TS少女は作りたい   作:ミリウ

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しゅうしょくかつどうつらい


15話

昨日の晩御飯は大変美味しゅうございました

 

さて、今日はまた二手に分かれて探索&採取です

 

「では行ってきますね」

 

「今日は湖の方へ行ってみるので貝とかエビとかの食材に期待しててください」

 

湖には干潟があるらしくエビや貝などを取ってるSSで見れたのでとても楽しみです

 

「ちゃんと二人とも帰ってきてね?」

 

現在何故かマギお姉さんに妙に心配されています

 

「本当に二人だけで大丈夫?やっぱり私も付いていこうか?」

 

「大丈夫ですよマギさん、俺もいますしシズクもしっかりした良い子ですから」

 

「ということだから行くぞマギ、今日こそ素材を見つけるんだ」

 

「あ~ユンくーんシズクちゃーん」

 

クロードお兄さんに引き摺られていくマギお姉さんを見送る

 

「あー・・・よし、じゃあ俺たちも行くか」

 

「ふふ、はい」

 

湖へと歩きだし始めると昨日のお馬さんがどこからとも無く現れました

 

「やっぱり近くにいたか、お前もベースキャンプに残ればいいのにな」

 

嬉しそうに駆け寄ってくるお馬さんを見ていてちょっとストーカーみたいとか思ってしまいました

 

「いつまでも名前がないと不便だよな? 喋らないからクチナシとか・・・っいて!」

 

お馬さんが怒ってユンお姉さんに頭突きをかましている

 

あれ結構痛そうですね

 

「ごめんごめんって、じゃあリゥイ、リゥイってのはどうだ?」

 

「可愛い響きですね」

 

暫らくユンお姉さんの顔を見つめた後、プイっとそっぽを向きましたが実力行使に出なかった所を見るに気に入ったみたいですね

 

「じゃあ行きましょう」

 

「お待たせ、行こうか」

 

 

               *

 

「わー綺麗な所ですね」

 

「本当に綺麗だな・・・っとリゥイは干潟がだめか?」

 

リゥイは干潟に入る事を嫌がったようなので一時的に別行動ですね

 

「とりあえず干潟の食材を採るか、シズクは貝を頼むな」

 

「はい、任されました」

 

よし、沢山採りますよ

 

「モミジ手分けして集めよう?」

 

「うゅーん」

 

モミジは頷き貝を拾いに駆け出していく

 

「わたしも採らないとですね」

 

ぱっと見で見つかるので簡単に溜まっていきます

 

「これのアイテム化は貝柱を切れば良いはず」

 

掲示板に乗っていた情報を思い出しながら作業を進める

 

「うゅーん」

 

モミジが帰ってきたみたいですね、そういえばモミジだと一つしか咥えてこれないですよね

 

「お帰りなさいモミジよく考えたら沢山は持てませんよねごめんね?」

 

「うゅん?」

 

謝りながら振り向くとそこには首をかしげているモミジとその隣にある大量の貝でした

 

「こんなに沢山どうやって・・・いえ、持ってきてくれてありがとうモミジ」

 

頭を撫でると嬉しそうに鳴く

 

「うゅん」

 

「よし、じゃあ下処理してアイテム化してしまいましょう」

 

撫でるのをやめて採取用ナイフで貝柱を切っていく

 

「・・・モミジ食べたいの?」

 

横で涎を垂らしながら見てくるモミジに捌いたばかりの貝の身を差し出してみる

 

「ゅん!」

 

嬉しそうに食べるモミジ・・・生でもよかったのでしょうか?

 

「これで終わりっと・・・」

 

モミジが食べてる間にこちらの作業は終わりそろそろユンお姉さんと合流しようと辺りを見回すが見当たらない

 

「あれ、またいないです」

 

たしか【泳ぎ】のセンスも持っているらしいので湖でしょうか?

 

「あ、いました」

 

湖の真ん中近くに丁度顔が見えます

 

「ヨウショクって洋食のことかよ!!」

 

「あー・・・何かあったんですね」

 

ユンお姉さんはこちらに気が付くと宝箱を持って泳いでくる

 

「よーシズク、ユニークMOBがいたから倒してきたんだが、キャンプ用品だったんだ」

 

「それは何か殺意高くありませんか、水中戦闘しないと手に入らないとか」

 

「だよな、【泳ぎ】のセンスなんて取ってるやつって少ないだろうし」

 

水中だと地上みたいに動けないから戦いにくいでしょうし、怖いですね

 

「それと水底に遺跡っぽいのがあった、今から行くけど一緒に行くか?」

 

「わたしは【泳ぎ】センスもってないですよ?」

 

「大丈夫だ、俺が引っ張ってやるから息を止めてるだけで行けるはずだ」

 

「じゃあお願いしてもいいですか?」

 

「まかせろ」

 

モミジには待ってて貰って水底の遺跡へ

 

               *

 

「暗いですね」

 

「お、松明があるな」

 

ユンお姉さんが早速先ほど手に入れた洋食セットのライターで松明に火を点けてくれて明るくなる

 

「壁画ですね」

 

「この大陸に住んでる物の絵、かな?」

 

「モンスター・・・でしょうか?」

 

部屋の中にはいくつかの壁画があり、恐らくこの大陸の事が書かれているのだろうと推測できます

 

その中でも特に異彩を放つ壁画は、目の様なものがあり黒い触手のような物が生えた大きなナニカが動物を食べている、そんな壁画でした

 

「一応スクショ撮っておくか」

 

「そうですね、わたしも撮っておきます」

 

一通り撮り終えて更に奥の通路に向う、罠を警戒していましたが一切ありませんでした

 

「あ、ユンお姉さん宝箱がありましたよ」

 

「今度はキャンプ用品とかじゃなければいいんだが」

 

軽く調べて罠が無い事を確認し、宝箱を開けてみる

 

「武器?」

 

「杖、戦斧、一対のダガーに弓、あとモーニングスター・・・武器ですね」

 

「あ、メモも入ってた」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

≪おめでとう!≫

 

≪この宝箱の中身はユニーク武器だ!≫

 

≪あなた達パーティーが最も使う武器です≫

 

≪詳細は鑑定することで分かります≫

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「パーティー・・・マギさん達の分もちゃんとあるんだな」

 

「良かったですね」

 

「ああ、それじゃそろそろ戻ろう」

 

「はいです」

 

               *

 

「ふー、やっと帰ってこれたなー」

 

「わたしはユンお姉さんに引っ張ってもらってるだけだったので楽でしたがユンお姉さんは大丈夫ですか?」

 

「おう、大丈夫だぞシズク軽いからな」

 

「それならよかったです」

 

服の水を切りながら干潟を歩きモミジとリゥイを探します

 

「リゥイーモミジー」

 

「どこですかー」

 

呼んでみるとモミジを背に乗せてリゥイが現れる、結構近くにいたみたいです

 

「いたた! ほっぽっといて悪かったって、リゥイお前角があるんだから頭突きは勘弁してくれ」

 

ユンお姉さんは長い時間放って置かれたせいで怒ったリゥイに頭突きを見舞われている

 

「モミジは怒ったりしないんですか?」

 

「うゅーん?」

 

・・・怒ってはいないようでのほほんとしている

 

「やっぱり幼獣も一匹一匹性格が違うのですね」

 

とりあえず長い間放置してしまったので待っててくれたお礼に、貝の身をあげながら撫でておいた




モミジの見た目は タヌキとキツネ のタヌキです
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