いつも通りの時間に目が覚めました
「おはようございます」
先に起きていたクロードお兄さんに挨拶をして椅子に座る
「おはよう、随分早いがいつもこの位に起きているのか?」
現時刻は朝の5時です
「そうですね、この位に起きてお散歩するのが日課です」
お庭をお散歩して庭師のお爺さんに朝の挨拶をしてから戻って朝食を食べてるのですよね
「健康的でいいが、小学生らしくは無いな」
「よく言われます、それじゃちょっとお散歩行ってきますね」
「朝食までには戻るのだぞ」
「はーい」
セーフティーエリアから出ないようにゆっくりと歩いていきます
ここのセーフティーエリアは結構広く元々4~5のPTで使う用だったのかもしれない
そろそろ戻ろうと振り返ると
「朝食出来たからかえってこーい!」
コテージの方からユンお姉さんの声が聞こえてくる
「今行きまーす!」
こちらも大きい声で返し走って向かう
昨日のご飯も美味しかったですし、楽しみです
*
朝食を食べ終わり食事中に決まった振り分けで二手に分かれる事に
マギお姉さん、クロードお兄さん、リーリーお兄さんの3人は北へ
ユンお姉さんとわたしの二人は欲しい素材を集めに南東へ
「ユンお姉さん、よろしくお願いしますね」
「ああ、よろしくな」
南東の方へ歩いて行きながら食材系のアイテム、ブルースライムからドロップするブルーゼラチン、薬草も採取していきます
しばらく採取しつつ歩いていくと開けた場所に出ました
小高い丘から見えるのは広大な小麦畑
他のプレイヤーの方達も採取しているのがチラホラ見える
「ユンお姉さん、わたし達も小麦採りに行きませんか?」
「そうだな、採り行くか」
丘から下り小麦畑に入り少し離れて刈り取り始める
「刈り取ったら俺が加工するから置いといてくれればいいからな」
「はい」
採取用のナイフで刈り取り積み上げていく
小麦粉で作れる料理っていうとパスタにパン、主食があるのは嬉しいですね
「よし、じゃあ加工っと」
スキルで小麦粉と藁束に加工してもらいインベントリにしまう
「ふーいい時間だし昼飯でも食べながら休むか」
「そうですね、掲示板もちょっと見て見ませんか?」
「情報を収集するのも大事だしな」
ユンお姉さんがお弁当を準備してる間にイベント期間限定の掲示板を開き見ていきます
「他の所のPTは悲惨ですね、主に食事関係が・・・」
持ってきた食べ物は尽き、未鑑定の果物食べたら混乱して味方を攻撃しちゃったとか、しかも前衛のアタッカーが・・・
「そんなにか?」
「PT壊滅寸前までいった所もあるみたいです」
「うわ・・・」
ん、幼獣掲示板?
「わ、可愛いですね」
そこの掲示板は仲良くなった幼獣を自慢している板でした
「いいなー、俺も早くパートナー見つけよう、とりあえず腹ごしらえして・・・」
ユンお姉さんが自身の横に手を伸ばすが空を切る
「って弁当がな、い?」
「え?」
置いてあったと思われる場所の横には白い子馬が横になって寝ています
「馬? お前いつからいたの・・・」
こちらに気がついたのかユンお姉さんの顔をじーっと見ていたと思ったら蜃気楼のようにグニャアっと歪み視界から子馬が消えてしまう
「消えた、た?」
「幼獣・・・ですかね?」
ユンお姉さんが子馬がいた所をじっと見る
「お前ステルス搭載かよ・・・」
「そこにまだいるのですか?」
「ああ、俺は【発見】のセンスで見れるんだ」
「凄い子ですね」
「たぶん弁当食ったのこいつだ、ごめんなシズクの分まで食っちまったみたいだ」
「いえいえ、ユンお姉さんが悪くないですよ」
「しかたない、調理キットで野菜炒めでも作るか」
ユンお姉さんが野菜炒めを作り始めると先ほどの子馬が現れてフライパンをじーっと見つめ始めます
「・・・まだ食うのか」
言葉が分かるのか頷く子馬
「・・・あげてもいいか?」
こちらに振り向いて申し訳なさそうに聞いてくるユンお姉さん
「ふふ、いいですよ」
「ごめんな、俺たちはさっき採ってきた果物食べるか」
「はい」
子馬がもっしゃもっしゃと野菜炒めを食べているのを見ながらリンゴのような果実を齧る
「あ、これ結構美味しいですね」
「ほんとだ、甘いな」
しゃりしゃりと食べていると子馬が食べ終わりユンお姉さんの方を見ている
「・・・・・・お前俺と一緒に来るか?」
その言葉を聞いた子馬はユンお姉さんの胸に鼻先を押し付けて座らせると膝の上に顎を乗せて寝てしまいました
「はは、寝ちまったよ、ごめんなシズクしばらく動けそうにないわ」
「大丈夫ですよ、それならわたしはもうちょっとこの辺りの採取をしてきますね」
立ち上がりお尻についた草を払う
「悪いな、俺もこいつが起きたら合流するよ」
手を振って小麦畑に向かう
「もうちょっと小麦を刈り取っておきましょう」
採取用のナイフを取り出そうとしたところで森の方から何かが飛び出してくるのが見え、武器を取り出し構える
「えっと、エビ・・・ですかね?」
見た目がエビにしか見えない、名前は・・・ヒマツブシザース?
「名前はともかくユニークモンスターなのは確かみたいですし、倒す意外に選択肢は無いですね」
距離がまだ遠いのでいつものようにカイリーを取り出し投げる
「一割は削れましたかね?」
アーツを使っていないのでスタンはしない物のダメージは与えれるのを見て立て続けに2本のカイリーを投げダメージを稼ぐ
「半分まで削れたけど、もうカイリーの距離じゃないですね」
エビのHPは半分まで削れたものの既に攻撃が届く距離まで接近されてしまい、わたしも動き始めなければならない
「ヒットアンドウェイで行かせて貰いますね!」
地面を蹴って横に飛びエビの攻撃を回避しつつ武器を振って分銅部分を叩きつけて距離をとる
「ちょっと硬くないですかあなた」
クリーンヒットでしたがHPがあんまり削れていません
部位狙いで弱点とかを狙わなければいけませんかね?
エビが再び飛び掛ってきます
「あぐっ!?」
気がつくのが遅れて体当たりで吹き飛ばされてしまい地面を転がる
「いたた、HP8割持ってかれちゃいましたよ・・・」
エビは体当たりをした直後で体制を戻している途中だ
「でもふっ飛ばしてくれたおかげで距離が稼げましたよ、強衝擲!」
カイリーを出してアーツを発動してまだ立て直し途中のエビに向けて投げスタンさせる
「これで止めですよ!」
フラフラしているエビに向けて跳躍してアーツを発動しつつ武器を振り下ろす
「強打!」
鞭系の最初に覚えるアーツで強化した振り下ろし分銅部分がエビに食い込む
「やりましたか?」
顔を上げて確認するとエビはデータの残照を散らしながら消えていく所でした
「よかった・・・」
インベントリからポーションを二本出し飲み干す
HPが全快になり一息つく
「ドロップ品は・・・本、ですか? 駄目ですね読めません」
開いて見ても文字が読めないのでインベントリにしまい、投げたカイリーを回収に向かう
「これで全部ですかね」
一本一本損傷度合いを見つつインベントリにしまい最後の五本目のカイリーを拾いじーっと見る
「これなんか酷く痛んでませんか?」
そこで五本も投げた覚えが無い事に気がつく
「敵・・・ですか?」
スーッと背筋が寒くなりカイリー?を落として跳び退る
落ちた瞬間カイリー?が煙に包まれ見えなくなる
警戒して武器を構えていると
「うゅーん」
狸がいました、正確には子狸がこちらを見て首を傾げています
「幼獣・・・?」
名前も出ないし敵MOBでは・・・無い?
「よかったー」
気が抜けてその場に座り込む
「うゅーん?」
子狸が顔を覗き込んできます
「あー大丈夫、ちょっと驚いただけですから」
心配で見に来てくれたらしい子狸の頭を撫でる
「わ、こら、くすぐったいですよ」
子狸が頬をぺろぺろと舐めてきてくすぐったい
「・・・あなた、わたしと友達になってくれる?」
子狸の顔を見る
「うゅーん」
何を言ってるか分からないけど擦り寄ってきてるから連れて帰っても・・・いいのでしょうか?
「よし、じゃあ一緒に行こう」
子狸を抱き上げて連れて行くことにする
「ユンお姉さんの所に戻らないと」
子狸と一緒にユンお姉さんのいる場所に向けて歩き出す
*
「ユンお姉さんがいないのです」
「うゅーん」
[装備]
武器:文銅フレイル
頭部:犬耳ヘアバンド
外着:
内着:CS No.7 クー・シー
腕部:
胴体:
腰部:CS No.7 クー・シー
アクセサリー:
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【縄術Lv27】【投擲Lv19】【目星Lv21】
【木工Lv18】【鍛冶Lv11】【細工Lv16】【生産の心得Lv13】
【速度上昇Lv24】【攻撃力上昇Lv23】【跳躍Lv24】
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[控えセンス]
なし
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