていたので、攻めるつもりなんて俺には無かった。

 

「……最初から全てフェイクだったのですね」

 

 情報収集と本物はどれ程なのかと確かめるべく、派手な動きをして分身を出すと同時に俺は光学迷彩で透明化。

 以降はレイジさんの左隣に立って、色々と指示。

 出来るだけ大声で叫び派手な動きで目立つ事により、声の位置がおかしい事に気付かせない様にしたが、隣にいるレイジさんは流石に気付いた。気付いていない京介は慌てたので、肩を掴んで飛び出したのが全て偽者だと教えた。

 聴覚を強化するサイドエフェクトを持つ菊地原やそれを連携に使う風間隊には効果はないが、この二人は聴覚を強化するサイドエフェクトを持っていないので通じた。

 

「情報収集完了」

 

 タネや仕掛けが割れかけているので種明かしを、京介の肩を掴んでいる俺は姿を現す。

 

「カメレオンみたいなことも出来るんですね」

 

「使えるものはなんでも使う。勝ったものが勝ちだ……取りあえず情報収集は出来た」

 

「そうか。なにが見えた?」

 

「角付きのは黒い欠片を磁力で操っていてヤバい。

腕銃はレールガンみたいなもので、集約して盾に使ったり反射板にしたり、何個か地面に突き刺さっている欠片から磁力が出ていて応用方法は多数あり。使用者が如何に優れているかで化けるタイプで時間をかけずに一撃必殺で倒すのが吉。

ジジイの方はざっくりと言えば京介とか太刀川さんが使っている剣みたいなのを複数出現させて広範囲で360度、どの方向からでも超高速で動かすことが出来る戦闘向け。応用が余り出来ないが、単純な剣の切れ味や速度が半端じゃないので防御できない。加えて使用者がジジイということなので恐ろしく実戦経験豊富で戦いたくない。

パワーアップして戦うより相手を弱体化する系で攻めた方が吉、複数名のレイジさんレベルが腕、足と倒す部位を決めての自爆特攻とかもありと言えばあり」

 

 相手の情報を求めてきたので教えると悩むレイジさん。

 相手は自分達よりも遥かに優れたトリガーを使うことは分かっていたが、どんなのかといざ聞いてみれば自身よりも経験豊富で戦闘に特化した単純だが強いトリガー使い、もう片方は戦う以外にも色々と出来る応用性に優れたトリガー使いで両方とも危険だった。

 

 

 

 磁力とそれで操る黒い欠片は応用性が高く、戦闘以外にも色々と使えるのでなにかをしてくる前に高火力で一撃で倒す。応用性が高く時間をかければ相手が自身を100%から70%の力しか出せないようにすることが出来るので、後先考えずに120%の力を出してさっさと倒す。

 

 

 

 広範囲に高速で動かせる複数の刃は攻撃に特化しており、攻撃の際には回避しか選択肢はなく戦闘以外の戦い方で時間をかけて少しずつ弱体化させて予想外の一手で倒す。火力勝負で挑めば基本的に負けるので自分が得意で有利な戦いをして120%の力を出すよりも、相手を70%に弱体化するのが良い。

 

 

 ヒュースとヴィザ。

 倒す際の方法が真逆といっても良い二人。京介もレイジさんも底を見せていないが、底を見せても二人同時では勝てない。

 

「私達のトリガーの情報収集と時間稼ぎ……ハイレイン殿が危険視するだけはありますね」

 

「ヴィザ翁、奴は自分が━━」

 

「いけません、ヒュース殿。我々はなによりも金の雛鳥を最優先で、殲滅や拠点の破壊は必要ではありません」

 

 ヒュースは俺を倒す事に集中しようとするのだが、ヴィザに止められる。

 この二人がここにいるということは現在、他の地区にもアフトクラトルの兵が出てきている。そいつらの事細かな目的は分からないが、少なくともこの二人は千佳を連れ去る事を優先しなければならない。下手に俺を相手にする事は出来ない。

 

「私の星の杖(オルガノン)やヒュース殿の蝶の楯の仕組みを見抜いた彼は持っていますね。目に関するサイドエフェクトを」

 

 わかっていたことだが、ジジイ、マジで鬼門だ。

 威力や速度なんかの単純な強さと経験による老練された強さの二つを持ち合わせている。

 このジジイを相手にする時にはカブトアームズのクロックアップで倒してやると最初に考えたのだが、クロックアップ=勝利じゃない事に気付いて中止にした。

 主に仮面ライダーカブト本編以外で見るのだが、クロックアップをクロックアップや高速移動以外の力で破られてる。というかカブトの第1話で天道総司がクロックアップしてくるワーム相手にクロックアップで対抗せずに弾幕を張って倒すとかいうクロックアップせずとも倒せますけどなにか?的な事もしている。

 あのジジイがどれだけ刃を出せるかは知らないが、広範囲で360度、あらゆる角度・方向から出して高速で動かせることから剣の弾幕が出来ると思うからクロックアップで倒せるぞという慢心は持てない。

 

「星の杖を見切る目を持つメロンの相手をすれば確実に時間を食われます、私達でなくラービットに任せましょう」

 

 ヴィザがそういうとメキリとなにかにヒビが入る音が聞こえた。

 何事かと音がする方向を見ると俺達とのちょうど間にある民家が崩壊し1体のラービットが出現、直ぐに俺には殴り掛かって来るのだが、ソニックアローで右腕を切断。

 

「ごめん、流れたわ」

 

 小南が巨大な斧で、接続機(コネクター)で繋げた双月で胴体を切り裂いた。

 

「他は?」

 

「市街地に逃げようとしたりしたけど、全部倒したわよ」

 

 流石、ボーダー最強の女子高生(斧)だ

 

「なんと色つきの新型をもう撃退したのですか……玄界の進歩も目覚ましいですね」

 

 ラービットで俺を撃退しようとしていたのだろうが、小南が全て倒したことによりそれはできなくなった。

 状況だけを見ればこっちが有利なのだが、ヒュースとヴィザ、どちらも一瞬で逆転する事が出来る。

 

「三雲、他になにが出来る?」

 

「超高速で動いたり宇宙まで飛んだり、炎や風を操ったり時間止める以外なら大抵の事は出来ますよ。後、3年ほど時間を与えてくれるなら時間を止められる様になります」

 

「最早なんでもありだがそんな時間は無い。お前が思う、一番有効なのを使え」

 

「どうするんですか?」

 

「全員でジリジリと退くことが出来ない以上、俺と小南が足止めをする。

向こうも足止めをする事を想定しているからお前は切っ掛けを作ってくれ。切っ掛けを作った後はお前も京介と一緒にC級を……修と千佳を守れ」

 

「……負けるぞ?」

 

「俺が負けたとしても、ボーダーは負けたことにはならない」

 

 ヴィザの音声を拾ったちびレプリカ経由でヴィザが黒トリガー使いと判明。

 こことは別の場所で戦っている風間さんが撃沈した連絡は届いており、逃がすことも考えればこの二人を同時に相手にして勝利する事は出来ないと判断したレイジさんは自身が倒されると見ている。

 

「武器を変えるから……で、時間を作れ」

 

 レイジさんの指示に従い切っ掛けを作らなければならないのだが、メロンエナジーアームズでこの二人を相手にするのは難しい。別のフォームになるために京介に時間を作る方法を教えた。

 

「マジすか……そんな風に普通は使いませんよ」

 

「使い方が悪いんだ。向ける方向を変えれば、距離を取れるぞ。ぶっつけ本番だ、やれ!」

 

「修が言った事を、本当にしそうだ、この人」

 

『フォーゼ!』

 

 メロンエナジーロックシードをゲネシスコアから外し、メロンエナジーアームズを解除。

 なにも纏っていないプランク状態になるとフォーゼロックシードを解錠し、フォーゼアームズが出現した。

 

「新しい武器!」

 

 門のようなものを開き、出てきたのはわけのわからないものとなれば潰そうとするヒュース。

 銃をフォーゼアームズに向けるのだが、遅い。

 

「エスクード!!」

 

「な!?」

 

『ロック、オン!』

 

 レールガンを撃つよりも先に京介がエスクードをヒュースの足元に出現させ、カタパルトの様に空中に飛ばす。

 ヒュースが飛ばされたことにより、ヒュースの黒い欠片を盾にしていたヴィザはがら空きとなりレイジさんと京介が銃を乱射するがヴィザは星の杖の刃を扇状に並べて盾として使い防いだ。

 

『リキッド!』

 

 その間にフォーゼロックシードをゲネシスコアに装填。レバーを押し込む。

 

『フォーゼアームズ!青春、スイッチ、オン!!』

 

「宇宙、き━━たとでも言っておいてやるか」

 

「いや、宇宙に行ってないでしょアンタ……」

 

 鎧武者 斬月・真 フォーゼアームズへと変身に成功。この姿ならば、ヒュースは倒せる……筈だ。




当小説が二乗ほど面白くなるおまけコーナーと言う名の設定というなの裏話


メガネ(兄)「当小説当小説が二乗ほど面白くなるおまけコーナーと言う名の設定というなの裏話!」

メガネ(会長)「いや~久しぶりにこっちでやるね。最近、説明だけだったのに」

メガネ(兄)「作者に文句を言え。
このおまけコーナー書くのに必要なギャグセンスそんなに無い癖にオペレーターだよ全員集合とか超特別大隊長大演習とか首狩り弧月とかリフレクトレイガストとかトライスターとかマンティス手錠とか余計な事ばかりを考えているからだ……因みに、メガネ(会長)は宇佐美だ」

メガネ(会長)「ボーダーのメガネ協会の会長だからね。因みに三雲くんも会員だよ」キラーン

メガネ(兄)「え、初耳だが?」

メガネ(会長)「メガネをつけると同時に皆、自動的に入会するシステムなんだ」

メガネ(兄)「強制入会は詐欺にならないのか?」

メガネ(会長)「大丈夫だって。入会費用とか無料だから」

メガネ(兄)「余計に胡散臭い……で、今回は?」

メガネ(会長)「今回は玉狛のトリガーについての説明だよ。
玉狛第一の三人のトリガーにはそれぞれ特別なトリガーがセットされていて、三人とも一般的なボーダーの隊員とは異なる戦いが出来るんだよ」

メガネ(兄)「特別、と言うが何処ぞのグラサンがスコーピオンをエンジニアと作ったが……」

メガネ(会長)「三人がセットしているのはボーダー制作なんだけど、ボーダーのエンジニアが作ったんじゃないの。
玉狛(うち)支部長(ボス)やエンジニアが独自に入手した技術をボーダーのトリガーに合わせて改造したりしたもので、ボーダーのトリガーと比べて強力だけどトリオンのコスパが悪かったり認可されてなかったり色々な理由があって、それを使っているから玉狛第一はランク戦に出ることを禁止されてるんだ」

メガネ(兄)「それさえ抜けば、ランク戦に出れるんだな?」

メガネ(会長)「レイジさん以外はね」

メガネ(兄)「レイジさんは違う……んだったな」

メガネ(会長)「とりまるくんと小南はセットされているトリガー以外は普通なんだけど、レイジさんはトリガーも違う。
正隊員が使っているトリガーはメイントリガーに4つ、サブトリガーに4つの枠で合計8つの枠なんだけど、レイジさんのトリガーはメインとサブが7枠ずつあって、合計で14枠あるの」

メガネ(兄)「通常よりも6枠多い……それってボーダーのトリガーをちょこっと弄くってるだけだから」

メガネ(会長)「セットできる枠が多いトリガーだけなら量産しようと思えば簡単に出来るよ。
ただ、その枠を作ったりそこにトリガーをセットしたり、弾を用意したりとか考えれば最低でもトリオン能力10以上は無いとダメで……あれ?」

メガネ(兄)「今のところ、トリオン能力が10以上で非常時じゃなくて常に前線で戦ってるのは出水と二宮さんと千佳だけで……ん?」

メガネ(会長)「いずみんは全部の弾を扱えるけど、枠がなくて二宮さんもバイパーを扱えるかどうかは分からないけど、単純なトリオンの火力だけで勝負できるから……二宮さんといずみんが使ったら、状況に応じて全ての弾を扱える?」

メガネ(兄)「千佳に至っては組み合わせなんでもありだな。
千佳の売りは黒トリガー並のトリオン量で、エスクードとかスパイダーとかグラスホッパーとかダミービーコンとかスタアメーカーとか攻撃以外のサブトリガーとスイッチボックスとかと組み合わせれる……よし、続けてくれ」

メガネ(会長)「あ、うん。
とにかくレイジさんはトリガーそのものをボーダーの物にしないと出れないと思う……因みに三雲くんのトリガーは」

メガネ(兄)「物凄く火力あるんだが、とあるデメリットがあるせいかトリオン消費度外視とかそんなのが無いんだ……デメリットがデカすぎるが」

メガネ(会長)「デメリットとはいったい……三雲くんのデメリットは置いておいて、先ずは小南のから説明をするね。
小南の玉狛トリガーは双月と接続器(コネクター)。双月は片手斧で、片手斧以外に特に変わったところは無いんだけど、接続器を使えばメインとサブの双月の柄をくっつけることが出来て小南よりちょっと大きな斧になるんだよ」

メガネ(兄)「斧か……」

メガネ(会長)「斧だよ。
伸びたり変形することができなくて大振りになるけど、火力が高くて状況に応じて双月の二刀流に変えれる」

メガネ(兄)「双月じゃなくて双月(斧)という名前だから作ろうと思えば双月(大剣)とか双月(槍)とかあるのか?」

メガネ(会長)「多分だけどあると思うよ……けど、双月(槍)だと片方が陽介が使っている弧月(槍)的なもので、もう片方が弧月とかじゃないと接続器の意味が無くて……槍と剣の二刀流って難しいから扱いづらいと思うよ?」

メガネ(兄)「私はハルバードと剣の二刀流出来るから問題ない……しかし、小南パイセン、自分に合う一品物を使っても攻撃力13で太刀川さんの14が越えられないのか……」

メガネ(会長)「あの人の弧月の二刀流は強いよ。
次にレイジさんの玉狛トリガーで、名前はフルアームズ。漢字で書けば全武装で……サンダーボルトのFAガンダム」

メガネ(兄)「サン■イズの物を出したらダメだ、ワールドトリガーは東映だ!東映繋がりだし、仮面ライダーでってなってるんだ」

メガネ(会長)「でも、それが一番しっくりと来るんだよね。
レイジさんの全武装は原作でもどんな感じか説明が入ってないから、ざっくりと言うね。
全武装はレイジさんがセットしているトリガー全てを出してサンダーボルトのFAガンダムみたいな武装をして、一斉放射の超火力で戦うから、トリオン効率は度外視だよ」

メガネ(兄)「そっか」

メガネ(会長)「……反応薄いね」

メガネ(兄)「レイジさんのトリガー構成からして全武装(フルアームズ)に使われているトリガーはレイガスト×2とアステロイド(機関砲)とアステロイド(突撃銃)とハウンド(突撃銃)で合計5つ……仮面ライダーの全武装はそんな生易しい数じゃない!完全無欠のボトル野郎をてんこ盛りと定義して良いのならば60のてんこ盛りだぞ」

メガネ(会長)「60!?」

メガネ(兄)「まぁ、完全無欠のボトル野郎は相手が強すぎるのと二号ライダーの主人公感が半端じゃないから活躍しなかったがそれでも強い……最強フォームなんだけどなぁ……よし、最後」シミジミ

メガネ(会長)「最後はとりまるくんのガイスト。
トリオン体のバランスを崩して一部にトリオンを特化させることが出来る……凄く分かりやすく言えば、攻撃力とか素早さのパラメーターを変更するトリガー。
甲、特、斬、速、射の五角形のパラメーターを5段階に変更が出来る、速のパラメーターを上げればトリオン体の足にトリオンが多く送られて素早さが、斬のパラメーターを上げれば弧月の切れ味が、射のパラメーターを上げれば弾の威力を上げれるんだ」

メガネ(兄)「本来は出せない威力や速度を出せるようにしているんだな」

メガネ(会長)「そう!……なんだけどさ」

メガネ(兄)「どうした?」

メガネ(会長)「トリオン体のバランスを崩して一部に集中させて本来は出せない威力や速度を出してるからトリオン体を上手く保てずに小南の双月とかレイジさんの全武装と違って時間制限があってトリオン満タンで284秒、4分44秒使うことが出来る……ううん、4分44秒しか使うことができない」

メガネ(兄)「言いたいことがあるならば、ハッキリと言えばいい」

メガネ(会長)「……なんで三雲くんは戦い続けることが出来るの?
必殺技を使えば物凄い火力を出すことが出来る三雲くんはそのまま戦い続けてる。トリガーとは別にトリオンを送り込む独立した装置を武器に取り付ければ、バランスを崩さずに威力を上げることは可能だけど今回はベルトから必殺技を出しっ!?」

通常攻撃の威力が100t越えで100t以下の威力の攻撃を簡単に受け止め時間を止めたり巻き戻したり出来る時間経過とともに10%ずつ攻撃力守備力が上がっていくあらゆるバグスターウイルスに対する抗体を持っているお母さん

「勘の良い子はダメ……貴女は打ち切りよ」

メガネ(兄)「長い……そして絶版じゃなくて打ち切りか。宇佐美、お前が玉狛一の頭が良いことを知っているが……知りすぎるのは良くないぞ?」



フォーゼアームズへの変身を成功した貴虎。
修達を逃がすべく、チャンスを作ろうとするのだがその時、悲劇が起きる!次回、ワールドトリガー!【磁・石・暴・走】に、トリガーオン!

 

ギャグ短編(時系列は気にしちゃいけない)

  • てれびくん、ハイパーバトルDVD
  • 予算振り分け大運動会
  • 切り抜けろ、学期末テストと特別課題
  • 劇団ボーダー
  • 特に意味のなかった性転換
  • 黄金の果実争奪杯
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