「着いたぞ」
「ここって……」
「玉狛支部よね」
悪魔と相乗りする勇気があるのならば強くなる方法があると熊谷に勧めると熊谷は強くなる為ならばどんな事でもすると覚悟を決めた。
本気には本気で返す、日浦達も強くなるのならばどんな事でもしてみせるとの覚悟を決めたので場所をボーダー本部から玉狛支部に移動した。
早速玉狛支部の中に入るとちびっ子S級もといバカ王子の林藤陽太郎が相棒で
「む、モテモテだな、ハーレムというやつか」
「違う」
那須隊を引き連れている私を見て感想を言う。ハーレムとか一夫一妻制度の日本では許されることじゃない。愛する女性は1人にして置かなければならない。陽太郎がニヤニヤと笑みを浮かべているので私は否定する。
「陽太郎くん、違うわ……1人だけを除いて」
「ちょ、ちょっと玲!なに言ってるのよ!!」
「那須、そういう悪ふざけはそこまでにしておけ……それで林藤支部長辺りは居るか?」
「
「……っち」
「舌打ちとか酷くないか!?」
林藤支部長辺りが居てくれたのならば話がスムーズに進んでいくのだが生憎な事に迅がいた。
出来れば会いたくない、会うとロクな事にならない相手だと私のサイドエフェクトが言っている。
「迅、誰か来た……お前は」
「どうも、こうしてちゃんと面と向かって話し合うのは初めてじゃないですかね」
迅の相手をしたくないと思っていると筋肉ゴリラもといボーダーで唯一の完璧万能手で1人で1部隊としてカウントされる実力者、木崎レイジさんが現れる。最後に会ったのは大規模侵攻で、その際にゴタツイていたからちゃんと向かい合って話すのはコレがはじめてだ。
「今日はなにをしに来たんだ?」
「熊谷達を鍛えにやってきた」
「ねぇ、三雲くん。玉狛支部に来たのってレイジさんや迅さんとランク戦をしろって事なの?」
玉狛第一の面々はそのトリガーが特殊が故にランク戦を行う事が出来ない
しかし、その強さだけはボーダー随一と言っても過言ではない物で手っ取り早く強くなる為ならば強い人と戦うのが1番だ。熊谷は勝てるかしらと少しだけ心配をしているので首を横に振る。
「本部でやると目敏いたぬきが五月蠅くて仕方がない……玉狛支部だと騒がれる事なくどうにか出来るから場所を借りに来ただけだ」
「迅さん達とランク戦をしないならいったいなにを……」
「まぁ、そこは色々と……修達は?」
「メガネくんはランク戦のデータ集め、遊真はB級に昇格する為にランク戦、千佳ちゃんは狙撃手の訓練に行ってるよ」
「……入れ違いになったのか」
出来れば修達も関わらせたいが……無理ならば無理で致し方ない。
空いている訓練室を使わせてもらう許可を迅から貰ったので早速訓練室を借り、熊谷達那須隊の面々はトリガーを起動してトリオン体に換装する。なにもない真っ白な部屋でトリオン体に換装している那須隊の3人はこちらを見てくるので私は持ってきたアタッシュケースを開いた
「迅、お前にはなにが見える?」
「メロンくんがメロンを纏うけどそれ以降が何故かはわからないけど見えない」
「なるほど、それは面白い事になっているな」
迅にも予知する事が出来ない出来事が今から巻き起こる。
『メロンエナジー!』
「え、メロン!?」
「変身」
『ロック、オン!ソーダ……メロンエナジーアームズ!!』
ゲネシスドライバーを取り出し、腰に装備。
メロンエナジーロックシードを取り出してゲネシスコアに装填し、レバーを押し込み仮面ライダー斬月・真へと変身を果たした。
「そんなのもあるの!?」
「そんな
私がボーダー製のトリガーとは異なるトリガーを持っていることを知っている熊谷は声を上げる。
言い方が独特だった為に那須は反応を示し、日浦は目を輝かせている。
「だからメロンさんなんですね!!」
「正式名称は
もっと細かく言えば仮面ライダー斬月・真だ。
私が迅にメロンくんと呼ばれる理由を知って日浦が納得を示す横で那須は疑問を持ったのか聞いてくる
「黒トリガーなの?」
「ボーダー製のトリガーとは異なるトリガーを隠し持っていたとだけ言っておこう」
「那須ちゃん、日浦ちゃん、これ一応はシークレットだから内緒にね」
超が付くほどの機密事項ではないのだけれど、一応は秘密にしておかないといけない。
私としては既に色々なところで出没しているので別に秘密にしておかなくてもいいと思っているが、そこは組織なので機密を守らないといけない。持っているソニックアローを置いて、ここからどうすべきかを考える。
「この姿の三雲くんとバトルするのね」
「いや、戦わない……今日するのは戦闘力を上げる訓練じゃなくメンタル、精神を鍛える訓練をする」
この状態の私は生身の肉体に鎧を纏っている状態に等しい。
熊谷達のトリガーで斬られると冗談抜きで生身の肉体にダメージを受けてしまう。有事の際にしか使わないのはその為でもある。
「精神を鍛える?」
「知っての通りボーダーの隊員は中高生が殆どだ。トリオン器官の都合上そうなっている。私もそうだがまだまだ青二才の子供で精神が未熟でちょっとした事でも動じてしまう、焦ってしまう可能性もある……特に上に上がろうとガッツイた結果逆にミスを犯すとかいう場面もありうる」
那須達は私みたいな人生二回目と違って花も恥じらう乙女な女子高生。
精神の面ではまだまだ子供なところもあったりする。仲間意識が強かったりするのは良いことだがそれで状況判断能力が遅れを取っていては話にならない。
「精神を鍛えるのは分かったけど、どうやって鍛えるの?バンジージャンプでもするのかしら」
「そこを悩んでいるところだ……圧倒的な力で叩きのめすのもありだが、今回はコレにする……迅、ゲネシスドライバーと訓練室は繋がっているか?」
「ああ、問題無く繋がってるよ」
「そうか……ならば、コレで決まりだ」
『ディケイド!』
ディケイドロックシードを取り出して、解錠。
頭上にジッパーが出現して開くと中からマゼンタ色のバーコードウォリアー、最強と名高い仮面ライダーディケイドが姿を現す。
「このピンク色のと戦えばいいの?」
「戦ったところで瞬殺されてしまう。ディケイドで戦わせるのはもうそれはただのイジメだ」
「このピンク色、そんなに強いんですか!?」
「強いぞ」
夏目から聞いた情報だけどもハイパームテキゲーマーに変身できる。
私の召喚したディケイドが装備しているベルト、ネオディケイドライバーで平成二期以降の仮面ライダーにもカメンライド出来る。まともにやりあえば使用者がトリオン切れにならない限りは絶対に負けないと言っても過言ではないオーマジオウの次に最強だ。
「今からお前達はなにが起きようが動じてはいけない。動じてしまったら迅が一回お尻を擦る」
「はぁ!?」
「っちょ、メロンくんなに勝手な事を言ってるの?確かに熊谷ちゃんのお尻には魅力を感じるけどもそんな堂々とするわけないじゃん。サイドエフェクトで怒られないタイミングを視て触ってるんだよ」
おい、こいつどうしようもないクズだな。
迅がポロリととんでもない事を言うと那須達からゴミを見る様な目で見られるのだが、コレばっかりは日頃の行いが悪いのでなんとも言えない。
「大体お尻の何処がいいんだ……大きなおっぱいだろう普通」
「熊谷ちゃんはそっちの方も魅力があるけどオレは断然お尻」
「
「ぬぅお!?」
「ぎゃあああ!!」
くだらない猥談をかましていると那須から制裁を受ける。
ボーダーの弾は流れ弾対策として生身の肉体に当たっても問題無い様に出来ているがトリオンで出来ている鎧の上に命中して衝撃が走るので地味に痛い。
「迅さんも三雲くんもなにを言い争ってるのよ!!」
「そうよ……くまちゃんの良いところは体じゃないわ。活発で明るい性格もいいとこなのよ」
「玲!?」
変なところで乗っかかってきた那須に熊谷はどうしてこうなるのと言った顔をする。
それもこれもこの場に居合わせていた迅が悪い。迅が居なければセクハラなんてしなかったのだから。
「このピンク色の人型トリオン兵が私達に精神攻撃をしてくるんですね」
「まぁ、平たく言えばそうだな……ということでチェンジだ」
ディケイドの特徴はディケイドに在らず。
ディケイドはライドブッカーから仮面ライダーのカードを取り出すとネオディケイドライバーに装填する。
『KAMEN RIDE BUILD KUMA TEREVI』
「お、姿が変わった」
『ハチミツハイビジョン!クマテレビ!』
呼び出したディケイドはディケイドビルド クマテレビフォームに変身した。このフォーム、てれびくんにしか出てこなかったフォームだが……まぁ、なんとかなるだろう。突っ立ってても仕方がないので精神修行の一環だという事もあるので全員で座禅を組んで一列に並ぶ。
「右が熊で左がテレビってなんだか歪な形ね」
「まぁ、2つで1つだからな」
那須はビルドの変わった見た目を気にするが、仮面ライダーにはもっとカラフルなのも居るわけで気にしていたらキリがない。
因みにだがここでこのトリガーを使っているのはボーダー上層部に内緒な話だが、玉狛支部はちゃっかりとデータを収集している。まぁ、ゲネシスドライバーにもデータ解析機能とか付いているので取られてもなにも問題は無い。
「あ、テレビが動き出しました」
座禅を組んで全員が集中して意識が高まっている頃、クマテレビの左側のテレビが動き出す
ザザーと砂嵐の様なものが流れており、徐々に徐々に乱れている映像が整うと……私が映し出されていた……何故に私なのだろうか、いや、待て。この状況の私、何処かで見たことがあるぞ。
『うーっす!誕生日おめでとう、コレ、おれからの誕生日プレゼントな』
そう、確か誕生日の日にコレと似たような出来事が起こった。
出水から誕生日プレゼントを貰ってどんな物なのかを確認すると固まっている。
『十分の一か……』
「っぶ……」
「熊谷、精神を乱すな」
出水から貰ったプレゼントの中身を確認するとボーダー公式グッズである【千発百中】Tシャツだった
意味を知れば深いものなんだと認識する事が出来る。当然、私は出水の【千発百中】の意味を知っているのだがこの時は困惑していた。
『ボーダーもよくこんな物を公式グッズとして販売しているな。無理にデザインをしなくていい分作るのが楽なのかもしれないが、こんなの買う奴が居るんだろうか……ちょっと気になるな』
出水の【千発百中】Tシャツに狂気を感じていた私はノートパソコンを起動する。
見るのは当然ボーダーの公式HP……ではなく大手の通販サイトでボーダーのグッズのレビューを確認する。
『なんかやたらと外国語のレビューが多いな……え〜っと、【日本語が書かれたシャツを探していていいのが見つかりました】【クールな日本語が書かれていて最高です】…………日本に行ったこと無いけども日本に憧れてる日本語が好きな外国人が買ってるのか!?』
「クスッ……」
「那須、動じるな」
「無理よ、だってだって……面白いじゃない」
プルプルと震える那須は笑っている。
出水の【千発百中】Tシャツに関する真実を知れば誰だって爆笑の渦に飲み込まれるだろう。表情を変えないように必死になって頑張ってるけど日浦と熊谷もプルプルと震えている
「あのシャツそんな感じの需要があったのか」
唯一笑ってもいい迅は爆笑している。出水の【千発百中】シャツの実態を見てゲラゲラと笑っている。
「砂嵐っと別の映像が流れ出たぞ」
『はぁ、モテたいわ』
出水の【千発百中】Tシャツの熱が冷める前にテレビの映像が切り替わる。
今度は生駒さんが映し出されており、何時も通りの愚痴を零しているのだが問題はその愚痴を零す相手が迅だという事だ。クマテレビの能力がどんなものなのかはイマイチ理解していないが、コレは恐らくだが実際に起きた出来事が映し出されている。
「メロンくんストップ、カメラ止めて」
「断る。熊谷達の精神を鍛える修行なんだ……動じない事が大事なんだ、お前も笑っていられる立場に何時までも居れると思ったら大間違いだ」
この後、なにが起きるのか知っている迅はテレビを止める様に言うが止める必要はない。自分だけ美味しい思いをすんじゃねえ。
『モテたいモテたいって言うけど、モテまくったら嵐山みたいに忙しくなるんだぞ』
『ええやん。ボーダーの顔になって皆が俺の事をワーキャー言ってくるんやろ?俺もいっぺんワーキャー言われたい。皆の人気者になりたいんや』
『じゃあオレと一緒に暗躍するか?一緒にボーダーを影で支えていこうぜ』
『いや……迅は嵐山の下位互換みたいなもんやろうが。人気者とは若干違うやろ。見た目が似てる以外同じなとこはないやろ』
『むかっ!』
意外とキツい毒を吐いた生駒さん。
迅もムカッと来たのか言い争うのだがそこに柿崎さんが止めに入った。
『お前等な、公共の場で騒ぎを起こすんじゃない』
『だって生駒っちが』
『だってじゃない!第一なにで騒いでたんだよ』
『生駒っちがモテたい言い出したのがはじまりだよ、な』
『せや。どうやったら嵐山みたいにモテモテになれるか迅に相談しとってん』
「やめて、もうこれ以上先を流すのは止めてくれ!!」
「いいや、止めない。面白い展開が待っている!!」
『柿崎さん』
『照屋か、ちょっと待っててくれ。今この2人を叱りつけてるところだから』
『いえ、時間が空いていれば何時でも大丈夫ですよ』
言い争っている生駒さんと迅を止めに入った柿崎さんに声を掛ける照屋。
迅と生駒さんの一件を終わらせてからで大丈夫と言うと照屋は柿崎さんの側に立って見守るのだが生駒さんが震える
『こんの裏切り
『お前、すまし顔でなにしてるんだよ』
『はぁ?お前等、なにに対してキレてるんだよ』
「被告人、なにに関してキレてたんだ?」
プルプルと震える那須隊を前に被告人もとい迅が生駒さんと共になにに対してキレているのか尋ねる。
迅は恥ずかしがって顔を両手で覆い隠している……恥ずかしがらずにカッコつけずに嘘偽りなく答えろ、実力派エリート
「柿崎が1番のリア充だって嫉妬しました……」
「男の嫉妬は女の嫉妬以上に醜いぞ……事実なのは確かだが」
柿崎さんを待っている照屋、マジで女房感溢れている。
嵐山さんはボーダーの顔だが、真の意味でリア充なのは柿崎さん。これボーダーの中じゃ地味に有名な事実……まぁ、私はまだボーダー隊員ではないが。
「お前等、動じるなと言っているのに笑いすぎだぞ」
それはさておき、熊谷達を注意する。
精神を鍛える修行でなにがあっても笑ったりしない、平静を保たなければならないこの修行で熊谷達は大声では笑っていないが、小さくプルプルと震えたりして笑ってしまっている。
「あんなの見せられたら笑うしかないじゃないですか!」
「そうよ、笑うななんて言う方が無茶だわ!」
笑ってしまった日浦と那須は異議を唱える。
確かに迅と生駒さんのやり取りは面白いと言える。笑うなという方が無茶だが、与えられた無理難題を越えてこその修行である。
ディケイドビルド クマテレビのテレビ画面は再び砂嵐が巻き起こると今度は諏訪さんが映し出された。
『はい、カンパーイ!』
「コレは……飲み会だな」
諏訪さんがビールジョッキを片手に音頭を取る。
なんの集まりかと思えばレイジさん、寺島さん、風間さんの21歳組+堤さんの飲み会だった。
『プハァ、酒が飲めるボーダー隊員が順調に増えてきてなによりだ』
『堤、
『はい、一仕事した感があります』
ゴクゴクとジョッキに入ったビールを飲み干していく5人。
満足したのかメニュー表を開いておつまみを何にするのかを話し合うのだがここで堤さんが動く
『すみません、日本酒を頼んでいいですか?』
『おう、頼め頼め。今日は俺らの奢りだからじゃんじゃん高い物を頼みやがれ』
『じゃあ、大吟醸を……ここ結構お酒のレパートリーが多いんですね……ビール以外の新規を開拓してみようかな』
『ならばルシアンコークはどうだ?ウォッカのコーラ割りで飲みやすいぞ』
『そうですね……カルーアミルクにしてみます!』
寺島さんのオススメを選ばずにカルーアミルクを頼む堤さん。
『早く酒が飲める奴等、増えねえかな。東さんとか冬島のおっさんだと年長者の引率者になっちまって酒が一緒に飲めねえ』
『コレばかりは待つしかない……それまでボーダーに残留しておけよ』
『わぁってるよ……すみませ〜ん、生一杯』
酒が進むに進んでいく諏訪さん。
色々と愚痴ったり馬鹿笑いしていると注文してたおつまみとお酒が運ばれてきて、画面は堤さんと諏訪さんとレイジさんが映し出される。
『コレがカルーアミルク……』
『レイジがゆりさんに飲んでもらいたい酒No.1に君臨する』
『諏訪!!』
『ミルクティーみたいで飲みやすいですね』
『それもゆりさんに言ってもらいたいんだとよ』
『諏訪ァ!!』
『ゴホぉ!?』
『今のはお前が悪い』
レイジさんの顔を真っ赤にさせて拳骨を叩き落された諏訪さん。
寺島さんはルシアンコークを飲みながら冷静な判断を下す……恋愛関係を無理に弄る諏訪さんが悪いな。
『ゆりさんに飲んでもらいたいって言うけど、あの人結構酒豪だぞ』
『それはそれでいいんだ!』
「ストップ、メロンくんストップ……これ以上はホントにマズい。レイジさんにバレると蜂の巣にされる」
考える事の出来る筋肉ことレイジさんの痴態を晒しに晒しまくっている。
改めて思うのだがなにを見せられているんだろう、私達は……笑ってはいけない状態な事だけは分かる
「流石に他人はマズイな、チャンネルを切り替えろ」
これ以上レイジさんの痴態を晒しものにするわけにはいかない……面白かったけども。
『おはようございます、那須さん!』
「今度は小南ちゃん?」
ザザーと砂嵐が流れてチャンネルが切り替わると今度は小南が映し出された。
学生服を着ていて那須に挨拶をしている事はお嬢様学校だ……お嬢様学校で猫を被っている小南を見せつけられるが、那須にとっては日常茶飯事な光景なので一切動じない。熊谷達も猫を被ってるのを知ってるのか、そうなんだと平常心を保っている……迅は横で爆笑している。普段がアホの子だけあってか、偽りのお嬢様はさぞ面白かろう。
「メロンくん、もっと他にないの?」
小南の爆笑必須のお嬢様姿を見て笑うに笑い、満足した迅は次を要求する。
次となると烏丸に騙された小南シリーズになっていくので面白味に欠けてしまう。
「なんかスゴいの出ろ」
本来の目的である那須隊のメンタルを鍛える事を忘れ、面白いものが出てくる様にディケイドロックシードに念じる。
思いが伝わったのかディケイドビルド クマテレビのテレビ画面がザザーと砂嵐が流れると私が映し出された……どういう状況だ。私の中で他人から見て面白い状況なんて早々に無いぞ
『これはどうだろう?』
ダミ声の女性っぽいモザイクまみれのなにかに私は声を掛けられる…………
『どうだろうってメイド服じゃないか』
『おかえりなさいませ、ご主人様。なんて言ってみたりして』
『冗談は止してくれ。私はお前のメイド姿を見たくない』
『何故なんだ?』
『メイドというのは従者の一種だ……私と
『……貴虎』
モザイク処理と音声処理が掛かっている上での一連のやり取りを4人に見せつけられる……
「さ、次に行くか」
「え、っちょ、メロンくん!!今の映像はなんなの!!」
「お前の想像通りのものだ。未来視のサイドエフェクトを持っているんだろう、この程度の事でいちいち動じるな」
流れた映像を見て何事も無かったかの様に話を進めていこうとすると迅から説明を求められる。
なにを見せつけられたかといえばそうとしか言いようがない……そう、別になんてことはない日常の一コマだ。
「三雲くん、ホントに居たのね」
「疑っていたのか?生憎だが妄想でも二次元でもなんでもなく居るんだ……」
「どんな人か確かめたいからモザイク処理をどうにかしてくれないかしら」
「そういう感じのノリになるから言わないようにしてるんだ。はい、今のは見なかった事にしろ」
那須がぐぐっと来ているので適当にあしらう。
「み、三雲くん、あんな事を平然と言えるの!?」
「なんだ?酒でも飲んでると言いたげだな……素面だ」
素で言っている……
「アレは完全に私のプライベートだから忘れておけ、見なかった事にしろ……お前等動じるなと言っているのに精神が揺れ動きすぎだ」
「三雲さん、なんであんな事を言ったのに真顔で居られるんですか!?」
顔を真っ赤にして日浦は聞いてくる
「何故って……日常茶飯事だからな」
別にアレぐらいは何時もやっている事で、顔を真っ赤にさせることではない。
「アレが日常茶飯事……メロンくん、今のをモザイク処理無しで」
「やらん!」
こういう感じのノリになるから言わないようにしてるんだ。
迅はウキウキで聞いてくるので断るのだが那須隊の面々も続きを見たそうにしている。コレではメンタルを鍛える訓練にはならないのでディケイドロックシードを使った訓練は中止になった
感想お待ちしております
ギャグ短編(時系列は気にしちゃいけない)
-
てれびくん、ハイパーバトルDVD
-
予算振り分け大運動会
-
切り抜けろ、学期末テストと特別課題
-
劇団ボーダー
-
特に意味のなかった性転換
-
黄金の果実争奪杯